土曜日版の様子のページ
2015年11月~2016年1月にかけて行われた
子育てコースのフォローの会として、
「土曜日版 楽笑会」を立ち上げました。
この会は、コースのメンバーさんだった藤井さんが
お世話くださっています。
毎月の記事も藤井さんの手によるものです。
どうぞ、お楽しみください。

楽笑会土曜日版の問合せは、藤井さんまで。

  ようこそ 
 楽 笑 会
 

土曜日版 2022年

3月(萩昌子さんのオープンカウンセリング)/4月5月6月(「えくと」の簡単なご紹介)/7月

8月9月(第2回オープンカウンセリング)/11月(早期回想のワーク)/12月









楽笑会 土曜日版 12月

楽笑会のみなさま、

冬の寒気が身にしみる頃となりました。いかがお過ごしでしょうか。12月の楽笑会だよりをお送りします。今月は、Cさんがご報告くださいます。ありがとうございます。どうぞ、ご覧ください。

今月の内容
♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定

♪例会報告

今回は6名の参加でした。

前回の早期回想を体験されたメンバーさんは、本当にすっきり晴れやかな表情をされていました。自分の気持ちの持ちようで、こんなにお嫁ちゃんとの関係が変わるんやねっ!と、ご本人も、私たちも、その大きな効果を喜び分かち合いました♪

新早期回想(レイチェルさんの早期回想)
と同じように、エオレクトも痛みを伴わないと教えてもらいました。パセージ受講時、自分への失望と呆れで何度涙したことか!苦笑

風さんはおっしゃいました。エオレクトでは、不適切な行動という概念はないんですよと。怒ったり泣いたり傷つけたりする行為、どこか無意識に不適切だとみてしまうと、不思議と、なくさないと、と考えてしまいます。なので、そこから正の注目をしていくわけなのですが。

しかし!そもそも、その行為自体、"本人が仲間をつくろうとしている行為じゃないの?"と問いかけから始まるようなんです。泣きながら叩いてくるわがこも、つい大声で怒ってしまったお母さんも、"あなたのこと仲間だと思ってるの!"の声が隠されてるということなのでしょうか。(まだ受けてないので、理解不足かもしれないですが。近い将来に受けてみたいです!)

そのお話のあと、ある映画から感化され"居場所"というキーワードがずっと頭から離れない、とおっしゃるメンバーさんがいらっしゃいました。

私はその居場所という言葉から、ふと自分を振り返っていました。職場におけるモヤモヤ。これが、本当に、はっきりしない悩みで…必ず全員が昇進試験を受ける制度に、気持ちがついていきません。ずっと実務をやっていきたいからです。その一方で、完全無視もできない自分もいます。浮いてしまうことに不安があるのか、周りの目を気にしているのか、自信がないのか、モヤモヤの正体がわかりません。わからないけど、なんとなくそのことを考えると気持ちが晴れません。

そこで、早期回想を体験しました。思い出は、普段怒ることがない祖母に怒られとまどった私が思わず祖母の髪の毛を切ったこと。その後、そのことで怒られることはなく、ただただ、ひどいことしたという罪悪感だけが胸に強く刻まれていて、天国にいる祖母に謝りたいのに、もう謝れません。あの時どう思ったの?と聞きたくても聞けません。親代わりに育ててもらったのに、たくさん可愛がってもらったのに、なんてひどい孫なんでしょう。胸が痛む思い出です。

しかし、メンバーさんが教えてくれました。おばあちゃんが抵抗もしなかったということは、おばあちゃん自身が怒りすぎたことを反省していたのではない?
髪を切ることが、おばあちゃんの怒りを止めるために、あなたがとれる最大限の対応だったのではない?
あなたは、信念を持って、自分の意思を表現したのではない?

…そうかぁ…そういう見え方ができるんだなぁとおどろきました。
ふと、髪はまた生えてくるし体を傷つけるよりはいいと判断したのかもなぁ、と、これまで考えもしなかった考えが出てきました。事実は変わらないけれど、メンバーさんから教えてもらった視点を加えると、なんだか、この事象が、幼いこどもが意を決して抵抗したストーリーに見えてくるから、本当に不思議です。メンバーさんからは、"小さいあなた、よく頑張ったと思うよ"、と言ってもらい、どれほど励まされたことか。ありがとうございます。

今の私は、制度を変えたいと思うのに、それを実現する手段や方法(昔のハサミに相当する部分)がなく、モヤモヤしているんだと。ほぉ〜と思いました。
変えたいけど変えられない状況の時に私はストレスを感じやすいのだなと。一方で、そう言った変えたい場面の多くで、意思を持って変えてきた経験/歴史があるのだと誇りに思いましょう、と。新たに一つ、自分のことを知ることができました。

また、メンバーさんからは、もれなく全員に昇進のチャンスを与えてくれる点では先進的ですよね、と言ってもらい、その視点も私には抜けていたので、ありがたかったです。悩みを共感してもらえたことも嬉しかったです。

さまざまな角度から、私に勇気づけしてくださったメンバーさんたち、今回もありがとうございました。またよろしくお願いします。



♪ メンバーさんのご感想


毎回、とってもあったかくて心癒される時間をありがとうございます!

今回も、早期回想を通して、風さんや仲間のメンバーさん方が、どんどん勇気づけていかれる流れの中で浮かび上がってくる、まだ幼いながらも、精一杯の形で、頑張って自分を表現しておられる愛おしいメンバーさんの姿。抱きしめてあげたくなるくらいの意地らしさが印象的で、胸にきました。

エオレクトのお話や、早期回想の時に、仰っていたお話を聞いていて思った事は、、誰もジャッジしない、されない安心感。そこにジャッジは必要ないと思うと、その人らしい花の咲かせ方があるんだなぁ〜。それを、学ばせてもらっているんだなと感じました。

家族や、私の花は、どこでどんな花が咲くのかなぁ〜。そんな風に楽しみにして過ごしていけたらいいなぁ〜。そのために、自分自身にも優しくして、自分の心地良い状態にも意識して、心の余白を作りたいなぁと思いました。

帰ってから、子ども達3人それぞれの形で甘えてきてくれる姿を見て、嬉しい事だなぁ〜と、穏やかな心で思えた事が嬉しかったです。いつも楽しく学ばせていただいて、本当にありがとうございます。
(大阪 Yさん)


今月もありがとうございました。
今月も早期回想された方、鮮やかに読み解かれて腑に落ちたと言っておられて感動しました。それに対して私の早期回想と問題は何なのかをずーっと考えています。 他の方のエピソードを聞いてわかったのが、私の対処方法としていつも冷静で黙ってやり過ごす、というのがありますが、これは心の中でいつも相手より優位に立つところを見つけて自分に納得させているなー、ということでした。何も言わないことによって闘争にはならないのですが、心内では常に戦いのステージに上げて上下の関係にしているようです。何年も勉強してきたのに全くの初心者でした。表面穏やかに見えますがすごい腹黒い人ですね。ほんとにいつもいい人やね~って褒められて謙遜で「実は腹黒やねんっ」て言ってましたが本物でした。小学生の時仲間はずれにされてた時の対処方法が今の今まで同じでした。大人の私はどうすればよいのか‥
今月は今まで何やってたのかとへこんでおります。

