楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
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皆さんから寄せられた感想などwo
載せています。


  ようこそ 
 楽 笑 会
 


楽笑会 2015年

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月




(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)




12月の楽笑会

12月の楽笑会には5人の方が来て下さいました。今回はミニ講座でクリスマスの思い出をマグネットで表してもらいました。

家族みんなでケーキを囲んでいる場面、1日で食べきれなかったケーキをこっそり食べに行っている場面、習い事の教室でクリスマスパーティーをしている場面、朝起きたらベッドの横にプレゼントが置いてあった場面、クリスマスツリーを家族で飾っている場面などです。

そして、その楽しかった場面を皆さんに説明していただきました。お一人ずつ説明を聞きながら、新たに思い出した話に花が咲きました。みなさんそれぞれに大切な大切な思い出です。

そのまま例会を続けました。今何か困っていることはありませんか?という問いかけにお二人のメンバーさんが話をしてくださいました。子どもさんと一緒に買い物に行った時の話、子どもさんがあれこれと話をしたがる話です。

子どもさんが一緒にお茶を飲みだがったり、話をしようと言ってきたり、まとわりついてきたりすると、忙しい時には少しイライラすることもありますよね。でも、子どもの側に立ってみると、ひょっとしたら何か不安があるのかもしれないし、寂しく感じているのかもしれないし、困ったことがあるのかもしれません。そんな時、たとえ5分でも10分でも、その子どもさんとだけゆっくりする時間があるといいなと思います。

お二人とも、子どもの頃の思い出の中に解決のヒントが見つけられました。不思議と言えば不思議だし当たり前といえば当たり前のことですね。

皆さんの楽しいお話を聞かせてもらって、私もほっこりとしました。ありがとうございました。


感想

 
皆さんの小さい頃のクリスマスの思い出を楽しく聞きました。それからちょっと困ってる事を聞くとそれとよく似ているのでびっくりしました。私も聞いてもらいました。家族でもう少し話とか相談をして行こうと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 そういえば、今回話したクリスマスの思い出の英語の先生も洋子さんでした。毎回質問に対して洋子さんがどう切り返すのか?興味津々です。
私の右手にいらした、お二人の先輩方はいつも素敵な空気を感じます。思いやりがあり嘘のない真っ直ぐな心を感じられて、そばにいるだけで幸せな気持ちになりますね。(兵庫:O)


 今月もありがとうございました。
本当に小さい頃のエピソードが思い出せないので苦手な早期回想です。今回も場面は思い浮かぶのですが、会話とかは思い出せませんでした。
他の人の事例を聞くと冷静に聞けるのですが、いざ自分が同じ場面になるといつもと同じ反応をしてしまいます。不適切な行動には注目しません、と離れます。この場合は近づいた方がよかったのかなぁ。
日々一言一言相手を勇気づけるか、社会に貢献できるか(社会のことまではなかなかですが)話す前に点検できるように癖付けしたいです。ありがとうございました。(兵庫:M)













11月の楽笑会

今月は6名の方と一緒に楽笑会をしました。恒例のミニ講座はOさんが講師を引き受けて下さって、とてもとても興味深いワーク&話し合いとなりました。ワークは予定の30分で終わったのですが、その後いろんな質問やお話が皆さんからも出て、いつもより長い講座となりました。すごく楽しかったです。


ワークのテーマは「10年後 未来の子どもたち、私たちの働き方はどうなっているの?」です。

次のような質問について考え、付箋に書いていきます。

1.10年前まで(2005年まで)あって、今ないものは?
2.10年前にはなくて、今(2015年)あるものは?
3.今あって、10年後(2025年)になくなっている(と思われる)ものは?

例えば、10年前にはポケベルはあったけれど今はありません。10年前にはスマホはなかったかなぁ?10年後、ひょっとしたら切符はなくなっているかも?・・・というような感じです。みんなであれこれ話をしながら思いついたものを書いて、模造紙に貼っていきました。

次の質問です。
4.今(2015年に)ない仕事は?
5.今(2015年に)ある仕事は?
6.今あって、10年後(2025年)になくなっている(と思われる)仕事は?

例えば、10年前まではフィルムを現像する店がたくさんあったけれど、今はすごく少なくなったね。今は、エステ関係の仕事(マッサージとかネイルとか)って増えたみたい。10年後は、もしかしたら学校とか塾とかの建物がなくなっているかもしれないね。全てインターネットを通じて勉強するとかね。・・・

最後に「未来の働き方はどうなっているか?」と話し合いました。IT関係の仕事のやり方がもっと増えるだろう。インターネットを使うと時間や場所を限定されなくて済むからとても便利になるだろう。それとは別にすごくアナログな仕事も増えるかもしれない。例えば、有機農法とか、職人さんの手による工芸品とか。

さまざまな話が出る中で、私が印象深かったのは、今の子どもたちが就職する時には、今はまだない仕事に就いているかもしれないという話でした。親が全く知らない職業に就く子どもたちを、どう育てていったらいいのだろう?と考えてしまいます。そうか!そこで大切なのは、やはり
「パセージ」ですね。「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」という適切な信念が育っていると、どんな世の中になろうと、どんな職業に就こうと、どんな失敗をしようと、「自立」し「社会と調和して暮らせる」大人になりますね、きっと。

Oさん、なかなか楽しいワーク&とても深い話し合いを提供してくださってありがとうございました。

例会では、中学生の子どもさんが、期末テスト前にもかかわらず、なかなか勉強しないという悩みが出され、みんなで考えました。今すぐに勉強を始めてもらえるようなアイデアは・・・と考えてみても、ありませんよね、きっと。では、どうするか。親にできることといったら、子どもさんが自ら勉強しようと思えるように援助することぐらいでしょうか。もちろん、子どもさんがそれを望めば、ですけれど・・・。

子どもさんは、将来どんな大人になろうと思っているのでしょうか。例えば25歳とか35歳の時に、どんな生活をしていたいと思っているのでしょうか。その暮らしを実現するために、今どうしているのがいいのか、少しずつ話ができるといいなぁと思います。それで、勉強が必要だと子どもさんが思えば、勉強するでしょうし、必要ないと思えばしないでしょう。

子ども達と、将来どんな大人になって、どんな素敵な暮らしをするか、たくさん話をしたいですね。そして、私たち自身も、10年後どんな楽しい暮らしをしているか考えておくといいだろうなと思いました。


感想

 
今月もありがとうございました。
 ミニワークおもしろかったです。ちょうどその夜長男が進路を提出したと言ってきました。本当は親の印鑑が要るのですが自分で決めたようです。タイミングよかったので、10年後どんな風になってるかなぁと聞いてみました。残念ながら10年後はもっと地球環境が悪くなって福島の放射能の影響も出ているだろうし、どうなっているかわからないとの答えでした。次男は、世界はますますボーダレスになってるから俺は海外に行くわ、と答えました。長男に「10年後は今無い職業に就く可能性が65%もあるんだって。めっちゃ楽しみじゃない?何にでもなれるんよ~」というと、何個か希望の職業を言ってくれました。死ぬしかないと言っていた長男からすればちょっと未来のことが見えた発言が聞けてよかったです。無理やり私好みになるよう誘導した感じですが…。
 なんの迷いもなく10年後が楽しみだと言える次男がやっぱり好みだなと思ってしまった母でした。
 あと、帰り道でMさんが「お世話してあげてる、じゃなく勉強させてもらってる」と言われたのに感動しました。Mちゃんも「お腹いっぱい食べさせてあげたい」とかホントに相手のために何かやってあげたいという気持ちにも。Mさん親子が私の憧れの人となりました。私も今日から患者さんに勉強させてもらってるという姿勢で接したいと思いました。ありがとうございました。(兵庫:M)


 いつもありがとうございます。先日は皆さんの貴重なお時間に、ミニ講座をさせていただき、本当にありがとうございました。とても良い経験になりました。素敵な方々ばかりなので、基本準備だけすれば、あとは皆様におまかせと思っていました。実際やってみると想像以上に、皆さん真剣に考え、意見を出していただき、洋子さんにも良いタイミングでフォローしてもらいながら、皆様に喜んでいただけたのではと感じています。どうしたらもっと良くなると思われましたか?
 今回はじめて最後まで残って、皆さまと時間を過ごしましたが、野田先生や萩先生のお話しをお伺いすることができて大変勉強になりました。まだまだ知らないことばかりなので、少しずつ教えていただければ幸いです。(兵庫:O)


 ミニ講座は10年後の仕事等考えた事がなく楽しかったし、未来がどうなるか興味深かったです。子どもの未来の選択肢は1つではなく色々あるんですね。好きな事を見つけていってほしいし、それに援助したいと思いました。(大阪:K)













10月の楽笑会

10月の楽笑会には、滋賀からお二人、須磨からお二人と遠方からも来て下さり、10人の皆さんと一緒に賑やかに始めました。


ミニ講座は、ハロウィンのハガキ作りをしました。この時期になると、お店はハロウィンの飾りでいっぱいになります。そういうところへ行くと、カボチャやオバケのグッズ、シールなどを買いたくなる私です。それで、シールを使ってハガキを作ろうと思いつきました。

