楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。


  ようこそ
 楽 笑 会
 




楽笑会 2016年

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月




(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)




12月の楽笑会

今月は6名+子どもさんが楽笑会に来て下さいました。

まずは「ミニ講座」で
「パセージ」テキストの右ページ「賞と勇気づけはどこが違うの?」(2章 8-R)を読みました。このページは、時々コースの中でも読むことがあります。JさんとSさんの対話がおもしろいですよね。私がこのページの中で一番気に入っているのは、「子どもがどういう行動をしているかとは関係なく、子どもを勇気づけることができるんだ。」というところです。子どもにどう声を掛ければ(あるいは、掛けなければ)、子どもに適切な信念も持ってもらえるかな、と考えることが大切なんですね。改めてしっかりと覚えておかないと、と思いました。

さて、ここで出た話題が、家族のためにご飯を作っても、家族が何も言ってくれない、勇気づけてくれない、というお話。
テキスト8-Rに出てくる夫さんは「お、すごいごちそうだね。こんなの作るのって大変だったろう。ありがとう。うれしいよ」って言ってくれてます。それに引き換え、うちの夫は・・・な~んて思っちゃいますよね。

こんな時どうすればいいかなと考えました。「夫さんがありがとうとか嬉しいとか言わないのは、照れているからかもしれない」とか、「こちらから、どう?って聞いてみる」とか、「今日の味は少し濃いかな?うすいかな?と具体的に聞いてみる」とか、「今日のはメッチャ美味しくできた!などと、自分で言ってみる」などの意見が出されました。

誰かに勇気づけてもらえればとても嬉しいけれど、それは「誰か」がいてくれないと不可能です。誰もいない時にはどうしましょう。--自分で、自分を勇気づけるという方法があります。「今日のはメッチャ美味しくできた!と言う」というのは、その一つですね。一人暮らしをしている友人が、以前「夜寝る前に、自分で自分の頭や肩や腕を撫でることにしている」と言っていたことがあります。なるほど、これも自己勇気づけの素敵な方法だなと思いました。

また、誰かが傍にいてくれる時なら、「○○と言ってほしい」とリクエストをしてもいいかもしれません。そんな、こっちから頼んで言ってもらっても嬉しくないわ、と思いますか? でも、頼んで言ってもらえるなら、何も言われないより嬉しいかもしれません (^_-)-☆。

さて、例会では、夫さんの朝の行動について、夫さんに頼んだのに引き受けてくれなかったことについて、仕事仲間に頼まれたことについて、夫さんと子どもとの関係について、子どもさんとのやり取りについて、など事例を出してくださいました。

エピソードを書いてから、まず自力で解決してみましょう、とお勧めしました。解決のヒントは、
「パセージ」の1章~4章の中から探してくださいとお願いしました。

子どもは「仲間だ」と感じてくれてたんだと気づいたメンバーさん(1-L)、もう少し丁寧な頼み方をすれば聞いてくれたと思うとおっしゃったメンバーさん(19-L、20-L)、やっぱり課題の分離かぁ、と改めて分かったメンバーさん(13-L)、相手のことをどう思っているかということと頼まれた仕事とは別のこととして捉えられたんだと気づいたメンバーさん(16-L)、メチャ負の注目をしていたから、まずは話を聴こうと決心されたメンバーさん(3-L、9-L、11-L) などなど、皆さんがテキストを繰りながら、解決策(解決へのヒント)を見つけていかれました。

いつも思います、
「パセージ」のテキストってすごいなって。長く学んでらっしゃるメンバーさんにも、初めての「パセージ」受講中!という初心者のメンバーさんにも、同じように解決への道を示してくれます。ありがたいですね。

皆さんの素敵な代替案を聞かせてもらって、とても嬉しかったです。ありがとうございました。


感想

 第4章までで、自分の出来事の解決法を見つけました。今
「パセージ」受講の人達はすらすら見つけたみたいですごいなあと思いました。最近本を見る事がなかったので、初心に戻りました。色んなお話が聞けて、良かったです。嫁との付き合い方も勉強になりました。ありがとうございました。(大阪:K)


 今
「パセージ」受講中です。例会で課題シートの記入。いつもかぜさんからのアドバイスを頼りにしていたので、「パセージ」テキストから 自分の解決方法を探すのが、初体験。勉強になりました。
私は 子どものお稽古付添いを、時間が読めないので共同の課題として欲しかったのに、主人は「タクシー代出すから帰ってこい」と。
それまでは腹が立ってましたが、考えてみて 私の時間のせわしなさを心配・解決へのセリフ と思えました。でもこの一言で そこまで気持ちを読み取れるかー?! 自分に対しても反省です。言葉足らずは勿体ないですね。
メンバーさんのご主人の『食事中の会話は 味わえないからイヤ』に、『理解できんわー』と話聞いてましたが、まさか自分で『ママ友ランチの時、味をほとんど感じてなかった!!』と実感していて、勝手にご主人に謝りたくなりました(笑)。
相手からの 自分自身の受け取り方・受け止め方で 自分を勇気づけることが出来ると知り、誰も当たり前と思ってる、夕食時の後片付けを毎日楽しく出来たらいいなーと 考えてみたいと思います。ありがとうございました。(大阪:H)


 今回は、ダンナから受ける(受けたと自分では思っている)勇気くじきについて相談しました。
お料理を作っても、美味しいとも言わないし、美味しそうに食べたりもしないし、黙って黙々と食べる姿を見て、お料理を作るテンションが上がらず、勇気をくじかれた気分になっていました。
実際に美味しくないのかもしれませんが、例え美味しくなくても、少しくらいは、作った甲斐をダンナから感じたいと思っていました。
みなさんからいろいろな意見をいただきましたが、ダンナは勇気くじきをしているのではなく、料理が不味いわけでもなく、想いを表現するのが照れくさいのかもしれないこと、ダンナと私の、食事や食事の摂り方に対する価値観が違うことが改めてわかりました。
また、今回の様に、相手から勇気くじきを受けた場合、自分への勇気づけを誰がするのか?の問いは、相手から勇気づけを貰おうとしていた自分に気づかせてくれました。
『自分で自分を勇気づける!』
そっかぁ!自分で勇気づければいいんだぁ?。
私の中にない感覚・言葉だったので、改めて認識させてもらえたことは、とてもよかったです。
これから自分で勇気づける方法を、身につけて行きたいと思いました。
ありがとうございました。(大阪:I)













11月の楽笑会

今月は3名の皆さんと一緒に、困っている問題について解決策を考えていきました。初めての方が参加してくださったので、自己紹介をしてウォーミングアップをしました。(「ミニ講座-右ページを読む」はお休みしました)

せっかく参加してくださったのだから、と初参加のメンバーさんに先輩たちがお勧めしてくださり、子どもさんのお話を聞きました。

4才の子どもさんのお話です。定期的にお医者さんに通っていて、何ヶ月かに1回血液検査をしているのだそうです。採血を嫌がって泣くので、どうやら、前もって子どもに知らせないようにする、というのがその医院の方針のようです。でも、採血の際、やはり痛いので子どもは泣くし、何とか採血をやり終えた後も、ぐずって大変だったのだそうです。

エピソードをホワイトボート(実はホワイトシート)に書いて、感情の確認をして、子どもさんの適切なところ、このメンバーさんの適切なところをみんなで探しました。どんなに泣いていても、最後にはちゃんと採血できました。つまり、しなければならないことはちゃんと分かっていたのですね。