今年も一年ありがとうございました。また来月もよろしくお願いいたします。
(兵庫 Mさん


今月の事例のように、なんとなく感じている、あるいは漠然とした悩み事であっても、早期回想を使って解決の糸口を見つけてくださって、すごいなぁと思いました。そして、ご相談者の方はもちろん、聞き手のメンバーさんたちも、大いに勇気づけられる、優しげな気持ちになれる、そういう早期回想って、やっぱりすごいです。

今月の早期回想も、とても愛おしかったです。小さな女の子の一生懸命さがけなげで、ジンときました。小さい時の相談者さんと、今の相談者さんとが重なって、切なかったです。あのときも、そして今も、同じように精一杯、居場所を得ようとしているんだなと思うと、「よく頑張ったね。そして、今もこんなに頑張っているんだね」と、思いやり、大切にしたいという気持ちになりました。

今月もどうもありがとうございました。次回は、来年ですね。新たな年は、どんなふうに展開していくのか、本当に楽しみです。
(大阪 F)


♪ 楽笑会の予定


2023年1月の楽笑会土曜日版は、21日を予定しています。いつも通り、14時より、北風さん宅で行います。ご都合があうようでしたら、お気軽にご参加ください。お待ちしています。

今年一年、どうもありがとうございました。北風さん、そして参加しまた支えてくださったメンバーさんの存在に、心より感謝申し上げます。

来年、またお会いしましょう。みなさまのご健康を、心よりお祈りいたします。










楽笑会 土曜日版 11月


楽笑会のみなさま、

落ち葉舞い散り、冬の到来を身近に感じる頃となりました。いかがお過ごしでしょうか。11月の楽笑会だよりをお送りします。今月は、Mさんがご報告くださいます。Mさん、ありがとうございます。どうぞ、ご覧ください。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定

♪例会報告

今月もありがとうございました。今月は7人の参加でした。まずは、先日のオープンカウンセリングに参加された方々に、感想を伺いました。あるメンバーさんは、本当に「安心」と「大丈夫」というのがお腹の中に定まったそうで、不安に思っていたことはそもそも大丈夫だったんだと思えるようになった、とおっしゃっておられました。そのメンバーさんの佇まいもほんわかされて、緩んでおられるのがわかりました。

次に、北風さんに早期回想のワークをしていただきました。メンバーさんに子供の頃に印象に残っているお話を聞きます。陰性感情でも陽性感情でもいいです。そのお話をそのまま書いていきます。そしてみんなでその中のいいところ、ストレンクスを書いていきます。

あるメンバーさんの「ご両親との外食した時のすごくうれしかったお話」では、その方の天真爛漫さ、素直さ、お行儀よさ、相手に楽しいと伝える力などたくさんストレンクスが出ました。そのストレンクスによって人は自分の居場所を一生懸命作っていたのです。

でも子供の時はそれで良くても、大人になってしまうとそのストレンクスをそのまま使うとうまく行かないことがあります。大人になった私はあと一歩何をすればいいか考えるとうまくいきそうです。

また、お話の中には、今現在を象徴するものが見えてくることも教わりました。メンバーさんの子供の頃のお話を読み解くと、今気になっていることがするすると解決されていく、すごい展開でした。オープンカウンセリングと同様、メンバーさんが「あ、そうか」と納得され、空気が変わるのを体感しました。

私のお話も聞いていただいたのですが、私の「旅行中に両親が喧嘩したお話」から、私のストレンクスをみなさんにたくさん言っていだきました。私は黙っていること、介入しないことによって自分の居場所を作って来たようです。確かに今でも怒るとすぐ黙ってしまい周りが私の怒りに気づいてなんとかしてくれるように仕向けています。

でもそれだけ助けてくれる人が周りにいるということですよ、とも言っていただきました。話すのが苦手なので、メンバーさんの「Mさんのお話も聞いてみたいです」と言う言葉がなければ今回も手を挙げなかったと思います。正にこの場でもメンバーさんに助けていただきました。そしていつも「君はジャイアンだからな」と言って最終的には甘えさせてくれる主人が思い浮かびました。またまた今月も主人に優しくできそうです。

今月もありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。



♪ メンバーさんのご感想

早期回想のワーク、初めてで、びっくりしました。

嬉しい美味しいエピソードと、家族旅行のエピソードの2つを聴いて、自分の気持ちに気づかされたり、自分だったらどうしたかなと考えることができました。
メンバーさんの小さい頃の大切な思い出を知ることができて、今も素敵な人だけど、小さい時もそのままで、自分のやり方で、小さいなりに居場所を一生懸命作っていて、かわいかったり、ちょっとせつなかったりして、メンバーさんのことをもっと大切に感じることができました。

そして、自分の小さい時の散々な思い出も、自分らしいやり方で、必死にその場をなんとかしようとしていた自分が、少し愛おしく思えました。

今回も大笑いできて、楽しく素敵な回でした。また次の機会で、どんな思い出話が聴けるのか楽しみです。そして、みなさんの早期回想を十分に聴けて慣れてきたら、いつか北風さんの思い出も聴いて、みんなの力で早期回想ができたらいいなと思いました。
(滋賀 Kさん)



 
今回も、楽しく和気あいあいと、早期回想を通して沢山学ばせていただき、ありがとうございました! 「早期回想」は、初めてでした!! とても深くて、「今」と繋がる不思議な感覚。心癒される温かな感覚。とても心穏やかな時間でした。

 その裏で、気が遠くなりそうな細かな文字で書かれた翻訳を紐解き、とても奥深くてあったかい早期回想のワークをして下さった風さんにも、本当に感謝です!
 
 どの場面を切り取っても、あったかくて、メンバーさん同士の心が、あったかい勇気づけで繋がりあっている素敵な時間だなぁ〜と感じられました。

 幸せなご家族との思い出をお聞かせ下さったメンバーさん方、とても温かな眼差しで見守られているメンバーさん方、メンバーさんへの勇気づけの言葉を、的確に温かな言葉で表現されるメンバーさん方、そんな素敵な方々と、「私は、出会えているんだなぁー今の私、幸せだなぁ〜っ。」て浸っていました!

 この「早期回想は、今の自分に必要で重要な事が思い出される」。そして、「思い出されるエピソードの内容は、書き換えられる。」というお話を聞いて衝撃でした。
 
 メンバーさん皆さんのお話や、エピソードの中には、その方々の素敵なキラキラが沢山あって、そのメンバーさん独自の世界観、ストレングスが、絵に描かれているようで、本当に感動しました。そして、少しずつ色々な事に気づかれていく様子が私にはとても輝いて見えました。

 既に、メンバーさん達はストレングスを使って周りの人達へ沢山貢献されていて、それでも尚、貢献できる事はないかな?と、探し求めておられる、そんなメンバーさんの周りの方々は、本当に幸せだろうなぁーと、思いました。
 
 「その人らしさ」って、本当に見ていて心地良いなぁーと感じましたし、私自身も勇気づけられました。

 相手を大切だと想う気持ちは、きっと悪くは伝わらないと信じて、思っている事を素直に言葉にしてお伝えしたり、行動にしても、大丈夫なのだなぁ〜。‥。安心、安全な場所で、毎回、沢山の気付きや学びをありがとうございます。
(大阪 Yさん)