カボチャ、オバケ、ネコ、コウモリの4つのシールをハガキに貼ることにしました。皆さんに、同じシールを配ったのですが、それぞれにその人らしいハガキになりました。お一人ずつお話を伺ったのですが、この4つの登場人物(?)でおもしろい物語を作ったメンバーさんが多く、その話を聞くだけでも楽しかったです。その後、布を切って貼りつけ、素敵な素敵なハガキの完成です。


例会は、初めてのメンバーさんもいらっしゃったので、
「パセージ」「子育ての二種類の目標」(1-L)を全員で読みました。

それから、エピソードを書いて、<子育ての心理面の目標>の点検をしてみました。子どもさんとのやり取りやパートナーさんとのやり取りを通じて、私がこの対応をすると、子ども(相手)は
「私は能力がある」と思ってくれるかな、「人々は私の仲間だ」と思ってくれるかな、と考えてみます。そして、もうひとつ、私がこの対応をしないとどうかな?というのも考えてみました。

例えば、宿題をしていない子どもがいたとして、今ここで「宿題は?」と聞くとどうだろう?能力があると思うかな、思わないかな。仲間だと思うかな、思わないかな。次に、もし、ここで何も言わないとどうだろう?能力があると思うかな、思わないかな。仲間だと思うかな、思わないかな。---答えは決まっていませんね。それを言った時の口調によって、あるいは、その時の親子関係によって、もしくは、その時の(二人の)体調によって、相手が「能力」や「仲間」を感じるかどうかは違ってくるような気がします。

ひとつひとつ丁寧に点検してみると、エピソードそのものの印象も違ってきて、私って適切な対応もできてたんだなとか、相手の適切に気づいてたんだなとか、すべてマイナスの感情ではなかったなとか、相手の適切な行動だけでなく、自分の適切な行動に気づくきっかけにもなるように思いました。

皆さんの素敵なエピソードを聞かせていただいて、
「パセージ」の基本の復習が出来てよかったです。ありがとうございました。


感想

 
ありがとうございました。夏からずっと行きたいとおもっていた、楽笑会でした。
 なんにも事例なくおだやかーに行けるかなあと思っていたのだけど、二週間前から事例ありありになっていて、でも、
「パセージ」をはじめる前の子どもとは行動が変わり、立ち直りも早くなったのは、開いた質問を使えてきていたおかげです。
 今までなら、「背中から落ちたん?」「うん!」という会話にしかならないから、理由を話せなくなっていた子どもが、「どうしたの?」(という私の開いた質問)で自分の思いを伝えられるようになり、子どもの思いを知れたりするきっかけにもなりました。
 私は子どもの仲間かなと思えたし、私にも、こうだねと見ててくれる仲間がいるからだねと思える人との出会いがありました。
 それと、私のいらだちは、優しい笑顔で話してくれる風さんに会えるたげで落ち着くので、来て、事例も聞いてもらってよかったです。
 いつも「私も栗東まで来てるからね!」と言われるので、だから(私も伊丹まで)行けると思って、今回はMちゃんにつれてきてもらって来ることもできました。この、
「パセージ」や自助グループでの出会いも私には大きな宝物になってまーす。
 今回お会いできた皆さんともまた、出会えると嬉しいなと思ったので、今度は一人でも電車で行ってみまーす。(滋賀:O)


 先月に引き続き、楽笑会に参加しました。滋賀からとビックリされましたが、皆さん大阪、兵庫各地から一時間くらいかけて来られていて、所要時間はあまり変わらないな~と伊丹が近くに感じました。
 例会では、一つの出来事(あら、やっちゃった事件)を取り上げ、シートに書いていきました。私が子どもに向かって発した言葉を「言ったとき」と「言わなかったとき」に分けて、「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」それぞれの項目に[○][×]を付けて点検していきました。
 すると、私が陰性感情を持って発している言葉は、すべてにおいて「私は能力がある」「人々は私の仲間だ 」と子どもが思わないであろう言葉であり[×]が付きました。私が陽性感情で伝える言葉はすべてに[○]が付きました。
 こうして書いて、目でみると、陰性感情の時には「あーやっぱり言わないほうがいいな」と再確認をしました。陰性感情の制御、課題です。
 こうして皆で学び続けることの大切さも感じた一日でした。
 ミニ講座で作ったハロウィンのカード、早速家に飾りました。また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。ありがとうございました。(滋賀:H)


 今回は新しい人もたくさん来て新鮮な感じ、それはそれで楽しい時間を過ごせました。
 最初のハロウィンのストーリーは自然に浮かんできて、自分でも最近気がついたのですが、ストーリーを作ることが得意なようです。今小説を書いているところです。完成するかは不明ですが・・・
 一転アートなワークは不慣れなで、思わず口にしたら、すぐに女性の方が共感してくださり安心感を持つことができたのと少し違和感を感じたので、点検してみると、女性はみんな手芸は得意だという思い込みがあることに気づきました。
 (例会での)家族のワークの時間は、何回かやっていて場馴れしてきたので切り返しの練習をしていました。事象に対して私がファシリテーターならこう言うみたいな感じです。
 でも洋子さんの切り返しはいつも違っていて、相手を思いやる、相手に考えさせる、言葉を選んでいたのが印象的でした。私はまだまだ主観による切り返しが多いです。
 学校に行きづらいお子さんのいる方には、いろいろな選択肢があることと、親子のそれぞれできていることにフォーカスする感じは、とても素敵でした。また
「パセージ」で色々と教えてください。(兵庫:O)


 1章でエピソードを点検しました。夫にマイナス感情が出てひどい事言ってるなあと思いました。その中で一つ開いた質問をして感情が少し収まっていました。開いた質問はすごいと思いました。帰ってから、どう思って(その品物を)買ったのかと(夫に)聞く事が出き、また少しマイナスが収まりました。ハロウィンのかわいいはがきが出来て、嬉しかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 今月もありがとうございました。
 初心に返って 一言一言、一挙動に能力はあるか、仲間か点検するのは丁寧に暮らしていくということなんだと改めて思いました。3年目ですが朝は決心しても寝る前は反省ばかりです。やっぱり口先なんですよね。
 あとのお話で、何もしなくても愛せるか、というのが一番心に残っています。学校行かないなら家で何かしてほしい。何か生産性のあることをやったり、考えたりしてほしい…と思っているのがにじみ出ているから長男は私を仲間と思わないんです。大事なことは話し合える関係ではないし、社会にも所属に失敗してるから家を出て行かない。猫のようにいるだけでいいと心から言ってあげられるように私はいつなれるのか、どうやったらなれるのか…はぁ┐(´д`)┌のため息です。ありがとうございました。(兵庫:M)














9月の楽笑会

9月の楽笑会には、滋賀から3名の方が来て下さり、計10名での賑やかな例会となりました。雨にもかかわらず、たくさん来て下さってとても嬉しかったです。

まずは、ミニ講座です。今回はFさんにお願いしました。急なお願いだったのに快く引き受けて下さったFさん、ありがとうございました。

Fさんは、「100万回生きたねこ」(佐野洋子 作/絵 講談社)という絵本を紹介してくださいました。(これを原作にした舞台もあったのだそうです)

まずは、みんなで1ページずつ声に出して読みました。私は、本を読むのが好きですが、こうやって誰かに読んでもらうというのもいいものだなぁと思いながら聞きました。私も読んだことのある絵本でしたが、改めて物語を読んでみて、いろいろなことを考えさせられました。相手を幸せにするということが、自分が幸せになる方法(ひょっとしたら唯一の方法)かもしれないなぁ、などと考えていました。

それから、Fさんが素敵だったのは、この主人公のねこは「私は能力がある」と思っているか、「人々は私の仲間だ」と思っているか、と質問してくださったことでした。皆さんは、どう思われますか?物語の前半は、能力も仲間もダメかしら?イヤ、能力はあると思っていたかもしれない。…後半になると仲間も能力もOKと思っているだろうね、きっと・・・・・・。

あとで、本は人に読んでもらうより自分で読む方が好き、という意見を出してくださったメンバーさんもいらっしゃって、人それぞれ違っているのが良いなぁと改めて思ったことでした。Fさん、素敵なお話をありがとうございました。

例会では、陰性感情の制御(マイナスの感情のコントロール)について、ちょっとしたワークをしてみました。これは、近畿地方会で発表された研究でされていたものです。

マイナスの感情が出てきたエピソードについて考えます。まず、そのマイナスの感情の度合いをはかってみます(±0~-5まで)。そして、その感情に名前を付けます。怒り(現在の感情)、不安(未来の感情)、後悔(過去の感情)の3つのうちどれかに決めます。他にもマイナスの感情はありますが、とりあえず無理やり、一番近そうなもの決めてしまいます。