だとすれば、いくら子どもだからって、医院に行っていきなり、何人もの看護婦さんに押さえ付けられ血を採られるのって、何だか嫌な感じです。

採血だけでなく、例えば予防注射だとか、歯医者へ通うことだとか、子どもが嫌がりそうなことは、親の判断だけで無理やり連れて行ったり、騙すようにして行ってみたり、あるいはご褒美でつってみたり・・・・・・したくなります。

でも、子どもには子どものタイミングもあるでしょう。子どもには子どもの覚悟もあるでしょう。ですから、ちゃんと話をして、子どものタイミングで、子どもの覚悟を待ってからにしたいものだと、改めて思いました。

このメンバーさんのお子さんは、夜お父さんに「今日、血を採るの、頑張ったで」と報告したのだそうです。だから、きっと、次には自分で覚悟を決めて採血に向かえると思います。

次に、子どもさんの高校受験のお話が出されました。もう一人のメンバーさんは、子どもさんが一人暮らしを望んでいると話されました。

どちらのお話も、子どもさんへの心配=親の愛情、のお話です。高校生活をうまくやれるのかという心配も、一人暮らしをうまくやれるのかという心配も、親心としてとても良く分かりますが、でも、どうなるかは実際にやってみないと分からないことです。どんなに予測を立てて、どんなに準備をしていても、絶対に大丈夫というわけにはいきません。むしろ、予測通りにはいかない、準備していたこととは違うことが起きる、というのが世の常のような気もします。

ですから、親にできることは、分かる範囲の情報を提供して、今子どもさんがやりたいこと、進みたい道を応援することだけかもしれません。そうして、もし上手く行けばラッキーだし、上手く行かなければ、その時に立ち止まって、寄り添って、次にどうすればいいか一緒に考えるのが一番のようです。

結局は、「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」と思えるように、子どもを勇気づけることなんだなと、改めてその大切さに気づきました。ありがとうございました。


感想

 
はじめての参加でしたが、あたたかくて、やわらかくて、居心地がいい空間でリラックスしてお話させてもらうことが出来ました。
 先輩方から娘への対応の仕方に困ったエピソードに、1人では絶対に得られなかった視点や捉え方をいくつも指摘していただいて、本当にハッとする思いでした。
 なかなかうまく対応が出来ずに 私はダメだ、ダメだと思う毎日でしたが、先輩方も学んでは元のやり方に戻り、またパッセージテキストを読み返したり、楽笑会に参加させて貰ったりしている と伺って、私も 何度でもやり直せる と前向きな気持ちになれました。
 次回は少し成長したと感じられるように、会の最後に やってみようと決めたことを実践します。(兵庫:H)


 小さいお子さんの困った相談でした。お子さんのいい所とメンバーさんのいい所を探していきました。なんかいい表情に変わった感じがしました。よかったです。子どもは小さい時子ども扱いする(わかってる)のでなく、平等に、横の関係で関わって行きたいです。大きくなっても同じですね。ありがとうございました。(大阪:K)













10月の楽笑会

今月は3名の方と一緒に、まずは
「パセージ」の右ページ「アドラー心理学ってなに?」(7-R)を読みました。アドラー先生は1870年生まれで1937年に亡くなった(明治3年~昭和12年)と書かれています。

テキストに
「彼は、世界から戦争をなくしたかったんだ。そのために体罰をやめろって言ったんだよ。」とあります。子どもに体罰を使うと、暴力を使えば人に言うことを聞かせられるんだと子どもが学んでしまう、そうすると国際間の問題も暴力で解決しよう(つまり戦争しよう)とするだろう、だから体罰反対、というわけです。

私たちがアドラー心理学で子育てをするのは、実は世界平和のためだったんだ!と、久々に思い出しました。目の前の子どもとどう付き合っていくかが、世界の平和につながっているなんて、壮大で、すごく素敵なことだと思いませんか。

さて、例会では、8月の土曜日版楽笑会で試した「ブレイクスルー・クエスチョンズ」をやってみることにしました。(土曜日版2016の8月も見て下さいね)

まず、ちょっと困ったエピソードを出します。それから、3つの質問をします。

1.子どもさんの(相手の)行動の適切な側面は何ですか?(エピソードの中からも探します)

2.この場面で、子どもさんに学んでほしいことは何ですか?(相手が大人の場合は、学んでほしいことより、相手に分かってほしいこと、理解してほしいこと、相手に伝えたいことを聞いてもいいかもしれません)

3.そのために、あなたにできることは何ですか?

実家のお母さんとのやり取りや、子どもさんが自分のできることまで親に頼んでくるので困るというエピソードなどが出されました。

そして、それぞれの話に対して、たった3つを質問するだけで、するすると問題が解けていって面白いなと思いました。

私も夫とのエピソードを出しました。改めて考えてみると、その時気づかなかった夫の適切な側面が見えてきました。すると、そんなに腹を立てるほどのことではなかったと思えてきました。突発的な出来事で、私も混乱し慌てていました。私が一番気にしていたのは何かということも分かりました。そして、私ができることとしては、もう少し落ち着いて、ゆっくりと対処しても良かったということでした。そうかぁ、怒りの感情は、すぐに対処しなければ…という焦りを行動に変えるために作り出されていたんだ!と、後から気づいたことでした。

私自身も3つの質問を体験できて嬉しかったです。ありがとうございました。


感想

 
アドラ―の子育ては、世界平和に繋がってるってすごいですね。イラっとしたエピソードを出して、ブレイクスル―クェスチョンズで、あっという間に解決しました。楽しかったです。(大阪:K)












9月の楽笑会

今月の楽笑会は、6名の方々と一緒に話をしました。今回も初めての方がお二人参加してくださいました。若いパパの参加も、とても嬉しかったです。ありがとう!!

今月「ミニ講座」で読んだのは、
6-R「厳しくしつけると」というページです。(ようやく2章に入りました!!)私が、一番印象深かったのは、「子育てをしていて怖いのは、子どもが、親の言うことからではなくて、親のすることから学んでしまうことです。」という文章でした。

ということは、いつも「子どもは何を学ぶかな?」という視点が大切だなと思うし、もっと言うと「私は子どもに何を学んでほしいんだろう」と考えていることが大切なんですね。

先月の土曜日版の楽笑会では「ブレイクスルー・クエスチョンズ」という質問を試してみました。その中にも「この場面で、子どもさんに学んでほしいことは何ですか?」という質問がありました。(詳しくは土曜日版2016の8月をご覧ください)

そして、
「パセージ」がお勧めしているのは、「1.私は能力がある、2.人々は私の仲間だ」ということを学んでほしいということでした。子どもたちがそう思えるように、勇気づけるということですね。

例会では、食器を割ってしまった時に夫さんに言われた言葉に腹が立ったという話、子どもの習い事に関する話、幼稚園から帰ってきたときに不適切な行動をする子どもの話について、みんなで対応を考えました。

相手の意図(もちろん良い意図ですね)は何だったのかなとか、相手がこのことについてどんなふうに考えていて、どう感じていて、どうしたいと思っているのか聞いてみることとか、その出来事から何を学んでもらいたいと思っているのかとか、・・・をポイントにして考えてみました。

不適切!!と思っていた行動の中にも適切な側面が見つかったり、下手な対応をしたなと思っていたけど案外良かったのかもしれないと思えたり、自分のカッときやすいポイントに気づいたり、・・・。みなさんのお蔭で、今回もステキな代替案が見つかりました。ありがとうございました。


感想

 
事例で初めての人から、相手のいい所、メンバーさんのいい所がたくさん出るので驚きました。いつも心がけているからでしようね。相手の言葉にマイナス感情が、出てくるのは、自分が大切にしている事に ふれると出てきます。根本的なライフスタイルを見つけて行きたいです。ありがとうございました。(大阪:K)