早期回想、とっても好評でした。子ども時代のエピソードをお話ししていただいて、その方のたくさんのストレンクスを見つけることから始めていきます。ストレンクスをみんなで話し合っていると、話し手の方はもちろんなのですが、なんだかストレンクスを見つけてくださっているメンバーさんたちも、たくさん勇気づけられていくように感じていました。

子どものときのエピソードは、現在のエピソードとは違っていて、細かい部分はそぎ落とされて、その人にとって本当に大切なことが、シンプルにそして象徴的に表現されています。まだ子どもだったそのメンバーさんは、そのストレンクスを使って、一所懸命に「居場所」を作っていたんだね。そういう視点を持って、お話を聴かせていただいていると、どの早期回想もとても愛おしく、また切なく感じられてきます。

私は、この早期回想を使った「話の聴き方」がとても気に入りました。楽笑会土曜日版の、話の聴き方の標準モデルにできたらいいな、とすら思います。早期回想は、私は、どちらかというと、苦手意識を持っていたんです。でも、「これは、いける!!」、そんな手ごたえを感じることができました。 

それからそれから、夫婦をテーマにしたワークのお話も出ていましたね。こちらのワークも、機会を見つけてやってみたいですね。さらに、アドラーの新しい育児講座(後述)も、満を持して、開催決定というお話もありました。これから、どんな風に展開していくのでしょうね。ワクワクドキドキです。これからも、メンバーさんの皆さんと、わいわいやっていきたいです。今月も、どうもありがとうございました。
(大阪 F)


早期回想を皆さんで解いていただき、心がとてもスッキリしほんわかになりました。
私の中で早期回想を読み解くのは、ちょっと怖いなと思ってました。
たくさんのストレングスを挙げてもらい、なんだか嬉しくて恥ずかしい感じでした。
それで、最近の気になる事に合わせてみて、お嫁さんと仲良くしたいなぁと声にしたら、心の中が明るくなりました。
不思議なことに自宅に帰ってから 日曜日に息子夫婦たちと公園で半日遊びに行こうと誘いがあり
日曜日に公園に皆で遊んで来ました。
お嫁さんに対して自然に肩の力も抜けて、なんと心がほんわかしてて楽しかったです。
今までは緊張して 笑っててもなんか硬かったような気がしました。
自分の中で垣根を作ってたんやな。と
日曜日の夜にお嫁さんさんから また遊びに行きましょう とラインが届きました。
あ〜嬉しいです。
皆様 ありがとうございました。
(大阪 Mさん)



♪ 楽笑会の予定


楽笑会土曜日版は、12月3日を予定しています。いつも通り、14時より、北風さん宅です。年内最後の楽笑会となります。年明け最初の楽笑会は、1月21日を予定しています。ご都合がよろしければ、気軽にご参加くださいね。お待ちしています。

それから、年明け1月になりましたら、アドラー心理学の新しい育児講座『EOLECT(エオレクト:愛称「えくと」)』が開催されます。ファシリテーター(=リーダー)は、北風さんです。パセージとはまた一味違っていて、楽しんでいただけるんじゃないかなとのことです。いっしょに学ぶステキな仲間との出会いにもまた、楽しみの一つですね。

日時 1/24、1/31、2/7、2/14、2/21、2/28 火曜日(全6回)
   10時〜12時
場所 北風さんのご自宅(伊丹市)
受講費 20000円(テキスト代込み)
定員 6名(先着順)

詳細のお問い合わせ、お申し込みは、北風さんまでお願いいたします。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。向寒の折、くれぐれもご自愛ください。みなさまのご健康を、心よりお祈りいたします。









楽笑会 土曜日版 9月
《特別編 第2回 萩昌子さんのオープンカウンセリング》

10月1日に「第2回萩昌子さんのオープンカウンセリング」を兵庫県尼崎市の立花北生涯学習プラザで行ないました。
「楽笑会 土曜日版 9月」の代わりです。20数名の方が参加してくださいました。

前回と同じく2人の方がカウンセリングを受けました。萩さんもおっしゃっていますが、オープンカウンセリングはカウンセラーひとりの力で行なうものではなく(もちろん、カウンセラーの力は大きいです!すご~く)、会場に集まってくださった方々が作ってくださる雰囲気も大切なんだそうです。相談者の方を温かく見守り、時には分かる分かると頷き、時には頑張れと応援し、時にはクスッと笑って受け入れる・・・そんな雰囲気の中でこそカウンセリングは成功します。

今回もまた、萩さんのほんわりと温かい語り口でカウンセリングが始まりました。初め緊張されていた相談者の方も段々とほぐれて自由にお話されているように感じられました。このお話はどんなふうに解決されるのかなと思いながら、私も皆さんと一緒に聞かせてもらいました。私には、なかなか先が見えません・・・。

そうこうするうち、相談者さんがハッと気づいて腑に落ちる様子が、こちらから見ていてもはっきりと分かりました。そのあとは、もう萩さんが何もおっしゃらなくてもいいくらい、すっかり解決してしまった!という雰囲気が相談者さんからあふれてきました。それを見て私まで嬉しくなりました。

きっと相談者さんご自身の中に解決の糸口は最初からあったんでしょうが、それに気づいてらっしゃらなかったのだなと私は思いました。萩さんは、ゆっくりと丁寧に話を聴くことで、そのことに気づけるように勇気づけられたんだと思います。

前回もそうでしたが、まるで雑談をしているような会話の中で相談者さんが気づいていく過程が、私たち参加者にも温かく伝わってきました。

お二人の相談が終わった後に、少し質疑の時間を取りました。萩さんはどの質問にもとても丁寧に答えてくださいました。この時間も私たちにとって、貴重な時間でした。

参加者の皆さんからは「自分もカウンセリングを受けてるように感じた」「安心感があった」「場の雰囲気も味方している気がした」「私も元気が出た」「一緒に見守り、笑ったりしながら参加でき、この感覚が感じられて良かった」などの感想をいただきました。(アンケートへのご協力ありがとうございました)

私は、このオープンカウンセリングを通じて、アドラー以来のカウンセリングを皆さんにも体験してもらえれば、と思っています。カウンセラーの温かい語り口や、寄りそっている感じや、参加者たち全員が協力して作り出す雰囲気など、そのまま感じていただければと思って企画をしました。今回も、皆さんにそのことを感じていただけたようで、私もとても嬉しかったです。

また、半年後にお会いしましょう。(北風洋子)









楽笑会 土曜日版 8月

楽笑会のみなさま、

残暑が続きますが、暦の上では秋になりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、楽笑会だよりをお送りします。今月のご参加は、お二人様でした。そこで、今月の例会報告はお休みにして、お二人のご感想をお届けしたいと思います。Yさん、北風さん、感想文をいただきまして、どうもありがとうございました。

今月の内容
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定


♪ メンバーさんのご感想

今回は私一人、ゆったりと過ごすことができました。

お話しは、あるメンバーさんのお子さんのお話しから始まりました。勉強がイヤで、塾もやめたいし学校にも行きたくない状態から、自分の目標を見つけた途端に将来を見据えて勉強するようになるし、いろいろ自分で考えて動き始めるんだというお話しでした。

その目標を見つけるまで、親がどれだけ信じて見守れるかがkeyということで、良いヒントを聞くことができました! 家に帰って子どもの幼少期の写真を見返すきっかけとなりました。

