楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。


  ようこそ 
 楽 笑 会
 

楽笑会 2014年

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月




(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)




12月の楽笑会

今月のミニ講座の講師はMさん。楽笑会初参加のKさんも含めて7名の方々とお話を聞きました。(Kさん、遠くからの参加、ありがとう、嬉しかったです!)

Mさんのお話は、ある会社のウラ(?)話でした。どんな経営理念を持っているか、社員教育をどのようにしているか、Mさんがそこで働くことによってどんなことを学んだかを話してくださいました。

私自身は、会社勤めをしたことがないので、社員教育などを受けた経験がありません。あの有名な会社で、どんな教育がされているのか、とても興味がありました。(ミニ講座の企画も、Mさんが話してくださる会社のお話がヒントになりました、ありがとう♪)

Mさんのお話の中で印象深かったのは、手取り足取り教えてもらうのではなくて、先輩たちのやり方を見て覚えたり、分からないところは自分から質問をしたり、自分なりの工夫をしたりしていくというところでした。そして、先輩も後輩もみんな仲間として協力してやっていくことが大切だということを学んだというお話もしてくださって、良い会社だなぁと思いました。Mさん、貴重なお話、ありがとうございました。

例会では、いつものように一人ずつエピソードを発表してから、
「パセージ」カードを引きました。今日は、Kさんが代表して1枚引いてくださいました。カードは「ひ:平等で対等の仲間として、しかも、お互いの違いを認めあいながら、協力しあって生きていくのが、アドラー心理学が提唱する新しい親子関係なのです。」(10-L ふたたび勇気づけ)

さて、解決策のヒントはこのカードです。お一人ずつ自分のエピソードについて、どうすればいいか考えていただきました。子どもさんの行動が不適切だとマイナス感情を持った話、夫の言い方にカチンときた話、きょうだいが一度に話しかけてきた時の対応の話、親の対応に疑問を持った話など・・・いろいろな話が出たのですが、多くのメンバーさんがおっしゃったのが、「お互いの違いを認め合わないといけないのねぇ」ということでした。

「違っているって素敵よね」とまず思って、それから、「ところで、どこが素敵だろう?」と考えてみると、きっと素敵なところが見つかります。そうしておいて、相手の言葉に「そうだよねぇ」「なるほどねぇ」と返してみると、あとのやりとりが変わる可能性もあります。(家で早速実践したという報告もいただきました!)

私も考えてみると、カチンとくる時って、たいてい「私は正しい/あなたは間違っている」と思っています。そのまま突っ走ると喧嘩になってしまうのですが、間違っているのではなくて「違っている」のだと思えば、マイナスの感情も少しは小さくなるなぁと改めて思いました。

それにしても、Kさんが引いてくださったカードは、アドラー心理学の基本中の基本のカードでした。改めて見直すことが出来てよかったです。ありがとうございました。

8月から始めたミニタペストリー作りですが、全員みごとに完成しました。裁縫が得意な人も、得意でない人も、その人のペースでいろいろなクリスマスタペストリーが仕上がり、しかもその時間をとても楽しんでくださって、私も嬉しかったです。ありがとうございました。(布バージョンと紙バージョンがあります)







感想

 
ミニ講座は最近の会社の話は色々苦労があるけど頑張ってるんだなあと思いました。子どもに聞いた事がなかったので新鮮でした。滋賀のKさんよりアドラーを実践しての子育て話も素敵でした。カード一枚でみんなの悩みが解決して行き不思議で楽しかったです。そのカードをぶら下げてやって行こうと思いました。(大阪:K)


 ☆違っているからこそ、素敵
 今月の
「パセージ」カードのお告げは、10-Lでした。好きなページの一つです。テキストを読み返し、相手と平等で対等の仲間でいるために、しかも、お互いの違いを認めあいながら協力しあって生きていくために、私には何ができるかを考えました。
 参考になったのは、まず「違っているからこそ、素敵」と感じ、その次に「じゃあ、どんなところが素敵?」とその理由を見つけていく、という考え方です。後で理由を見つけるというところが、新鮮だなぁと、感じました。
 テキストを読むと、「しかも」という言葉が目にとまりました。 +α なんですね。両立している状態ってことかな? 平等で対等の仲間でいるだけでなく、+αで、違いを認めあいながら協力しあうことが勇気づけになるんですね。
 10-Lは、5-L、15-Lとともに、折にふれて、読み返したいページです。
☆いつでも、どこでも学ぶチャンスはある
 講師役をされたメンバーさん、ありがとうございました。お仕事を通じて、人との出会いがあり、そして体験を通じながら多くのことを学ばれたんですね。いつでも、どこでも学ぶチャンスがあることを、気づかせてくれました。
☆みなさんの応援のおかげ
 みなさんが応援してくださったおかげで、タペストリーが完成しました。なんでもチャレンジしてみると、おもしろことが見つかるものですね。
 私がこの体験で学んだことは、世界には、私の知らない世界がたくさんあること、勇気をくじきさえしなければ人はいろんなことにチャレンジしようとすること、自分で自分を勇気づけながら、なにか新しいことにチャレンジしてみたいと思えるようになったこと、です。
 みなさん、ありがとうございました♪(大阪:F)


 楽笑会お世話になりました。ミニ講座は、いろんな意味でとても参考になりました。働くということの大切さが若い方の考え方できっちり伝わって熱い気持ちになりました。ありがとうございました。
 事例は娘との会話でちょっとムッとしたことを書き出しました。一瞬、えっとなった時に、その通り!!!と言い返すお稽古で、なんだかうまく受け流せそうです。
 陰性感情は自分が作っているんだから、消すのも自分でなるべく早くできるといいなと思いました。次回もよろしくお願いします。(大阪:U)


 
「パセージ」カードを繰っただけで問題解決の糸口になるって、いつも思うけれど、「パセージ」ってすごい!でも「パセージ」カードから、みなさん自分で解決の道を見つけていけるのは、楽笑会などで学んできた成果なのだなあとも思いました。(大阪:H)


 滋賀から楽笑会に初めて参加しました。大歓迎してくださり、さすが北風さんの息がかかったメンバーさん!最初から馴染めました。
 前半のMちゃんのミニ講座で、働くことや、働く仲間とのつながりの大切さが、よくわかりました。家に帰って、Mちゃんの話を思い出した時、“社会と調和して暮らす”ことが、具体的にわかったなと思いました。「調和」という言葉を改めて考えてみたら、私は音楽が好きなので、「ハーモニー」だと思いました。1つの曲を演奏するのに、オーケストラは各パートが、ピアノの連弾は二人のパートが、それぞれの最高の音を出せるように努力することで、素晴らしい演奏ができる。演奏を聴いている人も幸せで満たされる。そんな気持ちが、社会の中で一瞬でも体験できれば、夢を持ち、また次がんばれるかも。私の子どもたちも、こんな風に考えて、体験できればいいなと思うことができました。
 後半は、メンバーそれぞれが、エピソードをワークシートに書き、発表し、一枚ひいた
「パセージ」カードで、自己解決していきました。これも初体験!
 北風さんが、「自分から出てきた答えは大丈夫」とおっしゃって、そうなの?!と思いましたが、また後になってみると、今まで学んだ自分を信じてみようと思い、嬉しかったです。
 体力とお金をためて、また暖かくなったら参加したいと思います。楽しかったです。ありがとうございました。(滋賀K.M)













11月の楽笑会

今月は5名の方々と一緒にミニ講座から楽しみました。今回の講師はFさん。どんなお話が飛び出すのか、とても楽しみにしていました。

Fさんが「今日は、ある本を紹介します」とカバンから取り出されたのは、なんと!『星の王子さま』の本でした。「子どものために書かれた童話だけれど、とても深いお話です!」と、ひとつの場面について話してくださいました。

皆さんは『星の王子さま』の物語をご存知ですか? 小さな小さな星に住んでいた王子さまはバラの花と喧嘩して旅に出ます。あちこちの星を巡りながら、最後に辿り着いた地球で大切なことを学びます。教えてくれたのは、耳の長いキツネ。「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」とキツネは言います。

キツネは王子さまと、友だちになっていたのですが、キツネはそれを「なつかせていた」と表現します。「なつかせる」ためには、「がまん強くなることだ」とも教えてくれます。