 2児のパパです。お母さんたちの集まりという事で少し緊張しましたが、とても話しやすい雰囲気でした。子育てやコミュニケーションは、学校で学ぶわけでもなく、正解があるわけでもないですが、具体的に困っていることを、みなさんの意見を聞いたり、心理学のプロから教えてもらえて、自分なりの解が見つかりました。大人の寺子屋みたいな感じで楽しめました。(大阪:H.M)


 初めての楽笑会。
アドラー心理学と出会って、2年半ですが、日常の何気ない生活の中で、判断基準の一つになってきています。そして、待ちに待った楽笑会に参加させていただきました。子育てが一段落している私ですが、お稽古を嫌がる園児さん、幼稚園から帰ると水筒、カバンを投げる子どもさんの事例等に対して、笑いありの中にもメンバーさん達が真剣に取り組む姿は、心地良い緊張感さえ感じられました。講座だけでは味わえない、楽笑会にまた、参加させていただきたいと思います。メンバーの皆さん温かく迎えてくださり有り難うございました。(大阪:S)


 今回も3歳の子どもの相談をしました。
 幼稚園から帰ってくると、決まって幼稚園バックや水筒、帽子を投げ、注意をすると、「壊れてもいい、使えなくなっていい」などと返答してくることを相談しました。
 最初は、物を大切にすることができない子なんだと思っていましたが、リーダーさんや他のメンバーの話を聞くうちに、そうではなく、幼稚園でがんばっている、だから帰ってきてホッとして、構って欲しいからそういうことをしているのかもしれないと視点を変えることができました。
 翌日(いつもは厳しく接する事が多いのですが)、いつもより帰ってきたことを喜び、いつもより優しい雰囲気で接すると、カバンや水筒、帽子をそーっと置いて私にアピールしてきました。その後も今のところはそーっと置いてくれています。
 子どものやることにばかり、表面的なことに目が向きがちですが、その中には子どもの意図、気持ちがあるんだと、改めて実感しました。ありがとうございました。(大阪:I)













8月の楽笑会

8月の楽笑会には、新しいメンバーさんが6名も来て下さいました!!久しぶりに来て下さった方もいらして、計12名の皆さんと一緒にワイワイとおしゃべりしました。多くの方が来て下さり、感謝しています。

「ミニ講座」では、
「パセージ」を知らない方々のために、まず1-L「子育ての二種類の目標」を読んでから、5-R「勇気づけってなに?」のページを読みました。

アドラー心理学では、叱らないで褒めないで、勇気づけようと習います。でも、子どもが上手に何かを作った時に、「わ~すごいねぇ、君は天才だね!」などと褒めたくなりますよね。「それは、ダメなんですか?」と質問をしてくださったメンバーさんがいらっしゃいました。

はい、それでは、やってみましょう・・・と、こんな時にはロールプレイをするに限ります。メンバーさん全員に子どもになっていただいて、「天才だね」という言葉を言ってもらいました。

そして「今の言い方をされて、自分は能力があると思った方は?・・・能力はちょっとないなと感じた方は?・・・どっちか良く分からないと思った方は?・・・」、そのあとで「お母さんは仲間だと思った方は?・・・仲間じゃないと感じた方は?・・・どっちか分からない方は?・・・」と尋ねてみました。

それぞれ手を挙げていただいたのですが、3分の1ずつに分かれたり、一方に偏ったり、あるいは、「良く分からない」という方が大半だったりと、同じ言葉をかけられても、人によって受け取り方が違うということが良く分かりました。

「天才だね」という言葉で勇気づけられる方もいらっしゃいます。でも、もっと「勇気づけ」の力の大きい言葉があれば、そちらを選びたいですよね。それで、他の言い方をみんなで考えてみました。

例えば、「前に作ったのと少し違うようだけど、どうやったの?」と聞いてみるとか、「これは何?と聞いて、そのあとでどうやって作ったの?」と聞いてみるなどのアイデアが出されました。

それぞれのアイデアについても、同じように「能力がある」と思えたか、「仲間だ」と感じられたかを確認していきました。

その後も、皆さんに少し困っていることを出していただきました。例えば、おやつの時間じゃないのにおやつを食べたいという子どもにどう言えばいいかとか、ゲームをやって負けた時にすごく落ち込んだ子どもにどう言えばいいかとか、問題が出来なくてイライラした子どもが他の子どもにひどいことを言った時に先生として言葉を掛けるとしたら?・・・などの事例についてみんなで考えました。

代替案を出してもらうたびにロールプレイをして、「能力がある」と思ったか、「仲間だ」と思ったかの確認をしていきました。そのたびに、皆さんが感じたそのままを正直に言ってくださいました。

子どもを勇気づけるのに、正解の言葉がけはありません。ただ、勇気づける力が大きいかどうかがあるだけです。同じ言葉でも、ある子どもにとっては勇気づけになり、ある子どもにとっては勇気くじきになります。また、同じ相手でも、ある日勇気づけに働いた言葉が、今日は勇気くじきになってしまうこともあります。

でも、こうやって仲間たちと一緒に、ひとつひとつ確認していくと、勇気づけの力が大きいかどうかが少しは分かってきます。そして、いくつかの代替案を持っていれば、次のチャンスに生かすことができますね。

そうやって、実験を繰り返していくことで、本当の勇気づけがどんなものかが、頭ではなく体で分かっていくのだと思います。今回もまた、仲間の力が大きいと改めて気づいた例会でした。ありがとうございました。


感想

 初めての楽笑会、とっても勉強になることばかりでした。ついつい目の前の「問題」だと思うことに気をとられがちになるけど、「能力」「仲間」を感じる接し方、その軸さえ常にブレずに今を生きられたら、「問題」は解決するんだろうなと思いました(^o^)
 北風さんのそれを支柱にした場づくりが素晴らしかったです。ママが「自分の固定概念」以外の考え方に触れて、何度でもシミュレーション&フィードバックを感じられる場所、失敗していい場所、とっても貴重です!
 ずっとこんな場所が気軽に行ける場所にあればいいな、と思っていたので、その1つの理想のかたちを見せていただきました。改めてありがとうございました。(大阪:T)


 丸くなって皆さんとお顔を付き合わせ、いろんなお話が出来てとても楽しく過ごせました。子育ての目標にいつももどることで、より相手に勇気づけできることばかけを、皆さんのアイデアで、あーでもなくこーでもないと考えて意見をだしあう真剣なところに、またまた自分自身が勇気づけされていました。
 何か不適切な行動を子どもがしてしまったとき、つい心配などのマイナスの感情で、過去のことや全く違うところでのストレスや周りの出来事と結びつけて、勝手に想像して原因追求してしまうことは、子どもにとってしない方が良いことがわかりました。
 まずは子どもに開いた質問をしなければと思いました。久しぶりの参加でしたが、とてもリラックスできました。ありがとうございました。(大阪:UH)