そして、お話しを聞いているうちに、気づいたら、うちの子には生きる力がある?!と気づくことができ、また、今までの私の関わり方は良くなかったと反省することばかり思い出されていたのですが、息子は今までちゃんと自分の意思をもって生きてきてたし、ちゃんと成長していて、これからも心配することなく本人に任せて大丈夫なんだ、ということも気づかせてもらいました。うじうじ過去を後悔したり反省したり、未来を心配したり不安に思ったりしているのは私だけだったのかもしれないです。

今回は、風さんの学生時代のお話しや留学のお話し勉強方法など、たくさんの素敵なお話しを聞くことができ、とてもラッキーな日で楽しく過ごすことができました。

いろんなポイントやヒントが聞けたので忘れないようにメモしておきました。

改めて親が子どもにしてあげられることって、子どもを信じる気持ちと勇気づけの関わりなんだなと思いました。そしてこれから私自身のために英語を学びなおしてみようかなという気持ちになっています。(兵庫 Yさん)

 今月は、皆さんから「お休みします」の連絡が次々と入り、誰も来ないかなと思っていたら、いらしてくださいました、お一人!! 嬉しかったですぅ〜。

「こんにちは」と挨拶してから、何となくおしゃべりが始まって、そのままず〜っと二人で話しました。楽しかったです、はい。

話題に上がったのは、メンバーさんのお子さんの夏休みの様子とか、子どもには若い時に海外に出てほしいねという話とか、英語はどうやったら話せるようになるのかなという話とか、私が友だちを作った時の話とか、旅行先での出来事とか、そんなこんなでした。

そういう話の中で印象深かったのは、メンバーさんのお子さんの成長でした。前思春期に入ったお子さん。自ら話しかけることで、友だちができたのだそうです。夏休み中は、そのお友達とずっと一緒に遊んだりして、充実した夏休みを過ごしているそうです。以前「友だちがいなくても大丈夫だけど、でも誰かいるといいな」というようなことをおっしゃっていたそうですが、そんな中で友だちになりたいと思える人に出会えたこと、思ったことを行動に移せたことは、お子さんの成長の証だなと私は思いました。また、いろいろな場面で社会と調和して暮らしていこうとしているのかな、と思える行動が増えてきたような気がして、私はそこにも成長を感じました。

話はあっちへ行き、そっちへ行き、こっちへ戻ってくる・・・というふうで、ゆっくりと楽しみました。いつもの楽笑会では話さないようなことを、私も話したりしました。それに耳を傾けてくださったメンバーさんにも感謝しています。今月もありがとうございました。(兵庫 北風さん)

 お二人が、楽しく過ごされた様子が伝わってきました。どうもありがとうございました。


♪ 楽笑会の予定

次回、楽笑会土曜日版は、1022日です。(9月の楽笑会は、ありません。)

そして、10月1日(土)には、萩さんのオープンカウンセリングを開催します。こちらのオープンカウンセリングは、事前予約制となっています。残席わずかとなっていますので、ご興味のある方は、お早めにお申し込みくださいね。

朝晩は、涼しくなってきました。体調を崩されませんようご自愛ください。みなさまのご健康を、心よりお祈りいたします。どうもありがとうございました。   藤井良太 










楽笑会 土曜日版 7月


楽笑会のみなさま、

猛暑が続いておりますが、お変わりありませんでしょうか。楽笑会だよりをお送りします。今月は、Yさんにご協力をいただきました。Yさん、丁寧にまとめてくださって、ありがとうございます。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定


♪例会報告

今回の楽笑会は、風さんはじめ、6人のメンバーさんと、あったか〜い雰囲気に包まれながら、ホッコリさせて頂きました。

前回と、前々回の自助会の振り返りの感想や、その後の変化などを、お話しながら‥
『アドラー心理学』は、元から大好きな考え方で、これからも、形が変わっても引き続き変わらず学んでいきたいです。とメンバーさん。

とてもお辛い状況があっても、アドラー心理学で、そのメンバーさんは救われた事をお話下さっていて、常にご自分の中で、湧いて出てくるしんどさを、アドラー心理学を使って気持ちを消化させて自分を保っていかれたりと、努力を、重ねておられるのが、控えめな言葉の中にも、とても伝わってきて、心打たれました。

精神的にとても素敵に自立へ向かって成長されている息子さん。そんな息子さんの悩みに寄り添い、とても丁寧にお話を聴いておられるメンバーさん。

お二人の関係が、「親子であり仲間」で、息子さんも、自分のその時々の気持ちを言語化して伝えられたり、自分で計画した事を、行動に移されたり、その結果から今後どうしたいかまでを、きちんと考えて言語化できる能力の高さ!それを温かく応援者として見守られるメンバーさんのお話をお聞かせ頂いて、本当に素敵なお話だなぁ〜って心洗われました。

子どもさんが辛そうな様子の時には、心配もあるけれど、子どもと共倒れにならない様に、メンバーさんは、「この子は大丈夫」と信じて向き合う事をされているとの事。私のお手本。本当に尊敬です。息子さんと仲間でいるために‥を、毎日意識されながら日々、選択して過ごされているから出来る事なのだと感じて、まだまだな私は、沢山学ばせていただきました。

思春期男子、母にとっては、「あの可愛くて仕方ない子が、、、え!⁉︎急にどうした⁇」と、戸惑うことばかり。それは、子どもからしても、母との距離感の取り方への戸惑い、小学生から中学生へ‥の期間に、テストでの番付が出たり、自分と友達との立ち位置、女友達との感覚の変化、漠然とした将来の不安、進路への不安、色々な変化の中で、「自分とは‥生きている価値は‥」戸惑うことがあるのだと、、過去の経験からお話しくださったり、そんな時、本当に貴重なお話をお聞かせくださいました。

また、本人にも分からないモヤモヤした気持ち、しんどくてしんどくて‥「死」を、積極的ではないにしろ意識する時期があった思春期の体験を思い出してお話下さいました。その時に、一番心に響いたのは、頻繁に話しかけて来られる事ではなく、「ずーっと見守っていたよ。」と受け取れる様な、自分が居ても大丈夫なんだと安心できるさりげない言葉だったと、教えて下さいました。

この対応は、例えるならサーカスのネットみたいだなーって私は、思いました。

どんな状況の子どもであっても。いつも子どもと仲間でいる事を大人が意識できていて、きっとこの子は、立ち上がれる能力があると信じて、見守っている状態
だからこそ出来る対応だと思えました。

息子に、ウザがられない程度に、うまく距離感を保って、子どもとお付き合いしていく為に、、子どもがピンチの時の対応として、とても勉強になりました。

『何かお手伝いありますか?』って素敵だよね!
「思春期男子のアンバランスな心と身体」に対して、親としては、どう受け止めてどう流せば良いか‥。何だか、そのアンバランスを日々、親としても感じながらも、薄皮が積み重ねる様に、ストレスを感じてしまう自分。それをうまく消化できてないなーって感じる自分。ストレス消化できずに負のループを感じる自分。子どもの事をよく分かってない自信のなさ。これで良いのかな?の不安。色々‥次から次へとやってくる課題に疲弊して、何とか立て直すべく、私は、家族の協力のもと、自助会に参加させて頂きました。