Fさんは、そんな場面について、話をしてくださいました。

実は私にとって『星の王子さま』の物語は、今までに読んだ本の中でこの一冊を選べと言われたらきっと選ぶであろう本でした。小学校の高学年の時に出会って以来、何度読んだかしれません。子どもの頃は、ただ面白かったとしか思わなかった本でしたが、大学生の時に原書(フランス語)をテキストに使った授業を受け、その後も折に触れて読んできた本でした。探してみると、うちに『星の王子さま』の本が6冊もありました。

『星の王子さま』は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ氏が書きました。翻訳で有名なのは内藤濯氏です。約10年前にその翻訳出版権が切れたので、他の作家が翻訳した『星の王子さま』も多く出版されました。うちにも内藤本が2冊あり、池澤夏樹氏のものが1冊あります。Fさんが持ってきてくださったのは、河野万里子氏翻訳のものでした。それぞれに言葉遣いが少しずつ違う翻訳です。読み比べてみるのもおもしろいだろうなと思いました。また、『星の王子さま』は、世界250以上の言葉に翻訳されているそうです。(うちにもフランス語、英語、ドイツ語の本があります)

『星の王子さま』には素敵な場面がたくさんあります。是非、みなさんにも一度手に取っていただきたいです。Fさん、本当にありがとうございました。とても嬉しかったです。

例会では、小さな子どもさんへの対応について話が出ました。
「パセージ」は言葉が出る3歳ぐらいから使えると言われています。でも、こちらの言っている言葉が分かれば、工夫次第で上手くいくこともあります。

小さいお子さんは、自分の思い通りにならない時、泣いて意思を通そうとすることがあります。泣くこと自体は悪いことではないので、泣いていてもらっていいのですが(例えば、「泣き枕」や「泣き人形」を作っておいて、そこで泣いてもらう)、泣いた時にこちらが動くとまずいですね。泣くのが収まってから(つまり、自分で感情をコントロールしてから)、どうしてほしいかをちゃんと言葉でお話してくれるまで待ちたいものです。

そして、こちらも、子どもが泣いている時にマイナス感情なしに(=プラスの感情を持って)見守ることができるようになれればいいなと思います。泣いているのを見守っている時に、何もしない自分を責めてはいけませんね。
「パセージ」のテキストにも「手を出さないでいてくれるあなたのことを『味方だ』と感じるかもしれません。」(24-L 目標の一致)と書いてあります。(「パセージ」のテキストってすごい!)

アドラー心理学を学んでいると、子どもが親になった時(つまり、孫ができた時)に子育ての相談をしてくれる子どもが多いと聞きます。普通は親の世代の子育ては古いからとアドバイスを聞かないことが多いのに、嬉しいことだと思います。是非、アドバイスできる素敵な「ばぁば/じぃじ」になってくださいね。

来月はMさんが講師をしてくださいます。10時30分までにお越しくださいね。どうぞお楽しみに!


感想

 
ミニ講座もとても勉強になり楽しかったです。息子から子のしつけを相談され、どうしたらいいかわからなかったので話してよかったです。さっそく乳幼児の育て方を伝えました…。ありがとうございました。(大阪:K)


 ☆共同の課題にしないことが、かえって勇気づけることになる(24-L.2)
最近、私は、妻と私の育児方針が違うことについて、どう考えて接していけばよいかが分からず、困っていました。今月は、そのことを話題にしました。
「(私は、妻の対応に)なぁ~んにもすることができないんだなぁと思って、無力に感じるんです」と言う私に、「何もしないことって、勇気づけになるんですよ!! 
「パセージ」のテキストにも、そう書いてありますよ♪♪」と北風さん。
「何もしないことが勇気づけになる? ん……? どういうこと?」そう思いました。
でも、本当だったんです。
「パセージ」には、確かに書かれていました。24-L.2です!! そして、簡潔にまとめてくださり、「なぁ~んにもしないことも勇気づけになります。そっちはそっちのやり方でやってもらいましょう、私は私のやり方を徹底しましょう!! どちらのやり方が便利かはね、最終的に、子どもたちが選びますから♪」とのアドバイスをいただきました。
「あぁ~、そうなんだぁ~。無力なんかじゃないんだなぁ~。私の徹底さだけが、問題(私にできること)なんだ!!」と、考え方を改めることができました。
みなさんは、ご存知でしたか。「何もしないこと」も勇気づけになるんですよ。そんな風に考えられるって、すごいことだと思いませんか。
☆「日ごとにきみは、少しずつ近くにすわるようにして……」
ミニ講座で、私は『星の王子さま』という物語の、あるシーンを紹介しました。友だち(仲間)になることについて、キツネと王子さまが語り合うシーンです。
それはそれはとても美しい表現がたくさんちりばめられていて、その一つ一つを仲間といっしょに味わいました。「なつかせて」、「がまん強くなることだ」、「きみがバラのために費やした時間」、「きみは、きみのバラに、責任がある」……。
短い時間でしたが、楽笑会の仲間といっしょに、このような時間を過ごせたことに幸せを感じました。 北風さん、メンバーの皆さま、今月もありがとうございました。(大阪:F)













10月の楽笑会

台風18号の接近でJRなどに一部運休などの影響が出たこの日、4名の方が来て下さいました。

今日のミニ講座の講師はHさん。どんなお話をしてくださるのか楽しみにしていました。Hさんのお話は、社会で生きづらい思いをしてらっしゃる性的マイノリティ(という言葉も差別的なのだそうですが、ごめんなさい)の方々についてのお話でした。レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、性同一性障害など、私たちにとっては余り馴染みのない人たちについて、資料などを用意してくださって教えてくださいました。

私自身は、これらの人たちについて書かれた小説を読んだり、映画を見たりしたことがあります。国によっても時代によっても、ご苦労は違うのでしょうが、そういう方々について知識を得ること、ご苦労について思いやることで、少しは生きやすい社会になるといいなと思いました。Hさん、ありがとうございました。

11時からの例会では、エピソードについて、
「パセージ」カードを引いてお告げをもらいました。子どもさんの行動が心配だったこと、いつも「○○していい?」と聞いてしまう自分が不思議だったこと、お医者さんの言葉に腹が立ったこと、親のやり方に怒りが出たこと、夫の言葉にイラッときたこと・・・などのエピソードが出ました。

カードを引いて、その言葉が載っている
「パセージ」のテキストを読んで、それから気づいたことや感想を伺いました。

良いなと思ったのは、相手の行動ではなくて自分の行動に焦点を当てて大切なことに気づかれたこと、相手の気分によって自分の気分も左右されてしまっていることに気づかれたこと、相手を変えるより先に自分を変えようという基本を思い出されたこと、・・・などなど
「パセージ」が伝えている大事なことにメンバーさんたちの思いが至ることでした。

「パセージ」のテキストを読み返すことはとても大事なことだと改めて思いました。それと、シートなどを利用して自分の行動を振り返ることも、「パセージ」の復習には有効だと、自分自身を振り返って思ったことでした。ありがとうございました。

来月のミニ講座はFさんが講師をしてくださいます。どうぞよろしくお願いします。<m(__)m> みなさん、どうぞお楽しみに!!