 初めての人が多くてびっくりでしたが、よかったです。初心に戻りました。ロールプレイをして、人それぞれ感じ方が違うのが、よくわかりました。正解はなく、丁寧に点検する事は、大切だと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 2回目の参加。メンバーさんが変わると雰囲気も違う。もちろん事例も 進め方も違っていたので、毎回伺っても やっぱり新鮮な気分になれるのが 分かる気がします。
 ロールプレイは、心に沁みました。対応の仕方はもちろん、口調や 声のトーンも、相手から 受ける ? 気持ちに入ってくる 印象が 全く違ってくる。私の子どもにはきっと、いつもグサグサとキツイ感情も思いも伝わり、申し訳ないなーと反省。「自分には能力がある」「仲間だと思う」と、相手に感じてもらう言葉がけ、勇気づけの 難しい事。私は、この事を思い出して対応する〝率〟を もっと高めたいです。常に意識したい!!
 小学中学年の将棋の話は、少し先の子どもの姿で イメージトレーニングしてました。自分で立ち直ろうとする姿を〝感情をコントロールする練習中〟と、思って 親として支えたいなーと思いました
 〝おやつ三原則〟は、是非使いたい言葉です。我が家は、座る ? お茶 ? お皿 と、全て常にやれてるのですが、子どもに一言で伝わりやすい! 子育ての先輩から学べるのも 嬉しいです。(大阪:HY)


 今回はワークの中で、その対応や声かけに、相手は自分には能力があると感じるか、仲間であると感じるかを、各々の感覚で確認する作業がありました。
 その中で、わたしがいつも対応している様子を再現したときに、かぜさんから「もう少し柔らかく言うほうがいいかな」と言われた時に、ドキっとしました。
 毎日こどもに対応している中で、どこか「仲間である」感覚が自分の中で感じられなかったんですが、その理由がわかったんです。
 穏やかに対応しているつもりが、心の中に怒りやイライラがいっぱいあったことに気がつきました。それが対応を再現したときにも表れてたんだと思います。
 振り返れば、「こんな時に面倒だな」とか、「何回も同じこと言わせないで」とか、心の中で思いながら対応していました。これからはもう少し「仲間」を感じながら対応できそうです。今回の気づきは大きかっです。ありがとうございました。
 それから、、、参加されるメンバーが違うと、楽笑会の雰囲気も変わりますね。その変化も楽しかったです。また来月もよろしくお願いします。(大阪:I)


 数か月前にアドラーを知り、「褒めて育てる」が自分の周りに当たり前のように浸透している中、叱らないし褒めないというのが、目からうろこで興味を惹かれ、たくさんのご縁が重なり、今回初めて参加させていただきました。
 10名ほどの参加者みなさんの、実際にあった子どもとのコミュニケーションを事例に「この声掛けは○○だと思う人?」「■■だと思う人?」と挙手をすると、同じ答えに全員が挙手する事はなく、みんなバラバラ。
 みんな受け取り方が違うのだなあ。答えはひとつじゃないんだ。というのが本当に目の前で実感できました。
 最後に全員順番に、子どもの良い所を(「でも、、」は無しで笑)発表したのですが、そのまま帰宅し、家族と留守番してくれた我が子を見ると、良い所ばかりが目について、ますます好きになりました。
 北風さん、私の悩み事を聞いてくれた参加者のみなさん、ありがとうございました。(大阪:N)













7月の楽笑会

7月の楽笑会には9名の方が参加してくださいました。今月は、初めての方がお二人いらっしゃいました。初参加の方が来て下さるのは、本当に嬉しいことです。お友だちに楽笑会を紹介してくださるメンバーさんたちにも感謝です!!

「ミニ講座」で読んだのは、
4-R「行動の目的にはどんなものがあるか」でした。ここには、子どもの行動の目的がどのように変化していくかが書いてあります。『まとめると、1.適切な行動で注目関心を引く 2.不適切な行動で注目関心を引く 3.権力争い 4.復讐 5.無能力を誇示する という5つの段階があるわけです。』

「パセージ」
では、最初の2つの段階の子どもたちへの対応の仕方を学びます。4の復讐や5の無能力を誇示するという段階まで進むと専門家の力を借りなければならなくなりますから、そこへ行く前に、関係を改善できるようにしたいです。

そのためには、いつも「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」という信念を子どもが持つように勇気づけていく必要がありますね。こうやって楽笑会で皆さんと話をしながら、それぞれに合った勇気づけの方法を学んでいるのだと思っています。一朝一夕に身につかないかもしれませんが、長い時間をかけてゆっくりじっくり身に染み込んでいくといいなと思います。

例会では、小学校中学年の子どもさんの宿題について、保育園の先生の同僚との付き合いについて、子ども夫婦と自分の母親との関係について、子どもと夫の関係について、などの事例を出してくださいました。

共通していたのは、出てくる登場人物が一人ではなかったということでした。「私と子ども」、「私とパートナー」、「私と親」など、登場人物が一人の時には、比較的問題が解きやすいのですが、それが複数になってくると頭が混乱して、何をどう解決していいのかが見えにくくなります。

そんな時にお勧めなのが、登場人物の中の誰か一人だけに焦点を当てて、まずはその人との関係だけを考えてみることです。そうすれば、その人をどうやったら勇気づけられるのか、その人はどんな適切な行動をしているのか、が考えやすくなります。その時には、第3、第4の登場人物のことは、一旦横に置いておきます。

これもある種の「課題の分離」なのですが、私たちは、ついあっちもこっちも上手く行ってほしいと思ってしまって、結局あちらを立てればこちらが立たず、という状況になりがちです。

そして、思い出すと便利なのが、
「パセージ」のテキスト32-Rに描いてある図です。私とAさんとBさんの三角形の図です。「私とAさん」「私とBさん」の部分は、共同の課題にできるけれど、「AさんとBさん」の部分は共同の課題にできない、ということでした。

そうやって頭を整理すると、ずいぶんすっきりと解決への道が見えてくるような気がします。そういう事例をいくつも出していただけて、とても勉強になりました。ありがとうございました。


感想

 遠くから来られてる若いお母さん達の熱心さに、パワーを感じました。事例を出させてもらい、悩んでた事が課題の分離とわかり、腑に落ちました。メンバーさんから、色々言ってもらい、気持ちが楽になりました。早速母に電話して私が実家に行く事になりました。また。反省する事なく次がんばろうと言う言葉にも勇気づけられました。ありがとうございました。(大阪:K)


 今回は3歳の子どもとだんなとのやりとりに違和感を感じたことを相談させてもらいました。(だんなの仕事中、構ってほしさから子どもが携帯を投げ、だんながキツく怒ったが、しばらくしてだんなが子どもに謝り、仲直りした)
 みなさんからのお話で、、、
* 2人のやりとりのいい部分に注目せずに、私が勝手に悪いと判断し、その部分だけに注目しがちな自分がいること。
* 2人のやりとりについて、それぞれがどんな風に思ったのかは、聞いてみないと、私が思った通りではないかもしれないこと。
* 私が介入して、そのことについてだんなと話をすると、だんなに勇気くじきをしてしまう恐れがあること。
* そのことについて何か聞きたい時に、「なんで?」と聞くとだんなが責められていると感じる恐れがあること。
* ほかにも、集中すると子どもの声が聞こえなくなる人もいる、仕事などで構ってやれない時は子どもに目で見てわかるような物を用意する
などのアドバイスもいただきました。
 いつもひとりでは気づかないことに気づかせてもらっています。ありがとうございました。(大阪:I)


 初めて参加させて頂き、色々勉強になりました。恥ずかしながら、アドラー・楽育共に存在を知って短く、楽育・楽笑会カレンダーには毎日触れていたので、課題の分離、開いた質問 など、全く分からない単語はなく、とりあえずほっとしました。
 みなさんそれぞれ 解決したい・悩みの事案があって、どう対応すればよかったのかとか、もやもやした気持ちなど、自分の内面にも気づいておられる。振り返って、メンバーさんの前でそのことを口に出せる事も すごいと思いました。私は何気に毎日を過ごしてるわー と情けなくなりました。
 叱る・ほめるではなく“勇気づけ”。どんな理解をしているのか、どう思っているのか聞いて、言葉にまとめる。何かあった時「どうしたかったの?」と相手に尋ねてみたいです。“優しい気持ち”で。
 ますます早く
「パセージ」を学びたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(大阪:H)