決まったら、怒りは喜びに、不安は希望に、後悔は満足に、感情をプラスに変えてみます。これも、結構無理やりの感じです。そうしてから、プラスの感情になった理由やそこに至るまでに考えたことを書き出してみました。

実際のエピソードと共にお一人ずつ発表していただいたのですが、プラスの感情になった方、マイナスがゼロになった方、マイナスの数が減った方など、どの方も感情がプラスの方向へ変化していました。

ご自分の力で、プラスの方向に変化させることができたということは、つまりマイナスの感情をコントロールしたということで、そのことが、自己勇気づけになるのだなぁと思いました。また、起こった出来事に関して、プラスの感情を持つのもマイナスの感情を持つのも自由なんだということも実感できて、改めて「感情の主人は私なんだ」と思えました。

皆さんのお蔭で、近畿地方会の復習もできて良かったです。ありがとうございました。


感想

 
怒りを喜びに、不安を希望に、後悔を満足に、簡単に出来るかなと思っていましたが事例を使ってやるとみんな自分で考えが出て面白かったです。考え方しだいでマイナスが少なくなるので感情の制御の意味と繋がりました。
ミニ講座は絵本を落ち着いて読むと改めて気づかされます。 ありがとうございました。(大阪:K) 


 いつもありがとうございます。
今回も機嫌よく楽しい時間を過ごすことができました。心から感謝申しあげます。
雨でいつもより人が少ないかなと勝手に思いながらお伺いしたら、いつもより人が多くてびっくりしました。おやつも美味しいものが並んでいて、どれから食べようかと真剣に考えていました(笑)
来られている皆さんのお話をお伺いするなかで、洋子さんが具体的にどのようにアプローチされるのかをそばで感じれてとても勉強になりました。
とくに私の娘の話をした時に、みなさんが一緒になって考えてくれている感じは病みつきになりますね。
既婚女性が多い中で、あの話題は引かれるかなと思って話すのですが、洋子さんの質問とみなさまのあたたかい言葉がけに共同体感覚と勇気づけを感じました。
私も仲間だと思っているから話しているわけですが、受け入れてくれるみなさまも素敵だなと。攻撃的になる人もいてもおかしくないと思っているのですが誰も批判しない。
日常の何気ない家族の話題の方があの場にはふさわしいのでしょうか?
「パセージ」を受けると変わりますか?
ポジティブとネガティブの感情を受け入れることは本当に重要だと思っていました。ポジティブばかりだと嘘くさくなるし、感情を感じにくくなります。この一年さまざまな学びでようやく実践できるようになれたと思います。泣きたいときには泣いて、怒りたいときは我慢する、本当はできていません・・・
少しずつですが意識して感じることで感情に振り回されにくくなりました。
「幸せ感は実にパーソナルなものである」というフレーズが、最近好きなのですが、楽笑会に来られている人それぞれの幸せ感があるんだなと、感じることができてほっこりします。
個人心理学といっているアドラーに私がはまってしまったのもここにあると思います。
学問だから統計的に考えるとか、治療するにはエビデンスが重要というのに違和感があったのです。これも高卒という学歴の低さからくる私の劣等感(個性)なのかもしれません。(兵庫:O)


 先日はありがとうございました。
素敵なメンバーさん方にお会いでき、楽しい一時を過ごして帰ってきました。
また、近畿地方会の陰性感情の制御について、復習することにより、学びが深まりました。ありがとうございました。また日程あえば参加させてください。どうぞよろしくお願い致します。(滋賀:H)


 滋賀から3人で道中も楽しく久しぶりに参加させていただきました。
ワイワイ祭りでもご一緒したメンバーさん達と学べたことでテンション上がりまくりで楽しかったです。
私の大好きな絵本のミニワークに始まり 9/6に終わったばかりの近畿地方会での復習ができ しっくり学びが入ってくる感じでした。ぜひ 地元の自助グループでもやってみたいと思いました。
北風さんのいつも「みんなOK」の雰囲気があったかい気持ちにしてくれます。楽笑会の皆様、ありがとうございました。(滋賀:N)


 楽笑会の皆さん あたたかく迎えて頂きありがとうございました。どれから頂こうかと思う位のお土産が魅力的でした。ごちそうさまでした。
ミニワークの絵本は、一人1ページずつ読む事で 皆が主人公なんだなぁ~と感じていました。絵本を読んでもらえ優しい気持ちになりました。
近畿地方会で学んだ 陰性感情の制御の復習をさせて頂きました。私は 夫に感じたプチ怒り(マイナス)を喜び(プラス)に変えました。喜びに変えた言葉を 夫に伝えてみようとお土産をもらったのですが、まだ 伝える機会がありません。伝えるチャンスを楽しみに待っているところです。
とても家庭的な楽笑会に またおじゃまさせて下さいね。ありがとうございました。(滋賀:Y)


・感情の目的
 今回は、「感情の制御」のワークをしました。そこで学んだことは、怒りや不安などの感情には目的があり、そのことを自分で分かっている方が便利だということです。
 自分で意識して、「怒っている」、「悲しんでいる」などの感情を使っているのなら、同じように意識することで、やめることもきっとできるようになるだろうということです。そして、それは、自分への勇気づけになるんだというのも、心にとどめておきたいです。
・口先アドラーと真心アドラー
 
「パセージ・プラス」26-Rに、『「口先アドラー」から「真心アドラー」へ』とあります。あるメンバーさんが真心アドラーの話題を出されたとき、「いつかは、真心アドラーになりたいなぁ」と思いました。真心アドラーであるには、構え方が協力的であることが必要です。
 いつでも、「いま、わたしは、協力的かな? 競合的になってはいないかな?」と、自己点検する姿勢を持ちたいと思いました。真心アドラーを教えてくださったメンバーさん、ありがとうございました。
・いっしょにいる幸せ
 今回は、遠方からのメンバーさんが参加されていました。いつもにもまして、にぎやかな楽笑会でした。とても楽しかったです。たくさんの仲間といっしょに、同じ時間を過ごす幸せを感じました。とても熱心に学ばれているお姿が、とても印象的でした。
 また、私の口先アドラーを勇気づけてくださったいつものメンバーさんの存在もありがたいことでした。さりげなく気づかってくださり、とてもうれしかったです。私とは違う意見や感想をお持ちの方が、そのことをシェアしてくださったことも、新鮮な気づきがあり、温かい気持ちになりました。
 ありがとうございました。(大阪:F)


 無意識に湧き上がってくると思われがちな、学んでいてさえ、コントロールの難しい感情を、強引に別の感情にすり替えてしまうという荒業、とても面白いです。実際に感情が変化するのを感じて、自分が感情をある程度コントロールできると実感するのは自信にもなると思いました。(大阪:H)













8月の楽笑会

今月は6名のメンバーさんたちと一緒に
「パセージ」で点検をしました。先月「パセージ」カードのお告げが1章と2章だったのを受けて、もう一度1章を重点的に点検してみました。

最近のエピソードを課題シート風に書いてみます。それから、自分の対応で子どもは何を学ぶかなと考えてみました。
「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」と感じてくれただろうか。(1-L 子育ての二種類の目標)

次に、その時の対応は「正の注目」だろうか、「負の注目」だろうか。自分の感情はマイナスかプラスか。マイナスだとしたら±0~-5のどの段階だろうか。
(3-L 正の注目と負の注目)

次の点検は、
“4-L 子どもの不適切な行動にどう対処するか”です。相手はどんな状況のときにその行動をしていて、私の対応はどうだったか、その効果はどうなのか?と考えてみます。そして、不適切な行動に注目していないか、適切な行動をしたとき注目しているかどうか。

最後に、今ならどんな対応をしようと思うか、どんな言葉をかけられるか、同じセリフでも違う口調で言えないかどうか・・・いろいろな代替案を考えてみます。

とりあえず、自分一人でテキストに従って点検した後、皆さんのアイデアも募りました。いつも思うのですが、この話し合いの中で、事例を出されたメンバーさんは(聞いていたメンバーさんたちもですが)たくさんのことに気づかれます。違う角度から見てもらうと、今まで見えなかった風景が見えてくることがあります。そして、さらに、それを楽しんだりおもしろがったりしてくださるメンバーさん達も、本当に素敵だなと思います。

子どもさんの職場での話、きょうだい二人に対応しなければならなかった親御さんの話、一貫してこだわりを持っている子どもさんへの対応、子どもさんと学校の先生との関係の話、子どもさんの体調が心配だった話・・・などなど、それぞれはちょっとした出来事だったのですが、テキストにかえって点検すると、もっと丁寧なお付き合いの仕方が分かり、良い復習にもなったなぁと思いました。ありがとうございました。