感想

 
ミニ講座は初めての話でためになりました。自分のエピソードにカードのお告げを貰いました。優しくきっぱりと。感情が出て難しいです。子どもの行動をマイナス感情で見ていると行動が長引くはヒットしました。ありがとうございました。楽しかったです。(大阪:K) 


 ○まず自分が変わる (31-L)
  「(あなたが)そう考えている限り、(あなたは)お義母さんの仲間にはならないんですよ」今月の楽笑会で、もっとも印象に残った言葉です。
  エピソードを話し終えて、この言葉を聞いたとき、「えっ? どーいうこと?」と、ドキッとしました。すぐに、「きっとまた、なんか学びまちがいをしてるんやろうな。なんやろ?」とワクワクして、背筋がピンとなりました。
  北風さんは、「ほら、さっきから、相手がちょっと変わればうまくいくのにって、ずーっとそればっかりじゃないですか」と、おっしゃいました。そして、なんどもなんども「それで、あなたにできることは何かありませんか」と問いかけてくださいました。
  私がマイナス感情、つまり、「相手が間違っている、相手がちょっとでも変わればうまくいくのに……」と考えている限りは、なんにも変わらなくて。だから、「自分にできることを見つけて、まず私が実践する」!! これは、
「パセージ」の核となっている考え方だと思います。
  シンプルですね。そして、厳しいです。でも、最初から方向性を誤っては、問題を解決できません。たとえ厳しく思えても、なんで自分ばっかり変わらなきゃいけないんだと理不尽に感じても、やっぱり、ここから逃げちゃいけないんだと思いました。
  なかまと共に歩んでいけるところが、
「パセージ」の良さですね。北風さん、メンバーさん、今月もいろいろとありがとうございました。(大阪:F)












9月の楽笑会

9月の楽笑会には6名(+2歳の坊や)の方が参加して下さいました。

今月から始めた新企画!例会前の30分に、メンバーさんのお一人に講師になっていただいて、好きなことをしてもらおうというミニ講座です。記念すべき初回には大阪のUさんが手を挙げて下さいました。私も何をしてもらえるかワクワクしながら楽しみに待っていました。

Uさんはひとつの物語を用意して下さいました。ピンチに陥った年寄りのロバが、機転をきかせて助かるという話です。それを読んで感想を話し合いました。それぞれの登場人物について、あれこれ話し合っていると、自分では気づかなかった部分にも目がいくようになり、とても面白かったです。諦めないで自分ができることをする、というところがアドラー心理学みたいと感じました。

また、Uさんは『古井戸に落ちたロバ』という絵本もも紹介して下さいました。上記の物語が絵本になったものでしたが、ラストシーンが少し違っていました。すると、物語の印象が随分と違って感じられました。それも楽しい体験でした。Uさん、楽しいお話をありがとうございましたm(_ _)m

例会では、皆さんそれぞれのエピソードについて、相手の行動の中にある「適切な行動」を、まずは自分で探してみました。見つけにくい時には、相手が家族ではなくて、よその人だったら?と考えてみるとどうかなと、提案してみました。

相手にもう少し構ってほしいからイライラしていたと気づいたメンバーさんは、こっちからアプローチしてみようかなとおっしゃいました。また、あるメンバーさんは、相手に対して本当に自分が言いたかったこととは違うことから話を始められたのですが、それって分かりにくいよね、と気づかれました。
「パセージ」が目指すのは、分かりやすい育児でした。他のメンバーさんたちの事例も、相手の適切なところを探すことによって、自分が変わる勇気が出てくる、というお話でした。まずは、自分が変わる、って「パセージ」のテキストにもありました。それを実践しようとされるメンバーさんたちの姿が素敵でした♪♪♪

皆さんの代替案を聞いていると、ひょっとしたらロバの物語が影響していたかも?と思えて、嬉しかったです。

来月の楽笑会は第一月曜日の10月6日です。お間違えないように、いらして下さい。来月のミニ講座も楽しみです!


感想

 皆さんお一人お一人のエピソードを聞きながら、それぞれの思いに共感して感動しました。皆さんが「パセージ」を学ばれ実践され、自分から変わろうとされているのが本当に素敵でした。
 自分のエピソードは、私が本当に言いたいことを見抜く力がついた息子には、ごまかしも効かないし、陰性感情を持つことすら許されないなぁと、成長に驚きつつ学びました。これからも協力的に暮らしていきたいので、まずは競合的にならないよう勝ち負けから先に下りられるようになりたいです。
 今回ミニ講座の担当を体験させていただいて、なかなかない、こんな機会を皆さんとシェアできたことが嬉しかったです。改めて場の力を知りました。ありがとうございました。(大阪:U)


 物語からの気づきや感想を話して楽しかったです。自分の事例で相手のいい所を見つけました。気持ちが楽になりました。自分で思い込みに入っていました。楽笑会に行くと勇気づけられます。ありがとうございました。(大阪:K)


 今月は、ミニ講座の1回目でした。初回を引き受けられたメンバーさんの勇気に、拍手をお送りしたい気持ちです。とっても素敵なお話でした。最後の1文が違うだけで、物語の印象はガラッと変わります。そこが、この物語の奥深さなんだろうなと思いました。お話の教訓、これから大切にします。
 今月、私は、ある(ちょっぴりイラッとした)エピソードを、事例に出しました。この事例を選んだ理由は、「はぁ~、あい変わらず、おんなじ失敗して、進歩がないなぁ」と思う一方で、「おおーっ、ちょっとだけやけど、できるようになってきたこともあるなぁ」と思えたからです。私の、不器用な
「パセージ」実践体験。それは、私だけでなく、きっとメンバーさんの学びにもなると思いました。さらに、北風さんやメンバーさんがどんなコメントをしてくださるか、楽しみだったことも、理由の一つでした。
 今回の事例は、妻の一言に、私がイラッと反応した、というものです。翌日、このできごとが、私にとって思いがけない展開となりました。私は、それを4つのシーン(その日、翌日の昼、夕食時、就寝準備中)に分けて、その移り変わりをお伝えしました。シーンが変わるたび、「ええ~っ?(それはアカンやろっ)」と驚かれたり、「へぇ~っ」て感心されたり、笑われたり。メンバーさんの反応がコロコロ変わって、面白かったです。
 今月の楽笑会で私が学んだことは、2つです。1つは、「結局、人と人とは分かりあえない。だからこそ、言葉をつくして(相手を)理解し、また(自分を)理解してもらおう♪」です。もう1つは、「自分が変われば、相手も変わる(ことがある)!!」です。北風さん、メンバーのみなさん、今月もたくさんの学びを、ありがとうございました。(大阪:F)













8月の楽笑会

今月は、おしゃべりの時間にパッチワーク作りに挑戦しました。あるメンバーさんから、クリスマスに飾るミニタペストリーの作り方を教えてほしいとリクエストがありました。リクエストされると嬉しくなって、これは応えなくっちゃ、とすぐに思ってしまう私です。それで、1週間前に皆さんに提案して準備をしました。

今月は初めてのメンバーさんがお一人仲間に加わってくださいました。しかも、男性です!!元からいらっしゃる男性メンバーさんと二人で参加してくださって、しかもお二人ともパッチワーク作りに挑戦してくださいました。もう一人パッチワークに挑戦くださったメンバーさんも、皆さんが作るのを見ていてくださったメンバーさんも、全員がとても楽しんでくださって、私も嬉しかったです。1時間やって、残りはまた別の機会にすることにしました。(詳しくはつれづれ2014の「ミニタペストリー制作」をご覧ください)

11時からは、いつもの例会です。今日はエピソードを伺う前に
「パセージ」のテキストの中から好きなページを探して発表していただきました。4-L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」~不適切な行動の文脈をよく観察しよう~、9-L「子どもの話を聴く」~話を最後まで聴く~、12-L「失敗した場合にも勇気づけよう」~子どものよい意図や努力をみつけだそう~、19-R「子どもから注文をとる」、24-L「目標の一致」、38-R「わがままのままで他の人の役に立つ」などが選ばれました。みなさんは、どのページがお好きですか?