課題の分離、永遠のテーマで無理な私。持て余していました。でも、子どもを信じて待つ事。と、一番の応援者である事を、今一度、意識していこうと思います。そして、それを軽やかに出来るように、うまく力を抜いていく術を身につけようと思いました。

先輩メンバーさんの、「明石家さんまさんの、『生きてるだけで丸儲け』って言葉あるやろー。」
本当に、そうだなーって思いました。命があるから悩めている事。悩めるって、本当はすごく贅沢な事なのかもしれませんね。

「思春期って、霧がかかっている状態なのよ。その霧が晴れた時には、思春期が終わっていて、親は、気がついたら成長させてもらっているのよ」
→それなら、あまりジタバタしないで、霧が晴れるのを待ってみる…を選ぶのもアリですね。

「子どもが家の中では、常にリラックス、安全地帯で安心してるのよ。どんな状況であってもね。」
→それなら、とことんリラックスしてもらいましょう。そして、私もリラックスします!を、私は選びます。

『「子どもが、外で大暴れして家の中で良い子してるのか、家の中で荒れていて外で良い子。どちらが良いかな⁇」って、考えてみたら、、』
もちろん!!後者を選びます。(*^^*)

子どもが、心身ともにしんどそうな時。親としては、何かしてあげたくてたまりません。「このまま命を‥」なんて妄想が頭をもたげた時には、怖くて心が固まる事も。

でも、「大丈夫!!」
我が子は絶対大丈夫だから!と先ず信じてみる。

そして、話ができたら、
「何かお手伝いできる事はありますか?」
を子どもにお伝えして、何か言ってきてくれたら、親はそれに対してお手伝いするだけ。のシンプルな対応。

子どもに、親ができる事って、
「話を聴く」
だった事を再認識させて頂きました。

子離れの難しさ‥理想的な子離れした親子像はある(私の場合は、映画の、「おおかみこどものあめとゆき」のファイナル場面です)けれど、、
やっぱり、心配になったり、受け止めてあげる自信がない‥。でした。

思い返すと、愚痴ばかりで申し訳ないやら、情けないやら‥f^_^;

でも、皆さんのお話をお聴きして、刺激を受けたり、勇気づけられたりしてまた、元気湧きました。実際起こっている事実は、一過性のものだったり、喉元過ぎれば笑い話でしかなくて、「沢山の経験の中の一つ。笑いのネタ」でしかない出来事。

それに対して、私は、これから、『自分は自分の意思で選んで行動している事』を意識して、私は、私を楽しむことに罪悪感をなるべく持たず。「子どもを信じて待とう」「頑張ろっ」て思えたこと。沢山の学び、気付きに感謝です。

家族や、自分と向き合う元気をチャージさせて頂きました。本当に、毎度温かく迎えて頂きありがとうございます。


♪ メンバーさんのご感想


思春期のことがたくさん聞けた回でした。

私の話で、子供が涙ぐみながら「死にたい」と打ち明けてくれた話しをしたとき。
かぜさんがある実体験をお話しくださったことで、「そういうことなのか」「ああ、そういう感じかもしれない」と腑に落ちました。
藤井さんは息子と同じ男性目線なので、「きっと息子もこういうふうに考えるんだろうな」ととてもためになりました。大人でも明日どうなるか知らないし不安になるともおっしゃっていました。ほんとそうですね。だから今できることをやるしかないというか、やるのでしょうかね。親子の関係が良いとも言ってくださったことでいろんな不安が吹き飛び救いの言葉でした。

子供が不登校にならなければ、そしてアドラーに出会わなければ、私は子供に対して理想をぶつけてばかりで、子供を知らないうちに追い詰めてたかもしれないなとふと思いました。

親の心配や不安は親の課題(理想も?)で、他の誰でもない目の前の子供のことをちゃんと見ていないことになるのかなあ。でも親の課題は子供への愛情からくるもので、、、複雑ですね。

思春期の子供って、どんな感じなのか知らないとほんと難しいんだなと、そして自助会があってよかったなと思いました。
「ほっといてほしいけど、ほったらかしはいや」
この言葉を胸に刻んでおきたいと思います。親としては、子供に何が起こっているのか知りたくて理解したくて余計な事を聞いてしまいそうになるのですが、それは自助会で話したり聞いてもらったり聞かせてもらったりしたいなと思います。

それから、母親って偉大な存在なんだなと思うのと同時に、私がその母親を今やっているんだという不思議な気持ちにもなりました。そして、人ってそうやって成長して大人になっていくんだと感じるのと同時に、自分はどうだっただろうか息子はどうだろうか、いろんな思いがめぐりました。

そして今までもこれからもいつでも、目の前のことをどうするかの選択肢はたくさんあるんだということ。その選択肢を知ってる知らないではなくて、自分で選んでるということを分かっていることのほうが大事なのかなと。

とてもとても深い学びの回でした。ありがとうございました。
(兵庫 Yさん)


今月もありがとうございました。

最近のつからった思いを聞いていただきありがとうございました。また他のメンバーさんも家では出せない苦しい気持ちをお話されていましたが、全て他のメンバーさん達に受け止めてもらって軽いお心で帰られた感じがしました。北風さん、藤井さんのお人柄が楽笑会の雰囲気を作っているなーと改めてかんじました。

他の方のお話で自分が一番大事なのがいいのか悩むと言われていました。私の信念もいつもこれが出てきます。私も自分が一番は何かだめなような気がしていましたが、北風さんにこの信念をうまく使って相手に貢献できる強みにしましょうと言っていただきました。どのように使えば良いのかわからなかったのでちょうど今月お聞きしようと思っていました。また来月相談させていただきますね。

また自分の機嫌を取る方法として、とある赤ちゃんがただ離乳食を食べさせてもらうだけ の動画にハマって夫婦で毎日見ています。その中でお父さんがいつも離乳食をあげているのですが、主人に「あなたもしてくれたらこんなにかわいい時間を味わえたのにねー」と言うと「自分はよくやっていた。あなたは何もしてくれなかったといつも言うけど公園も行ってたし、おむつも替えたよ」と言われました。全く記憶になく何もしてくれなかった夫、というのが私の思い出なのですがハッとしました。長男も「親は何もしてくれなかった、親が学校に行けと言えば不登校にはならなかった」などと記憶の改ざんが激しいことを言うのが理解できなかったのですが、人というのは強い嫌な思いだけは残るのだな‥と少し長男の言うことがわかったような気がしました。

蒸し暑い日が続きますがご自愛くださいませ。また来月もよろしくお願いいたします。
(兵庫 Mさん)



今月は、思春期のお子様を持つメンバーさんのお話でした。お二方からお話を伺ったのですが、お二方ともアドラー心理学の育児プログラムで学ばれたことをていねいに実践しておられました。メンバーさんは、「これでよかったのかなぁ」と、少し不安げな様子でお話しされていらっしゃいましたが、私は、「優しいお母さんだだなぁ」「いい親子関係だなぁ」「子どもさんも、このお母さんだからこそ、安心して甘えられるだろうな」と、何の不安もなく、お話を聴かせていただいていました。

一番伝わってきたのは、「家の中がもっともくつろげる場所に」ということを意識して、「お子様との距離を適切に保とうと、努力していらっしゃった」ことです。これって、お子様にとっては、すごく勇気づけられるだろうなぁ、と感じました。