感想

 
メンバーのエピソードは私のと似てる所が多く勉強になります。エピソードを聞いて最後にその人のいい所をみんなで言う事はその人の勇気づけになり、自分でも考えるようになると思います。とてもいいなあと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 3歳の息子への対応について話をきいていただきました。友人グループと外出中、上の子のトイレに一緒に来て欲しい時に息子が嫌がり、結局大泣きしました。
そもそも上の子のトイレは息子と全く関係ない事だから一緒にトイレへ行くにしろ、友人に見てもらうにしろ、息子へ丁寧にお願いする、もしくは本人にどうしたいのか尋ねてみる等メンバーの方から提案があって、ハッとしました。息子がついてくるのが当然という態度だった事に気が付きました。また、もしお願い通りにトイレへついてきたり、友人と待っていていたら、「協力してくれて有難う」とお礼も大事とメンバーさんのお話をきいて再びハッとしました。子どもを尊重する姿勢が自分に無かったなぁと今回もたくさんの気づきがありました。
 特に3歳位の子どもにどうしたいのか尋ねると思いがけない答えが返ってきたりするから面白いよと伺って、尚更意識してやってみようと思いました。今回も有難うございました。(兵庫:M)


 今月は、長男との朝の会話を事例に出しました。昨日熱を出して体調を崩した長男が、朝、起きてきたので、あいさつをして体調のことを尋ねたところ、長男は少し不愉快な様子になった、というような内容です。
 
「パセージ」1章を使って、課題シートを書いて、事例を自己点検していきました。チェックするポイントは、「私の対応は、子どもの適切な信念を育む方向に作用しているかどうか」、「自分のマイナス感情にきちんと気づいているかどうか」、「子どもの行動の文脈を観察し、どういう状況のときにその行動をするか理解しているかどうか」、そして、「子どもの適切な側面をたくさん見つけること」です。代替案まで見つけられると、なおよいそうです。
 私は、適切な信念を持つような対応ができているかどうかが不安だったので、メンバーさんに意見を求めました。すると、「2回も聞く必要はないんじゃない? 『そうなんや、よかったね』で終わってもよかったと思います」という意見と、「『しんどいところはない?』という聞き方は、しんどいところを思い出してしまいそうです。プラスの言葉、肯定的な表現のほうが、いいかもしれないです」という意見をいただきました。
 これらは、私には、とても新鮮な視点でした。ロールプレイングをして、メンバーさんに子どもの気持ちになってもらってのご意見でしたので、私も、「ああ、そうなんだ」と、気づかせていただきました。率直なご意見をいただいて、とてもうれしかったです。
 メンバーさんが出された事例から学んだことは、①私が提案した代替案は、
「パセージ」のテキストのどの部分なのか意識することと、②子どもを子ども扱いしないで、尊敬し信頼し、大人と同じように接することの大切さ、の2点です。
 北風さん、みなさま、どうもありがとうございました。(大阪:F)


 今月もありがとうございました。
 長男に対するモヤモヤした気持ちに対して、頭の中では認められなくても自分の態度は良い意図を認めるように毎日、と言うか、顔を会わす度にチェックしたいと思います。2年ほどやってますが、まだまだ頭の中は競合的です。
 どうやったら引きこもりへの不安が無くなるのか、またそうなっても生きていたらそれでいいと思えるようになるか。
 以前生きていたらいいと思えるようにならない限りあなたは変わりませんよって言われました。あと何年かかるのかなぁ…
 今月のFさんのパートナーさんが言葉がけが柔らかくなったと言うお話、Kさんの子どもさんが働かれていると言うお話、私もすごくうれしくなりました。また来月もよろしくお願いします。(兵庫:M)














7月の楽笑会

7月の楽笑会も新しいメンバーさんを加えて、7名の方が来て下さいました。今月のミニ講座では、鶴を折りました。あるアドレリアンの方の病気の回復を願って千羽鶴を折ることにしたのですが、一人5羽ずつ、心を込めて折って、お世話くださった方に送りました。一日も早く元気になってくださるよう祈っています。

例会では、久しぶりに
「パセージ」カードを引いてお告げをもらいました。3人の方が事例をお話し下さいました。いつものメンバーさん、来て間もないメンバーさん、久しぶりに来て下さったメンバーさん・・・お話してくださってありがとうございました。とてもうれしかったです!!

皆さんが引いたカードは全部で4枚。
「子どもは無視されるよりは、負の注目をされてでも関心をひきたいのです。」(3-L正の注目と負の注目)、「子どもはひとりひとりユニークです。他の子どもと比べることにはなんの意味もありません。」(5-L勇気づけをはじめよう)、「理屈をわかっただけじゃ動けない。体が自然に動くように練習しなければならないんです。」(11-R閉じた質問と開いた質問の違い)、「子どもを信頼して、子どもが自力でできそうなことは、親が手を貸さないで、子どもにまかせてみましょう。」(10-Lふたたび勇気づけ)

こうやって並べてみると、1章と2章だけですね。そうかぁ、私たちの問題は1章と2章を実践するだけで解決してしまうものなのかもしれません。カードを引いて、テキストのそのページを読んで、そしてみんなで話し合いました。
「パセージ」カードで解決できるかなぁと思いながら引いていただいた問題も、見事ピッタリのカードが出て驚きました。

そして、自分自身の毎日も振り返ってみました。子ども(相手)に正の注目をしているだろうか。当たり前と思ってスルーしていないだろうか。お隣のあの子(あの人)はあんなにいい子(いい人)なのに…と比べていないだろうか。その人その人のユニークさに気づいているだろうか。理屈は分かっているだろうか。その上で体は動くだろうか。頭では分かってるんだけどねぇ…と思っている私がここに居ます。(^_^;) そして、子ども(相手)を信頼しているだろうか。この人は私が居ないとだめかもしれないと、どこか心の隅っこで思っていないだろうか。・・・

一つひとつ思い当たることばかりでした。「正の注目」って言葉は知ってるけれど、「信頼」って言葉も知ってるけれど、それを実践するにはやっぱり練習が必要ですね。改めてお稽古しようって思ったことでした。みなさん、ありがとうございました。


感想

 今日は素敵な時間をありがとうございました。
 実に4年ぶりのアドラー関係の勉強会参加で、大丈夫かな?と心配でしたが、皆さん温かく迎えて下さり、ありがとうございました。高橋さと子さんに、私も
「パセージ」を習いました。「コミュニケーションの苦手な皆さん、ようこそ!」と言われたのが、つい最近の事のようです。(8年前に受けていました)鶴も折れたので参加して良かったです。
 最初にアドラーを学び始めたときは、できない事が多く、ジレンマに悩みました。まさに、わかっちゃいるけどできない!状態だったと思います。あれから10年以上経ち、いろんなことがありました。葛藤があり、いろんなものを手放せました。今は、子どもたちが生きていて、機嫌よく過ごせればそれでいい、と思います。そして、子どもたちが私に、全てを教えてくれたのだとわかります。
 去年5月から先月までの1年ちょっとは、堺のフェミニストカウンセリング堺に通って勉強しました。会は違っても、根っこは同じです。基本的人権や、自立が関わっています。
 今日、とうとう参加できて本当に嬉しく思いました。8月も参加の予定です。よろしくお願いします。ありがとうございました。(大阪:O)


 先日はありがとうございました。私が帰ったらもう息子は帰っていて、お菓子を置くことはできませんでしたが、お土産に渡しました。ノートを閉じてたので読んだことは伝わったと思います。で、息子は昨日寝てないからイライラするから漢方ちょうだい、と普通に話してくれました。私もなにか手伝えることあったら言ってね、と返して息子逹と『とにかく明るい安村』のビデオ見ながら大笑いしました。今ハマっているんです。Mさんが言われたようにこの時間があればいいかな~とありがたいと思います。主人も息子の寝顔見て相変わらずかわいいなぁと言ってます。主人の適切な面も評価しなければいけません。なかなか子どもに対するようにはできませんが…。今月もありがとうございました。(兵庫:M)


 エピソードを聞いて
「パセージ」カードを引くと そのエピソードにまつわるカードが出てくる。なんて!不思議な御告げです。が、皆で 紐解くと ますます 深い物語になりますね。日々のイラッとした出来事も 学びの教材と思うと、ボジティブな生活になりますね。今回は イラッとしたら 何秒か止まる!を頂きました。ありがとうございました。(大阪:M)


 事例をお話してもらい
「パセージ」カードを引いていくとピッタリのカードが出て来てびっくりします。本人がカードについてどう思ったとか、メンバーさんのコメントはとても勉強になります。私の悩みも出てきたカードが全部当てはまり気付きをもらいました。楽しかったです。ありがとうごさいました。 (大阪:K)


