楽笑会 つれづれのページ

このページでは、日頃感じたことや気づいたことなどを
特にテーマを決めずに
書いていこうと思います。


  ようこそ
 楽 笑 会
 

つれづれ 2006年
母(義母)の挑戦父(実父)の挑戦ベルギーのチョコレート屋さん平戸旅行/
夫婦で遊ぶ
練成講座での体験体験から気づいたこと理想は高く話を聴く感情の目的









12月
感情の目的

「パセージ」
30-L「感情的になったときは」というページがあります。そこでは、「この感情の目的はなにか」ということを考えます。この間、楽笑会の時に話をしていたら、「じゃあ、罪悪感の目的は?」とか、「嫉妬の目的は?」という話になりました。(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。青字は「パセージ」(野田俊作著)からの引用です)

罪悪感や嫉妬について、そもそも「その目的は?」と考えてみるなんて、あまりしたことがありません。それで、みんなで、何が目的なんでしょうねぇ、と話し合ってみました。

罪悪感については、私も以前ガ~~~ンと来たことがあります(「つれづれ2002 罪悪感の使いみち」参照)。罪悪感は、「こんなに悪いと思っているのだから、私を責めないでね」と言いたいのかもしれません。でも、罪悪感にさいなまれている私を見て相手はどう思うでしょうか。責めることはしないにしても、何となく居心地悪く思いそうです。

また、嫉妬の目的は、「私の方を向いて」ということでしょうか。でも、嫉妬に狂っている私を見たら、相手は怖くなって逃げてしまうかもしれません。どうも、これらの感情で、目的を達成するのは難しそうです。

こんな感情たちを使わなくても、冷静に謝ったり、してほしいことを伝えたりすれば、相手との関係が少しずつ変わっていくのですね・・・きっと。












11月
話を聴く

「パセージ」
には「話を聴く」というページがあります。楽笑会をしていても、「パセージ」リーダーをしていても、これは、とても大切なことだと感じますし、また、そう教わりもします。(果たして私は、皆さんの話をきちんと聴けているかなぁ~?)(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。青字は「パセージ」(野田俊作著)からの引用です)

先日広島県福山市でアドラー心理学会の中国地方会がありました。今年は
「話を聴く」ということをテーマにしたワークが中心でした。そこで、1日かけて、グループになった方々と「話を聴く」練習をしました。

最初は20分でロールプレイにするために話を聴きます。「ロールプレイをするため」という目標がはっきりしているため、皆さんの質問の焦点がぶれません。とても効率よく話が聴けて、たった20分?と思っていたのに、話を聴き、ロールプレイをし、しかもシェアリングまでできるケースがありました。

午後からは、5人のうちの2人の方の事例について、もっと
「話を聴く」練習しました。問題を解決するためではなく、代替案を見つけるためでもなく、ただ「聴く」のでした。そのための質問をしていきます。自分の意見や体験は言いません。もちろん、「こうすれば?」という代替案も言いません。

ここでは、お一人の方の話を50分かけて伺いました。午前中にも話を聴いているし、同じ話でさらに50分も聴けるのかしら?と思っていました。でも、この時間でも短いと感じるぐらい、たくさん話を聴くことができました。

このワークを練習すると、自助グループの時でも、日常生活の中で家族や友だちの話を聴く時でも、きっと役に立つだろうと思いました。次回の楽笑会では、同じようなワークをしてみるのもおもしろいかもしれないと思っています。












10月
理想は高く

9月のカウンセリング・セミナーに出たとき、グループ・セラピーの練習がありました。その時、クライアント役をさせてもらいました。塾生のことで困っていることを相談しました。ひと通り話を聞いていただいた後で、「その生徒さんと、理想の状態はどんなですか?」と質問されました。

そうですねぇ。まあ、嫌がらずに塾に来てもらって、ああ、こうするんや、ってひとつでも分かってもらって、少しずつ学校の成績も上がっていってもらえれば・・・とかなんとか、ムニャムニャと言いました。すると、「そんな低い理想ではダメだ!」と言われました。実現不可能でいいから、もっと高い理想を言いなさい、ということです。

