土曜日版の様子のページ
2015年11月~2016年1月にかけて行われた
子育てコースのフォローの会として、
「土曜日版 楽笑会」を立ち上げました。
この会は、コースのメンバーさんだった藤井さんが
お世話くださっています。
毎月の記事も藤井さんの手によるものです。
どうぞ、お楽しみください。

楽笑会土曜日版の問合せは、藤井さんまで。

  ようこそ 
 楽 笑 会
 

土曜日版 2020年

1月2月6月7月8月9月10月11月12月




(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)




楽笑会 土曜日版 12月

楽笑会のみなさま、
みなさま、寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、12月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Mさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。今月は、粘土細工を使ったワークを行いました。

今月の内容
♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定


♪ 例会報告

今月は6名の参加がありました。粘土を使用した早期回想のワークを北風さんがしてくださいました。

まず、今現在起こっている陰性の感情を伴ったエピソードを思い浮かべます。そして、色とりどりのサインペンで白い紙にその状況を描いていきます。それぞれ順番にどういったエピソードなのかを話していきます。

次に、小学生くらいまでの(陰性の感情を伴ったほうがいい)エピソードをひとつ思い浮かべます。その状況を自分の好きな色の画用紙の上に、色粘土で作りだしていきます。また順番に、その粘土細工がどのような状況なのかを、最初は制作者本人は何も言わず、メンバーで自由に想像し話します。

次に、作者自身がどういったエピソードなのかを話していきます。全員話し終えたところで、その方のエピソード中の良かったところ(パーソナルストレングス)を出していきます。制作者自身も探してみます。

全員出たところで、現在のエピソードと過去のエピソードの似ているところは無いかを探して話してみます。イラっとした、ざわっとした感情が似ているとか、相手に対する体のこわばり方が同じとか、対処方法が同じとか、行動が似ているとか出ました。

そして、過去のエピソードの粘土細工の中で自分の位置をどこの移動させると、少しでも感情が落ち着くか、しんどくないか、楽になるところは無いか探っていきます。ここで重要なのは、あくまで自分の位置のみ変えて、周りは動かせないことです。

みなさん、校庭にポツンといた方は木の陰に隠れると少し安心とか、先生の前に立っていた方は友達の中に入ると少し安心とか、壁に背中をつけると安心とか、クラスメイトに話しかけると少し安心とか、様々でました。

そこで、その対処方法を、現在の問題の中に当てはめていきます。食事中パートナーさんとの会話にイラっとしたときは、場所は変えるのは難しそうだから少しでも椅子の向きを変えてみるとか、家の中に安心できる場所を見つけるとか、職場で何か起こった時お気に入りの壁を見つけて背中をつけてみるとかです。

そうやって、陰性感情を伴った場面に出会ったとき、自分で何らかの対処方法をあらかじめ見つけておくと、とっさの感情のぶつかり合いに発展せず、少しは落ち着いて行動できそうです。

過去のエピソードと現在のエピソード、結局は、昔から同じような対処方法を取っているのだなと感じました。

私の場合は、
過去のエピソード:クラスメイトに無視された時、何事も無かったかのようにやり過ごした
現在のエピソード:長男の言動にイラっとした時、何事も無かったかのように場所を移動した。

両方とも波風を立てないように行動する、耐えられる、のがパーソナルストレングスと言っていただきました。また落ち着ける行動として、
過去:クラスメイトに話しかける、
現在:次男に話しかける、
と、無意識のうちに、同じようなことをすると落ち着くんだなあとわかりました。

いつもの会とはまた違って楽しかったです。無心に絵を描く、粘土細工をするのは久しぶりでした。また少人数だったこともあり、大変丁寧にひとりひとり北風さんにカウンセリングしてもらったようで、お得感満載でした。私の落ち着く場所、次男が春から家を出てしまったら、次は推しの画像でも眺めて落ち着こうと思います。

今月も大変な状況の中開催してくださったことに本当に感謝しています。

どうぞ皆さまよいお年をお迎えくださいませ。ありがとうございました。

♪ メンバーさんのご感想

過去の問題が今の問題と繋がっていて、何度も同じような悩みが発生するというのは実際、生きていくうちに何度も感じ、実感していた所です。

それを具体的に体感できたのが、今回のワークでした。体を動かして自分でやってみたのは初めてだったので、なんというか、思うところが沢山ありました。

私は学校の校庭でポツンと1人立ちすくんでいる絵を描いたんですが、その時の心境は、困った・どうしよう・恥ずかしい・帰ったら怒られる…など、非常に辛いものでした。

ワークでは自分の人形を動かして安心できる場所を探しました。人形を動かすと、今の自分にも少し安心感が感じられます。

その後、何度もこのワークを思い出して、あの時ほんとはどうなって欲しかったのかなと考えてみました。誰か優しい人が通りかかって、「どうしたの?」と聞いてくれます。「着替える場所がわからない」と言うと、一緒に先生に事情を説明しに行ってくれます。めでたしめでたし…

そこで、その場面にいる自分に声を掛けてみました。「どうしたの? 一緒に行ってあげるね、大丈夫だよ」。ホッとしました。

同時にこれは、本当は母に言って欲しかった言葉なのかもしれません。現実的に叶わないのだから、自分で自分に優しくしてあげるしかありません。そして、昔の小さかった自分に話しかけるのと同じように、現実にある外の世界に話しかけることができたら良いな、と。

少しずつ、意識が外の世界に向かっているのを感じます。自分のことで精一杯だった地点から。

過去と他人は変えられない。自分が変わるしかない。優しさを教わらなかった自分が、人に優しくしたいと思えるようになったのは、周囲の人たちのお陰です。健康な身体に生んでくれた母にも感謝したくなってきました。

いくつになっても、気づく事があります。ずっとずっと、40歳を過ぎても自分の来歴と生きづらさに迷っていましたが、ようやくそれも落ち着いてきました。

今年も何度も気づきの体験がありました。来年もよろしくお願いします。(大阪 Oさん)


お世話になりました。粘土を使ったワークを体験でき、良かったです。

皆さんの性格が垣間見えたり、自分と比べてみて、今までにわかっていなかった自分の性格が見えたりして、新発見できました。

困った時の立ち位置を自分で考えました。皆さんも、それぞれがなるほどと思う自分にとっての居場所を考えられておられました。皆さんの粘土を見渡す中で、私も見て感じることができました。

居場所を考えて、北風さんにいい案だと言って貰えて、嬉しかったです。早速、自宅の自分の部屋で、落ち着く壁を見つけました。

とても楽しい時間でした。ありがとうございました。(大阪 Yさん)


メンバーさんからパーソナルストレングスを言っていただき、思いがけない発見があり、嬉しかったです。ありがとうございます。

メンバーさんたちのパーソナルストレングスを探して伝える作業も心に残りました。自分を信じて動く力、ぐっとじっと耐え忍ぶ力、辛い場面でも自身に強いマイナス感情を与えずに過ごせる力、生き抜こうと努力する力、自分で自分を認める能力などなど。真似できない強さをお持ちだなぁと思いました。

また、メンバーさんそれぞれが、そのマイナス感情に立ち向かう姿に、とても勇気をもらいました。

粘土の自分を、心が落ち着く場所を探して、置き直しましたが、私は頭の上に大きな丸を与えてみました。そのあと、勇気を持って友達にどう思ったか聞いてみるため、友達の隣に置いてみました。

ふっと、友達が、「え? そんなん先生言ってたっけ?」と答えるかも、と思ったのです(はじめて思いました!)

そして、子供を注意した現在の場面においても、謝らずに追い討ちかけたと自分に絶望していましたが(先月メンバーさんに話した時「あなたの行為はそこまでひどいこと?」と言われても、やっぱりひどい行為をしたと思う気持ちが捨て切れませんでした)、それが、不思議と、気持ちが楽になりました。

帰宅して、一ヶ月前のこと覚えてるかなぁと思いながら、試しに、わが子に、「あんなことあったけど覚えてる?」、「うん」とうなずいたので、「あの時どんな気持ちだった?」と聞くと、答えは、「ふつぅ〜〜」でした。

心の中で、えぇぇぇーそうなん?! 拍子抜けして、おもわず笑ってしまいました(^^;)

直後に「なにか気づいたことはある?」と聞いた時、子どもが私に注意されたことをはっきり記憶していました。ちょうど「パセージ」第一章を習った直後で、こどもの立場に成り代わった私は、能力あると思えないな、仲間と思えない発言だな、と自分の狡さや器の小ささに苦しんでいました。これだけでなく、そういう場面は他にも沢山あって、これがわかりやすい代表的な場面でした。

「パセージ」では、意見か感情かというのも学びました。これは、わたしの感情なのだと思い始めました。私はアドラー通りにできてない、なんてひどい親なんだ、申し訳ないことをしたとマイナス感情で、この事実を語っていました。感情に支配されています。

でも、意見として語るなら、私の感情は誰も知らないわけで、第三者がこれをみると、子供を傷つける行為でも子供側としても傷つく行為ではない、とも言えます。

"自分を責めることはやめられないけど、対処法を持っておけばいいのよ"と教えてもらい、この方法ならやっていけるな、と思いました。

つらい二つの場面をメンバーさんと共有した空間は、ほんわか暖かい空間でした。今後自分を責めた時、このほんわか空間まるごと思い出し、あぁこうこうこんな風に、みなさん言ってくれてたなぁ〜と思い出しながら、対処法を実践していきたいなぁと思いました。

ありがとうございます ^_^ (兵庫 Cさん)