 今月は、次男と妻との事例を出しました。メンバーさんから提案していただいた解決策は、「どう感じたか、自分の気持ちを伝えてみては?」というものでした。
 帰宅すると、さっそく同じようなシーンとなりました。「(車を実家に返しに)はよ、出て行って」という妻のセリフ。私は、やはり事例の時と同じような嫌な感じがして、イラッとしました。「そうか、こういうときに、私メッセージを使って自分の気持ちを伝えればいいんだな」と、思い返しました。
 「あのぉー。なんか、そういう言い方は、私、好きじゃないんだけどな」と伝えたところ、「あ~、そう。じゃぁ、車を返しに行ってきてください」と、言いなおしてくれました。それを聞いて、私は、うれしくなりました。
 メンバーさんが提案してくださった代替案は、なんだかうまくいきそうな予感がありましたし、とっても実行しやすいものでした。また、こんなにタイムリーに、似たシーンがやってくるとも思っていなかったので、本当にビックリです。
 私は、「ああっ、その言い方は、いい感じやなぁ」と伝えました。私の言葉がけひとつで、その後の会話の展開が、大きく変わるのですね。おかげさまで、またひとつ成長することができました。
 北風さん、メンバーの皆さま、どうもありがとうございました。(大阪:F)















6月の楽笑会

今月は、初めてのメンバーさんをお迎えしました。また、久しぶりのメンバーさんも来られて、とても嬉しかったです。そして、可愛らしい子どもさんお二人も一緒に来て下さいました。子どもさんも含めて10人の皆さんと一緒の楽笑会でした。

今日のミニ講座は、ちょっと趣向を変えて、「アドラー心理学との出会い」について、お一人ずつ話していただきました。

まずは、私から!
私は中学校時代の親友から紹介されて、アドラー心理学を勉強し始めました。最初に受けたのは、スマイル(
「パセージ」→現在「えくと」)で1989年2月のことでした。その後「楽笑会」を発足させて、毎月1回の例会を(場所を変えながら)続けています。私の学びの場は、ほとんど楽笑会だったと言っても過言ではありません。

ここで、次の方へ、とバトンタッチしようとしたら、あるメンバーさんが「一番印象に残ったのは、何ですか?」というような質問をしてくださいました。スマイル(
「パセージ」→現在「えくと」)を受けて、なるほど~と思ったのは、「責任」ということでした。

「日々起こる出来事は、全て自分の責任で起こったことで、誰のせいでもない、だから、自分で責任を取ればいい」という考え方は、とても潔いと感じましたし、それまで何かあるとすぐにグズグズと言い訳を考える癖のあった私の背筋を伸ばしてくれたような気がしました。そう潔くできているかどうかは別にして、今でもとても好きな考え方です。

それと、もう一つコースの中で印象深いエピソードを思い出しました。それは、「命令口調とお願い口調」のページを習った時のこと。このホームページに書いていますので、そちら(つれづれ2001の「命令口調」)も読んでみてくださいね。

こんな具合に、どういうふうにアドラー心理学と出会ったか、そして、最初の
「パセージ」を受けた時にどんな体験をしたかについてお一人ずつ伺いました。

お一人ずつにお話を伺ったのですが、それぞれに「奇跡のような出会い」があり、大切な大切なエピソード(体験)があることが分かりました。そんな話を聞くことは、とても楽しくて面白くて、それぞれの方の歴史に拍手を送りたい気持ちになりました。皆さん、ありがとうございました。

また、一緒に来て下さったお子さんたちも、とても協力的でした。お母さんが皆さんとお話をしている間、2人で折り紙をしたり絵を描いたりしながら、待っていてくれました。お母さんの都合で、知らない家に連れて来られて、「静かにしているのよ」と言われて・・・。きっと退屈もしただろうし、したいこともできなかっただろうけれど、待っていてくださいました。

楽笑会でも
「パセージ」のコースでも、時々お子さん連れで来られるメンバーさんがいらっしゃいます。そんな時に、私がとても印象深いのは、まず、どの子どもさんもとても協力的だということです。そして、他のメンバーさんたちの子どもさんへの関わり方とても素敵だなぁと思います。それは、ことさらに子どもたちに話しかけるわけでもなく、だからといって全く関心を持っていないわけでもなく、いつも「よい加減」の付き合い方をしてくださいます。そして、帰り際には必ず「協力ありがとう!」と子どもさんたちに言ってくださいます。

こんなふうに、すぐ目の前に実践できる場があることは、とても嬉しいと思います。ですから、子どもさんと一緒に来て下さるのも大歓迎です!


感想

 今日はありがとうございました。初めてだったので自己紹介をしていただいたのは本当に良かったです。気づかい感謝いたします。
 今日も話しましたが、社会人になってからずっと自立の罠にはまってしまう(自分はできているけど他人はできていないと思う)癖があり、そのたびにつまづていきました。もちろんその分、良い経験もたくさんしました。
 今は、ユーモアと自分の受け入れる器を大きくしたいと学びを続けています。
 『楽笑会』は正直、感情の良い訓練場所を見つけたという感じです。失礼と感じたら申し訳ございません。
 粘り強く楽しく勇気づけされる洋子さんと皆さんの様子は、依存される方への接し方の良い学びになります。
 初めてだったので、言葉を選ぶのに躊躇しましたが、徐々に場馴れして私の言葉を出していけたらと思います。もし自立にはまった言葉を選んでいたら優しく声をかけてください。
 自分のペースで皆さんの仲間にはいれるように、楽しみながら会を重ねたいと思います。今後とも末永いお付き合いをいただければ幸いです。(兵庫:O)


 アドラー心理学とのきっかけなどを話しました。娘のおかげでアドラーと出会い、色々な人と出会い ポジティブにやって来れたなあと思いました。そして娘を信頼して行こうと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 メンバーの皆さんがどういった経緯でアドラー心理学と出会ったかについてのお話が聞けて面白かったです。人それぞれに興味を感じたポイントが違ったり、斬新な考え方に戸惑ったりした体験を楽しんで聞き入りました。
 今回幼児2人連れて参加したのですが、最初は落ち着いていたものの、途中そわそわしだした様子になり、私自身が集中出来なくなったのでその話を聞いていただきました。
 子どもを連れてくるにあたり、事前に子どもに対してどんな話をしたのか振り返ってみると、こちらからの要望(静かに遊んでいてほしい)に対して、子ども達の了承を得るという点で私は強引に進めてしまってたんだなぁと気付かされました。
 メンバーの皆さんが温かく受け入れてくださった事、とても有難かったです。この場をかりてお礼申し上げます。メンバーの方が二人で遊んでいる事に対して(子ども達に)有難うやわ~と言ってくださってハッとしました。早速私も倣って帰りに子どもにお礼を言いました。今回も有意義な時間を有難うございました。(兵庫:M)


 今月の楽笑会は、はじめての方、それから2回目の参加の方など、新しい仲間も迎えて、とってもにぎやかでした。どんどんと仲間の輪が広がっていくことを、とてもうれしく感じています。
 さて、今月の感想は、先月の楽笑会のことについてです。
 私は、先月出した事例のことを、この1ヶ月間ぶらさげて、今もあれこれと考えています。「ちょっと窮屈かも」というご意見をいただいて、その意見をいただいときは、「そうなのかなぁ~。
「パセージ」の提案通りなのに……」と、やや違和感を感じていました。このように、私の感覚とリーダーさんやメンバーさんの感覚とに、違いを見つけたとき、それは、学びのチャンスです。
 
「パセージ」21-Lに、こんなことが書いてありました。「『事実として』その子どもの行動が不適切であることは比較的少なくて、単にその行動があなたの好みにあわないだけだったりすることが多いのです。」そして、24-Rには、「『私にはなにができるか』ということを自分に問いかけることだと思う。~(略)。つまり、自分の課題について、しっかり努力する。それを怠っておいて、相手のせいにしていても、なにも解決しませんよ。
 
「パセージ」は、テキストのまえがきにもあるように、ひとつの提案です。だから、私がそれを採用するのはいいけれど、それは私の「好み」にすぎないということに気づいていないといけません。さらに、相手の課題だからといって介入しようともしないで、相手の行動の変化をただ期待するだけでいるのは、自分の課題について努力するという視点が欠けているんじゃないかと思うようになりました。
 これが正しい理解なのかどうかとか、メンバーさんが私に伝えたかったことは何だったのかとかは、よく分かりませんが、こうやって、私が違和感を感じたことについて、あれやこれやとじっくり掘り下げてみることは、とっても楽しいことです。
「パセージ」では、いつも自己点検をするようにとの提案がされます。こうやって、いろいろと思いをめぐらすことが、大切なのかも。
 一つ、また、新しい物の見方を教えていただき、感謝しています。北風さん、メンバーの皆さん、今月も、どうもありがとうございました。(大阪:F)
















5月の楽笑会

今月は7人の方が参加してくださいました。 久しぶりに来て下さったメンバーさんもいて嬉しかったです。

ミニ講座はUさんが引き受けて下さいました。
「パセージ」のリーダーの勉強をされているので、そのお話などしていただけると嬉しいですとお願いしたところ、リーダーの練習をしたいとおっしゃったので、参加のメンバーさんたちにも協力をお願いして、「パセージ」3章「さらに子どもの話を聴く」(11-L)の前半(開いた質問を使う)をしていただきました。