好きなページを伺った時、お一人お一人にその理由も伺いました。自分がとても影響をうけたページだったり、ちゃんと習ったけれどまだまだできていないと感じているページだったり、今の自分にはとても大切だと感じられるページだったり・・・それぞれの素敵な理由をお話し下さいました。

その後、エピソードを聞きながら、ご自分で考えた代替案に加えて、他のメンバーさんたちからの代替案なども聞きました。すごく時間を取ってしまったのですが、それぞれの方が解決のヒントなどを持って帰ってくださったようで良かったです。それに、たっぷりと
「パセージ」の復習もできました。ありがとうございました。

来月からは予告通りミニ講座を始めます。メンバーさんの中からお一人に講師になっていただいて、お話をしていただいたり得意なことを披露していただいたりします。記念の第1回目の講師はUさんです。何をしてくださるかは、当日のお楽しみということで。

というわけで、次回からは10時~おしゃべりタイムで、10時30分~ミニ講座開始です。講座開始までに来て下さいませ。皆さんのお越しをお待ちしています。


感想

 今日はありがとうございました。とっても素敵な時間を過ごさせてもらいました。時間が経つのがあっという間で、もっといろんなこと話したいと思いました。特に「パセージ」のどの部分が好き(気になっている)というのは、復習にもなるし、自己点検しやすいと思いました。自分でもまたやってみたいです。次回は都合をつけるのが難しいかもしれませんが、是非また参加させてください。よろしくお願いします。(兵庫:M)


 私は、子どもの失敗をめぐって、妻に感情的になったという事例を出しました。発表し終えると、北風さんは、開口一番、「これは、最悪のパターンですね♪」と、明るいトーンでおっしゃいました。これまでの私なら、きっと、とてもがっかりしたはず。だって、「最悪」というのは、「この上なく、ヒドイ」ということですから……。
 でも、今回は、「そうですよね♪」と、笑って受けとめられている自分に気づきました。そのことが、なんだかとってもうれしかったです。
 私は、あい変わらず、ひとりよがりな解釈をして、しかも感情を使って物事を解決しようとするパターンを持っています (>_<)
 今月の事例では、私は、「子どもの失敗」だと思い、妻が子どもにキツい言い方をしたことに腹をたてたんです。ところが、メンバーさんの意見を聴いているうちに、違う解釈ができることに気がつきました。それは、妻は「私の失敗」だと考えて、私に感情的になったのではないか、ということです。
 私は、メンバーさんのとらえ方を新鮮に感じました。メンバーさんも、私のとらえ方を新鮮に感じていらっしゃるようでした。同じ事例でも人によってとらえ方が違います。当然、代替案も一人ひとり違ったものでした。これって、とても面白いことです。
 今月も、メンバーのみなさんから、たくさんの学びと勇気をいただきました。
 楽笑会は、私の大切な学びの機会です。参加するたびに、自分の中にある何かが少しずつ変わっていくことを、実感します。仲間と過ごすその空間は勇気づけにあふれていて、そこで仲間とともに成長していけることに、幸せを感じています。
 北風さん、メンバーの皆様、今月も素敵なひと時を、ありがとうございました。(大阪:F)


 若いパパさんの二人はほのぼのとして楽しかったです。私の出来事を話してアドバイスをもらい気持ちが楽になりました。相手の感情に巻き込まれないようにする。自分の感情はコントロール出来る。色々学んだ会でした。クリスマスタペストリーも楽しみです。ありがとうございました。 (大阪:K)


 今日はクリスマスタペストリー製作を楽しみにしていましたが、間に合わなくて残念でした。素敵な企画、いろいろ準備してくださりありがとうございました。またの機会を心待ちにします。
 今の自分が・・・
「パセージ」の中で好きなページを探して発表しました。そうして困ったエピソードを「パセージ」の好きなページで解決しました。
 私のエピソードは主人の心ない発言、お弁当のおかず(餃子)が派手に焦げていたな!と笑いながらいう言葉(その時はものすごいマイナス感情を感じました)にムカッとしてしまいかなり動揺しました。
 でもよく
「パセージ」を読んでみると
●2-R
目的を尋ねると、多くの場合は解決策につながるのです。
→焦がすなとか不味かったとか下手やとかを伝えたかったのではなく、ただの感想で珍しいなという笑い話だったのかも・・・考え過ぎの自分に気づきます。まずストップしなくては!
●21-L
単にその行動があなたの好みにあわないだけだったりすることが多い。
→私は主人の発言だけをみないで、行動をみよう!毎日お弁当をきれいに食べてくれる、感謝を忘れない、お弁当箱を洗ってくれる優しいところがあることを思い出しました。
●31-R
勇気づけは、子どもにだけすればいいものではありません。
→私はまず自分が変わるという決心をしました。それを主人には何だかどうしても忘れがちになります。家族みんなに平等に練習、実践の積み重ねをしようと思います。主人の過去の許せない過ちにいちいち戻らない自分になろう!
●38-R
人間は本質的にわがままで自分勝手だからです。
→わがままが有益になる方法を考えること、私も主人も子どもたちもわがままなので・・・その6人もの大人が一緒に暮らしていくのは本当に様々ないさかいが絶えません。わがままなそのままの皆の力を合わせて、一つの家族のために協力して生きていこうと思えました。
 それから余談で大学生の息子との悩みを聞いてもらいました。心にもない言動から二人のケンカになり、家に寄り付かず、私の作るご飯を食べなくなり目もあわさずしゃべらない息子にさせてしまった、悲しみの中にいました。
 例年通りお盆で、お墓参りに誘うと車の運転をしてくれ暑い中でもお墓を掃除して、祖父母の家にも寄り、ニコニコ話をしてくれました。いつも通りの息子だし、私もなるべく普通にしていました。大好きなおばあちゃんにハグしたり優しい息子がいました。食事でテーブルを囲んで、前にいる私を見て、「うぁ~顔見たん久しぶりやな、相変わらずシワとしみだらけで・・・ブスやな」と言いました。不思議とマイナス感情わきませんでした。
 それは、北風さんやメンバーさんから教えていただいていたアドバイスと
「パセージ」のおかげです。また息子と一つ山を越えたような感じです。ありがとうございました。(大阪:U)












7月の楽笑会

6名(+2歳の坊や)の方々が参加してくださった7月の楽笑会。今月は、お二人の方の事例を元に、
「パセージ」で考えていきました。

ひとつ目の事例は、子どもさんの性格について悩んでらっしゃるメンバーさんのお話でした。初めにメンバーさんが話してくださった子どもさんは、なんとなく自信がなさそうで、友だちと上手くやっていけてるのかなぁと心配してしまいそうで、ちょっと弱気な感じのイメージでした。

ひと通り話していただいてから、他のメンバーさんたちから質問をしていただき、そのあとで
「パセージ」のテキストを繰りながら、どうすればいいか考えていきました。

とにかく、
「勇気づけをはじめよう」(5-L)の1番「適切な行動や適切な側面を探そう」を見てみましょう。

今のお話の中にあった子どもさんの「適切な行動」や「適切な側面」を発表していただきました。すると、次から次へと適切な行動を見つけてくださいます。さすが、
「パセージ」の先輩さんたち!

皆さんの発表を聞いているうちに、だんだんと子どもさんのイメージが変わってきました。ずいぶんと自信ありげで、友だちの気持ちをよく考えられて、全体の中で自分が何をすればいいか、ちゃんとわかって行動できる子どもさん、というイメージです。

それにつれて、心配そうだったメンバーさんも明るい表情に変わっていかれました。そして、このメンバーさんだけでなく、他のメンバーさんたちも、適切な行動を探して正の注目をすることの大切さに改めて気づかれたようでした。

もう一つの事例は、家族で喫茶店に行こうという時のお話です。子どもさんの具合が悪くなり、メンバーさんはもう少し様子を見てみんなで行けたらいいなと思っていたそうです。ところが、家族の一人は別の用事もあるから一人で出かけると言い、もう一人は家にいることにすると言い、なんか、家族がバラバラになってしまったような気がしたというお話でした。

さて、どう考えたらいいでしょう?このメンバーさんは、いろいろ考えた末、もう少し様子を見てみんなで行こうと思われました。では、他の家族の方々も、きっと「いろいろ考えた末」、一人は出かけると言い、一人は家にいると言ったのでしょう。その「いろいろ考えた末」というのは、どういうことだったのか、考えてみませんか、と提案してみました。

すると、こちらの方も、皆さん、次から次へと「こう考えたからかもしれない」「ああだったかもしれない」とたくさんおっしゃって下さいました。

それを聞いていたメンバーさん、「そうかぁ、他の家族にも良い意図があったんだなぁ」と・・・(*^^)v

自分自身の心の中のこと、例えばあれこれ配慮したり気遣ったりしていることなら自分で分かります。けれど、他の人の心の中のことは分かりませんよね。でも、きっと自分と同じようにあれこれ配慮したり気遣ったりしていることがあるはずです。そのことに気持ちが向くと、少しはクールダウンできそうです。

今回は、いつもと違って、全員の方の事例を扱いませんでした。けれど、メンバーさんが出してくださった事例を使って、他のメンバーさんたちも(もちろん、私も)、たくさんのことに気づき、
「パセージ」の復習が(それも、深い復習が)できたと思いました。ありがとうございました。

それから、2歳の坊やがとても素敵だったこと、付け加えておきます。それまでは、静かに部屋に居て下さったのですが、少し飽きてきて、部屋の外から「ママ!」と呼びます。ママはちょうど話をしていて、その場を離れたくありませんでした。私は、どうしようかなと思ったのですが、世話係としてお願いすることにしました。坊やに向かって「ママはまだ少しお話があるので、もうちょっと待っててくれるかな?」と言ってみました。すると、彼はちゃんと理解してくれたのです。ママと呼ぶのをやめて、静かにしてくれました。話が終わった後で、メンバーさんたちも一緒に、彼に「ありがとう」を言ったのは言うまでもありません。彼もニコッとして、バイバイと手を振ってくれました。嬉しかったよ!