 いつもありがとうございます。
 今回もたくさんの人たちと、たくさんの学びと楽しい時間を共有できました!ありがとうございました。
 複数の対人関係をシンプルに丁寧に一対一にしていく、そして話している人が複雑にしているのは私だと気づく瞬間がある。
 洋子さんの質問。毎回勉強になります!悩んでしまった時には対人関係を複数にしてしまっているのでは?と考える癖をつけたいと思います。ありがとうございました。(兵庫:O)













6月の楽笑会

今月もたくさんの方(10名+赤ちゃん)が参加してくださいました!若いお母さんからベテランの方々まで、いろいろな方の意見が出される中で、グループの「良さ・力(パーソナルストレンクス?)」を実感できて嬉しかったです。

ミニ講座で読んだのは
3-R『親が変わらないと子は変わらない』のページです。ここに、親と子の悪循環の図があります。子どもの不適切な行動に親が注目を与えるとその子の行動は続く、という図です。「パセージ」を学び始めた時に、私がまずへえ~と思ったのがこの考え方でした。子どもは、注意しないと(あるいは叱らないと)不適切な行動をやめないと思っていたのに、注意するからやめなかったのね、と。

それでも注意し続けたいと思うのはどうしてなんだろう?と考えました。きっと自分が楽だからかなぁ。それとも、大人としての責任を果たした気になるからかなぁ。・・・いろいと理由(=目的)がありそうです。

例会では、皆さんからエピソードをいただいて、いくつか解決策を考えていきました。子どもが毎日不適切な行動をするけれど、どう考えればいいのだろう?・・・とか、子どもがお手伝いをしてくれるけれど、そのやり方が親の好みに合わなかったとき、子どもにどう言おうかしら?・・・とか、子どもが自分の課題を手伝ってほしいと頼んできたとき、どこまで手伝ったらいいのかな?…とか、しないと約束したのに、また同じ不適切な行動をしたら、どう伝えたらいいかしら?・・・とか、ネットを繋げてゲームをしたいと言い出した子どもさんとどう付き合えばいいのだろう?…とか。

それぞれ、メンバーさんの話を皆さんが丁寧に聴いてくださり、うちの場合はこうだったよとか、こういうことも考えられるのでは?とか、勇気づけの言葉や代替案をたくさん出してくださいました。

エピソードを出してくださったメンバーさんはもちろん、そのほかの皆さん達にとっても学びがたくさんありました。私も、改めて不適切な行動にどう対処するかとか、課題をどう分離して、どう共同の課題にすればいいかなど、復習ができてうれしかったです。ありがとうございました。


感想

 今回も、3歳の子どもについて事例を出させてもらいました。
日々の子どもとの関係の中で、結果にこだわり「たのしくやる!」ことがおざなりになっていることに気がつきました。みなさんからのアドバイスは、自分では考えが及ばないところに、気付かせてもらえます。
また他の方の事例で、学校に行きづらいこと、ネット利用のことなど、3歳の子どもが成長し、これから経験するかもしれない事例を聞くのは、あらかじめの親の心積もりの点ではとても勉強になりました。
今回も、いろんな方の事例、ベテラン先輩のお話に「へぇ~!ほぉ~!!」の世界でした。ありがとうございました。(大阪:I)


 11人と赤ちゃん一人のにぎやかな会で、とても楽しく過ごすことができました。ベテランの方の勇気づけすごいですね。気づかぬところまで丁ねいにたくさんの勇気づけの言葉を連発。グループワークの醍醐味を感じました。とってもあったかい気持ちになりますね。
私も思わぬ展開でたくさん勇気づけていただき本当に感謝です。もっとパパも子育て楽しく参加してほしいなと思いました。そういう私も長男長女の時には、子育ては学ぶものではないと決めつけていましたから、人のことは言えませんね。
早速子どもが帰ってきてズボンを脱ぎ去ったので、「ズボンと洗濯ってどうなったんやったかな?」と優しくたずねたところ、「パパが居ない時だけやろ」と返され、「そうなんや」と私は言って私がズボンを片付けました。こういうやり取りも感情が振れずに対応できるようになったのは成長ですよね?私が居ない時が楽しみです。期待はしていませんよ(笑)
今日の私のツボだったのは解決してそうに見えた人に、さしあたって解決したいことはありますか?と洋子さんが聞かれたことでした。解決しているのに、さらにさしあたって解決したいことはありますか?聞くと出てくるんですね!?
最近は思考と行動について思うところがあり、考えたことをすぐに行動するトレーニングをしています。思いの外やらない理由を見つけては先送りしていることが多いですね。そして感情が行動を邪魔していることも多い。冷静に感情をありのままに表現できている時の方が、早くより良い選択ができすぐに行動できるようです。
月に一度のこの楽笑会は、今の私にとって本当に楽しみなんです。また土曜は予定が入っていることが多く、でも行ける時には参加したいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(兵庫:O)


 私の3才の子どもの「不適切な行動」は私の気を引きたい、注目してほしいためで、わざとしているとばかり思っていました。それを、「不適切な行動であることを知らない」と教えてもらったときはびっくりしました。
「またいらないことをして」とばかり思って、腹を立てていました。まだ3才だから知らない分からないことが沢山あるのに、そう思っていなかった自分にとても反省しました。また、「『不適切な行動であることを知らない』と考えるほうが楽よ」と、教えられたこともとても勉強になりました。
これからは、先に「知らなかったのかなぁ」と考えようと思いました。先輩がたの意見はすごいですね。
また、「親が変わらないと子は変わらないと」いう言葉はとても印象的で、家の冷蔵庫に貼っているホワイトボードに書きました。
2度目の参加でしたけど、とても勉強になりました。また来月もよろしくお願いします。ありがとうございました。(大阪:KM)


 感想
○衣服のたたみ直しについて・・・・責め心でなく「これはこうするんだよ」と教える気持ちならうまくいくのでないか?という意見に納得しました。私も保育所で子どもの不適切な行動がとても気になるのですが、静かに座って話を聞く時にできない子に対して、私にとっては「注目しない」がなかなかできないので「今は静かにする時よ」とサラッと教える気持ちならいいのでないかと思え、今、そうして話しかけています。
〇ハー ドルを下げてみる・・・・次の行動をと求める時、「ハードルを下げて」の視点がとてもすばらしく、今後に向けてとてもうれしい思いになりました。
〇ズボンの話で、相手の課題であったとしても、依頼されたら「受ける」という理由はどういうことから「ことわらない」のかを私はわかっていないのですが、温かさがわく感じがあります。もう少し自分で納得したいです。
〇ゲームの件での子どもへの支援が「彼女なりの人生を選んで良い選択をしていくだろう」「信頼できる人になる・いい関係をつないでいく」に繋がる話し合いに参加できたことがとても有難いなと思いました。
以上です。ありがとうございました 。(大阪:Y)