で、もう一度考え直しました。実現不可能で良いのなら、言い放題です。

まず、その生徒さんは、とても元気よく、楽しげに塾にやってきます。「先生!!こんにちは!」と元気な声で挨拶をしてくれます。宿題も、前回言っていた以上たくさんやってきて、「先生、こんなにたくさん進んだで」と見せてくれます。「わー、たくさんできたね」などと私はニコニコと言います。授業の間も、どんどんと勉強がはかどります。分からないところは「先生、ここはどうするの?」と聞いて、ちょっとヒントを言うと、「ああ、そうか」と、またどんどん勉強を進めて行ってくれます・・・

と言うようなことを言うと、「では、その状態を10点満点の10点として、今の状態は?」と聞かれました。「そうですねぇ。1点ぐらいかな?」「では、それを2点にするためにあなたにできる事は何ですか?」

そう聞かれて、考え始めると、低い理想を掲げていたときとはまったく違う方法が出てきました。例えば、とにかく「この塾に来ると楽しい」と思ってもらえないといけないと思ったので、挨拶はこっちから元気よくしようと思いました。また、分からないところは、向こうから聞いてくるのを待つのではなくて、こっちから「大丈夫?」と声をかけようと思いました。また、少し易しい問題をやってもらって、自信を持ってもらうこともできるな、・・・などと、次から次からアイデアが浮かびました。

最初に、とても実現しそうにないような理想を掲げたからこそ、考えられたのだと思いました。嫌がらずに塾に来てもらう、なんて言っているようでは、本当の意味で生徒たちを勇気づけることなんてできないのですね。












9月
体験から気づいたこと

(「8月 練成講座での体験」↓からのつづきです)
4つの質問を聞いて考えました。

1)その時どんな感情がありましたか?それはどうしてですか? 
  不安で怖い。犬はいつ吠えるかわからないから。

2)あなたはその思い出の中でどんな人ですか? 
  自信がなくて小さな存在。どうしていいかわからない存在。

3)人々はその思い出の中でどんな人ですか? 
  思い出の中には誰もいないのですが、考えているうちに、ここを通る時に父や母(あるいは、他の誰か)が一緒だと何の不安もなかったことを思い出しました。誰かが一緒だと大丈夫なんだ、と思ったとたんに、ものすごく勇気づけられた気がしました。

4)その思い出の中であなたにとって人生はどんなものだと思いますか?
  人生は、突発的に怖いことが起こるものだけれど、誰かが一緒だと大丈夫なものなんだ。

それから、最後に「今抱えている問題と、今の思い出はどんな関係があると思いますか?」と聞かれました。そうか、「私は、問題を一人で抱え込んで、誰にも相談せずに、もがいていたんだ」と気づきました。そう思ったら、相談できそうな人々の顔が次から次へと浮かんできました。そうして、その人々は、きっと私を助けてくれるだろう、と思えました。

思わず涙が出そうになりました。丁寧に話を聞いてくださったTさん、ありがとうございました。本当に、嬉しかったです。












8月
練成講座での体験

7月にカウンセラーのための練成講座があり参加してきました。今年は、クライアント役の方の話をある程度まで聞いてから、カウンセリングを中断し、ビデオでボディーランゲージを見直したり、話しぶりからクライアント役の方のライフスタイルを推測したりして、その先どうカウンセリングを進めていくかをグループで話し合いました。その後、先ほどのカウンセリングの続きが始まります。グループで立てた方針が、うまく行くのか行かないのか。あるいは、自分が推測したことが、当たっていたのかいなかったのか。それらを確かめることができます。

私にとっては、この方法はとても役に立ったと思いました。実際のカウンセリングでは途中で止めるわけにはいきませんが、ここでは中断して練習できます。クライアントさんの話を聞きながら、どんなことを、どういう道筋で考えればいいのか。クライアントさんのどの動き(や言葉、話しぶり)から、どういう推測ができるのか。そういう細かいことが、実際の事例から分かったように思いました。先に自分で考えて、あとで答えをもらうので、それも良かったと思いました。