親御さんも、子どもさんも、お子様が思春期を迎えると、適切な距離感がつかみにくくなりますよね。「放っておいてほしいけれど、放ったらかしは嫌だ」は、実にうまい表現だと思いました。また、「思春期になると、霧がかかっている状態」という表現も、言い得て妙でした。

私の子どもも、思春期真っ盛りです。霧はときどき晴れるようなので、そのときにお話を聴くことができるよう、私も首を長くして待っていようと思いました。皆さま、どうも、ありがとうございました。
(大阪 F)


♪ 楽笑会の予定


楽笑会土曜日版は、8月20日、10月22日を予定しています。(9月の楽笑会は、ありません)
みなさまのご健康を、心よりお祈りいたします。どうもありがとうございました。











楽笑会 土曜日版 6月

楽笑会のみなさま、

例年にない猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。楽笑会だよりをお送りします。

今月の内容
♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定

♪例会報告

今月は、8名の方が参加してくださいました。暑い中、おいでくださいまして、ありがとうございました。

今月は、日本アドラー心理学会の新しい子育て講座、『EOLECT』通称『えくと』についてのお話があり、みんなでアドラー育児の学びのきっかけだったり、アドラー育児の体験談などで盛り上がりました。

EOLECT』の概要については、日本アドラー心理学会のホームページに掲載されています。『EOLECTは「アドラー心理学であること」はもちろん、状況を選ばない「学習のしやすさ」を重視して開発されました。そしてデビューに向けて準備しています。』とのこと。オンラインでの開催も視野に入れているようですね。

全6回と、従来の講座より少しコンパクトになっています。課題シートについては、オンラインで提出することも可能になり、返却までの時間を短縮化し、従来と比べ、より効率的に学習できるように工夫されていると伺いました。

受講された方の感想を伺って、私が感じた印象では、『えくと』は、細やかな配慮が随所にあり、わかりやすい言葉で、基礎の基礎から必要なことだけを、順序だてて学んでいくことで、実践すれば自己肯定感が向上する(下がらない)ように工夫されているように感じられました。

なお、『えくと』の、ダイジェスト版は、730日にZOOMで開催される予定です。ご興味がある方は、日本アドラー心理学会のホームページをご覧いただければと思います。

『えくと』の開講は、もうしばらく先のようですが、新しい選択肢が増えることは、とても喜ばしいことだと思いました。楽しみです。

♪ メンバーさんのご感想

昨日はありがとうございました。土曜日版は初めてで、どんなメンバーさんに会えるのかどきどきしながらの参加でした。アドラーのベテランの方々が多い印象で、温かい雰囲気に包まれた中に迎え入れてくださいました。

お話は今後の学会についてでしたね。いろいろと過渡期ですが、私たちは、選択肢が増えたと思って好きなものを選んでいけばいいのかなあと思いました。私はパセージも好きなのですが、新しい「えくと」にも興味津々で、大枠であるアドラー心理学が好きなことは同じだと思うので、自分自身の直感に従って学んでいこうと思います。

そして土曜日版にもこれからちょくちょく参加させていただけたらなと思っています。これからもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。  Yさん)

今月もありがとうございました。北風さんのお話で今まで知らなかった何十年の経緯がよくわかりました。でもアドラー心理学が好きというベースは変わらないので、今まで通り学んで、少しですが実践していきたいと思います。

ここ3ヶ月、久しぶりに本当に心が苦しくて相手を勇気づける気力もなく、毎週学んでなかったら悲惨な結果になっていたと思います。アドラーや北風さん、メンバーさんに本当に助けられたと感じた期間でした。私にとって楽笑会の、アドラーの、大切さを実感しています。来月もよろしくお願いいたします。(兵庫 Mさん)

♪ 楽笑会の予定

楽笑会土曜日版は、7月は16日、8月20日を予定しています。ご都合があうようでしたら、お気軽においでください。お待ちしております。

これから本格的な夏を迎えます。みなさまのご健康を、心よりお祈りいたします。どうもありがとうございました。









楽笑会 土曜日版 5月


楽笑会のみなさま、

さわやかな5月の風が、心地よく感じられます。お変わりありませんか。楽笑会だよりをお送りします。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定

♪例会報告


今月は、5名の会となりました。いつも参加してくださるメンバーさん、ちょっぴりお久しぶりのメンバーさん、始めておいでくださったメンバーさん。そして、北風さん。みなさんにお会いできて、とてもうれしかったです。ご参加いただき、ありがとうございました。

まずは、前回学んだことのシェアリングをしました。前回は、パートナーワークを行い、私のエピソードを取り上げていただきました。北風さんから、「どうでしたか。分かりにくいところなどはありませんでしたか」また、「その後、何か変化したことはありますか」と、お声をかけていただきました。

私は、これまでパートナーのことを知っているつもりになっていて、本当はあまりよく知らなかったこと、生い立ち、育ってきた環境、よいところ、ストレンクス、そういったことに少し関心を寄せるようになったこと、また、実際に話を聴いてみたこと、などをお話ししました。

パートナーワークの締めくくりに、エピソードに新しいタイトルをつけるのですが、私は『二人の成長のお祝い』としました。このタイトル、なんだかとてもしっくりして、私はとても気に入っています。いろいろあるだろうけど、これからも二人、成長していけるんだろうなと思うと、ちょっとワクワクします。

また、このワークを通じて、私は、長子にありがちな『遠慮すべき』とか『家族は仲良くすべき』といった私的感覚を持っていることを知りました。これから、この私的感覚をうまく使えるように工夫していきたい、といったようなことをお話ししました。

「ワーク後、どのような変化があったか」、それはとても大切なことですと、北風さんから伺いました。これからはどういう変化があったか、そういう視点を持もって、暮らしていきたいと思いました。

それから、別のメンバーさんの学びもシェアリングしていただきました。ワークを通じて、パートナーさんへの理解が深まったというお話がありました。それぞれに、思うところ、感じるところがあったんだろうなと思います。

さて、シェアリングを終えて後半は、あるメンバーさんのちょっとしたご相談を、取り上げさせていただきました。パートナーさんとはとてもうまくいっているのに、過去のこと、未来のことをいろいろと考えて、なんだか不安になってしまう、といったご相談でした。詳しいことは、メンバーさんの感想をご覧いただければと思います。

1つ、印象に残った話題をご紹介します。過去の出来事に関する心の傷(トラウマ)についてです。アドラー心理学では、トラウマという考え方を採用しません。そうはいっても、過去の出来事をなくすこともできません。実際に起こったわけですし、そこに感情も生じたわけですから。

そういうわけで、アドラー心理学では、「いま、ここ」と考えます。

「今は、どうですか。過去でもなく未来でもなくて、今ね」 北風さんが、相談されたメンバーさんへ、問いかけられました。それは、とても優しげな口調で、メンバーさんに寄り添っている感じがしました。

「今は、・・・どう?」 少し考えこんでいらしたメンバーさんに、少し時間をおいてから、もう一度ゆっくり、問いかけられました。こういう雰囲気とか間合いのようなものって、コトバではあらわしにくいし、その場にいて、実際目にしてみないとわからないことだと思うのですが、優しさにあふれていて、とても心地よく感じられました。こういうのって、やっぱりあるんだよなぁ~、と感じました。みなさまにも、この「こういうの」っていうのを味わっていただきたく、お時間がありましたら、楽笑会に足を運んでいただければうれしいです。