 連続して参加すると事例を出してくださった方がその後を語って下さるので学びが深まります。「へーそうなったんだ。おもしろーい!」がたくさんありました。
子どもの問題行動に関するお母さんの認識とお父さんの認識がちがうかもしれない、ということに気づかれて、実際に話してみられた方が相手を否定せずに自分の考えや懸念をていねいに話されていたのがとても印象に残りました。
もうひとつは3歳の子どもが洗面所で手を洗うついでに頭を洗ったりはさみで服を切ってしまったという事例です。お母さんにとってはものすごく困ったことだけどその子の得意げな顔や興味津々な表情を想像してほほえましく聞いてしまいました。私は祖母としての子育て参加なので現役のお母さん、お父さんたちの一生懸命さが伝わってきます。
私が出したのはソファでピョンピョン飛び跳ねる5歳の孫に切れるという事例でした。孫がばぁばの怒りをものともせずに冷静に「なんでソファがこわれるの」と尋ねてくれたので権力闘争にならずにふつうに話し合いができたことと、その後はピョンピョンしてないことがわかりました。5歳の子に「お行儀悪いから」はわかりにくく「ソファがこわれるから」はわかりやすいということも気づくことができました。(大阪:MH)













5月の楽笑会

5月の楽笑会は、結構雨が降っていたのですが、9名(+可愛らしい赤ちゃん)の方々が参加してくださいました。ありがとうございました。

まずは「ミニ講座」で
「パセージ」のテキストを読みました。今月は2-R「行動の目的を考えよう」です。きょうだい喧嘩の例が書いてあります。そして「目的を尋ねると、多くの場合は解決策につながるのです。」と。

「確かに、そうですね」とおっしゃって、一人のメンバーさんがお孫さんとのやり取りを話してくださいました。喧嘩をしたときもそうですが、大人から見て、不適切な行動をしたなと思った時も、「○○したかったんだよね」と、相手の目的を推測して尋ねてみると、相手も話がしやすくなるだろうと思います。それから、その目的を達成するためにどうすればよかったか相談できればいいなと思います。具体的なエピソードを話してくださったので理解しやすかったです!貴重なエピソードをありがとうございました。

例会では、いつものようにエピソードをシートに書いてから、解決策を話し合いました。いろいろな事例を出してくださったのですが、例えば、子どもが親戚や近所の人に叱られているのを目にした時、親は叱ってもらえて良かったなと思ったり、そんなふうに叱るのは理不尽だわと思ったりということが起こります。もし、理不尽だわと思った時にはどうしましょう?相手に「理不尽だ」と言いに行きますか?ーーいえいえ、
「パセージ」では、課題の分離がお勧めでしたね。

でも、子どもが勇気をくじかれているのではないかと心配するお母さんの気持ちも分かります。では、この出来事から子どもは何を学んだかを考えてみるのはどうでしょうか。あるいは、母としてこの出来事から何を学んでほしいかを考えてみるのも一つです。

「パセージ」の一番のお勧めは、「子どもの話を聴く」でした。子どもは、その時どんなことを思ったのか、どんな気持ちになったのか、そして、これからどうしようと思ったのか。子どもさんの年齢によっては、「何を学びましたか?」と聞いてもいいかもしれません。

他にも、子どもが失敗した時、子どもが自分の課題を放り出している時、子どもが間違った手段で目的を達しようとした時、子どもが不適切な行動をしている時・・・などなど、いろいろな場面で、この「話を聴く」は使えますね。「話を聴く」ことで子どもが勇気づけられ、適切な信念(能力がある、人々は仲間だ)を持てるようになるといいですね。

今月も皆さんがいろいろなエピソードを出してくださって、また、いろいろな経験談やさまざまな角度からの意見を聞かせて下さって、解決策やそのヒントを得ることができました。ありがとうございました。


感想

 子どもに何を学んでほしいかを言葉にして意識することの大切さを学びました。うまくいったと思っていても学んでほしくないことを学んでしまってることもあるからです。
子どもが暴力で解決しようとしてるときは「まずい」とわかるのですが、「ごめんなさい、次からちゃんとするから」と言って同じことを繰り返してる場合は適切な行動をしていると思ってしまって見過ごしがちになることを学びました。
私の出した事例では「こぼしてしまった後始末をみんなで協力してできた」けれど「こぼさない工夫を学んでほしい」は意識できてなかったと気づきました。「人々は仲間だ」だけでなく「私には能力がある」も意識しようと思いました。いろんな人の事例でたくさんの学びがありました。(大阪:MH)


 今日は初めて参加させて頂いてありがとうございました。
「楽育サークル★えがおの風」*と比べて、より深くレベルが高いなぁと思いました!参加者の方たちのお話もとても勉強になりました。
「原因を聞くより目的を聞く」ことのなかで、「どうしたかったの?」の言葉が印象に残りました。家に帰って早速 子どもに使ってみました。
今日の楽笑会に参加して、私もぜひ
「パセージ」を学びたいと思いました!今日はありがとうございました(^O^) (大阪:KM)


 楽笑会は、いつも参加している「楽育サークル★えがおの風」*とは違い、色んな年代の、色んな方の事例が聞けて、ベテランのみなさんのアドバイスに『はぁ?、ほぉ?』と感心するばかりでした。
今回は、3歳のこどもがだんなを噛むことについて話したのですが、こどもの行動についての認識が、私とだんなとでは違うのかもとの指摘がありました。
普段一緒にいる分、だんなも自分と同じように思っていると考えがちでしたが、言われてみたら、特に話しあったわけでもなく、ズレている部分が確かにある!と気づきました。早速、帰って来ただんなと認識についての話しをしました。
概ねのところは同じ考えでしたが、細かいところでは違うことがわかり、こどもに対する対応に、ちょっとした違和感を感じていた理由がわかったような気がしました。
当たり前なことだけど、とても重要なことを教えて、気づかせてもらい、ありがとうございました。また次も参加させてください。よろしくお願いします。(大阪:I)

(* 「楽育サークル★えがおの風」というのは、高槻市で月に1回行なっている楽育ママ講座の自助グループのことです。「楽育サークル★えがおの風」についてのお問合せは北風までを)


 3才からおばあちゃんまでの幅の広いエピソードは、とても実りあり、よかったです。私は帰って夫に娘が気になってる、明日でも行ってくれないか、と言われ、少し冷静に私の気持ちが言えました。頼まれた事だけしようと。また、 5才の子に選択肢を出して、勇気づけには、感動しました。楽しかったです。(大阪:KY)


 感想です。
・「ケンカの時、引き離して、「2人で解決しなさい」の解決方法は、ずっとケンカの間に入ってお互いの思いを聴いていたので、すっきりしませんでしたが、「2-R」(行動の目的を考えよう)の方法なら私も意識してやっていけそうだと思いました。
・滋賀から参加されていた、隣が姑宅で5歳の子どもさんのおられる方の事例の会議にずっとご一緒できたら、私も沢山の事を学べるだろうと思いました。
・話を聴く時、①考え②感情③意思の聴き方がとても明快でした。
・私が誰かと話して いるとき、相手の人が勇気づけられてはいないような気がするので、振り返って見直して発言していきたいです。
ありがとうございました。(大阪:Y)


 5月楽笑会の感想です。
ゴールデンウィーク明け、そして雨にもかかわらず、遠方からも数名来られ、沢山のアドラーの仲間にお会いすることができ、とても楽しい時間になりました。
はじめてお会いする方も多かったのですが、洋子さんのナビのもと部屋の中は、先輩方々のあたたかい言葉で包まれるような空気感に満ちていました。
私も少しずつですが、アドラーを実践できつつあるのかな?と感じながらも、やはり
「パセージ」に照らし合わせると、まだまだ丁寧にできるところがあると、気づかせていただき感謝です。一人ではいい気になってしまうところでした(笑)
昨年のスケジュールを見ていると、6月が初めての楽笑会の参加でした。50才の手習いとても学びの多い一年になりました。本当にありがとうございます。ではまた6月楽しみにしています。(兵庫:O)