感想

 
4年生のお子さんの事例でしたが、(自分は、子どもが)大きくなっても同じような心配してると思いました。不適切と思ってる所がその子の素敵な所で、そのままでいい所は改めて感動しました。二つめは自分が勇気を持って変わって行ってる姿に感動しました。ありがとうございました。(大阪:K)


 ★子どもの力を素直に信じる
 例会での実際のお話です。お母さんと遊びたがる2歳の子供さん。「今、お話の途中だから、もう少しだけ待ってもらえる?」とお願いたところ、一人で静かに遊んで協力してくれました。帰りがけ、「協力してくれて、どうもありがとうございました」と、メンバー全員で感謝の言葉を伝えてお別れしました。きょとんした様子でしたが、すぐにニコッと笑って、バイバイしてくれました。子どもは、理解できるんですね~。
 例会後、私の子どもの質問に、「大人が幼児ことばを使うのは、私は、あまりおすすめしません。子どもはすぐに言葉を覚えますから。きっと大丈夫です!!」というようなアドバイスも頂きました。
 子どもの力。素直に信じてみることにします。
★不思議な体験
 私は、あるケンカのエピソードを事例に出しました。
 イライラした時、私の頭にあるのは、「わたしは正しい。あなたは間違っている」です。「それは、すっごい危険ですね(笑)」と、メンバーのみなさん。
 わかってるんですよ~~。それでも、やってしまうんですよね。思わず、「みなさん、どうされてるんですか」と聞いちゃいました。これが、グループ学習の良いところですよね。テキストに戻って、どうすればよかったのか、みんなでいっしょに考えてくださいました。
 出された案は、「相手の目的」を考えること(4R、12L-3)。目的は、「良い意図」と読みかえることもできるそうです。そこで、可能性として考えられる「相手の良い意図」を、メンバー全員で推測していきました。
 「こうかもしれないね」、「こうかもしれないよ」。たくさんの可能性が見つかりました。相手の良い意図を見つけられなかった私。しばらく皆さんの意見を聞いているうちに、「うーん。いろんな可能性があるもんやなぁ。ひょっとして、そうかもしれんなぁ」と、徐々に相手の良い意図や考え方などに注目できるようになりました。そうすると、不思議と怒りの感情が消えていったのです。
 これって、不思議な感覚でした。
 なぜって、「考えが感情を作り出してるの?」と思うからです。もし、そうであれば、感情をコントロールするカギの1つは、どうやら「考え方」にあるらしいということになります。とにかく、感情はおさまったのです。不思議な体験でした。
 相手の目的(良い意図)に関心を向けてみることにします。もしできるようだったら、相手に聴いてみることにもチャレンジしてみたいです。
 北風さん、メンバーの皆様、ありがとうございました。今日も、素敵な仲間に囲まれて、たくさんのことを学べました。仲間のひとりひとりが、私の課題をいっしょに考えてくださったこと、本当にうれしかったです。(大阪:F)


 子育てする中で、いつも自己点検しようと心がけていることがあります。今この対応をしていると、この先子どもはなにを学ぶのかな?今子どもへ使っている、自分のこの感情の目的はなにかな?自分を振り返って考えます。
 もし立ち止まることが出来なかった時に、子どもとの葛藤に陥ったらこの点検がまだまだ身に付いてないんだなぁと思えた自分を勇気づけるしかありません。なんとか立ち止まることができたとき子どもの良い意図を探して、適切な側面を見つけて、まず謝ることをしたいと思います。皆さんからの、いろいろたくさん勇気づけありがとうございました(*^^*)(大阪:U)













6月の楽笑会

今月は8人の方と一緒にエピソードを考えていきました。いつものようにエピソードを書いて発表しました。

夫さんとのやり取りの話、子どもさんの「不適切(と感じてしまう)」行動の話などなど、楽しいお話がたくさん出ました。今日の点検ポイントは「感情」です。そのエピソードの間に、自分の感情はどのように変化したかを0~-10で細かく表してみました。

例えば、私の場合。母とのやり取りです。
私が夕食の準備を始めた時、雨が降ってきました(0)。2階の窓を開けていたので、母が「(窓を)閉めてきた方がええかな?」と私に聞いてきました(-1)。私には、その判断をすることができないのに、なぜ私に聞くんやろ?と思いながら(-4)、「う~ん、分からんわ」と答えました(-7)。すると、母は2階へあがったあと「やっぱり、窓を閉めてきた」と言いに来ました(-7)。私は、「ありがとう」と一応(!)言いました(-7)。(そのあと、どんどんマイナスが増えていき、最後に-10になりました)

エピソードが終わった後の方が、マイナス(この場合は怒りです)が増えたのが、自分でも不思議でした。みなさんに話を聞いてもらい、少し質問をしてもらっているうちに、夫が相手でも同じようなことがあることに気づいてきました。

それは、1)質問されたら、ちゃんと答えたいと思っていること、2)なのに、どう判断すればいいか分からないと、ちゃんと答えられなくて混乱すること、3)すると、イライラして来て、なんでそんなこと私に聞くの!と逆ギレしやすいこと・・・などなどです。そして、私が「う~ん、分からんわ」と言った時、母が「そら、分からんやろうなぁ」とでも言ってくれれば、すーっと感情が収まったと思いました。でも、母はそう言ってくれなかったので、そんな時にその感情を自分で収める方法を考えてみました。それは、誰もいないところで、「あ~~、腹立つなぁ」と声に出してみることです。私の場合、誰にも聞こえないと分かっていたら、声に出して感情を言ってみると、収まりやすいです。

他の皆さんのエピソードについても、それぞれマイナスの感情の変化を考えてから、その収め方を見つけていただきました。体が固くなってしまうというメンバーさんは、何か呪文はないかなぁ?とみんなで考えたところ、「ピヨピヨ」とひよこちゃんが飛んでるところを想像すると体がほぐれる、というアイデアを思いつきました。なんか、面白くてステキ!!

また、相手の理屈の筋が分かればすっきりするとおっしゃったメンバーさん、もう少し相手に丁寧に伝えることで怒りも収まりそうとおっしゃるメンバーさん、「以前のエピソードと同じお話ねぇ」とみんなに言われて「???」とびっくりされたメンバーさん・・・それぞれがそれぞれに気づきや発見があって楽しかったです。ありがとうございました。

それから、ちょっとした企画を考えています。10時~11時のおしゃべりタイムを使って、ミニカルチャー教室をしたいなと思っています。皆さんの得意なことを披露していただくと楽しいかなと思いつきました。例えば、感動した話をする、得意な歌を披露する、みんなでちょっとしたものを作る、大好きなタレントの話をする、得意料理の作り方を伝授する、アドラー心理学との出会いの話をする、などなど10分~30分ぐらいの時間です。

それで、とりあえず、私はこれができるよ、ということをメモに書いていただきました。4人の方が出してくださったので(ありがとうございます、メチャ嬉しかったです♪)、9月ぐらいから、ミニカルチャーを始めたいと思います。他の皆さんも、是非講師(ゲスト)として手を挙げてくださいね。よろしくお願いします。<m(__)m>