楽笑会メンバーの皆さま、貴重な体験を、どうもありがとうございました。



♪ メンバーさんのご感想


昨日は、とても心がホンワカ温まる素敵な時間をありがとうございました。信じられないほど、フワリと心も身体も軽く、楽になり、自分の周りの人達への感謝が溢れた気持ちで帰宅することができました。ありがとうございました。

それは、風さんはじめ、楽笑会のメンバー仲間さん誰もが、とても大きな器で否定する事なく…沢山話を聴いて下さったり、勇気づけシャワーを沢山下さったおかげだと感謝の気持ちで、いっぱいで、今、思い出すだけで胸がキュンと熱くなります。本当にありがとうございました。

過去のネガティブな事を思い出したり、ネガティブな言葉を思い出しては、いつも不安になり、自信がなかった自分。

お話を聞いてもらいながら気付いた事は、、私は、ずっと、、どこかで「自分」に対しての信頼がなかったんだなぁ〜って気付きました。今まで「自分」という人間の全て、今までの言動に対しても、夫に対しても、、、今の自分の気持ちは置き去りにして、どこかで疑ってしまっていることに、気付きました。

でも、だからこそ、、もがきながらも、ここまでの間に、確かに自分達なりに夫と一緒に考えて行動したり、周りの人達に支えてもらいながらも、答えを出して一歩ずつ2人の「今」を見出しながら、頑張っていたんだなぁ〜と、風さんやメンバーさん方の勇気づけから気付く事が出来ました。だから「今」は、間違いではないのだと思えて、このまま前に進んでも大丈夫なのだと‥自分の気持ちを信じて大切にしていこうと、決める事が出来たらとても心が軽くなりました。

風さんから「キズ」は「キズナ(絆)」に置き換えられるのだと‥。そのお言葉で、光が見えました。その「キズナ」があったからこその「今」がある。とても響きました。

深いキズだったかもしれないけど、その分深い絆で結ばれたのだと‥とても安心できた瞬間でした。特効薬でした。

私も、一緒にいると安心出来る人であったり、誰かが辛そうな時に、誰かに安心出来る声かけができたり、そんな気持ちにさせてあげられるような、自分であれたらいいなぁと思いました。

夫の気持ちになり‥が、難しかったので、男性目線でのお言葉を頂き、とても参考になりました。会話を楽しむことに拘らず、何かの議題を一度持ちかけてみようと思います。ありがとうございました。

これから先、色々伸びしろたっぷりな自分を否定せずに、、成長出来る自分を楽しみたいと思えたことも、私にとって、とても嬉しかったです。沢山の気付きや学びに感謝です。ありがとうございました。(大阪 Yさん)



3年ぶりに参加させていただき、みなさんの温かい雰囲気に、緊張もすぐに解けました。

心に残ったフレーズが沢山あり、特に心に響いたのが『過去のトラウマは教訓、その出来事があったからこそ今の自分がある』と言う言葉です。最近過去の自分を思い出して嫌悪感が募っていましたが、少し軽くなった気がします。

それから、夫さんの事が大好きで、だからこそ不安になってしまうメンバーさんと、その愛に大きな安心感を得られているであろう夫さんとのエピソードもとても素敵でした。

私も、もう少し夫に関心を持って、2人で過ごす時間を大切にしていこうと思えました。ありがとうございます。楽笑会はやはり温かかったです。これからもよろしくお願いします。(大阪 Iさん)



今月もありがとうございました。

相談者さんにとっては本当に真剣なご相談ですが、終始何てかわいいお話なの♥と思って聞かせていただきました。毎回楽笑会で皆さんのお話を聞いて、帰ったら長男の適切なところ見つけて自分の気持ちを収めようと思い直すのですが、今回は帰ったら主人にも丁寧に接しようと思いました。

次の日主人に、いつも冷めてて可愛げなくて申し訳ないと言ったら、それが面白いから別にいいとのことでした。今さら主人の何でも置いておくという特性を変えるのはできないので、以前聞いた行為と人格は別というお話に感銘を受けて、すぐ別居しようと逃げに走るのですが、いつまで経ってもご主人にこんなにキラキラした気持ちを持ち続けておられる奥様もいるんだと眩しかったです。それぞれの夫婦の形はあると思いますが、いつも冷たい私に付き合ってくれる主人のありがたみを今一度確認する回となりました。ありがとうございました。

来月もよろしくお願いいたします。(兵庫 Mさん)



♪ 楽笑会の予定


楽笑会土曜日版は、6月25日、7月は16日を予定しています。ご都合があいましたら、気軽においでください。みなさまにお会いできるのを、楽しみにしています。夏へと向かう季節の変わり目ですので、体調には十分お気をつけくださいませ。








楽笑会 土曜日版 4月

楽笑会の皆様、
新緑の候、いかがお過ごしでしょうか。4月の楽笑会だよりをお送りします。

今月の内容
♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 楽笑会の予定

♪例会報告

今月は、新しいワークを行いました。パートナー(夫婦)のコミュニケーションを扱います。親子関係でないところが、斬新です。

決まったフォーマットがあるので、それにそって、メンバーさんそれぞれが、エピソード、そのときの考えなどをシートに記入していきました。今月は、私のエピソードを扱っていただきました。

従来と違う、と思ったのは、自分自身だけではなく、パートナー(相手)の立場や視点からも考えてみるというところです。その一助として、パートナーの育ってきた環境なども視野に入れていきます。

とはいえ、パートナー(相手)の視点に立つということは、自分一人では、少々骨が折れます。そこで、メンバーさんの力を借りながら、進めていきました。

ワークを終えて感じたことは、パートナーの考え方やストレンクス(力、長所)は、私のそれとは、ずいぶん違っているということです。また、お互いが、よい意図で行動しようとしているということです。そのことに気づくことができました。

さて、問題解決の決め手となったのは、私のストレンクスの一つに挙げていただいた、『「(長子として)みんながうまくいくようにまとめる」ためにはどうすればいいでしょうか?』、との問いかけでした。

この問いかけひとつで、解決策は、いとも簡単に出てきました。それも、私がそれほど我慢を強いられるような感じもなくです。これは、従来の感覚(代替案に関する抵抗、私の受け入れ度、感情)とは明らかに違うものでした。とても驚きました。

ところで、話は少し逸れるのですが、後々、思い至ったことに、今回のエピソードのマイナス感情の出どころには、「(言いたいこと、したいことなど)我慢すべき」、あるいは「遠慮すべき」という信念があったことです。いわゆる「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから、弟や妹には、ちょっとぐらいは辛抱しなさい」という、兄弟間ではよくあるお話です。

この「我慢すべき」とか「遠慮すべき」といった信念が、私にはあり、使いようによっては、ストレンクスにもなり、またマイナス感情ともなりえます。これも、大きな収穫でした。

今回のワークは、まだ試作中とのことです。何度か回を重ねて、洗練させていく予定です。メンバーさんからも好評でしたので、また、楽笑会で取り上げていただけたら、うれしいです。

北風さん、楽笑会メンバーの皆さま、貴重な体験を、どうも、ありがとうございました。


♪ メンバーさんのご感想

パートナーワーク、とてもおもしろかったです。

お話しして下さったメンバーさんのお話が素敵でした。メンバーさんの優しさが滲み出てて、さらにパートナーさんがメンバーさんを頼りにしているのが伝わってきて、最後はラブラブなお話になりました