4月の楽笑会

4月の楽笑会は5人の皆さんと一緒に例会をしました。今月は、すごく久しぶりの方が参加してくださり、嬉しかったです。

今月はあるメンバーさんが子どもさんのことで心配していることがあると言ってお話を出してくださいました。

子どもさんが大きくなると、だんだん親の手を離れていきます。それはそれで嬉しいことなのですが、今まで子どもの生活のすべてを把握していた親にとっては、心配が増えることもあります。どんな友達とどんなところへ行っているのだろうか。学校(あるいは仕事場)で困っていることはないのだろうか。ストレスはないのだろうか。身体は大丈夫だろうか。悩みはないのだろうか。・・・心配し始めるとキリがありません。

これらの心配は、子どものことについて良く分からない(情報が少ない)から、わきおこってくるものかもしれません。だからといって、「どうなの?」と子どもに聞いたところで、「別に」とそっけない返事しか返ってこないことも多いものです。

話を出してくださったメンバーさんもそのようでした。既に就職している子どもさんです。普段は寮に住んでいて、週に一度程度帰宅されるのだそうですが、なんだか元気がないし、顔も暗いように思えます。仕事がきついらしいことも分かっているから、なおさら心配です。話をしたいと思うけれど、話す機会もあまりなく、詳しい話をしてくれるわけでもありません。

他のメンバーさんたちにも協力願って、いろいろ質問をしてみると、息子さんは必ず家には帰って来られるそうです。なぜ、帰ってくるのでしょうね。きっと、居心地の良い家だからなのでしょう。きっと「くつろぎに」帰ってくるのでしょう。何も話さなくても、一緒にご飯を食べなくても、居心地がいいから、安心できるから、お母さんの前だから、疲れた顔もしていられるのじゃないかなぁ、とあるメンバーさんがおっしゃいます。

そんな話をしているうちに、メンバーさんの顔も明るくなってきました。少ない情報から、心配のタネをたくさん集めて、妄想たくましくなっていたのだと気づかれたようです。

「子どもを心配する」というのは、親の仕事のようなものだと思っています。子どもが小さい時はもちろんですが、子どもが成人しても、子どもが親になっても、子どもが老人になっても、親は親、やはりあれこれ心配のタネはつきないようです。

でも、本当は「この子は大丈夫」って、親は分かっているんですよね。時々それを忘れてしまって、慌てるのかもしれません。そんな時には、仲間たちに、「大丈夫」の所に光を当ててもらって、思い出すのを助けてもらうのがいいですね。自分一人では、なかなか思い出せないものですから。

Mさん、温かいお話をありがとうございました。そして、いろいろな角度から、Mさんのお話に「大丈夫」の光を当てて下さった他のメンバーさんたちにも感謝します。ありがとうございました。


感想

 事例を聞いてると、同じようにしてるなあと思いました。不安な時には、あれこれ親の影響が悪かったとか考え、落ち込んでしまいます。そこそこの親でいいんですね。勇気づけられました。心配がふくらむ時、今までに出来た事を考えて、自己解決して行こうと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 Mさんの息子さんとの直近のお悩み相談。どうやってひもとくのか?
私自身も真剣にMさんの話も伺い、教えてもらった通り相槌を練習しながら(笑)、興味津々でした。
そして、Mさんが気づいて、ご本人がそれを言葉として出すまで、根気よく質問する手順の丁寧さは、いつもながら学びが多い会になりました。ご本人が気づいて言葉にすることができたら、徐々にご本人が変化することはできるとは思うのですが、家族という相対する人を変えることなく
「パセージ」の教えを継続し実践できるのか?そんな思いが交錯します。
やはり私がやりはじめるしかないのですよね! そのためにはどうしても学び続ける仲間が必要です。 今後とも学び続けて失敗を繰り返しながら仲間とともにアドラーを日常として実践できるようになりたいと思います。(兵庫:O)


 ♪楽笑会の後 息子は2回帰って来ました。楽笑会での「家はくつろぐところ」「個人情報は見ても 幸せにはならない」とアドバイスを頂き、息子の顔を見ても 肩の力もはいらず、くつろぎに帰ってきてるんやなぁ~と優しく迎える事ができました。
今までは、負の注目し壮大な妄想をし、そのなかで対処方法を考える。 なんてアホな事でしょう(笑) 正の注目と優しくキッパリを忘れずに過ごしてみます。ありがとうございました♪(大阪:M)













3月の楽笑会

今月は6名の皆さんが参加してくださいました。先月お知らせしていたように、「ミニ講座」で
「パセージ」のテキストの右ページを読むことにしました。とりあえずは1-R「なぜ旧来の育児ではだめなのか」からです。

私自身は、
「パセージ」のコースをする際、左ページだけでなく右ページもひと通り読んでからコースを進めることにしています。ですが、右ページに関しては、コース中によく読むページとあまり読まないページとがあります。(全く私の個人的な好みです)

この1-Rは、今までのコースの中で、1度も読んだことがありませんでした。楽笑会のメンバーさんたちの中にも「初めて読んだ~!」という方から、「家では右ページをよく読んでいました」という方までいろいろでした。

とりあえずみんなで一緒に読んでから、感想や意見や思い出したエピソードなどを伺いました。「確かに、私たちの子どもは親が住んでいた土地とは別の場所で暮らしてるなぁ」という感想が出ました。子どもたちどころか、私たち自身も、親が育った場所とは違う場所に住んでいます(それも、私も含め全員がそうでした!)。

それから、「ここにはこう書いてあるけれど、日本が昔から大切にしてきた考え方の中には子どもたちに伝えていきたいものもあるよね」という意見も出されました。確かにそうですね。(このことに関係することは、
「パセージ・プラス」に出てきます!!)

私自身は、
「日本では「子宝」などといって、子どもをとても大切にそだてました」という部分が大好きです。今もそうやって子どもたちを大切に育てられたらいいなと思います。皆さんも是非、右ページを開いてみてください。

さて、例会では、自分のエピソードを
「パセージ」のテキスト2章で点検をしました。相手が適切な行動をしている時、それは罰を恐れてだろうか、賞を求めてだろうか、それとも適切な信念にもとづいてなんだろうか、と考えてみるとどうでしょう?

あるいは、10-R(勇気づけと勇気くじき)の表を見ながら、自分がした対応で、相手が勇気づけられただろうか、それともくじかれただろうか、と点検してみると、いろんなことが分かってきたりしました。

テキストを丁寧に読みながら、点検をすることができて良かったです。ありがとうございました。


感想

 2章を使って自力解決しました。みんなの解決を聞くと、とても勉強になります。 10-R(勇気づけと勇気くじき)の表を忘れて、勇気くじきをやっていた事に気付きました。 私が決めるのではなく、夫にどうすると聞いて見ようと思いました。 (大阪:K)


 いつもながら、MさんのポジティブさとKさんの慎重さのバランスは絶妙で素敵ですね(笑)。長年のお付き合いの賜物でしょうか?これは私だけの主観でしょうか?
前回も書きましたが、洋子さんのていねいに話を聞いて点検する姿は、本当に学びが多いなと感じるのです。日常、多くの情報が氾濫していて、そのスピードに圧倒され、ややもすればやっつけ的な言葉や態度を取ってしまいそうになります。特に家族に対してそうなりやすいなと・・・。そういう時に月に一度でもていねいに人に接している姿を見ているだけで、我に返ることができます。
今年は私も『ていねい』さをテーマに毎日を積み重ねていこうと決心しました。ありがとうございます。(兵庫:O)