感想

 
今日は、これまでは楽笑会が始まるまでのおしゃべりタイムだった30分間のプロローグ企画で、自分のできることやしてみたいことをしてみませんかと北風さんからの提言がありました。そこで紙にやってみたいこんなことあんなことを書くことから始まりました。皆さんいろいろことをしてくださるようでとても楽しみです。私も決してうまく出来ないかも知れないけど、今挑戦したいことを書き出しました。これからは準備して参加しないといけないなと少しプレッシャーを感じています。
○感想
 エピソードを書いて、自分のくせを点検しました。何が気になったかどんなことにムカムカざわざわとしたマイナス感情を持ったのかに焦点をあて、その時のマイナス感情の強さを調べて、その時の体の硬い感じを思い出しました。そして一番強いマイナス感情の時、それをうまくおさめる、体の緊張感がゆるむオリジナルな代替案を自分で見つけ出しました。
 私は次男とのやり取りでした。書いてみて、最初はわからなかった自分のマイナス感情や対応の失敗を皆さんの話を聞かせてもらいながら、自然にわかっていきました。大切な話をしたかったのに回りくどくて、それに本当に伝えたいことではなかったので、子どもが求めているあっさり、クールさに欠けていて、論理的でなかったなという感じです。
 次男の価値観を認め、この子はたまたま不適切な行動をしているだけと、思いながら、ふーん、あぁなるほど、そうなんやと話に相づちをうち、話を聞きながら目をつぶって深呼吸して落ち着くことをしてみようと思いました。とりあえず私の価値観で子どもを裁くのをやめて、自分はどうなったらいいと思っているか子育ての信念を思い出すように心がけます。今日もありがとうございました。(大阪:U)


 マイナス感情が出た事例はほぼ同じ事で、今さらながら気付き納得しました。またやってると楽しんでみます。相手を変えようてしていました。相手は変わらないので自分の出来る事をするでした。メンバーさんのお話しは気付きがあり勉強になりました。ありがとうございました。(大阪:K)


 先日の楽笑会も、楽しいひとときと感動をプレゼントしていただき、ありがとうございました。エピソードから、自分のこだわりや大切にしているものがバシッと出てきた時は、とても興奮しました。自分のことって、分からないものです。本当に理解するというのは、言葉に体験が加わることなんですね。
 解決策の一つとしてご提案していただいたことも、知識としては持っていたのですが、こういうシーンで使うんですね。知識を活かす、しっかり身につけるというのは、こういうことなんだと思いました。北風さん、メンバーの皆様、今月もたくさんの気付きと勇気を、ありがとうがとうございました。(大阪:F)


 自分の受け取り方の癖を再確認できたことと、そうなったときの「おまじない」の言葉が見つけられてよかったです。受け取り方の癖が私独自のものなら、おまじないも私独自のもので面白かったです。他の方に教えてもらった腹式呼吸・深呼吸も取り入れて、自然にスルーできるようになれたらいいなと思います。(兵庫:N)













5月の楽笑会

5月の楽笑会には、初参加の方お2人とちっちゃなお客様(2歳になったばかり!)を含めて10人の方が来て下さいました。初めての方のお一人は、メンバーさんのお友達で、誘われて参加してくださいました。ありがとうございます。また、もうお一人の方は、20年近く前に私のスマイル(
「パセージ」ではなく、スマイルです!!→現在は「えくと」)を受けて下さったメンバーさんで、当時はまだ大学生だったそうです。今は、もうお二人の息子さんのパパです。そう、「パパ」ということは、男性です(当たり前!)。自宅で楽笑会をするようになってから男性の参加者は初めてで(小さなお客様はいたけれどね)、とても嬉しかったです。楽笑会のホームページを見つけて、連絡をくださったのでした。ありがとう♪

さて、今回は、自己紹介を兼ねて、まず最近あったエピソードを話していただきました。夫さんとのやり取りのお話、自分がした対応がどうだったか?と疑問を持ったお話、子どもさんの不適切な(と感じた)行動のお話、などなど、・・・みなさん、楽しく面白いお話をしてくださいました。

最初に、
「パセージ」のテキスト「子育ての二種類の目標」(1-L)を読んでから、さっきのエピソードをシートに書いて、テキスト4-L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」「1.不適切な行動の文脈をよく観察しよう」のところで点検してみました。

「どんな状況のときにその行動をするのか?」「私は今までにどんな対応をしていたのか?」「私の対応の効果はどうだったか?」などのポイントについて、おちついてチェックしてみて下さい。

シートを書くだけで自分のパターンに気づかれたメンバーさん、点検していく中で相手の良い意図に気づかれたメンバーさん、相手の言葉にいつも同じ対応をしていることに気づいたメンバーさん、落ち着いて考えてみたら相手の言葉はちっとも不適切じゃなかったと分かったメンバーさん、どうすることもできないと思っていたけれど解決策のヒントに気づかれたメンバーさん・・・などなど、みなさんがご自分でたくさんのことに気づいていかれました。やはり、
「パセージ」のテキストってすごいです。また、テキストに沿って点検しながら、次々と気づいていかれるメンバーさんたちも素敵です。(それと、帰って早速実践したよ、という報告をくださった方もいらっしゃって、それもすごく嬉しかったです)

私も、もう一度自分の行動を見直して、改めて「能力がある」「仲間だ」について考えてみたいと思いました。ありがとうございました。


感想

 
新しい方が来られて嬉しいし新鮮でした。「パセージ」の基本の基本だけでも、改めて深いですね。せっかく気づいた代替案「相談」する勇気を出せるように工夫しがんばります。(大阪:H.H)


 今回は途中からの参加でしたが、みなさんの振り返り・感想を伺うことができてよかったです。北風さんがおっしゃった「自分で考えた(思いついた)代替案は実行に移しやすい」という言葉がとても心に残りました。人は、自分で考えて自分で決めて行動したいんだなぁ・・・と再認識しました。(兵庫:N)


 課題シートに不適切だと感じた子どものエピソードを書き、
「パセージ」の4-Lでチェックしてみました。この行動は絶対に不適切だと思って、子どもを裁いていたことがわかりました。そんなマイナス感情では勇気づけることは出来ません。課題シートを書くだけで子どもの適切な側面が見えてきました。
 北風さんから、子どもの気持ちを聞いてみたらと宿題をいただいていたので、帰宅して、「話してくれたとき、私の対応をどう思った?」とドキドキしながら聞いてみました。すると、「めちゃくちゃ面白い話やからママにもウケると思って話しただけ。もっと笑ってくれると思ったけど(笑)」という返事でした。マイナス感情を持ってしまい、どうしても笑えなかった私ですが、マイナス感情を隠すことは何とか出来ていたようです。
 「また話聴かせてね」と言って、「わかった」と笑って終わりました。
 子育ての心理面の目標、能力があって、仲間だと思ってくれているようで、なんだかホッとしてすっきりしました。
今度は適切な行動にもっと注目して、話をしてくれた時にプラスの感情で聴けるようにしたいです。ありがとうございました\(^o^)/ (大阪:U)


 
「パセージ」1章を勉強しました。エピソードを書いていると気づきがありました。初めての人達がパターンに気づき解決してるのにびっくりしました。私は帰って娘に謝りました。娘も「文句ばかり言ってごめん、行ってよかった」と言われ、嬉しかったです。(大阪:K)


 初参加です。たくさんの学びをいただきました。その中で、もっともココロに響いたのは、心理面の目標、「1.私は能力がある」「2.人々は私の仲間だ」です。
 心理面の目標を持っているのといないとでは、子育てや対人関係において、行動や気づきに大きな差が生じるだろうなと思いました。中核に据えておかないといけないことなのに、今までの私には、この意識がまったくなかったことに気づきました。
 子どもたちにはもちろん伝えたいことですが、まずは自分自身がこの心理面の目標をクリアできるようになりたいです。「課題シートに向きあっていくぞっ!!」と、新たな決意をすることができました。
 北風さん、メンバーの皆様、たくさんの学びをいただき、どうもありがとうございました。(大阪:F)


 久しぶりに参加できたこと嬉しかったです。マイナスの感情が動いたエピソードを思い出してみましたが、なんと思い当たらないのです。これはどうしたことでしょうか?腹がたつことや悔しかったこと、最近ないなあと大発見しました。なので私のエピソードは私の行動に対してアレッなんかひっかかるなあと感じたことをお話しました。函館で一人で働いている息子が母の日に電話してきてくれました。「電話したからもうお菓子とかはいらんやろ」と言われたのにたいして「ヤッパリほしいわ、送って」と私が言ったことです。さらに「他の兄弟はあれくれた、これくれた」とうわのせして言ってしまいました。息子の気持ちのわからん発言やったなあと反省でした。皆様に聞いていただいて、私のこの反省を正直に伝えてみるか、本人がどう感じたのかきいてみることにしました。どちらかできそうな方をしてみようと思いました。(大阪:T)