さて、その中で、早期回想を聞くワークがありました。私が思い出したのは、幼稚園ぐらいの時のことで、隣家が飼っていた大きな犬が怖かった話です。うちの玄関とその犬との間には、金網のフェンスがあります。玄関を入ろうとすると、どうしてもその犬の前を通らなければなりません。いつ、その犬に吠えられるのかと思うと、そこを通るのがとても怖いのです。

その思い出を絵に描きました。左に玄関、右に犬。私は後ろ向きで、その間を通ろうとしています。犬は私の背よりも大きく描きました。その絵の説明を、私と組になった方が聞いてくださいます。そして、質問されます。

1)その時どんな感情がありましたか?それはどうしてですか? 2)あなたはその思い出の中でどんな人ですか? 3)人々はその思い出の中でどんな人ですか? 4)その思い出の中であなたにとって人生はどんなものだと思いますか?

これらの質問に順番に答えているうちに、私はたくさんのことに気づいていきました。・・・つづく












7月
夫婦で遊ぶ

うちは子どもがいなくて、夫婦2人の生活です。ですから、「遊ぶ」というと、たいてい夫婦2人で遊びます。

2年前から、映画館で「夫婦50割」という割引が始まりました。夫婦のどちらか一方が50歳を超えていると、2人で2000円で映画が見られます。曜日や時間に関係なく2人で2000円です。これは安い!と、せっせと映画館に通うようになりました。

最近では、月に2回は映画を見に行きます。座席指定なので、前もって並ばなくてもよく、必ず座れるというのも、ありがたいですね。

7月に行ったのは、「ミッション・インポッシブル3」、「ゆれる」、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」です。夫の好みと私の好みと2人の好み、と言ったところです。一番良かったのは、それは、もちろん、○○でした(当たり前!)。

映画そのものも楽しいのだけれど、「次は何を見に行こう」と話をしたり、「ここが良かったよねぇ~」と言い合ったり、「最悪ぅ~!」と嘆き合ったり、それに、映画の前にお茶を飲んだり、食事をしたり、ちょっと買い物をしたり、そういうひとつひとつが、私にとってはとても楽しいことだと、改めて思いました。












5月
平戸旅行

今年の5月の連休には、長崎へ旅行しました。去年、福岡で
「パセージ」のコースをした際、平戸から来てくださっていたメンバーさんが、誘ってくださったのでした。(夫にも頼んで、一緒に行ってもらいました)(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。)

福岡の
「パセージ」仲間が、私の日程に合わせて、平戸でフォローの会を企画してくださいました。おかげで、平戸の仲間たち以外にも、福岡やその他の地域からの仲間たちともお会いすることができました。今回のように、「パセージ」でもなく、ワークでもなく、個人的な旅行として、仲間のいる地域へ行ったのは久し振りのことでした。

私自身は、どちらかというと人見知りの方で、人と打ち解けるまでに時間のかかる方です。そのせいもあって、たくさんの人と友達になることは苦手でした。

ところが、アドラー心理学を学んだことで、初対面の方々でも、同じことを学んでいるんだ、という安心感があって、打ち解けるまでの緊張が少なくて済むようになりました。本当に、ありがたいことだと思います。おかげで、全国に(ちょっとオーバー?)友だちができました。
「パセージ」などで行くのも楽しいですが、そうではなく、旅行しながら、訪ねていくのも、楽しいものですね。また、どこかに遊びに行けたらいいな、と思っています。もちろん、快く同行してくれた夫にも感謝、感謝!です。












4月
ベルギーのチョコレート屋さん

今、親友が夫さんの仕事の関係でベルギーに住んでいます。ベルギーと言えば、チョコレートですよね(ホントかな?)。私も20年余り前、ベルギーに旅行したときには、ブリュッセルの小さなチョコレート屋さんで、お土産を買ったものです。

今年に入ってから、彼女が一時帰国した際、お土産に、とベルギーのチョコレートをくれました。パッション・ショコラ(Passion Chocolat)という名前のお店のチョコレートでした。宝箱のような形をした箱(あんなに大きくはないですよ、もちろん)を開けると、中に小さなカードが入っていて、フランス語や英語、ドイツ語などとともに、日本語でも挨拶が書いてありました。その日本語は、最近では珍しいぐらい、きちんとした上品な日本語でした。

箱の中には、ぎっしりとチョコレートが詰まっていました。日本のチョコレートは、化粧箱のような箱に、一粒ずつ(もしかしたら、包まれて)並んでおり、見るからにお上品そうなのですが、これは、箱に詰められるだけ詰め込んだ、と言ったような具合でした。(そこが、また良かったのです!!)