今年一年、いろいろとお世話になりました。北風さん、そして楽笑会のメンバーさんから、たくさんの気づきをいただきましたし、勇気もたくさん分けていただきました。

本当に、ありがとうございました。特に、まだアドラーを学んで日が浅い方々の実践、体験談は、すばらしかったです。感動的でした。

(そのお話から)私が、どれだけたくさんの元気をいただいたことか。感謝しきれないほどです。それはきっと、楽笑会のどのメンバーさんも、同じような気持ちでいらっしゃるんじゃないかなと、思います。

1年間、どうもありがとうございました。みなさんのご協力があって、楽笑会土曜日版を開催し続けることができました。

私たちの学びの旅は、これからもずっとずっと続いていきます。一緒に学ぶ仲間として、また来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。(大阪 F)



《おまけ》
皆さんが並べた粘土細工、こんな感じでした!
私も久しぶりにやってみました。大きな気づきがあり、楽しかったです。(北風)





♪ 今後の予定

次回楽笑会を1/30に予定していましたが、緊急事態宣言の発令に伴い、中止といたします。楽しみにしてくださっていたメンバーさんもいらっしゃるかと思います。申し訳ございません。

なお、2月以降の開催、日程につきましては、改めてご案内させていただきます。まだまだ寒い時期が続きます。みなさま、どうか、健康には十分ご留意くださいませ。


     











楽笑会 土曜日版 11月

楽笑会のみなさま、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、11月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Kさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ありがとうございます。では、どうぞ。



今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定


♪ 例会報告


11月の楽笑会は、男性1名女性8名の参加でした。先月のふりかえりのお話から。

①公園で、メンバーさんの子どもが別の子どもさんにケガをさせたことについてのことです。後日、気がついたことを子どもに聴いてみたところ、メンバーさんの行動を、子どもさんは適切なことだと見ていたことがわかり、わが子の成長に、とても勇気づけられたというお話がありました。

また、別の話題もお話しくださいました。カフェで、子どもが空気清浄機を触り、店主から注意を受けた時、マイナスの感情が出てしまった、という内容でした。現在
「パセージ」を受講中で、自分の嫌な面に向き合うことが辛く、このまま「パセージ」を受講し続けられるのか、楽しもうと思っているのにと、今の気持ちを話してくださいました。

「パセージ」は、いま受け取れる分だけで十分だよと、北風さんのアドバイス。他のメンバーさんからも、無理しなくても大丈夫、同じように自分も嫌になった(時期があった)と、ご自身の体験を話してくださいました。

②共同体感覚を考える5つの質問は、PTAという大きな組織の課題にも使えたことが驚きだった。

③1対1で相手と話している(またはケンカしている)時に、まわりが聴いていたり、家族がいることもあるので、みんなにとってどういうことかを意識したり、視野を広くしたりすることを心がけます。

④パートナーさんは午前、メンバーさんは午後に楽笑会に出かけるので、入れ替わりで育児をすることになっていました。メンバーさんは、ギリギリまで子どもたちと公園で遊んで、パートナーさんが帰ってくるのを待っていました。しかし、パートナーさんの帰りが予定よりも遅くなってしまい、メンバーさんが急いでお昼ご飯を食べていたところ、パートナーさんが不機嫌な顔をしたので、気になってケンカになってしまったそうです。

このようなときは、何に対して怒っているのかを聴くといいと、北風さんのアドバイス。たとえば、私に対して?、自分に対して?、他のことに対して?、などです。

ひょっとすると、メンバーさんが急いで食べていたことよりも、自分(が遅れてしまったこと)に怒っているかもしれない、とおっしゃいました。そのうち、それを①②③と番号を振ったお札にして選んでもらったら楽しいんじゃない? どれに怒ってる? ②番! わかりやすいわ~などといったアイデアも出てきて、みんなで大爆笑しました。

北風さんは、「目標は何ですか? 仲良くなるためですね?」と、まとめてくださいました。メンバーさんは素敵な笑顔になりました。

次に、長年パートで保育の仕事をされているメンバーさんの、職場での悩みについて、お話を伺いました。新任の正規の保育士さんの言い方がキツくて4月からずっと我慢をしてきたが、ついにカッとなってキツく言い返してしまった、というエピソードでした。

ここでは、共同体感覚の5つの質問を使って、考えていきました。

1. この出来事はあなたにとってどういうことでしょう。
やる気をなくさせる。言い方に腹が立つ。

2. この出来事の良い側面は何でしょう
相手は、間違っていることは言っていない。園を円滑にしようとしている。正規の職員として、責任を持って仕事をしている。メンバーさんは、相手の良いところを見つけ、今まで耐えていた。それは、相手と仲良くしたいと願っている。

3. この出来事はみんなにとってどういうことでしょう。
園はギクシャクしている。改善する必要がある。

4. 皆が幸せになるために私は何が出来るでしょう。
別の正規の職員の方にも相談できるが、まずは、自分で話をしていきたい。仕事で(相手が)疲れてないか尋ねたり、「嫌なこと」を伝えるのではなく、「こうしてくれたら動きやすい」というように、問題解決に向かうような伝え方を工夫する。

5. 今日はどんなことを学びましたか。
すーっとした。優しさを学びました

北風さんが、目標は「楽しく保育をすること。これは、園のみんなで、目標を一致させることができると思います」と、まとめてくださりました。メンバーさんは、ほっとしたお顔になっていました。

最後に、2人のメンバーさんから、素敵なお話がありました。

1つ目は、高校生の子どもさんは、自分が引き受けた家事を毎日実行していて、父親がリクエストしたスイーツを作ったり、緻密な絵を描いたりと、不登校を選んだ時間を、楽しく貢献的に過ごしてくれているというお話です。

2つ目は、母と二人で旅行ができるほど仲良しの高校生の子どもさんは、大事に想ってくれる恋人もいて、受験も自分でしっかり決めて、親としてはもう資金面で援助するだけ(なほどに、成長してくれた)というお話でした。

話を聴いていたメンバーさんから「誰が、こんな素敵な子どもさんにしたの?(誰が、こんな立派な育児をなさったの?)」と問われたら、話してくださったメンバーさんは「私️!!」と、答えていらっしゃいました。みんなで幸せな気持ちになりました。

今回の学びも、自分に置き換えて考えることがたくさんありました。私は、「もし、
「パセージ」を学んでいなかったら…」という話をしましたが、確かなことは、こんなに素敵な仲間には出会えなかったということです!

次回も楽しみにしております。ありがとうございました。



♪ メンバーさんのご感想


今月もありがとうございました。先月の振り返りではいつもお子さんやパートナーさんのことをご相談される方が、毎月何かやってみた事を報告してくださいます。とにかく一つ何かをやってみる、その行動がいつも素敵で尊敬します。

職場でのイラッとした事例を上げてくださった方。イラッとはするけどちゃんと相手の仕事の仕方ややる気、頑張っている様子は認めておられて言い方だけに引っかかると。ただ子供達のために職場を良くしたいという気持ちはお相手の方も相談者さんも同じだと思います。5つの質問で相談者さんもちょっと気持ちが整理されたようでした。お相手と話してみると言われていました。

何かをしてみると決心されるのは本当にすごいことです。毎月参加させていただいていますが、帰るときにはやってみようと思っても、いざ相手も目の前にしてしまうと黙ってしまう毎日です。自分からおはよう、ただいまを言うとか、家事を頼むとか、他の方に比べると本当にハードルの低い事ですが。

また来月もよろしくお願いいたします。(兵庫 Mさん)



若いお母さんが「子どもさんの味方でいよう」と日々実践されているお話を聞いて、「強い信念の実践力」にすごいなと、学ばせていただきました。

私は皆さんに悩みを聞いていただき、大人げなかったのですが、聞いてもらって、怒りを止めて落ち着くことができました。その後すぐ、職場の方に感情的に返したことを謝りました。私も支えてもらっており、また一方で、職場の方を支えつつ、感謝しながら仕事ができている気がします。紋々とした気持ちを楽笑会で客観的にみることができ、次に進むことが出来たと、感謝しています。

皆様ありがとうございました。(大阪 Yさん)



2回参加できなくて、久しぶりの参加でした。お話を伺いながら、子どもが小さいときはいつもいっぱいいっぱいで、すぐにキレてたことを思い出しました……。

他にも、家事をしてくれる旦那に対して、いやいややってるんじゃないかと疑心暗鬼になって、家事をしながら子どもにキツい言葉をなげかける旦那を見て、私のせい……?ってびくっとしたりしてたなぁ。鬼ママエピソードや、旦那とのエピソードを皆さんに聴いていただいて、少しずつ変わって行ったような気がします。

職場の新採の社員さんのお話は、相談者さんの我慢強さとやさしさがすごく素敵だと思いました。私も職場でちょっとイラッとする人がいて、相手を変えることはできないから自分に何ができるか、いつもそこなんですけど、実際は難しいです。ああ、またやっちゃったと思いながら、まあ、次はもうちょっとうまくやろうと思う繰り返して日々過ごしていて、なんか、勇気づけられました。

今回も楽しかったです。ありがとうございました。(兵庫 Nさん)



職場のお話で、実力はあるのに、言い方がきつくて変えてほしいというご相談がありました。相談者さんは、冒頭"新卒にみえないくらいしっかりしてる子がいて"とおっしゃっていて、正の注目をされていました。いらいらがある中で、そこをまずお話されるのって、素晴らしいです。

私は、人を変えてやろう!と、根気強く、諦めず、懇切丁寧に願い(クレームも含む)を伝えれば、人は変わってくれると信じていました。そういう想いが、ずっと、手放さずにいました。

実際、両親に対して、共感してほしいんだと丁寧に伝えたから、最近変わってくれたと感じでいました。今回の楽笑会に参加するまでは!