 約一年ぶりの楽笑会でした。やっぱりアドラー心理学は良いなぁ!と思いました。日常のよくあるひとこまをじっくり考える時間…普段はなかなかないです。それによって見えてくるものや、事柄。今回もとても楽しかったです。皆さんの温かい雰囲気の中で、息子も参加させて頂けて感謝でした。ちなみに当日の我が家…というより、私、穏やかでした♪(兵庫:H.J)













4月の楽笑会

4月の楽笑会には4人の方が来て下さいました。4月というと、新しい年(年度)が始まるので、なんとなく気分も一新される気がします。楽笑会は、いつものようにやってますが・・・(*^^)v

さて、まずはいつも通りエピソードを書いていただいて発表しました。お話を聞きながら、みなさん、ぽつぽつと質問をしてくださいます。

「もう少し詳しく教えて」とか、「それを相手に聞いてみたらどうなるの?」とか、「前はどうだった?」とか、あるいは、「それって、ひょっとして権力闘争?」とか・・・。

その質問に答えていくうちに、そうや、権力闘争やったわ!とか、そういえば、前はちゃんとしてたとか、相手に聞いてないなぁとか、自分なりに気づいていきます。質問の力ってすごいですね。というより、きっとみなさんの「質問力」がアップしたってことなんでしょう。

「パセージ」のテキストから解決のヒントを探そうと思っていたのですが、結局皆さんの質問の力で、少しずつ解決に向かって行ったようでした。ありがとうございました。

で、最後に
「パセージ」カードを引いて、「パセージ」の神様からの「お告げ」をもらいました。

「い:『いつでも子どもの味方でいよう』と、心の中で決心してください。(略)次に、機会があるときに、『私はあなたの味方です』と、子どもに言ってあげてください。」(36-L 子どもの味方でいる)、
「ち:失敗は成長するためのチャンスなのです。」(12-L 失敗した場合にも勇気づけよう)、
「な:仲間を思い出してください。電話をかけたり、あるいは学習会に出たりして、体験を報告して、新しい代替案を学んでください。」(39-L 子どもを勇気づける)、
「り:理屈をわかっただけじゃ動けない。体が自然に動くように練習しなければならないんです。」(11-R 閉じた質問と開いた質問の違い)、
「わ:『わたしメッセージ』を使う」(10-R 勇気づけと勇気くじき)。


カードを読んでの感想も伺いました。私のカードもピッタリのものが出たのですが、今の私にはちょっと難しいなぁ、と思ったのでした。でも、小さな階段でも一段ずつ上がっていきたいです。みなさんからの温かいアドバイスを受けて、自分が上がれるくらいまで段を低くして実践を続けて行こうと決心できました。ありがとうございました。感謝、感謝!!


感想

 色々な話を聞いて勉強になり、楽しかったです。「パセージ」カードでおつげをもらいました。自分が変わってスキルアップして行こうと思いました。(大阪:K)












3月の楽笑会

今月は、初参加の方がお一人来て下さいました。楽笑会のメンバーさんがお友達を連れてきてくださったのです。ありがとうございます<m(__)m> その方を含め、5人の方々と一緒に
「パセージ」の復習をしました。

初参加の方は
「パセージ」をご存じなかったので、まずは1-L「子育ての二種類の目標」を読みました。久しぶりにじっくりと読んでみると、とても新鮮で、以前とは違う発見があり驚き!!

次にいつものように
「パセージ」の課題シート風にエピソードを書き、発表しました。それから、1-Lの2「子育ての心理面の目標」のみで点検&代替案を考えてみました。

シートに書いた自分の行動(したことも言ったことも全て)について点検します。点検項目は、相手が
「私は能力がある」と感じるか感じないか、「人々は私の仲間だ」と感じるか感じないか、の2つです。

私の対応について、それをした方が「能力がある」と感じそうか、しない方が「能力がある」と感じそうか。それを言った方が感じるか、言わない方が感じるか。また、
「人々は私の仲間だ」についてはどうだろうか。それをした方が良いのかしない方が良いのか。言った方が良いのか言わない方が良いのか。

全ての自分の行動について、ひとつひとつチェックしていきました。すると、その行動をとらない方が良かったとか、そのセリフは言った方が良かったと分かってきます。そして、その行動の代わりの方法や、違う言い方で、より能力を感じる、より仲間だと感じる方法にも気づいていきました。

普段私たちは能力だとか仲間だとか、そんなに意識しないで行動をしています。でも、こうやってひとつひとつ、した場合としなかった場合、言った場合と言わなかった場合について点検してみると、おのずともっと良い言い方や良いやり方に気づくものです。

「パセージ」を丁寧に実践するというのは、こういうことなのですね。改めて実感したことでした。ありがとうございました。

6月1日(日)に「ワイワイ祭り」をします。皆さんのご参加、心よりお待ちしています。


感想

 1‐Lを読み、勉強しました。イラっとした時心理面の目標を思いだすようにやっていこうと思いました。夫に対し言葉が足らない事がわかりました。楽笑会に参加し気持ちが楽になりました。ありがとうございました。(大阪:K)


 
「パセージ」の一番最初のページを読み、子育ての目標を点検しました。久しぶりに声に出して読み、素敵な言葉が散りばめられていて、感極まって涙が出そうでした。(大阪:U)


 今回、また鬼ママシリーズ(?)のエピソードを出しましたが、鬼ママセリフを言ってるときの皆さんの反応が、ドン引きで・・・・。ああ、やっぱり私相当怖いんだなぁと再認識しました。
 私よりはセリフはもうちょっと女性的な言い回しでしたが、母も似たような感じでしたので・・・・。やっぱ怖かったんだよね、と、思っていいんだなと思いました(苦笑
 睡眠不足とか、体調とか、そういうのを言い訳に鬼になることが多いので、そのへんのブレーキがかけられるようになるといいなと思います。(兵庫:N)













2月の楽笑会

今月も
「パセージ・プラス」の復習がてら、8名の参加者の皆さんと一緒にキラキラ探し(仮想的目標探し)をしてみました。先月、「パセージ・プラス」のリーダー会で倉吉のりえさんが作ったという「パセージ・プラス」用のワークシートを見せてもらう機会がありました。それを参考にしたシートを私も作ってみたので、その使い心地を試してみたかったというのもあります。(りえさん、ありがとう♪)

一番上にはエピソードを書きます。左側が相手の行動、右側が私の行動です。次に
「パセージ・プラス」のテキストに沿って、1)対処行動、2)ライフタスク(何が、どんなふうに問題だったのか)、3)陰性感情、4)仮想的目標を書く欄を作ってあります。その下には、仮想的目標が真犯人かどうかのチェックと、協力的目標か競合的目標かを点検できるようにしてあって、代替案が分かればそれも書けるようにしました。

まず、エピソードを書いて発表し合ってから、皆さんには陰性感情の欄まで記入していただきました。仮想的目標は、あと回しです。これは、みんなで探した方が楽しいですからね。

エピソードは、夫さんとのやりとり、お父さんとのやりとり、子どもさんとのやりとりなど、さまざまでした。そして、お二人の仮想的目標をみんなでわいわいと探しました。

お一人目の方は子どもさんとのエピソードでした。ライフタスクについて、何が嫌だったのかを詳しく聞いているうちに、だんだんと仮想的目標に近づくアイデアが出てきます。そして、ヒットしたときには「そうそう、それそれ」と笑顔になったので、こちらも嬉しくなりました。

私たちは、いつも仮想的目標に向かって対処行動をしているのですが、それでは本当に伝えたいことが相手に伝わらない、相手は全く違って受け取っている可能性もあるのですよね。私も自分を振り返って、同じようなことをしているなぁと思ったことでした。