ここでは、ペアになって「開いた質問」を使って話を聴く練習をします。私も久しぶりに
「パセージ」のメンバーになってペアゲームを楽しみました。それが終わったら「閉じた質問」で話を聴く練習もします。

進め方は、「テキストを読む→ペアで練習する→感想を聞く→ペアで練習する→感想を聞く」です。書いてみると簡単そうですが、リーダーはペアゲームの指示を出したり、質問したり、メンバーさんたちを見まわしたり、次にどう進めるか考えたり、メンバーさんたちの表情や体の動きを見たり、一度にいろんなことを考えて、いろんなことをしていなければなりません。

「パセージ」のリーダーって、すごく頭の中が忙しいな」というのが、初めてコースをしたときの私の感想です。たぶん、リーダーさんは同じような感想を持たれると思います。でも、そのうち慣れてきて、一つひとつ考えなくても自然にできるようになります。

これは、自動車の運転にとても似ています。初めて運転する時は、まずエンジンをかけて…あ、先にブレーキを踏んでおくんだったな…で、シフトレバーを入れて…、それから、ウインカーを出すんだったっけ?…というような具合に、一つひとつ考えて手や足を動かします。でも、慣れてくれば考えなくても自然に手足が動くようになります。

「パセージ」のリーダーも、最初は難しいなと感じますが、慣れれば誰でもできるようになります。(もちろん、リーダー養成講座を受けて合格しなければなりませんが)我こそは!と思われる方は、Uさんに続いて挑戦してみてくださいね、是非\(^o^)/

Uさんの練習が終わってから、少し時間を取って、メンバーさん達から感想を伺いました。指示も分かりやすかったし、スムーズに進めておられました。それに、何よりも柔らかい雰囲気を作ってくださって、これはUさんならではだな、と思いました。私にはできない雰囲気です。それがリーダーの個性で、おもしろいところです。Uさん、サブリーダー研修、楽笑会のみんなが応援しています(^O^)

例会では、子どもさんへの対応が良かったのかどうか意見がほしいと言われるメンバーさんの事例を伺いました。(ここでもUさんが話を聞いてくださいました)時間がなかったので、「ロールプレイをしましょう!」というところまででストップをかけました。もし、ロールプレイができたら、その時のメンバーさん自身が感じたこと、子どもさんが感じたことを点検できて、もう少し実感できただろうなと思いました。時間がなくて残念でした。

この事例では、メンバーさんもマイナスの感情はあまりなかったし、最終的には子どもさんも自分のしたいことが言えて、家族みんなで楽しく食事ができた、とハッピーエンドでした。そんな事例なのに、点検したいとおっしゃったメンバーさんも素敵だなぁと思いました。

そんなメンバーさんの姿勢から、私も失敗したなという事例だけではなく、うまくいったかも?と思う事例でも、点検することが大切だなと改めて思いました。ありがとうございました。


感想

 エピソードを聞いて相手が不適切と思ってる時の相手のいい意図は?―を聞いて私ははっとしました。私の出来事にもいい意図があったの?―みんなに言ってもらいざわざわ感がなくなりました。「不適切と思っても相手はよい意図で行動している」は大切だと思いました。子どもに謝りました。ありがとうございました。(大阪:k)


 久しぶりで躊躇してたのですが皆さん温かく迎えてくださって行ってよかったです。
 質問をするのは(開いた質問の練習は)難しかったです。考えているとどんどん話は流れていくし…でも初めて
「パセージ」でこの章をやった時、子どもに「楽しかった?」ではなくて「今日は何かいいことありましたか?」と聞く宿題がありました。あれから毎日子どもにはそう聞いてたな…と思い出しました。実践できてたみたいで嬉しかったです。
 また来月参加できたらと思っています。ありがとうございました。(兵庫:M)


 今月は、私と妻と子ども(次男)との会話について、事例を出しました。日頃は、私によくお話をしてくれる次男。なのに、なかなか自分の要求を、口に出そうとしてくれません。
 この日の事例は、3人で外出中したある日のことです。お昼時になって、次男はおなかがすいた様子。妻に外食したいと(ややごねたた感じで)言ってました。妻は、「パパに聞いてごらん」と、何度か言うのですが、次男は、あいかわらず妻にごねてばかりで、なかなか私に言おうとしません。
 私は、「次男は、いつも よくおしゃべりしてくれるし、ちゃんとお願いできるはずなのに、どうして言ってくれないのかな?」と不思議に思っていました。
 このとき、私は陰性感情がなく、「ちゃんと言葉で自分の要求を言えるようになってほしい」と思っていました。それで、「結末から学んでもらおう(外食したいと言ってくれたら行こう、言わなかったら今日は帰ろう)」と思って、しばらく様子を見ることにしました。
 次男は、しばらく妻とやりとりをしていましたが、5分ほどすると、「食べに行きたい」と私に言ってくれました。私は、それをうれしく感じました。「やっぱり、この子はちゃんと言葉でお願いできるんよね」と、思いました。それで、3人でどこに行くか話しあって、外食しました。
 私は、自分が採用した行動について、これでよかったのかどうか、なんとなく自信がなかったので、メンバーさんに、「どう思われますか、代替案はありますか」などの意見を求めました。
 いろいろと意見をいただきました。そのなかに、「ちょっと窮屈かもしれないです」という、意見がありました。「こちらから『食べに行きたいの?』と聞いてあげてもいいんじゃない?」という代替案もいただきました。
 これは、私にとって新鮮な視点でした。「そうか、相手はしんどい思いをしているかもしれないな。もう少し、ゆる~い感 じで接してもOKなんだな」と思いました。
 北風さん、メンバーのみなさん、ありがとうございました。(大阪:F)


 
「パセージ」の3章5、開いた質問のところをリーダー体験させていただきました。皆さんご協力ありがとうございました。
 あのたった20分の進行がどれ程大変で緊張したかは自分の想像以上でした。でもたくさん気付きがあり、指摘もしていただき感謝しています。いよいよサブリーダーが迫ってきましたが、自然体で出来るよう今は、エアーリーダー(笑)リハーサルぽくしています。テキストを何度も読んでしっかり勉強しています。
 でもFさんが後で、私の
「パセージ」好き好きオーラを出せば?といってくださり、「そうだった!私はこの10年間、「パセージ」のテキストと共に歩んできたんだった!」と思い出せました。
 うまくいくよう、失敗しないよう、迷惑かけないようとそればかりか考えず、初めての私らしい、テキストと、リーダーのさとこさんを信じてメンバーを信頼して、進行出来るよう頑張ってきます。(大阪:U)













4月の楽笑会

4月の楽笑会には4名の方が参加してくださいました。今月のミニ講座は、私が担当して、花のハガキを作りました。母の日も近いことだし、それに使えるといいなと思いました。

作り方は簡単です。和紙(のような紙)を細長くちぎって、2枚重ねてぐるぐると巻いていきます。それをぺしゃんこにしてハガキに貼りつけると、花の蕾のようになります。あとは、茎や葉っぱを描いたり、マスキングテープで飾ったりして、出来上がり!
こんな感じの作品が出来上がりました。

それぞれの個性が出た素敵な作品ばかりですね♪♪♪

例会では、あるメンバーさんのエピソードについてみんなで考えました。相手の行動にマイナスの感情が出た時、自分はいったい何に対して感情が動いたのか、詳しく見ていくと自分の癖が分かります。

このメンバーさんにも聞いてみました。
相手の言っていることが理不尽だと思ったのか。相手の言い方がエラそうだと感じたのか。相手の声が大きかったのか。相手の言い方が乱暴だと思ったのか。相手が自分のことを理解していないと感じたのか。相手だって同じことをしているのに文句を言われたように感じたのか。・・・・・・さまざまな理由が考えられます。

このことを考えるのに、グループの力は大きいと感じました。メンバーの一人ひとりが、自分だったらきっとここにマイナス感情が出るなと思ったことを聞いてみると、エピソードを話してくださったメンバーさんは、「それは違う」とか「そこだわ~~」とか、段々とはっきりしてきます。

今回メンバーさんが嫌だったのは「大きな声」だということが分かりました。へぇ~、そうなんだ、と他のメンバーさんたちは思います。でも、それでそのメンバーさんへの理解が深まって嬉しくなります。

自分がマイナスの感情が出るポイント(いわゆる「地雷」ですね)が分かると、とても便利です。そういう場面では、「ああ、ここがポイントだな」と思うことで冷静になりやすくなります。それと、前もって「これが私の地雷です」と相手に伝えておくことで、無駄なトラブルを避けられるかもしれません。

実際に子どもさんに自分の「地雷」について伝えると、子どもさんがそのことに気をつけてくれるようになったとの経験談を出してくださるメンバーさんもいて、ありがたかったです。