アドラーでは、相手ではなく自分が変わる、というから、自分は合ってないよな、おかしいよな、とも思っていました。どう自分が変わればいいのか。わからなかったからです。人を変えてやろうという気持ちが手放せず、それが、私の課題でした。

相手の素晴らしい点を伝えて、お願いをしてみようというお話があり、それをきいて、ふと、二ヶ月前のこの場で相談して以降、両親に対して、ありがとうが素直に言えていたことに、気づきました。

"忙しい中きてお世話ありがとう"、"文句言われても怒らずに冷静でいられるところは私にはできないし尊敬するわ"とか、言っていました。相手だけでなく、自分も変われていたのかな、と思いました。今年いちばんの衝撃的な気づきかもしれません!!

私の場合、同僚や上司に対しては、家族とは少し事情が異なります。愛情というベースがない中で、正の注目をするのはとってもとっても難しく、ただ、これからの人生で、今回の相談者さんと同じような悩みを持った時、私はこの日の話を思い出すと思います!
というより、思い出したいから、絶対忘れないように、記憶しておきたいと思いました。

アドラーを学べば学ぶほど自分の嫌な面(大切な人にすら文句を言う人間の小ささ、自己中心的な考え方etc.)を自覚してしまい、暗闇の中でもがいているような感覚でしたが、自分の変化を認識でき、しあわせな気分になりました。

自分の思考の傾向と対策として、"よくしてもらっているのに、文句を言う自分が嫌い"と自己嫌悪に陥るとき、"自分が嫌い"が自分の頭の中を支配ししんどかったですが、"よくしてもらっている"という前半の部分のほうを着目し、相手の良さに気づけた自分を評価し、それをまずはそのまま相手に伝えていこうと思いました。

相談者さんとメンバーの方々に感謝です。アドラーは、いつもいつも楽しまなくていいよ、受け止められる分だけ受け止めていけばいいよ、という励ましも、忘れずに心に留めておきます(^_^) (兵庫 Cさん)



「共同体感覚を育む質問」は、問題解決によい効果を発揮していると思います。結構、いろんなケースに使えるんだなぁと、とても頼もしいです。

来月は、久々のワークです。楽しみにしています。どうも、ありがとうございました。(大阪 F)



♪ 今後の予定


次回の楽笑会のご案内です。12/5、1/30(土)を予定しています。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。

12月5日の楽笑会は、粘土細工を使ったワークを行っていただく予定です。こちらは、都合上、先着9名とさせていただきます。残席わずかとなっておりますので、参加ご希望の方は、藤井までお申し込みください。(北風さん宛へのお申し込みは、正式な申し込みとはなりませんので、ご留意くださいね)

お申込みいただいた方には、参加可否についてのご返信をさせていただいています。まれにですが、皆様からのメールが、私に届かない場合があるからです。お申込みいただいたにもかかわらず私からの返信がない場合は、メールが届いていない可能性がありますので、ご注意くださいませ。

ワークには、早期回想をお持ちください。早期回想とは、次のようなできごとのことです。

・10歳くらいまでのできごと
・ある日、ある所で起きた、1回限りのできごと
・なるべく鮮明に思い出せるできごと
・マイナスの感情をともなったできごと

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。どうも、ありがとうございました












楽笑会 土曜日版 10月

楽笑会のみなさま、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、10月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Mさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定

♪ 例会報告


 
虫の音が耳に心地よい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、10月の楽笑会は、女性7名男性1名の参加でした。先月の振り返りをしつつ、下記のようなお話が出ました。

 公園でお子さんがシーソーでよそのお子さんと遊んでいて、ちょっとした拍子に相手のお子さんの顎にシーソーが当たって、口をきってしまったとのこと。でも、お子さんがわざとやったのではないことは、明らかでした。謝ることを強要するのも違う気がするし、自発的に謝るのを見守りたい気持ちもありつつ。

 しばらく様子を見ていると、最後は、お子さんが相手のお子さんをよしよしする仕草をされていました。相談者さんは、後で「ごめんねできて良かったね。」とお子さんに声をかけられたそうです。(素晴らしい!)

 今回のケースは不適切な行動ではなくて失敗に分類されるので、
「パセージ」12-L『失敗した場合にも勇気づけよう』を読みました。

 迷惑をかけた人がいれば「謝ったほうが私はいいと思うんですが。」と提案をしてみる、または、「今回は失敗したけれど、次はどうする?」等、話し合うことができると、書いてありました。
(注:テキスト27-Rには、具体的な声かけの例も書かれています)

 また、お子さんが頼んできたことはなるべく聞き入れているが、なんでも聞き入れていいのかなとの相談には…、言葉で頼んできたことについては、楽しく聞き入れてみませんか、と提案がありました。そうすると、その姿を見たお子さんが頼まれごとについてポジティブに聞き入れてくれるかもしれない。

 第一子さんなので、外では色々気を張って頑張っているから、甘えたい気持ちもあるかも。頼み事をするということは、自分の課題だとわかって頼んできている。頼みごとの内容は、幼児期の今限定のもの。中学生になったら、親が申し出ても拒否されるかも!?等々。

 それから、15分毎に起こる兄弟げんかに辟易して雷を落とす、の話には、私も激しく共感しました(笑) 自分の子は小学生なので、私が家出したりできますが、幼児さんだとそれも難しいし…。兄弟げんかに口出しはご法度だけれど、それぞれに話を聞くのはどうですかと、先輩アドレリアン。

 これはとってもいいアイデアだなと、思いました。勇気付けの第一歩は、相手の話を聴くですもんね。我が家の場合、自分がいかに不利益を被っているかを、芝居がかった話し方で訴える息子の姿が思い浮かび、可愛らしいなと笑いがこみあげてきました(笑)

 そして成人したお子さんの部屋の片づけについては…、親と子が共に部屋の片づけは親の課題だと共通認識を持っていて、なおかつ、それでうまく回っているなら、それはそれでOKとのこと。もし、部屋の掃除がお子さんの課題だと親子共に考えている場合は「私の家なので綺麗に使ってほしいのですが、掃除させてもらって良いですか?」とお伺いを立てるのが良いのだそうです。

 相談者さんは、大事そうな書類がある机の上は年1回声をかけるにとどめて、本人さんにお任せし、床のみ片付けしているそうです。(さすが!)

 あるメンバーさんのお子さんは、部屋の片づけに頓着しなかったけれど、結婚後は綺麗なおうちで暮らされていて、結婚相手の愛で変わったとメンバーさんは感じられたそうです。(素敵!)

 その後、北風さんから総会のシェアリングがありました。分科会で6名ほどのグループに分かれて進めていかれたそうですが、同じお題(理論について、アドラーの著書『人間知の心理学』の文章をもとに、自由にディスカッション)であっても、グループによって進め方の内容がそれぞれ異なっていたのが面白かったとのことでした。

 あるグループは狭い範囲を丁寧に読み込んでいき、またあるグループはライフスタイルをキーワードにして話を展開したり、またはある方のエピソードをもとにお話したり様々だったとのことでした。

 そして共同体感覚を養う5つの質問に話が及びました。
1. この出来事はあなたにとってどういうことでしょう。
2. この出来事の良い側面は何でしょう
3. この出来事はみんなにとってどういうことでしょう。
4. 皆が幸せになるために私は何が出来るでしょう。
5. 今日はどんなことを学びましたか。

 私の悩み事(PTAの強制的な旗当番について)を、この質問を使って聞いていただきました。

 漠然とした不安だったのが、自分の出来ることに焦点を合わせて考えられたので、聞いていただいた後はスッキリしました。

 北風さんから、一度に全部解決してしまおうと考えず、今回はきっかけを作ったと考えてみるのはどうですか。と提案していただきました。結論を急ぐこともないのかなと、ちょっと肩の力が抜けました。

 困った時の楽笑会、楽笑会で相談できると思うと心強いです。今回も有難うございました。



♪ メンバーさんのご感想


 
go to楽笑会! やっと参加しました。

 「失敗は勇気づけること」何もかも不適切な行動と思わずに、「失敗の箱」にも入れようと、初めて
「パセージ」を受講した時のリーダーの言葉を思い出しました。

 自分が失敗した時に、相手に責められず、同じ失敗を繰り返さないために一緒に考えようと言われたり、自分が謝れない代わりに謝ってもらえたら、勇気が出て、素直に謝ろう、次は失敗しないようにしようと思えます。

 最近特に謝ることは難しいと、謝ることに私は過敏になっていました。相手に謝ってほしいと思うのは、仲間だと思っていないけれど、自分から素直に謝ろうとか、一緒に謝ろうという行動は、仲間になりたいと思っていることなんだと、まだまだ今になって気づくことがあるんだなと思いました。

 小さいお子さんを育てているメンバーさんのお話を聴くと、今は大変だけど、今の悩みは、親子で成長して解決していくこともあるし、私がしてきた失敗も楽しく話して、笑って楽になってもらえたらいいなと思っています。

 それぞれの親子関係や夫婦関係は違うし、未来もどうなるかわからないけれど、「みんなが幸せになるために私は何ができるでしょう」を忘れないようにしたら、大丈夫かもと思いました。