さまざまの形、さまざまの味のチョコレートが、次から次へと出てきました。おそらく、ひとつとして同じものはなかったんじゃないかしら?そして、そのどれもが、ステキにおいしかったのです。毎日、一粒か二粒ずつ楽しんで、いただきました。

そして、カードに書いてあったホームページへ行って見ると、小さな、温かそうなお店を見ることができました。もし、ベルギーにいたら、毎日でも通ってしまいそうな、ステキなお店でした。 https://www.passionchocolat.be/fr
 











3月
父(実父)の挑戦

今年のお正月、「お年玉年賀ハガキで、デジカメが当たった!」と父が言いました。(へぇ~、あれって当たることあるのね。・・・シツレイ!)

父は趣味で写真を撮っています。家族の写真や、風景、植物など、出かけるたびに撮った写真を、きちんとアルバムに整理しているのですが、アルバムが何十冊にもなってきて整理も大変だろうと、お節介な娘(私のこと)たちは、「そろそろ、お父ちゃんもデジカメを買ったら?」と勧めていたところでした。そのたびに、父は「わしは、これでええねん」と、20余年前の一眼レフのカメラを大事そうになでているのでした。

そんなところへ、デジカメがやってきたのです。なかなかの優れもので、娘も息子も婿も嫁も大騒ぎ。特に喜んだのは、婿である私の夫。さっそく、うちにあったパソコンを父に進呈しました。

父は、ワープロを少し触ったことがあり、ファミコンでも遊んでおり、パソコンにもあまり抵抗がなかったようで、日記を書いてみたら、と勧めると、ぼちぼちとやり始めました。

それから、1ヶ月余り。日記を書いているだけではおもしろくない、と言い始めました。いよいよ、デジカメで撮った写真をパソコンで整理し始めるようです。昭和2年生まれの父。いつまでも、新しいことを始められる父が、とても嬉しく誇らしく感じました。きっと、母も父の横で、パソコンの画面を見ているのでしょう。娘から見ても、良い夫婦です。

そのうち、義母とも父とも、メールで話ができるようになるかな。












2月
母(義母)の挑戦

母(夫の母)が、「パソコン教室に申し込んでいるのに、全然当たらへん」と言います。市の主催でパソコン教室があるが、受講料が無料で中高年向きなので是非やってみたいと思い、何度か申し込みをしている。申し込み者が多いのか、なかなか当たらない。・・・と言うのです。

何度か、母がそう言うのを聞いた夫が、「習いに行かんでも、パソコンがあったら家で練習したらええ」と、母にパソコンをプレゼントしました。(パソコンと言っても、夫の趣味で、ジャンク品や部品を買ってきて、修理したり組み立てたりしたものです)

まずは、マウスの使い方と、メモ帳で短い文書を打つ方法を覚えてもらいました。やり方をすぐに忘れてしまうというので、パソコンの立ち上げ方から終了の仕方までを書いたメモを作りました。(そういえば、私もパソコンを使い始めたころは、どのボタンを押せばいいかをメモして、それを見ながら使い方を少しずつ覚えていったものでした)

「メモ帳」には、自動的に日付と時間が入る機能があります。それを使って、少しずつ日記を書いて見るのはどうか、と提案をしました。母も乗り気で、「やってみる」と言いました。

2週間ほど経った時、母から電話があり、「パソコン教室に当たった」と言います。なんと良いタイミングでしょう。母は3日間連続の教室に行ってきました。「どうやった?」と聞くと、「ちょっとだけ触ったことがあったから、わかりやすかった」と嬉しそうでした。

昭和3年生まれの母が、パソコンを触ってみたいと言うその「若さ」に私は感動していました。もうちょっとパソコンに慣れて、メールでやりとりできるようになればいいな、と考えています。