それから、「森のようちえん ピッコロ」について少し話をさせていただきました。良かったら、ホームページも覗いてみて下さい。


感想

 かわいい絵てがみが出来ました。母の日に送ろうかな。
 次はFさんのエピソードを聞きました。子どもさんのコメントに驚きました。いつも横の関係で接しておられるんだなあと思いました。子どもがアドレリアンになるのは早いですね。大人も少しずつ成長して行きましょう。感情を使うのではなく立ち止まって冷静に話して行こうと思いました。ありがとうごさいました。(大阪:K)


○森のようちえん
 「森のようちえん」のお話をしていただきました。
 特に印象的だったのは、「大人の側の覚悟」です。子どもに何かを教えるのではなく、こどもたちが自らの体験から学んでいくように、大人は見守ります。そのためには、大人の側に相当な覚悟が必要です。つまり、まずは「私たち大人が成長すること」が大切なんだなぁと、思いました。
○感情的になった話とうれしい話
 今月は、妻とのちょっとしたケンカ話とそれに関しての子どもの成長について、事例を出しました。みなさんからいただいたアドバイスは、3つです。
 それは、1.「イヤだ」と思うポイントは人それぞれだということ、2.そのポイントは、日頃から自分で気づけるように特別に注意しておくこと、3.相手にもそのポイントを伝えておくこと、です。
 私が感情的になりやすいシーンというのは、よくよく振り返ってみると、いつも同じような似たパターンなのです。だから、そのような状況になった時に、「来た来た!!」と気づくことができたら、感情の程度を抑えられて、抜け出せるんじゃないかというようなアドバイスをいただきました。
 みなさんに伺うと、感情的になりやすいシーンやパターンは決まっていて、数としては多くないという意見でした。私も、思いつく限りでは、数個だと思います。
 また、感情的になりやすい状況について、それを相手に伝えておくのもいいだろうというアドバイスもいただきました。
 子どもが私たち夫婦のケンカを見ていました。私がひとりでいると、子どもがすぐに「いまのはパパが悪いと思うよ。ママの言い方もよくないかもしれんけどな、パパの言い方はもっと悪いで。だから、パパはちゃんと謝らなアカンねん」と私に、冷静に伝えてくれました。妻にも、その後、何かを言いに行った様子でした。
 子どもって、起こったできごとを冷静に観察しているし、ちゃんと理解できてるんですね。それって、すごいことだなぁと、感心しました。(大阪:F)














3月の楽笑会

今月のミニ講座の講師は大阪のTさんでした。「子ども権利条約」のお話をしてくださいました。参加くださった3名の皆さんと一緒に私も興味深いお話を聞きました。

子どもの権利条約という言葉は聞いたことがありましたが、詳しく知りませんでした。Tさんのお話は、条約そのものについてよりも、それがとてもアドラー心理学の内容と似ているというお話でした。

子どもの人権連(東京都千代田区 TEL&FAX 03-3265-2197)というところが、権利条約について分かりやすく書いたリーフレットを出しているのですが、そこに「理想の子どもイメージをおしつけていませんか?」とか、「子どもを『ひとりの人』としてとらえ、子どもの力を信じ、まかせて、見守っていきましょう。」とか、「子どもと向き合い、いっしょに考えていきましょう!」などと書いてあります。(リーフレットは電話やファックスで頼むと送ってくれます)

なんだか、
「パセージ」の文章を読んでいるようです。Tさん、素敵なお話をありがとうございました。Tさんの「「パセージ」と同じだぁ!」という感動が私にも伝わってきたし、私も同じように感動しました。

例会は、
「パセージ」の復習をしました。皆さんのエピソードについて、今日は第3章「課題の分離」を使って解決することにしました。

例えば、子どもさんの言葉に動揺したり、パートナーの言い方にストレスを感じたり、友人の悩みの相談に困っていたり、子どもさんの頼みが我が儘に思えたり、パートナーの指示に振り回されている感じがして嫌だったり・・・というエピソードです。

3章では「課題の分離」、「みたび勇気づけ」のほか、「開いた質問」や「失敗を勇気づけること」なども学びます。メンバーさんたちは、それぞれテキストを繰って、とても真剣に読んで、自分に合った解決策のヒントを探していきました。

「開いた質問」を使って相手が本当に言いたかったことを聞いてみようとか、「課題の分離」をきっちりとすれば相手の感情に巻き込まれないかもしれないとか、すぐにムカッとしないで冷静に話を聞いてみるのもいいかもしれないとか、自分が答えを出さないで相手に任せてみるとモヤモヤが少なくなるとか。

私の場合、相手は夫だったのですが、冷静に「開いた質問」で相手の意図を理解すれば、そんなにイライラしなくて済んだかもしれないと気づきました。

第3章だけで解決を探ったのは初めてでしたが、本当に
「パセージ」のテキストってすごいですね。・・・つまりは、どこのページを繰っても解決策は見つかるということなんでしょう。

今回も、皆さんの解決策のアイデアは、それぞれ素敵なものでした。皆さんのアイデアも、また自分の解決のヒントにもなり嬉しかったです。ありがとうございました。


感想

 ミニ講座はアドラーと共通している事でうれしかったです。自分の事例を3章で解決してみることになりました。課題の分離でした。開いた質問の大切さ、ざわついた時正の注目して冷静に言う など心がけるようにしたいです。相談された時の対応の仕方も勉強になりました。よかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 ☆ 3章の復習
 今月は、3章を復習しました。
 11-Lの「開いた質問を使う」、12-L「子どものよい意図や努力を見つけ出そう」は、これまでに、楽笑会で事例を出したときの解決法として、北風さんから提案していただいたものです。私にとって、それぞれ、エピソードと結びついていて、とても懐かしく感じられるページでした。
 私は、妻との会話で、何となく自分が責められているような感じがしたエピソードを事例に出しました。事例を話し終えると、「うーん、そうでもないんじゃない? 単に聞いたことを、そのまま言っただけかもしれないですよ。私は、そう感じました。」というような趣旨の感想をいただきました。
 不思議なことなんですが、それを聞いたとき、なぜか、「ああ、そうかな。そうかもしれないな」と、思えたんです。それは、本当に信じられないぐらい、違和感なくスッと入ってきました。
 これまでも、一つのエピソードに、違う意味づけ、見方をすることができるということを学ぶ機会がありました。自分の解釈は、ひとつの意見であって、それとは違う解釈ができたり、違った意味づけをすることもできるんですよね。そうすると、感情もまた、違ったものに変化するんですよね。
 「違う意見、解釈もあるということを、受け入れられるようになってきたのかも」と思えて、それが、とてもとてもうれしかったです。
☆ 子どもの権利条約
 今月のミニ講座は、子どもの権利条約についてでした。
「パセージ」っぽい考え方が、あちらこちらにあり、とても興味深いなぁと思いました。
 講師役のメンバーさん、どうも、ありがとうございました。(大阪:F)


 ミニ講座の講師をさせていただきました。ドキドキ不安いっぱいでした。でもこの楽笑会のメンバーさんならきっときいてもらえるという安心感がどこかにありました。終わった後メンバーさんへの信頼感がましました。こんな話でも心をこめてきいていただけることがこんなにも嬉しいことだと体験できたことに感謝です。ワークは気がかりなことを三章を使っての点検でした。どの章でも考えられることに改めて驚きでした。そして私っていつも同じ発想をしていることにちょっとがっかりでした。(大阪:T)













2月の楽笑会

今月もまた初めてのメンバーさんを迎えて、8名の皆さんと一緒に、まずはミニ講座から始めました。今日の講師はTさん。以前動物病院に勤めていたことがあるということで、その時の体験談をしてくださいました。

私にとっては、初めての話ばかりでとても興味深く聞きました。特に印象深かったのは、表現の仕方についてです。ペットの飼い主さんが電話で「ひどい症状で」とおっしゃって、実際に連れてきたワンちゃんを見ると、そんなにひどいという感じではなかったり、「何か誤って食べてしまったりということはありませんか?」との質問に「いや、絶対にありません!」とおっしゃっても、案外飼い主さんの知らないところで食べていたり・・・。

確かにペットは家族同然。心配でたまりませんよね。それに患者さん(!)はしゃべれませんから、その飼い主さんから情報を集めなければなりません。そういう時に、質問の仕方を工夫したとおっしゃいます。例えば、「何cmくらいですか?」と具体的に聞くとか、「発疹はいくつくらいありますか?」などというように。

これって、私たちが子どもたち(あるいは、家族)の話を聞くときにも応用できそうだなぁとも思いました。

さて、今日の例会は「勇気づけ」の練習をしました。向後千春さんが書かれた本『アドラー〝実践″講義 幸せに生きる』(技術評論社)の中の「かける言葉」ワーク(p128)にヒントを得ました。

まず、メンバーさんに「少し困ったこと」「失敗したなぁと思ったこと」「嫌だなぁと思ったこと」などを簡単に話していただきます。それを聞いた他のメンバーさんたちに、「今、こう思ってらっしゃる○○さんを勇気づけたいと思います。かけてあげたい言葉を書いて渡してください」と言いました。