 
37-Rの最後のJの言葉が、今の私に響きました。今回楽笑会に参加しなくては!と思ったのは、ここを読むためだったのかなと思いました。

 楽笑会は不思議です。この日このメンバーで話したことの学びが、必ず今の私を支えてくれます。ありがとうございました。(滋賀 Kさん)



 
今月も有難うございました。

 HPで案内をみてからずっと気になっていた楽笑会カレンダー(学習ver.)をこの度入手できて、テンション上がりました(笑) 早速我が家のトイレに置きました。生活編のカレンダーが我が家に良い影響を与えてくれたので、今回の学習編にも期待しています! 私が下手に直接言うより効果があると思いますし、日々自分への戒めとしても活用させてもらいます(笑)

 それからお土産でいただいた枝豆が想像以上に立派で、感動しました。粒が本当に大きくてそして美味しかったです。Oさん、ごちそうさまでした。(兵庫 Mさん)


 
不適切な行動と、わざとではない失敗とは、区別することを学びました。そして、失敗したときは、勇気づけをしようと学びました。小さい子には予測や整理のお手伝いをする。親が正解(と思ってること)を提示するのではなく、子供が自分で気づく/考えるきっかけや道筋を作る。

 "押したシーソーが男の子の口に当たって血が出たよね、なにか気づいたことはある?"と、聞いてみたところ、"おかーさんが、男の子にティッシュ渡してたよね"と。

 びっくりしました。私のこと?! てっきり、男の子や自分の気持ちの方を話すと思っていました…。私は、あのとき、こんな時アドラーだったらどう対応するのが適切なのか??、なにが正解??と、とにかくオロオロしていました。

 だから、子供がみていてくれたことで、私が勇気づけされた気分になり、お礼を伝えました。同時に、母親の私の行動を子供は見てないようで本当によく観察しているんだな、とドキっとさせられました。

 "頭をなでなでしたのはいいと思う。じゃあ、あたっちゃったから、ごめんねと言うのはどうかな?"というと、"えぇーー、ぼく謝らなかったねーー"と、笑ってました。

 あれから、ごはん中にコップの中身をこぼしたときや、ご飯をこぼしながら食べるとき、これは、"失敗"に区分されるなと判断しました。ちゃんと食べてる時にだけ、ありがとうの声をかけようと心がけてみました。

 それでも、ポロポロこぼされて、片付けが面倒で内心イライラする時の方が多いんですが…。余裕があれば、これもまた楽笑会で教えていただいた、"お母さんが楽しくやる!"も実践してみました。

 "言葉で頼まれたことは、はいはいー!と笑顔でやる!" 本当に、これって大切なことですね。わたしはこれまで全然できてなかったです。本当に革命的なアドバイス。

 ぽろぽろこぼしたのを片付けようと誘うと、一度だけ、おかーさんやって、と言われたことがあり、今回のやり方を知る前は、"それって人任せ"と、負の注目だけして渋々片付けていましたが、今回の学びを受けて、彼自身が自分の課題と思っていることに気づけたし(正の注目)、居酒屋の店員さんのようにハイハイー!と試していたら、ぼくもすると雑巾取ってきて拭いてました。

 とりあえず、一回の成功。まぐれだったのかな?と思うほど、それ以降はやりません。私が一人で片付けるか、私が居酒屋の店員にすらなれずに無言で(イライラを必死に隠しながら)片付けるか…。それでも、10回に1回でも、私が居酒屋店員のようになれたら、よしとします、今は。

 いつもメンバーさん達に、信念とそれに基づく具体的な助言を丁寧に教えてもらうのに、その後の実践において、一喜一憂してしまい、今は、どちらかというと、できなかった自分を責めて、自分の嫌な面が際立って落ち込みます。

 自分にも正の注目をしましょうね、と言ってくださるけど…、また来月も自分のできてないところと向き合うことが怖いです。今は、苦しい時こそ、成長してる、という言葉を励みにしています。(兵庫 Cさん)



 
今月は、メンバーさんのお話を聴かせていただきながら、「パセージ」、「パセージ・プラス」のテキストの中から、参考になるところを見つけては、みんなで確認していきました。「パセージ」の復習がたくさんできて、とてもよい学びになりました。

 テキストに沿って考えていけば、
「パセージ」ではどのように考えるかということについて迷うことがなく、また新たな発見もあります。これって、効率的で確かな学び方だなと、思いました。

 総会のシェアリングでは、参加する人の責任についての体験談がありました。参加者一人一人が、相手任せにするのではなく、自らどうふるまっていくか決めて行動していくことが大切、というような内容でした。私は、この体験談についても「自分に何ができるのか」と「みんなの幸せのために」という視点を持つということと同じなんだろうなと、思いました。

 今月も、メンバーさんたちと一緒に、楽しく、そして有意義な時間を過ごすことができました。みなさん、どうもありがとうございました。(大阪 F)


 子供から頼まれた事は出来るだけ聞くように心がけてきたのですが、ほんとにこれでいいの?!子供の成長の妨げになってるのでは?!と気になっていました。

 誰の課題か分かってるかが重要、自分の課題だけど頼むのは甘えだから、喜んでやってあげようと教えてもらいました。さらに、笑顔で楽しそうにしようと言われてハッとしました。なんでお母さんがしないといけないのー?!って気持ちでやってる時が多かったです。

 私が子供の時、母が「また散らかしてー早く片付けなさい!」って怒りながら片付けしてる姿を思い出しました。その姿からは片付けが楽しいとは学べないなぁと改めて思いました。

 こうあるべきの思考で対応しがちですが、私の行動で子どもが何を学ぶのか考えてみると、自分のすべき事が見えてくる気がします。そうは言っても気持ちがついてこない時が多いですが……まずは心がけるところから始めてみたいと思います。(兵庫:S)


♪ 今後の予定


次回楽笑会は、11月7日(土)です。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。(なお、12月の楽笑会は、5日です。)

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。どうも、ありがとうございました。











楽笑会 土曜日版 9月

楽笑会のみなさま、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、9月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Sさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定

♪ 例会報告

 9月の楽笑会は、初めて参加するメンバーさんが来てくださり、自己紹介から始まりました。その後、先日オンラインで開催したアドラーの地方会の話を聞きました。

 社会統合論とか個人の主体性とか……初めて聞く言葉に私の頭の中は???でした。「パセージ」のテキストの中にある(こんにちは)の(ち)の話をみんなで読み、理解できました。(注:「パセージ」37-R「子どもの居場所」参照)
 次に先月の学びを振り返りました。先月相談された方から、「ずっともやもやしてた気持ちがスッキリした」という感想が聞けて、嬉しい気持ちになりました。

 次に地方会で行われたワークと同じ方法で事例を話し合いました。私が相談させてもらいました。

 公園でコマなしバイクに乗っていた子どもが、人にぶつかりそうになり、注意したら怒って泣き出した。注意をしたら怒り出すので、どう声掛けすればいいのかわからないと話しました。

 いつものようにやり取りを書き出し、感情や怒りの数値を聞き、良かったところを話し合いました。次に「相談者さんにとってこの出来事はどのような出来事でしたか?」と質問がありました。私は「人に迷惑をかける出来事」と答えました。

 次に「みんなにとってこの出来事はどんな出来事でしたか?」と質問がありました。 「ぶつからなくてよかった、他の子ども達も学べた、子どもにとっても成長できる出来事だった」等の声が上がりました。この質問を聞いた時、私は「人に迷惑をかける出来事」とは浮かびませんでした。自分が感じていた事は、他の人の立場から考えてみるとこんなに変わるんだなぁと驚きました。

 子どもが迷惑をかけると思うと、その行為が悪いと感じますが、子ども達の学びになると考えると、同じ行為を見た時に、自分の気持ちがプラスに向く感じがしました。

 最後に、子どもに声をかける時は「ぶつからなくてよかったね、約束守ってくれてるね」と言ってはどうかとアドバイスをもらいました。

 早速、楽笑会の次の日に試す場面がありました。アドバイス通りの言葉がけをしたら、子どもは嬉しそうな笑顔を見せてくれて、注意をしてバイクに乗ってくれました。大成功でした! 適切な行動に目を向ける事の大切さをあらためて実感しました。

 今月もたくさんの学びをありがとうございました。また来月も楽しみにしています!

♪ メンバーさんのご感想

 今月もありがとうございました。

 印象に残ったのは、「苦しいときは成長している時」と言われていたこと。ずっと苦しいですが、その間ずっと成長してると思うと感じ方が変わりました。

 公園での素敵なエピソードでは、男の子のメンツと女の子のプライドを大事にしつつ言葉がけするということ。子供には言葉を選んで丁寧に話すのに、主人には丁寧語ではあるけどメンツは潰してるなと反省しました。定年を迎え家族のために働いてくれた事に、さらにまだまだ働いてもらうことに感謝したいと思います。ありがとうございました。(兵庫 Mさん)


 メンバーさんのお話をきき、"ぶつかりそうになったやろ!"ではなく、"注意してたんだね!"と、正の注目に切り替えて伝えることが、こどもへの勇気づけになるだけではなく、従来叱る側にいた母親の罪悪感すらも消し去ってくれる、というメリットがあることを再認識しました。

 早速、私も応用させてもらい、道で飛び出しやしないか心配で、車が来る!ストップ!と言いがちでした。しかし、この話を聞いた後、いつもの道、こどもをよく観察すると、危険なところで止まっていました。"止まれたね、ありがとう〜"ということに成功しました!