私も自分でやってみたら、すごく気持ちがすっきりしました。うちは、仕事の愚痴を夫に聞いてもらいたい妻と、仕事のオンオフは切り分けたい夫の話です。

夫は私の愚痴を聞いて一緒に怒ったり寄り添ったりしません。私は冷たいなぁと思っています。それぞれの家庭環境を回想している時に気付きました。あぁ、私たち、全く違って当然だなと。

家庭同志なんでもシェアしながら育ってきた私。家族の中でも心配かけたくないと自分の中に押しとどめ、自力で解決してきた夫。

どちらが良いというものではなく、それぞれの価値観なんだ、それは引き続き大切にしていくものなんだ、と教えてもらいました。

パートナーのどこが好きで一緒になったのか?という質問に、私は冷静沈着なところが1番に思い浮かびました。

私が焦ってあたふたしてる時でも、冷静に判断するところに頼り甲斐を感じ求めていることなのに、あの場面の冷静な態度では、冷酷非道なやつ!と思っています。

逆に、夫は、私の裏表なくなんでも言うところが好きなのに(前に教えてくれた)、愚痴を言われるのは避けたいのです。

今回のワークでは、
パートナーそれぞれ"善意"である前提が示され、
そして、私とパートナーの価値観を変えることなく、こんな見方したらどうなる?というのを指し示してくれました。

冷酷非道なやつ!と思っていた気持ちが、そりゃわからなくて当然だわ、という気持ちに変わりました。むしろ、自力で解決する人にとっては、私の行動は理解しづらいし、つらかっただろうなぁと相手の気持ちを慮ることすらできました(←以前の自分では考えられない)

無理やり合わせようと頑張らなくても、自然と寄り添いたい気持ちが持てたのが、驚きでした。こんなにもスムーズに夫を思いやれる方法があるのですね…笑

おもしろいワークでした。提案ありがとうございました。是非定期的にこのワークやっていきたいです。(兵庫 Cさん)

夫婦関係のワークで凄く印象に残っているのが、出来事の見方を変えると内容が違って見える事でした。

相談者さんの事例でもその通りだなぁと思ったし、私と夫とのやりとりでも少しの勘違いや思い込みから喧嘩になることがあります。なぜそんな事言うのか??と夫に対して否定的な考えから入るのではなく、そこで立ち止まって私のこの考え方は本当にそうなのか?と見方を変えてみると夫の違う気持ちが受け取れるのではないかと思いました。

久しぶりの楽笑会はいつもと変わらないメンバーさん達の和やかな雰囲気がとても居心地よく、楽しかったです。

私自身の相談でアドバイスを頂いた兄弟喧嘩は介入せず部屋を出るを実践したいと思います。(兵庫 Sさん)

今月もありがとうございました。北風さんのワークに通っていることもあり久しぶりにアドラーにどっぷり浸かっております。

ずっと自分の大切にしているものは何か考えたり、この行動、言葉で私はどうしたいのか?など自問自答して結局何も言わず何もできず頭の中で自分で完結してしまっています。

今月の夫婦のワークは楽しかったです。ちょうど何ヶ月ぶりかに主人と喧嘩し(と言っても私が一人黙って怒っていただけですが)、GWに入るしそろそろやめようとは思っていました。ですが先日のワークで北風さんに「なぜパートナーと結婚しようと思ったのか思い出してみましょう」と言われて、気持よく怒りを鎮めることができました。私が主人と結婚したのは誰のせいでもなく私の意思で選んだ結果だからと無理やり思い込みながら今回は仲直りしようと思ってたのに、すっきり終わらせることができたのはワークのおかげです。ありがとうございました。

来月も楽しみにしています。ありがとうございました。(兵庫 Mさん)


♪ 楽笑会の予定

次回楽笑会は、521日(この土曜日です)予を予定しています。ご都合があいましたら、気軽においでください。お会いできるのを、楽しみにしています。なお、6月は25日を予定しています。どうぞ、よろしくお願いいたします。











楽笑会 土曜日版 3月
(1月と2月はお休みしました)
 《特別編 萩昌子さんのオープンカウンセリング》

3月の楽笑会土曜日版は、特別編として萩昌子さんに来ていただき、オープンカウンセリングを行ないました。初の試みだったので、こっそり(!)の企画でした。

オープンカウンセリングとは、アドラー先生以来の伝統的なカウンセリング法です。この方法は他の流派にはあまり観られません。カウンセリングというと、個室において、カウンセラーとクライアント(相談者)が1対1でするものだと思われていますが、アドラー心理学のカウンセリングは、オープンで
(公開で)行なわれます。

経験した方はお分わかりのことですが、公開と言っても誰だかわからない人が聴いているというような公開ではありません。アドラー心理学を学んでいる仲間のつながりがベースにあって、みんなで「ここだけの話にする」「クライエントさんを応援する」という雰囲気の中で行なわれます。クライアントさんはみんなに守られながらカウンセリングを受けられるのです。

この伝統的なオープンカウンセリングというものを、皆さんにも是非体験いただきたいと思い、昨年以来計画を練ってきました。そして、ようやく実現しました。カウンセラーの萩さんには、オープンカウンセリングを知らない新しいメンバーさん達のために是非お力を貸していただきたいと無理をお願いし引き受けていただきました。本当にありがとうございました。

3時間の例会の時間に2つのカウンセリングをしていただきました。参加者は私を含めて9名でした。クライアントさんはお二人とも若い方で、もちろんオープンカウンセリングがどんなものかもご存知ありませんでした。それなのに、クライアントとして手を挙げてくださいました。不安や緊張があったかもしれないのに・・・、その勇気にも感謝しています。

萩さんのカウンセリングはとても穏やかな温かい雰囲気の中、ゆったりと進みました。どちらのクライアントさんも、ご自分が話したいことをご自分のタイミングで話されていて、なんだか世間話をしているようにも感じられました。なのに、話をされているうちに少しずつ勇気づけられたのでしょう、出てくる話題が明るいものに変わり、それにつれて表情も明るくなっていきました。参加者の皆さんも、時には大きくうなずいたり時には(微笑ましくて)笑ったりしながら、温かくクライアントさんを見守っていました。中には、ご自身の問題が解決した方もいらっしゃいましたよ。

1つのカウンセリングは40分~50分で終わりました。最後の時間は、参加者の皆さんからの質問に、萩さんがとても丁寧に答えてくださいました。皆さんが知らない(私も知らない)お話も聞かせて下さいました。アドラー先生が、その昔、カフェで多くの生徒たちとワイワイしゃべっていたのは、こんな感じだったのかもしれない、と感想をくださった参加者さんもいらっしゃいました。本当に素敵な時間でした。

今回、皆さんにアドラー心理学の伝統の技を見ていただけたことだけでなく、私にとって大先輩の萩さんをご紹介できたこと、そして、皆さんがオープンカウンセリングって素敵!と思って下さったことが、本当に嬉しかったです。これからも、萩さんのオープンカウンセリングを企画していきたいと思っています。次回は、内々ではなくて、多くの皆さんに参加してもらえたらいいなと思っています。(北風洋子)