小さな折り紙を用意して、そこに勇気づけの言葉を書きました。1枚でも2枚でも思いついたらたくさん書きました。そして、もらったメンバーさんに読んでいただいて感想を伺いました。最後に「一番心に響いたのはどれですか?」と尋ねました。

8名の方全員はできなかったのですが、言葉をもらったメンバーさんたちは、心がほんのりとなり顔が明るくなりました。(嬉しくて感動して)涙を浮かべるメンバーさんもいらっしゃいました。また、それぞれが心に響いた言葉をおっしゃって下さいました。それぞれに思いがあり、そこに響いた言葉でした。

また、勇気づけを書いている私たちもとても幸せな気持ちになりました。今まで
「パセージ」などで習ってきた勇気づけをたくさんたくさん思い出しました。そして、メンバーさんご本人とは違う言葉にウルっと来たり、感動したりもしました。私自身も勇気づけられているような気持でした。

そして、これこそグループの力だなぁと思いました。一人では思いつかない色々な角度からの言葉たちが飛び交って、皆さんの「勇気づけの力」の大きさにも感動していました。ありがとうございました。また、やりましょうね。

お昼ご飯は、うちの近くの「トリスタン」というお店に行きました。ガレットランチが美味しいのです!ガレットとはそば粉を使ったクレープのようなもので、ハムやチーズ、チキンなどをくるんで出てきます。最近はあちこちでガレットを食べることができますが、私はここのガレットが一番好きです。


感想

 ミニ講座は興味しんしんで楽しかったです。次は落ち込んでいる時勇気づける言葉を探して書いて渡すのをしました。色々違った見方からの勇気づけがあり面白かったです。ストレンクスを探していくのかな。私も書いてもらい、勇気づけられました。よかったです。食事会も美味しかったです。(大阪:K)


 楽笑会今回も楽しかったです。勇気づけ、私は案外出来ている方だと思っていたのが実は大間違い、全然できていない自分を発見できました。まずはメンバーさんのお話をうかがって一番に気づくのは恥ずかしいことにその方のできていないことばかり。そこの着目を違う所に着目する練習は楽しい作業でした。またしていただきたいです。ありがとうございました。(大阪:T)


 今日は、「勇気づけの言葉をかける」ワークをしました。
 どのようなメッセージが勇気づけになるかは、人それぞれに違っています。だから、声かけのストックをたくさん持っているとよいそうです。
 実際にやってみると、メンバーさんによって、勇気づけメッセージが違います。自分では思いもつかないような視点や表現があって、「ああ、なるほどねっ」とか、「うまいなぁ~」とか、「おおっ、それ、ええやんっ」と思うアイデアが、出るわ出るわ。事例提供者さん(勇気づけられ役のメンバーさん)への勇気づけなのに、私もとっても勇気づけられて、「その勇気づけメーッセージ、私もちょうだいしま~す♪」と、ひとり勝手に、温かい気持ちになっていました。
 面白いなぁと思ったのは、事例提供者さんが選んだ、「もっとも勇気づけられたメッセージ」と、私が選んだ、「もっとも勇気づけられたメッセージ」は、必ずしも一致しなかったことです。「人は、それぞれ違っている」というのは頭(ことば)では理解できていても、こうやって体験してみると、「ホンマに、ぜんぜん、ちゃうんやなぁ」と、しみじみ感じたのでした。
 そういえば、
「パセージ」のテキストのどっかに、「言葉は何とかを写し取った地図」みいたいなことが書いてあったような、なかったような……。とにかく、今日も気づきの多い、優しさいっぱいの楽笑会でした。
 北風さん、メンバーの皆さま、今日もありがとうございました。楽しかったです。(大阪:F)














1月の楽笑会

今月の楽笑会にも、新しいメンバーさんが参加してくださいました。アドラー心理学に興味を持って、楽笑会のホームページを見つけてメールをくださいました。Mさん(それと、一緒に来てくれた2歳のKちゃんも)ありがとうございました。7名(+お子さん)の方々と一緒の楽笑会でした。

今回のミニ講座の講師はKさん。講師を引き受けて下さってありがとうございました。Kさんは、コーラスをしてらっしゃって、ヴォイストレーニングも受けてらっしゃいます。そこで習った方法について話してくださいました。

口を開き、喉を開き、胸を開き、上半身はなるべく広く保っておいて、下半身で声を出すのです。喉で出すのではありません、と。へぇ~、声は喉で出さない、って不思議です。でも、喉で出していると、すぐに声が枯れてしまいます。

話を聞いてから、次にみんなで立ち上がって、手を上にあげ、肩甲骨が上がっている状態を感じてみたり、力を抜いて上半身を倒してみたり、まっすぐ自然にに立つ練習をしてみたり、背骨を順番に起こしていって頭から吊り下げられているような状態を作ってみたり、・・・。

Kさんの習っているヴォイストレーニングでは、声を出さないで体を作るトレーニングをしているとか。斜腹筋(股のところについている筋肉)を鍛えると良い声が出るそうです。まるでアスリートのようですね。楽しいお話をありがとうございました。

例会では、初めての方がいらっしゃったので、まず、
「パセージ」1-Lをみんなで読みました。そして、心理面の目標の2つ、1)私は能力がある、2)人々は私の仲間だ、を点検することにしました。みなさんそれぞれのエピソードについて、自分の対応がこの2つ目標に向かう対応かどうか、もし違っているなら、どうすれば向かうのか、代替案を考えました。

「パセージ」の基本だけど、つい忘れてしまうのよねぇ」と皆さん。時々ここに戻ってしっかり復習するものいいですね。初心忘るべからず!


感想

 「パセージ」の基本の基本。それでエピソードの新たな見方がみつけられて、本当に基本で、大事なことなんだと思いました。(大阪:H)


 ☆ どこに注目する?
 今月は、
1L、「子育ての心理面の目標」を、学習しました。心理面の目標は、「パセージ」全体を貫く考え方で、いわば背骨のような役割を果たしているように思います。「戻ってくるところは、いつもココだよねっ!!」といような、安心感のあるページです。
 私の事例は、兄弟げんかでした。私の対応(行動、言動)が、子どもたちの適切な信念(=心理面の目標)につながっているかどうか、点検をしていきます。
 私は、兄弟げんかをする二人に対して、怒りの感情ではなく、不安の感情を持っていました。課題シートを書きながら、「私は、どうして不安に感じているのかな」と考えたとき、気づいたんですね。
 それは、いずれか一方の兄弟を勇気づけようとする行為が、もう一方の兄弟に対しては「あなたのしていることは、間違っているよ」というメッセージになるということです。結局、兄弟げんかに親が手を出すと、いずれか一方の子の勇気をくじいてしまうんだよね、というものでした。
 メンバーさんと話しあった結果は、兄弟げんかは、子どもたちの課題、親は基本的に手も口も出さないのが賢明ではないかということです。そして、私の勇気づける力を強くするために(子どもたちのケンカをやめさせるためではなく)、私に何ができるか、アイデアを出しあっていきました。
 実現したいのは、「この兄弟げんかはいいことなんだ」と思って、見ていられる私の態度です。そのために、兄弟げんかをすることの「いいこと」を見つけていく作業をしていきました。
 それと、もう一つ大切なこと。それは、兄弟げんかをしている時ではなく、「二人が仲良くしている時」に、アプローチすることです。
 結局、子どもの適切な行動、適切な側面に、たっぷり正の注目をすることだったんですね。そう、4L、5Lにつながっていくんですよ。
 
「パセージ」って、シンプルでいいね♪
☆ 体がほぐれると、心もおおらかに
 講師役をされたメンバーさん、ありがとうございました。体を動かすと、体はもちろん、気分もおおらかになりました。知らない世界は新鮮で、とても楽しかったです。みなさん、ありがとうございました。(大阪:F)


 (ミニ講座)うまく説明できませんでしたが皆さんに感心を持って聞いてもらい、やってもらい嬉しかったです。ありがとうございました。 (例会)みんなのエピソードを1ページ目で解決してすごかったです。相手の行動が不適切と思ってるのでざわざわするのはそのとおりでした。クールダウンの仕方を色々頭に入れておこうと思いました。(大阪:K)


 初めて参加させて頂いたのですが、北風様はじめ皆さんに息子共々温かく受け入れてもらい、とても居心地良く、あっという間の4時間でした。短く感じられたひと時でしたが、非常に収穫が多かったです。その中でも特に印象に残っているのが2つ有ります。一つは、どんな出来事でもとらえ方次第で良い面を見いだせるという事です。私にとってはこの考え方が新鮮で面白かったです。兄弟げんかも子どもにとっては社会性や自己主張の練習になっているととらえると、かなり落ち着いて居られました。二つ目は、感情のコントロール(マイナス感情を静める)の方法です。深呼吸や数を数えたり、逆に明るく「えらいこっちゃー」と声にしたりと具体的に教えていただいたのでカッとなった時試してみようと思います。ありがとうございました。(兵庫:M)