 楽笑会に参加し始めて今では、〜〜してくれてありがとう、が口癖となってきていることに気付きました。今回、こういった危険を注意する場面でも使えることを認識でき、応用を増やすことができました。ありがとうございました。

 そして、風さんが教えてくださった、社会統合論の具体的な進め方が興味深かったです。社会の中で自分も役割を持っているんですね…とても深いです。とても大事なことです。自分が良ければいいという考えが払拭できないこと、時々あります。それって、家族にとってはどう?、周囲の人間にとってはどう?、社会全体でみたらどう?、…多様にみえてくるのですね。

 最後に。メンバーさんのご主人が、この四連休は家族を笑顔にする!をテーマにしたから、子供にあっちいけだの嫌いだだの言われても、笑って対応したというお話を聞かせていただきました。なんと素晴らしいアイデアだとみなさんから感嘆の声。私も、真似したいと思い、翌日、トライしてみました!

 二日目からはしんどくて無理でしたが、真似した当日は、不思議なもので、ご飯こぼされようが、笑いに変えて注意することができました。なんだかとても不思議な感覚でした。

 そして、先日参加できなかった平日版の風さんの議事録にあった、"愛情不足の親なんて、ほとんどいないと思う"という言葉がよぎりました。そう、色々叱ってしまうけど、私はこどもが大好きだし、こどもが笑うことが一番の望みのはずだよな、、、そのことを、普段つい忘れて、自分のこだわりや都合をぶつけてしまうよな、、、 そんな大事なことに気づかせてもらいました。(兵庫 Cさん)


 今月は、新しいメンバーさんをお迎えしました。近畿地方会のシェアリングが、とても新鮮でした。6つの質問でしたが、新しい「話の聴き方」の型にもなるなぁと思いました。

 あるできごとの一つの考え方、感じ方、とらえ方として、「私にとって、私のために」だけではなく、「みんなにとって、みんなのために」という心も持てるように、そして、いずれの心もその時その時、自分で選ぶということに、この1か月、チャレンジしてみたいと思っています。

 どうも、ありがとうございました。(大阪 F)


♪ 今後の予定

 次回楽笑会は、1024日(土)です。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。(なお、11月の楽笑会は、7日です。)

 今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。どうも、ありがとうございました。











楽笑会 土曜日版 8月

楽笑会のみなさま、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、8月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Cさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定

♪ 例会報告


コロナ禍の学校現場の生の声を聞かせてもらえました。毎日朝早くから換気、除菌、検温、また、専門チームを組んで、掃除の仕方はどうすればいいだろうか、等のガイドラインを日夜話し合われているとのこと。遠足などの行事がなくなる中、子どもたちのモチベーションを維持しないといけない、精神的にも肉体的にもこれはかなりしんどいだろうなと感じました…身体を壊されないか心配になるほどです。

また、班活動がなくなり、給食も前を向いて食べたり、言葉のコミュニケーションが減り、明らかに心の距離が離れていると感じているようでした。見せかけではなく、本当に必要な対策だけを残してやっていくべきだよね、という意見があがり、学校現場で頑張ってるメンバーさんを労いました。

次に、アドラーをやればやるほど自分が失敗作品のように感じてしまい、できてないのを親のせいにしてしまう、という悩みを相談しました。同じような経験をされた方の経験談や親側の気持ちを聞くことができました。みなさん本当にありがとうございました。

自分の経験を詳しく話してくださり私への道標を示してくれた方、親のせいにしているのは自分ができない言い訳にしているだけだからそれを断ち切らないといけないんだと同じように奮闘されている方、子どもの前でどなっていても親の良い面ばかりみて育つわけにはいかないから大丈夫と励ましてくれた方、親はごめんと謝るしかないんだよと教えてくれた方、ほかにも沢山の話と助言をいただきました。

あの場では、涙がどっと溢れてしまって、頭の中はぐちゃぐちゃ、とにかく混乱していて、みなさんのアドバイスを必死にメモすることで精一杯…。言葉でうまく伝えられない想いを、質問でたくさん引き出してもらえたと思いました。

私は、親が謝るのをみてどう思うか?と聞かれ、自分が情けないと答えました。自分が嫌い。じゃあ自分のいいところにスポットライトをあてればいいのだけど、無理。とにかく、一旦棚上げをして、自分ができそうな、目の前の子ども達に集中することにしました。

翌日、子どもをみてると、不意に涙がぽろぽろと…大声で泣きました。すると上の子が、"おかあさん大丈夫? にこにこーしてね"と頭を撫でました。その時、この子は、(実の親に反抗ばかりするようなダメな)私に育てられても、やさしく接してる…。安心で、また涙がでてきました。

両親はとても協力的に孫育てをやってくれています。そんな何でもしてくれる有難い親に、やれ、これができてないだの文句ばかり言うし、未だに反抗し続けていて、そんな自分が情けなくて大嫌い。

愛情をたくさん注いで、わたしのやりたいことをいつも応援してくれて、感謝しているのに、ありがとうが言えない…

楽笑会では、小さい子どもが不適切な行動をとるとき、その態度の奥にある気持ちを読み取る事例を何度も学んできました。私は、その小さい子どもなんだ、と思いました。

私の心の叫びは、"お母さんもお父さんも大好きなんだよ! でも、うまく表現できなくて、つい、きつく言ってしまうんだよー! もっと甘えたいだけなんだよー! いつまでも可愛がっていてほしいんだよー!" 心の声に気づいて、恥ずかしいのと嬉しいのと…

それに、親に反抗せずに、優しい人間にならないと、子どもはまともに育てられない、と思っていたのだと気づきました。(〜〜すべきという固定観念に囚われていました)

そして、私は、子どもを持つ前は、両親と旅行にいったり出かけたり、沢山笑い合っていたのに、子どもが産まれてからは、心底親が腹立つようになった、それはなんでだろう、とずっとわかりませんでした。怒る度に自己嫌悪、でも、イライラ止まらず、また怒る、その悪循環。

楽笑会でみなさんに自分の思いのたけを吐き出し、聞いてもらい、励ましてもらい、今回はじめて見えてきた答えがあって…。子を育てることに対して過剰に責任を担いすぎていたのかなぁと…(自分にスポットライトをあてて良いように言うと、とても責任感があるということ)。

自分の発する言葉、一挙一足すべてが、子どもの性格に影響するんだと思い込んでいました。つまり、それは、私の性格(特にいやな部分)は、当然、親の言動によってできてきたものなんだ、という考えにも繋がっていきます。親がもっとこうしておけば、わたしの悪い部分はなかったはずだ!と。

しかし、子どもは親の思い通りに育たないし、逆に思ったよりも良い方に育つ場合もある。私みたいに両親に反抗していても、私の子どもは好きなように育って同じようになるとは限らないし、それに親は私だけではなく、主人にも育てられているのだから、自分の育児を過剰に恐れたり、逆に、過剰に期待しすぎてもダメだということに気づきました。

みなさんのひとことひとことのアドバイスや想いを受けて、やっと、ここまで、辿り着くことができました。ずっと苦しかった闇から抜け出せてきたかな、と思います。また悩むこともあると思うのですが、本当に聞いてくださり、ありがとうございました。



♪ メンバーさんのご感想


久しぶりに参加させてもらいました。皆さんの話を聞いて、改めて勉強になることばかりでした。

自分が子どもの時に親にしてもらったこと。それってずっと覚えていることだし、そのやり方を使って自分の子どもに接するのは当たり前のことだと思います。でもそのやり方を変えようと意志を強く持って実践されている方がおられて、本当に勇気があると思いました。そのためには相当な覚悟が必要だし、向き合いたくない自分と向き合わなくてはならないことも分かりました。

ただ、昔読んだアドラーの本に書かれていた内容を思い出しました。それは「自分の記憶(早期回想)すらも、自分の今の状態が変わることによって変わる」という内容だったと思います。多分ですが、親御さんたちは、強圧的な時もあっただろうけど、そうでない時もあっただろうし、自分を愛していない時もあったけど、愛していた時もあったと思うんです。どの一部分を切り取って記憶を作るかで親御さんの像(イメージ)は全く別物になってしまうと思いました。

アドラーが言う「本当の自由」とは、「世の中をどう理解するのかも自分で決められる」と自分は解釈しています。今の自分がこうしたいという強い目的があるならば、できない原因を無理に記憶から探さなくてもいいんじゃないかと思いました。偉そうに言って自分がやれと言われたら全然できないのですが・・・やれるかやれないかは、過去の記憶ではなく今、勇気があるかどうかだと思います。自分も昨日勇気をもらったので、実践しようと思いました。自分を変えようと努力されている方を本当に尊敬します。ありがとうございました。(兵庫 Mさん)


今月もありがとうございました。

泣いてばかりですみませんでした。学校現場で奮闘されている先生ではありませんが、私も、病院でのコロナ渦の激務で、疲れ果てていたのかもしれません。

アドラーを学んでいるのに、ご相談されたメンバーさんのお話は理解できず、わが子になぜきちんと育てることもできないのに産んだのかと言われれば、あるメンバーさんのお母さんが(メンバーさんにおっしゃった)ように、じゃあ、子どもが好きにすればいいのにと思ってしまいます。

感謝してくれるとは思わないけど、成長して大人になったわが子に、いまだ衣食住を提供していても、育て方が悪かったからこうなった、面倒を見るのは当然だろうなどと言われると、全部投げ出したくなりました。やっぱり疲れがたまって、私の余裕が無くなっていたのでしょうね。

ご夫婦のお話も、昔の私とそっくりで、胸が痛くなりました。私は、仕事を始めることで、気持ちは楽になりました。私が引っかかっていたのは、養ってもらっている自分だったようです。