お二人目の方のエピソードは、夫さんとのやりとりでした。メンバーさんご自身が選ばれた対処行動は、エピソードの最後のものでした。みんなで仮想的目標をあれこれ探してみましたが、なかなかヒットしません。メンバーさんも、う~ん・・・と考え込んでしまわれました。

そこで、私が一つ提案をしてみました。一番最初の対処行動でやり直してみませんか、と。すると、メンバーさんも笑顔になる協力的目標がうまく見つかったのです。どういうことだったかというと、メンバーさんが選んだエピソードの後半は、実は葛藤になっていたのでした(つまりこの時の仮想的目標=競合的目標)。最初のは、まだ葛藤になっていない時の対処行動だったので、協力的目標も見つけやすかったのでした。

復習するのにはとても良いエピソードを出してくださって、皆さんの理解も深まったような気がしました。ありがとうございました。

さて、試しに使ってみたワークシートの使い心地もまずまずだったようで、皆さんが分かりやすかったと言ってくださいました。皆さん、ご協力ありがとうございました。

それから、メンバーさんが「うちの息子の作品で~す!!」と持ってきてくださったのが、これ!↓「ひゃ~~、かわいい~~」と私も含めおばさんたちは大騒ぎしました。

家に帰ったら、第2弾が出来あがっていたようで、送ってくださった写真がこちら。→

かわいらしい作品、ありがとう!!


感想

 今日は長女との会話から自分の価値判断をチェックしました。私はいつも家族(ペットも含めて)のことを考えています。家族が暮らし易く困らないようにするのがお仕事だと思っています。そして、それに家族が協力するのは当然だと押し付けて、断られると何だかイライラして競合的になりやすい事がわかりました。断るのも、共同の課題にすることもできるので、子どもの言動に落ちこんだり、優しくないと思い込まないようにしたいと思いました。たくさん協力してもらっていることを思い出すことも大切だと感じました。ありがとうございました\(^o^)/ (大阪:U)


 仮想的目標を見つける、今回もさらに復習ができてよかったです。
 お一人目のエピソードでは、私が予測してた以外の仮想的目標が見つかって、自分が、自分の価値観ガチガチで見て判断してることがよくわかりました(苦笑
 それと、「どうせ○○だろうから」と決めてしまって言わないでいることで、すれちがいって起こりがちなんだなぁ、ということも再確認できました。
 お二人目のエピソードも、こんがらがってよくわからなかった状態からシンプルにほどけていく様子に、感動しました。(兵庫:N)


 シートにそって行くのはわかりやすかったです。キラキラ目標をメンバーさんから言ってもらい自分ではありえないと思ってたので嬉しくなりました。私の対処行動が相手を混乱させてるとは驚きでした。陰性感情だけ伝わるんですね。プラスを学びたかったのでやってもらってよかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 今月もありがとうございました。仮想的目標探し、まだまだ難しいです。朝起きず学校に行かなかった息子に対して、私の目標はやっぱり学校に行くこと?
 
「パセージ」に通わせてもらって、生きていてくれるなら学校に行かなくてもいいか~とやっと思えるようになったと自分では思っていたのですが、何も変わって無かったようです。やっぱり普通の子(これが私の私的感覚ですが)と同じようになって欲しい思いが捨てられないようです。またまた反省の会でした。ありがとうございました。(兵庫:M)












1月の楽笑会

明けましておめでとうございます。
今年もこのページで楽笑会の様子をお伝えしていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。

今年最初の楽笑会には小さなお客様を含めて8名の方が参加してくださいました。去年
「パセージ・プラス」を受講された方が4人いらっしゃったので(それと、私自身の復習のためにも)、「パセージ・プラス」で習ったエピソードの分析をやってみました。

いつものようにエピソードをシートに書いていただいてから、
「パセージ・プラス」の手順に従って(テキスト3ページ)それぞれ自分で考えてみました。1)対処行動から出発する、2)ライフタスクを探す、3)陰性感情を探す、4)仮想的目標を探す の4つです。

まず、自分がした行動、言った言葉に注目します。エピソードの中に1つしかない場合もありますし、複数ある場合もあります。1つしかない場合はそれが対処行動です。複数ある場合は、その中からどれか1つを選びます。一番感情が動いたところでもいいし、一番初めの行動でもいいし、動きが大きいところでも構いません。また、「何もしない」「黙った」というのも対処行動と考えます。

次にライフタスクを探します。ライフタスクというのは、自分の対処行動の前に何があったか、相手が何をしたか、相手が何を言ったか、というようなことです。これも、比較的簡単に見つけられます。

そして、その時の陰性感情は、何だったのか名前を付けてみます。「怒り」とか「不安」とか「後悔」など。

最後に仮想的目標ですが、これは、自分一人ではなかなか分かりません。ここでは、皆さんの協力を得て、あれかな、これかな、と考えていきます。ヒントとしては、ライフタスクの何が、どのように、問題だと思ったのか、腹が立ったのか、嫌だったのかを考えてみると、その時自分が何にこだわっていたか(つまり、何を大切にしていたか)が分かるので、仮想的目標も見つけやすくなります。

ひと通り自分で考えてみてから、お一人のエピソードについてみんなで考えてみました。この分析の楽しいところは、仮想的目標が分かった時に、「それ、それ!」と皆さん素敵な笑顔でおっしゃるところです。思わずこちらまで嬉しくなってしまいます。そして、見つかったら、テキストの2ページで本当にそれが仮想的目標かどうか点検しました。

今回は時間の関係で全員の方の仮想的目標を考えられませんでしたが、また機会があればやってみたいと思います。
「パセージ・プラス」の復習もできて、私にとっても良かったです。ありがとうございました。

それから、小さなお客様は最後までちゃんと私たちの輪の中に参加者として坐っていてくれました。ひょっとしたら退屈して輪の外へ出ていくかしら?と思っていたのですが、私たちの話を静かに聞いていてくれて、一人前の「楽笑会のメンバーさん」って感じでした。最後に「北風さんって、蛙が好きなんやね」って話しかけてくれました。子どもさんに“北風さん”って呼ばれて、本当に嬉しかった私でした。アリガト♪

  
感想

 「パセージ・プラス」で学んだ「対処行動」「仮想的目標」についてみなさんのエピソードをもとに考えていくことで、さらに理解が深まりました。仮想的目標をみんなに考えて言ってもらって「あたり」だったときのご本人の反応もとてもすてきでした!おお、このくらい「そう!それそれ!」って感じになるんだぁー、って。自分の仮想的目標も、探していったら面白そうだなぁーと思いました。(兵庫:N)


 どうもありがとうございました。初参加でしたが、みなさん温かく輪の中に入れて下さって、お茶とお菓子を頂きながらリラックスして楽しくお話を伺ったりお勉強する事ができました。
 
「パセージ・プラス」の復習は、新しい発見がありました!仮想的目標を探す時に、ライフタスクである相手の言動の何が嫌だったのかをよく考えてみるように北風さんが仰られたので、よくよく点検してみると、私の私的感覚らしきものが見えてきて・・・^^;
 今までは、これまで自分があまりそこを深く掘ってなかったから、自分の思いが見えにくかったんだなと気が付きました。とてもいい復習になりました。家でも違う事例で考えてみようと思います。気づきを与えて下さって、どうもありがとうございました。
 来月もお伺いしたいと思います~。楽しみです。どうぞこれからもよろしくお願い致します。(兵庫:I)


 今月もありがとうございました。間が空いてしまったので気後れしてたのですが行ってよかったです。過剰に反応してしまう私のライフスタイル、もっとわかりたいです。感情を分析したり冷静に対応するのは不得意ではないのですが、裏にマイナスの感情を隠しているためやはり子どもには気づかれてしまうようです。Uさんのように愛情あふれるお母さんが自分の理想なんですけどね…また来月勉強したことを忘れないように点検するの楽しみにしています。(兵庫:M)


 気になるマイナス感情を持ったエピソードからライフスタイルがわかりました。
 大学生になった子どもが私の親切なお世話が何故うざいかよくわかりました。その後私がグダグダ言わなくなったとたんに子どもは私に気遣いしてくれるようになりました。全部私の行動や構え方から起こっていたんですね。これからクールで距離感のある親を目指します、ありがとうございました。(大阪:U)