 今週もありがとうございました。相手の信念、いい意図は頭ではわかっていても、リビングにあふれでてきている書類の山を見ると陰性感情爆発です。これは本当はわかってないと言うことですね(T_T)。毎日働いてお給料を入れてくれる諭吉さまだと思って、マイナスを少しフラットに持っていき、また次の日の朝、陰性に振れてと言った繰り返しをしてます。私に見えないようにしてほしいと思い一部屋あげたのですが、そこも飽和状態…。諭吉さまが束ならもう少しブラスに持っていけるのになぁと思いながら、今朝も掃除機かけています。あとK夫妻のお話も我が家のようでした。周りの人は何も言わなくても私の気持ちをくんで、気持ちよく思い通りに動いてほしいというライフスタイルなので、主人が付き合ってくれるのに文句言いながらだと、もういいわっと思っています。付き合ってくれてありがとうと切り替えなければいけませんね。書いてみて相変わらすすごいライフスタイルですよね(* ̄ー ̄)また来月もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(兵庫:M)













2月の楽笑会

今月は8名の皆さんと一緒に
「パセージ」4-L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」を使って考えていきました。

最近のエピソードについて課題シート風に書いていただいて発表してから、相手はどんな情況の時にその行動をするのか、それに対して私は今までどう対応してきたか、その対応の効果はどうだったか点検してみます。

もう、その時点で、あぁ~~、と気づかれるメンバーさんがいらっしゃいます。相手の適切な行動に気づいたメンバーさん。自分の適切に気づいたメンバーさん。相手が問題だと思っていたら問題なのは私の方かも?と分かってきたメンバーさん。相手の普段の行動が自分の好みに合わなかったから、今の行動も不適切に見えたのかもしれないと振り返れたメンバーさん。ここは課題の分離をしなければならないと分かっているけれど、自分の不安をどう解決すればいいかと、自分自身の課題に目を向けているメンバーさん。・・・などなど、今回も素敵な振り返りができたと思います。

不適切な行動には注目せず、同時に適切な行動には注目し、関係が良ければ今後どうすればいいか話し合う、とテキストには簡単そうに書いてありますが、一人ではなかなか難しそうです。でも、こうやって仲間たちと一緒に考えてみると、いろいろなことに気づきやすいですね。

そして、ほとんどの場合、皆さんがご自分の力で解決策を見つけられるのを見ていると、それだけで私が勇気づけられるのだなぁと、つくづく感じた例会でした。ありがとうございました。

来月からミニ講座で
「パセージ」のテキストの右ページを読みながらおしゃべりしようと思っています。お時間のある方は10時30分までにいらしてください。お待ちしています。


感想

 たくさんの方が集まり、とてもにぎやかな会でしたね。それぞれの方のエピソードで学びや気づきがあるのがグループワークの楽しいところ。今日一番の気づきは、次男に対する育児の私の領域でした。自分の在り方を、次男に押しつけようとしていました。長男がそれを修正してくれていたのに、私が正しいと権力争いをしかけていたのだと気づくことができました。選ぶのは次男ですよね。危ういところでした。ありがとうございます。皆さんに?一言ずつアドバイスをいただけたことが何よりも勇気をいただけました。?その場で皆さんに素直に感謝できなかったところはまだまだです。(兵庫:O)


 久しぶりの楽笑会参加でしたが、メンバー皆さんのおかげでユーモア溢れる楽しい時が過ごせました。事例は家族と買い物についてお話を聞いていただきました。楽しい買い物のはずが、突如予定外の買い物を相談され、買う、買わないで意見が分かれ険悪な雰囲気になった話です。自分の意見を相手にはっきり言葉にして伝えてみる事と具体的な妥協案を提案してみるアドバイスをいただきました。妥協案は自分では思いつかなかったので提案いただけて良かったです。帰宅後、早速妥協案を提示してみると良い雰囲気で話ができました。あと、北風さんに相手の適切だと思うところはどこですかと質問されて、私が不適切と思い込んでいるだけで、相手は適切な行動しているなぁとハッとしました。正の注目を見過ごしがちなので意識していけたら、意見が違う時も仲間として認め合うことができるかなと感じました。今回も有難うございました。(兵庫:M)


 みんなのエピソードが4Lのどんな状況の時にその行動をするのか、どんな対応していたか、対応の効果について、チェックしたら、解決して行くので、すごいと思いました。話し方で声のトーンを変えると伝わり方が違うのは、やってみようと思いました。楽しかったです。楽育の素敵なカレンダーもありがとうございました。(大阪:K)













1月の楽笑会

今月の楽笑会には3名の方がいらしてくださいました。まずは、ミニ講座でお雑煮についての話を伺いました。

お雑煮はその地域によって、また、その家庭によって、さまざまな特徴があります。皆さんが子どもの頃に食べていたのはどんなお雑煮でしたか?父方のおじいちゃんの家ではどうでしたか?母方のおばあちゃんの家ではいかがでしたか?今のパートナーさんのご実家のお雑煮はどうですか?

* お出汁はおすましでしょうか?白味噌ですか?それとも普通のみそ汁?
* お餅は丸いですか?四角いですか?焼きますか?焼きませんか?
* 具は何を入れますか?
など伺いました。

例えば、正月1日はおすましで食べて、2日は白味噌だったとか、お餅の中には餡が入っていたとか、具は野菜や鶏肉などたっぷりだったとか、水菜だけしか入っていなかったとか・・・。あたり前ですが、4人のお雑煮は全く違っていましたし、ご実家のお雑煮もそれぞれで、楽しいお話をたくさん聞くことができました。ありがとうございました。

例会では、「開いた質問」の練習をしました。エピソードを話していただいて、「開いた質問」をしていきます。もし、「閉じた質問」をしてしまったら、それを「開いた質問」に変えてみます。

そして、ただ開いているだけではなくて、できれば話し手のメンバーさんが適切な行動(相手の行動も自分の行動も)に注目できるような質問とか、何か解決に向かうような質問を考えてみてほしいとお願いしました。

そうやって、質問をしながら話してもらっているうちに、話し手のメンバーさんはもちろん、それを聞いている皆さんもどんどん適切な行動に気づくようになりました。私自身も、話を聞いた最初のうちは「不適切な行動かも?」「少し困った行動かもなぁ」と思っていたことが、「それは良かったんだぁ~」と思えるようになりました。皆さんの「開いた質問」の力だなぁと改めて思いました。ありがとうございました。


感想

 今日は人数は少なかったのですが、その分深いところまで行けて、とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます!
 洋子さんの勇気づけの言葉と鋭く本質を見抜き本人に気づかせる質問は本当に勉強になります。
 正解はなく道半ばとはいつも思っているのですが、今日の学びとして読んでいただければ幸いです。覚えていないかもしれませんが、質問に対してこう言えばよかったと思ったことです。
 子育ての姿勢を私が話したあとのこと。「どうやったらそう考えれるようになるのですか?」(の質問に対して)「いろいろあったんですよ」(自慢げに見えたのではないでしょうか?)ではなくて、「おそらくですが失敗した数が多いのではないでしょうか?」
と言えばよかったと思いました。もっとよい言葉があれば教えてください。
 目標はやはり相対する人への「勇気づけ」です。(兵庫:O)


 開いた質問の練習で適切に注目がいく様にと勇気づけに向かうようにを考えるのはなかなか難しですね。私のエピソードは、娘の行動が不適切と思い、適切な面を探してもなんか悶々としていました。やめてよかったねと言う言葉は思いつかなかった。落ち込んでいたので楽笑会に参加して勇気づけられました。ありがとうございました。(大阪:K)