来月もどうぞよろしくお願いいたします。(兵庫 Mさん)



まずは、たくさんのメンバーさんにお会いできたことが、とてもうれしかったです。公私ともに、とても多忙な方もいらっしゃいましたが、とにかく、参加してくださったメンバーさんたちの姿を見ることができて、安心しました。

親御さんとのエピソードをお話してくださったメンバーさん。どうも、ありがとうございました。ご両親への「大好き」という気持ち、大人になった今でも「甘えたい」と願う気持ち、「どんなときも変わらず愛してほしい」という気持ち……。ご自分の、ご両親への想いに気づくことができたことが、とても大きな前進だったように思いました。

どの気持ちも、とっても素敵だし、愛情あふれるものばかりだと思いました。私も、自分の、両親への想いに気づいていたいと思いました。メンバーさんには、その想いをいつまでも大切にしていただけたらいいなと思いました。

今回もそうですが、学び始めたメンバーさんが、必死に努力して、実践していらっしゃるお話。またベテランメンバーさんの体験談。どのお話も、とても参考になり、たくさんの勇気をいただきました。メンバーさん同士で勇気づけあっているシーンに、とても熱いものを感じました。

「みんな、同じなんだなぁ」と思えたことで、親近感を覚えました。そして、「私も、頑張らないと」という気持ちになりました。どうも、ありがとうございました。(大阪 F)


♪ 今後の予定


次回楽笑会は、9月26日(土)です。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。(なお、10月の楽笑会は、24日です。)

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。











楽笑会 土曜日版 7月

楽笑会のみなさま、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、7月の楽笑会便りをお送りいたします。久しぶりの開催でした。今月は、Sさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。


今月の内容
♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定


♪ 例会報告

7月の楽笑会は初めに6月の振り返りや、感想を発表しました。

6月に子どもさんの不登校でご相談された方から、学校を辞めたとのご報告がありました。それを聞いた他のメンバーさんからは、拍手が。

私はそれを見て、以前「学校に入学した時も、辞めた時もおめでとう!と拍手が起きるんだよ」と、聞いたのを思い出しました。学校に退学届を出した日の夜、お子さんへ『自分でよく決断したね。頑張ったね。』と声をかけた相談者さんの話を聞いて、凄いなぁと思いました。こんな風に親が味方になってくれるのはとても心強いだろうなぁと思いました。

職場の悩みを相談された方は、「悩みを話せてスッキリした。不思議と職場でのストレスもなくなった」とおっしゃっていました。「先月は出来なかった事が少しづつ出来るようになった子どもさんがいて、子供達の成長がとても嬉しい」とお話しされていた事がとても印象的でした。素敵な保育士さんだなぁと思いました。

次に、今月は、私自身の話を聞いていただきました。実は、楽笑会に来る直前に喧嘩をして出てきたのです。

私たち夫婦は何かを話し合う時、よく喧嘩になります。と言うか、私が夫に対してイライラします。夫の対応が嫌そうな雰囲気を出してるのに、いいよと言うから。嫌なら言えばいいのに…となります。

あるメンバーさんから、「夫さんがあなたの思い通りの対応をしないから腹が立ったんやね。あなたの思い描いた通りの反応じゃないから…」と言われて、ハッとしました。私は夫をコントロールしようとしてたみたいです。そんな意識はなく、ただ、やってる事に共感してもらいたかっただけなんですが…。

あるメンバーさんに、私たち夫婦の形は、私が主張して夫が聞くのが合ってる。そこを引くから壊れてしまうと言われました。確かに相手のことを考えすぎてる時ほど、喧嘩につながる気がします。

相手の反応が良くない時も、言葉だけを受け取るようにしようとアドバイスがありました。相手の本当の気持ちは分からないし、それを推測しても心の中は分からない。それなら言葉で言われたことだけを受け取って、その言葉をありがたく受け取る方がうまくいくと教えていただきました。

何度も何度も言われてますが、改めてまた教えていただきました。日本は察する文化だと思いますが、言葉でコミニュケーションをとる事の大切さを教えていただき、自分の子供に対しても言葉でコミュニケーションを取れるように、子供の言葉に反応していきたいと思いました。

いつもいつも同じような事で悩んでいますが、今月も皆さんの温かい言葉に励まされて、たくさん勇気をもらいました。ありがとうございました。また楽しみにしています。


♪ メンバーさんのご感想


6月に続き、7月も次男の話を聞いていただきありがとうございました。中退すると決めたこと、みなさんに喜んでいただけてよかったです(笑

そんなに心配してないつもりでしたけど、さらに安心感がありました。

楽笑会の日めくりカレンダーで「よかったね!」っていうのがありましたが、自分も体験することになるとは! そして、話せる、聴いてもらえる場があって、本当によかったと思います。

退学届を出すまでは、ふさぎがちだった本人、今はすっかり元気になり、先日は小学校〜中学校で使っていた絵の具セットや習字道具、いらない教科書類をがっつり捨ててました。

ぜーんぶ捨てたのかなと思ってましたが、部屋の机の上を見てみると、いくつか高校の教科書や問題集がありました。なにか思うところがあるのでしょうね、、、、

これからどうするのか、ゆっくり見守っていこうと思います。(兵庫 Nさん)


私は、言葉でコミュニケーションをとることの大切さについて、アドラー心理学で学びました。それは、もう20年以上も、前のことです。私も、日本の伝統的な、「察する文化」の中で育ってきました。ですから、20年経ったいまでも、言葉そのものではなく、その裏を読んだり、察したりする行動パターンも持っています。「三つ子の魂百まで」などと言いますが、子どものころに修得した行動パターンは、なかなか抜けきれないものですね。

でも、察することに代えて、言葉で考えや気持ちを相手に伝えて、また相手からそれらを伝えてもらうことで、お互いの理解を深めていきませんか、という提案を教えていただいてからは、相手の気持ちを変に勘繰ることも少なくなり、また私もなるべく相手にわかりやすい人でいようという気持ちになりました。

察することもできるし、言葉で理解し合おうとすることもできる。そんなふうに、選択できるようになりました。どちらの行動パターンにも、良い面、そうでない面があります。場面によって、使い分けている。いまは、そういう感じです。(うまく使い分けられているかどうかはわかりませんが……)

今月の楽笑会では、アドラーを学ぶ前の自分のことを、思い出したり、振り返ったりすることができて、よかったです。また、「パセージ」で学ぶ、「言葉の使い方」について、改めてその大切さを考えるきっかけとなりました。みなさま、どうも、ありがとうございました。(大阪 F)


♪ 今後の予定

次回楽笑会は、8月29日(土)です。1か月があっという間に経ち、今週の土曜日となります。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。(なお、9月の楽笑会は、26日です。)

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。暑さまだまだ厳しいですので、みなさま、お体には十分、お気をつけ下さいね。ではまた。ありがとうございました。












楽笑会 土曜日版 6月

楽笑会のみなさま、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、6月の楽笑会だよりをお送りいたします。久しぶりの開催でした。今月は、Oさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。


今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定


♪ 例会報告


2月の楽笑会からコロナ、コロナで大変な時期となり、久しぶりの開催でした。

6月27日の楽笑会は、9名の参加でした。久しぶりの開催のため、特にテーマを決めずに、メンバーさんのお悩みをみんなで聴くという形で進められました。


まずは、高校生のお子さまが、コロナ明けから学校に行っていないというお話がありました。子どもの不登校は自分自身にも経験があるため、とても身につまされるお話でした。メンバーさんからは、機嫌よく家にいてくれる事や、家事・介護をよくしてくれる、貢献してくれていることが素晴らしいという意見が出ました。

学校に行かないことだけに注目すると、全てがマイナスに見えてしまうのだけれど、学校に何故行くのか? 何故勉強するのかという根本的な問題に気付いてしまった子どもさんは、感受性が鋭く本当の意味で頭の良い人なのだなあと思いました。

また、楽笑会でみんなから意見をもらうと、一人で考えていて煮詰まってしまうこともプラスの方に考えられます。メンバーさんの話を聴くことにより、自分自身もパワー充電できているのですね。

2つ目は、職場でのお話でした。保育者として奮闘しておられるメンバーさん。このメンバーさんのようなベテランの方でも、子どもとの関わりで、悩みながら保育に携わっておられる真摯な姿に、ちょっと感動しました。

子どもの保育だけでなく、保護者との関係性も大切にしなければならない、人間同士のお仕事なのですね。大変だとは思いますが、子どもが保育所の時にお世話になった先生のことは今でもよく覚えており、それくらい保育所は親が育つ場でもあるので、ありがたく思っています。頑張って下さい!

最後に、私自身の話もさせて頂きました。夜中に一人で考えていると不安感に襲われる時があるのだけれど、皆さんから意見をもらうと、まあそうだよなーと、良い面に注目して思えるところが単純です。

子どもも、色々経験することで学んでいるのでしょう。自分がその歳の時のことを思うと、非常に心許ない。そう考えると、しっかり生活してくれていて立派だと思えてきます。本当に困った時に話してもらえるような関係性を持っておくという、もともとのスタンスを崩さずやっていこうと思いました。

7月は参加が微妙ですが、またお会いできる日を楽しみにしています。


♪ メンバーさんのご感想

なかなか参加できなかった土曜日会、なんとノートを見返すと約一年ぶりの参加でした。今回途中退席となり短い時間でしたが、家族の協力あって参加でき、本当によかったです。

高校生のお子さんのお話。今日の話し合いでは、社会の枠組みから逸脱してしまう不安や焦りから、つい、"なにがやりたいの?なにができると思う?"と聞いてしまいそうになりますが、"いま現在、子供ができていること"に着目する考えを教えてもらいました。

この教えは、アドラーでは度々出てくる教えです。私は何度も立ち返らせてもらっており、今回も、あぁ、そうだったなと学ばせてもらいました。

今、家事を手伝ってくれたり、お母さんを喜ばせようとしてくれたり、とっても素直で可愛らしいお子さんだと思いました。

このように気持ちを素直に伝えあえる関係、それに、大きくなったいまでもハグをされているというお話を聞いて、なんて素敵!と思いました。

そういった関係を築けるのは一朝一夕にはできないことで、メンバーさんの努力の賜物だと思います。

私は目の前にある悩みや将来の不安なんかで落ち込み、視野がどんどん狭まっていくことがありますが、"あんなことあったね〜と笑える日がくるから!"とメンバーさんの力強いことばが、いつかの自分にも当てはまる予感がし、それはとても心強いことばです。

やはり、今回も、自分が将来困った時に手本となってくれる先輩方がたくさんいるなぁと感じました。

本日もありがとうございました!(兵庫 Cさん)



次男が学校に行かなくなったことについてお話を聞いていただき、ありがとうございました。

その後、本人は学校を辞める意思を固めたようです。担任の先生にもその旨を伝えましたが、今、学校側でいろいろ検討(?)されているのか、その後、連絡がないので、連絡待ち状態です。

世間で「普通」と言われる道ではない道を選んだ次男を信頼して見守るのが私達の役目だとは思いますが、親のほうが不安いっぱいです。みなさんに、大丈夫だよーと勇気づけてもらって、不安になったらそれを思い出しています。

またお話きいてください。よろしくお願いします。(兵庫 Nさん)



メンバーさんの子育ての体験談を聴いて、自分の考え方や学校に対する期待に変化がありました。

確かに、学力は大切だと思います。学校で体験することは、かけがえのないものだと思うし、友だちと触れ合うことで学ぶこともたくさんあるかと思います。

しかし、現在の学校教育の在り方を考えさせられました。世の中のルールが大きく変わる中、子どもたちの「生きる力」を、親がどうつけてあげられるのか、あるいはサポートできるかということについて、考えさせられました。

現在の学校教育は、子どもたちの「生きる力」に直結しているかな、用意されているレールに乗っていると(親も子どもも)安心できますが、その一方で、「自分で考える力」を失わせてはいないか、などなど、です。

メンバーさんの体験談から、一見、大人の私たちには無益のように思えたとしても、子どもたちが夢中になっていることを否定せず、見守り、伸ばしていくことの大切さを学びました。子どもたちを勇気づけながら、子どもたちが様々なことに興味を持てるよう機会をたくさん作り、選択肢を提供することが、私たち親にできることなのかもしれないと思いました。

今月も、メンバーさんから、大切なことを学ばせていただきました。どうもありがとうございました。(大阪 F)


♪ 今後の予定

次回楽笑会は、7月18日(土)です。1か月があっという間に経ち、今週の土曜日となります。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。

追伸;

申し訳ございませんが、今月も、次のご協力をお願いいたします。なるべく感染リスクを下げたいと考えております。ご不便をおかけすることになるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

*お菓子は、個包装されているものだけをお持ちください。(手作りのものもご遠慮くださいね)
*飲み物は、ご自身でご用意ください。
*来られたら洗面所で手を洗ってください。その際使うタオルはご自身でご用意ください。
*窓や扉は開けておきますが、ご心配であれば、マスクを着けたままお話しください。
*ご自身だけでなく、ご家族の方が発熱・風邪の症状がある場合、参加をご遠慮ください。
 当日だけでなく、ここ数日の間に症状があった、という場合も参加をご遠慮ください。










(新型コロナウイルスの感染防止のため、楽笑会土曜日版は3月~5月休止していました)




楽笑会 土曜日版 2月

楽笑会のみなさま、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、2月の楽笑会だよりをお送りいたします。今月は、Mさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。ご協力くださいまして、どうもありがとうございました。では、どうぞ。


今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定


♪ 例会報告


2月は女性6名、男性1名の参加でした。
先ず先月の感想から印象的だったものをいくつか紹介します。

その① 
周りのママさんが気になる。自分がうまくやれていない気がしてくる。

→意識しないようにするのは難しいので、その事に意識が向いていると気が付いたら代わりに「○○と考えよう」と事前に決めておく。AをやめてBをしよう。
その時あるメンバーさん(Cさん)が代替案を出して下さいました。「Cさんだって出来てないって考えるのはどうですか。」関西人らしいおもしろ代替案に大笑いしました。

その② 
1月に事例が取り上げられ、その事を振り返って懐かしいと感じられたとのこと。
「パセージ」を学び始めた頃、先輩アドレリアンが悩まれている姿をみて大先輩でも自分と同じ様な事で困ったり悩んだりするんだな、自分だけじゃないんだと仲間がいると感じて、とても勇気づけられたとご自身の経験をお話してくださいました。そのメンバーさんは私にとって眩しい先輩アドレリアンなので、「この方でもそんな事がおありだったんだな。」とそのメンバーさんが以前経験されたことをまさに私も体験させてもらいました。
誰もが大なり小なり失敗しながら少しづつ実践されているのかぁと、仲間がいるって心強いなと感じました。

次に1つ事例を出していただきました。

園児さんに苦手な食材を食べやすい様に小さくしてほしいと頼まれて、メンバーさんが手伝おうとした際、同僚の方に「園児さん自身にさせて」と制止され、それ以上何もできず。結局、その園児さんの食事は制止した同僚の方がサポートされて、もやもやした気持ちになったとの事でした。

小さい時にはできないことも大人になればその人のペースで自然とできるようになるのだから、子どもさんが言ってきたことに対して応えてあげたいとメンバーさんは考えていらっしゃいます。

「パセージ・プラス」のワークシート(北風さんバージョン2)に沿って代替案を探っていきました。すると、意見が相反すると思われていた同僚の方とも「子どもが前向きな気持ちになるよう支援する」という協力的目標が持てそうだとわかってきました。

普段の会話で「○○さんは子どもが頑張れるよう支援なさってますよね。私もそう心掛けているんです」等話しておいて、子どもさんの手助けが必要そうな時にメンバーさんがサポートしやすようにしておく等の話が出ました。

初めは曖昧な表現だったのがワークシートを進めるにつれて、メンバーさんの素敵な私的感覚が表れてきて感動しました。
「パセージ・プラス」の事をすっかり忘れていた自分に愕然としましたが(笑)とても学びの多い時間でした。

事例をだしてくださったメンバーさん、最新ワークシートを使ってくださった北風さん、有難うございました。



♪ メンバーさんのご感想


私の悩みを皆さんで聞いていただき、ありがとうございました。行き詰まっているところ、通る道筋を示していただいた気がします。私は相手の悪ところを見ているから、不満があったと思います。

また、クラスで向き合えきれなかった反省も大きいですが、自分は何を怒って望んでいるか、自分が振り返ることだと思いました。
「パセージ・プラス」を思いだせました。

楽笑会で大切なことを気づかせてもらっています。ありがとうございました。(大阪 Yさん)



印象に残ったのは、Yさんの事例でした。職場での、砂を噛むようなもやもやするやり取り…誰にも一度は経験があるような、でも解決が難しいと思ってしまう事例でした。

北風さんが配ってくださったワークシート。魔法のワークシート?! 自分が大切にしている価値観が誰にもあり、それに触れられるような出来事があると、人は激しく反応するのだなあと再確認しました。

嫌だなあ、もやもやするなあと思った時、一体自分のどんな価値観に触ったのだろうかと冷静に考えてみることは、自分を知る第一歩なのかもしれません。
そしてそう思った自分自身を大切にすることも…

Yさんの事例では、「私は〜〜を大切にしているんですけど、(相手の人)もそうですよね?」と普段から話しておくのが良い、ということでした。そしてそれは、マイナス感情があると言えない、と。

ここでもやはり、陰性感情をいかに乗り越えるかがテーマになってきます。自分との戦いですね。結局、自分なんだなあ、幸せになるには自分、自分の思い込みや感情を理解して自分から変わっていくしかないんだなあ、と思いました。

私がいつも仕事でやっているセミナーで「アサーション」というのがあります。言いづらいことを相手にいかに上手く伝えるか、自己表現を爽やかにするかの技法です。そのなかに、問題解決の為のアサーションというのがあります。
1.事実を相手に伝える
2.気持ちを伝える
3.解決策を提案する
4.代替え案を提案する
の4パートで構成されているのですが、とてもよく似ていると感じました。

その、伝える、ときに陰性感情を持たずに伝える、のが大切なのですね。ことが起こったときではなく、普段から自分の気持ちを伝えておくことが大切…と、今回もとても勉強になりました。

楽笑会の次の日に職場の仲の良い人と会った際、こんなことを勉強した、と話をしたら、その人は自分の出来事に当てはめてじーっと考え込んでいました。

3月は参加できないのでYさんの結果が聴けなくて残念ですが、また4月にお会いできるのを楽しみにしています。有難うございました。(大阪 Oさん)



楽笑会に参加する度に、バラエティに富むメンバーさんからのお話が自分の支えとなって、日々助けになっています。

今月に入り一斉休校になって突然の春休みとなりましたが、人生の数週間が与える影響なんてあまり気にしなくていいかと、いい加減に晩御飯にカップラーメンを食べたりしています。休校になる前には息子とバトルしてプチ家出したりしてましたが、休校になってからは元気で過ごす事以外は棚上げし平和に過ごしています。(笑)

長期的な視点が持てたのは楽笑会でメンバーさん達のお話を聞けたおかげです。いつも有難うございます。またよろしくお願いします。(兵庫 Mさん)



久しぶりにエピソード分析の練習をしました。今回は、メンバーさんの素敵な私的感覚を見つけることができました。メンバーさんのこの私的感覚は、「本当に素敵な私的感覚だな~」、と思いました。

私的感覚というのは、なかなか自分自身で気づくことができないものですが、言葉に表現することができれば、今までよりうまく扱えて、ますます輝くものにすることができるようになると思います。

ですから、今月は、北風さん、メンバーさんの力で、メンバーさんの価値観を言葉で表現できたことは、とてもとても価値のあることだったと思います。私もこのメンバーさんの私的感覚を大切にしたいと思っており、私にとっても、(自分のエピソード分析をしていただいたようにも思われて)うれしかったです。

みなさんといっしょに勉強させていただき、ありがとうございました。また機会があれば、みんなで、エピソード分析の勉強をしていきましょう。(大阪 F)


♪ 今後の予定

次回楽笑会は、3月21日(土)です。今週の土曜日です。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。

申し訳ございませんが、今月は、子どもさん連れのご参加は、ご遠慮いただきたいと思っております。休校になっている目的を考えますと、なるべく感染リスクを下げたいと考えております。ご不便をおかけすることになるかもしれませんが、ご理解いただけますと幸いです。

今月もまた、お会いできるのを楽しみにしております。季節柄、ご自愛くださいませ。













楽笑会 土曜日版 1月

楽笑会のみなさま、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、1月の楽笑会便りをお送りいたします。今月は、Sさんが、楽笑会だよりを担当してくださいました。どうも、ありがとうございました。では、どうぞ。

今月の内容

♪ 例会報告
♪ メンバーさんのご感想
♪ 今月の予定

♪ 例会報告



2020年、最初の楽笑会は、5人の方の参加でした。

顔の知れたメンバーさん同士、会の始まる前からそれぞれ話していた事から、週末子どもに付き合って遊ぶのが大変だと話が出ました。子どものことばかり考えて週末の予定を立てると、親が楽しめない場合にストレスになる。1人だけが我慢するのではなく、今週は誰が好きなことをしようと話しあったり、親も自分が楽しめる予定を作り、子どもにも付き合ってもらって家族がみんな楽しめるような工夫をしてはどうですかとアドバイスがありました。

その次に自分の周りは大変そうに見えないという話が出ました。その人が大変か大変じゃないかは分からないし、悩みはあるけど、出さない人もいる。実際怒らない人もいるけど、外では抑えてるだけかもしれない。自然と上手に育児できる人もいるけど、それは運動が頑張らなくてもできる人と同じ。その人が得意だからできる、そんな性質があるだけ。みんな得意なことや苦手なことがあるけど、苦手なことは努力して少しずつでもできるを増やしていけばいい。練習すればいつかできるようになりますよとアドバイスがありました。

次に認知症の方とのやりとりの話でした。家族は症状が進まないように、やったことややってないことをはっきり伝えようとします。すると言われた方は違うと否定して、自分も違うと否定し争いになります。ここで必要なのは正しい情報を与えることではなく、共感することなのではないでしょうか。それが事実かどうかではなく、争わずいることでお互いが心地よく過ごせるならその方がいいですよね。つい身内には正しいことを言いがちだけど、こうやって勇気付けできたら素敵だなぁと思いました。

最後は夫婦の喧嘩の話。パートナーさんから心無い言葉を言われ、それが何度か続いて、今日出がけに楽笑会に持って行くつもりのお菓子を味見しようと開けたところ、なんで開けたのかと何度か言われ、ついに我慢できなくなってうるさいと怒ってしまったと。
相談者さんの気持ちも分かりましたが、楽笑会に来ているのは相談者さんだったので、相談者さんに向けてのアドバイスをしました。みんなの意見は、パートナーさんは楽笑会を大事に思っていて、そこに封を切ったものを持っていくのは良くないと思ったのではないかとのことでした。

人が集まると沢山の意見が聞けて面白いなぁと感じました。人の話になるといろんな視点で考える事ができるのに、自分のことは見えないもんだなぁと思いました。でもそのために楽笑会があるんですね。

今月もたくさんの学びと笑いをありがとうございました。



♪ メンバーさんのご感想


今月の楽笑会も心が疲労した状態で参加しました。年末くらいから下の子のイヤイヤがひどくなり、毎日イライラしてばかりでした。周りのお母さんたちを見ては、なんで自分はこんななんだ…と思ってました。

自分ばかりが困ってる気がすると話をしました。人と比べても仕方ない。育児が得意な人や怒らない人もいるけど、それはその人の持ってる性質。それぞれ得意ことがあるけど、苦手だと思うことは練習すればできるようになると言ってもらえて、少し心が軽くなりました。

なんで出来ないんだろうとおもってばかりでしたが、自分は苦手なんだと思うと、周りのひとを見ても同じように出来ないのは仕方ないのかなぁと思う時も出てきました。

週末子供と過ごすのが疲れる話をした時も、自分ばかりが我慢しなくてもいいのでは? 親も自分の好きな予定を作って、子供に付き合ってもらってもいいんじゃないかなぁと言われて、そんな事やってもいいの?!と思いました。子供優先だと思ってきたので、驚きもありましたが、そうやって自分がストレスを溜めないようにしていきたいと思いました。

今月はいつもはたくさんアドバイスをくださるメンバーさんの事例を聞けて、自分と同じように悩みがあるんだなぁと、改めて知ることができて新鮮でした。事例を出してもらって私はとっても勇気づけられました。

ありがとうございました。また来月も楽しみにしています!(兵庫 Sさん)



今月もありがとうございました。

いつも一生懸命に子育てされているSさん、私から見たら神母です。

子供たちがSさんと同じ年齢の頃は、自分中心でいかに昼寝時間を確保するかを考えて過ごしていました。幼稚園にも行かずおとなしかった子供達に感謝です。その代わり今荒れてますけどね(泣)。

Sさんの気持ちが少しでも楽に過ごせるといいなぁと思います。もう過ぎてしまったからつい「一緒にいれるの今だけよ〜」と他人事のように言ってしまうのは簡単だけど、Sさんが少しでも気分よく過ごせるよう色々考えました。その中でできそうなことがあるといいなぁと思います。

Mさんの息子さん夫婦とのお話も楽しかったです。素敵な距離感でお付き合いされているMさん、さすがアドラーが染みています。かわいい大好きな息子さんがお母さんとお嫁さんとの板挟みにならないよう、うまく息子さんのお気持ちを汲み取っておられました。

楽笑会に来られる前にパートナーさんと喧嘩して出てこられた方、お話だけ聞いているとパートナーさんの方がひどく思えて、なぜ帰った時ご本人が謝罪しなければならないのか疑問に思いましたが、パートナーさんのいい意図を探してみるとそれもありか…と傾きました。

私だけでの視点では考えられない結果になるのをみなさんから聞いて、そういう考え方もあるかも…と思えるのがいつも参加させていただいて勉強になります。

来月もよろしくお願いいたします。(兵庫 Mさん)



「謝ること、感謝すること、この2つはいつやってもOKです!!」 楽笑会で、本当に学び初めのころ、教えていただきました。そのことはずっと、私の印象に残っています。

今月の楽笑会では、「謝る」という話題が出て、自分の中で、「やっぱり謝ることって、大切なんだなぁ」と、懐かしく思い出しながら聞いていました。

私が事例を出すと、いつも、相手役の方に謝ることから始めましょう、という結論になります。相手の良い意図を見つけることができると、謝ることができるようになるかもしれませんが、自分一人ではなかなか見つけることはできません。それもそのはずで、多くの場合、人は自分の立場からしか物事を見ることができないからです。

楽笑会では、メンバーさんが、それぞれの立場から事例を聴いて、意見を述べてくださいます。これは、とてもありがたいことです。

帰りに、百貨店で、お土産を購入しました。謝るきっかけの手土産です。メンバーさんの勇気づけを背に受けながら、帰宅してすぐ、パートナーさんに謝りました。学び始めたころとは違って、なんどか経験を重ねるごとに、その抵抗感は小さくなっていることに気づきました。0と1とでは、まったく違うということがよく分かります。どうやら、体験から(少しは)学んでいるようです。

家族みんなの前で謝るのは、少々気恥ずかしい気持ちがあります。でも、子どもたちに、「失敗(喧嘩など)をしても大丈夫」、「大切なのはその後始末(仲直りなど)」、「謝り方」、「謝った後どうなるか(パートナーさんの反応)」など、何かを学んでもらえるよい機会だとも思います。私の失敗が、自分にとって、(またもし可能ならば、家族や周囲の人にも、)役立ち、価値あるものにしたいな、などと思いつつ。

やっぱり事例を出して、自分のエピソード、行動を点検してみることが大切ですね。今月は、そんなことを学ばせていただきました。みなさん、どうも、ありがとうございました。(大阪 F)



♪ 今後の予定


さて、次回楽笑会は、2月22日(土)です。今週の土曜日です。時間と場所はいつもどおり、14時~17時、北風さん宅です。もしご都合があいましたら、参加してくださるとうれしいです。皆さんにお会いできるのを、楽しみにしています。