楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。


  ようこそ 
 楽 笑 会
 


楽笑会 2024年


1月2月3月4月







4月の楽笑会

楽笑会の皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

4月の楽笑会にはお二人の方が来てくださいました。ありがとう。

先月ケガをしたというメンバーさん。今月は元気に参加してくださって、ほっとしました。いっぱいお話をしてくださいました。ケガをした翌日にあった卒業式。ケガの痛みがあったものの出席できたのだそうです。そのあとで担任の先生から素敵な話を聞いた、と紹介してくれました。

お子さんは、学校になかなか行けず、苦しい学校生活を送っていたのですが、卒業式には参加して、最後に教室で、クラスの友だちの前に立って挨拶をし、感謝の気持ちを伝えたのだそうです。

聞きながら私は、とても感動していました。先生や友達にきちんと挨拶して卒業するなんて、なかなかできることではありません。お子さんの中には確かに「なかま」ーー同じクラスの友だちに対する「なかま」、担任の先生に対する「なかま」があったんですね。学校に対する「なかま」もあったんでしょう。だからこそ、みんなに挨拶できた、ちゃんとけじめをつけることができた!その「できる」もすごいなと思いました。

お子さんが苦しんでいる間のお話をメンバーさんから伺っていたので、お子さん自身の苦しさも、もちろんメンバーさん自身の苦しさや不安も知っていました。それだけに、立派に成長したお子さんがキラキラと眩しく、すてきだぁーと思いました。

もう一人のメンバーさんも、3月から4月にかけて、ジェットコースターのような日々だったとおっしゃいました。お仕事がしんどかった夫さん。それでも、ご自身で決めてご自身でできることを精いっぱいにされているようでした。苦しそうな夫さんを見ているメンバーさんもしんどかっただろうなと思いました。ところが、素敵な上司の人に出会えたそうで、今は少しほっとしているところだとおっしゃいます。

仕事のしんどさは、やはり人間関係にあるんだなと改めて思いました。どんなに忙しくても人間関係が円滑なら、しんどさはあまり感じないかもしれません。逆に、そんなに忙しくなくても人間関係がうまくいっていないと、それはとてもしんどくてつらくなる可能性が大きいです。

メンバーさんの夫さんが上司の方と出会えたのも、ひょっとしたら夫さんの「できる」のひとつだったかもしれないな、と思いました。

苦しかったり悩んだりしている時に、手を差し伸べてくれる人が周りに現れることがあります。それは、もちろん助けようとしてくれる方たちの力ではあるのですが、この夫さんのように、手を差し伸べたいな、助けたいな、と思ってもらえる「できる」があるからこそ、助けてくれるんですね。つまり、夫さんはそれまでのお仕事の中で、沢山貢献していて、それを上司の方が知っていてくださったのでしょう。素敵な出会いだなぁと思いました。

そして!皆さんに報告です。
お習字が得意なメンバーさんがEOLECT(エオレクト)の「なかま」&「できる」、それから「勇気づけ」を説明するための文字(もちろん、筆で!)書いてくださることになりました。完成したら、皆さんにもお披露目します。楽しみにしていてください!

5月の楽笑会は、13日(月)です。
皆さんのご参加をお待ちしています。

感想



 先日、お会いできてとても嬉しかったです。ホッコリとても元気になりました♪いつもありがとうございますかぜさんからいただいた言葉の数々を、家族に伝えました。みんな、とても嬉しそうで、一日の疲れも吹き飛ぶような、誇らしげで照れながら明るい表情をしていました♪^ ^ 美味しいお菓子もありがとうございました。
  息子も、金沢のお土産を口に運びながら、「かぜさんは、丁寧なカウンセラーさんで信頼できる人だよね」金沢の方でお泊りされた理由も伝えると「さすが!できる人って、やっぱり考え方から行動まで、なんか一味違うよね」って。「尊敬やわ」って。「親を通してですが、僕はとても尊敬していますって、お母さん是非!かぜさんに伝えといてー。 ^ ^」って、言っていましたよ。 コレは是非お伝えしなければと思いました。
 不登校、ダブル受験、沢山のお役に当たり、(周りの人のお役に立てる時期)私自身も色々といっぱいいっぱいの時期でしたが、周りの人たちに支えられ、見守ってもらったり、力になってもらったり、話を聞いて頂いたり、寄り添い勇気づけてもらって乗り越えられた今があります。
 かぜさんからのメッセージ、確実に我が家の皆んなにとって、とても勇気づけられて今があること。とても感謝でいっぱいです!
  Mちゃんも、住む場所は離れていても、こうして出会える場所や機会があって、つながっていられる事、お互いに勇気づけ合いながら、今日からまた頑張ろう!って、元気になっていける事がとても嬉しくて。そう思える事、いつも心が温かくなる、なかまでいてもらえる事って、幸せな事だなぁと、しみじみ思いました
  ワークでは、自分が見逃してしまうような、「できる」「なかま」が見つかって、この「できる」「なかま」は、消える事のない物だと教えてもらえたのが、とても心に響きました。自分を信じられる気がして、嬉しかったです。毎回、深く勇気づけられるワークをありがとうございました。(大阪:Yちゃん)











3月の楽笑会

3月の楽笑会にはお二人のメンバーさんが来てくださいました。お一人は久しぶりのご参加です。ありがとうございます。

近況を伺いました。2人のお子さんはそれぞれ素敵な夢に向かって進んでいるのだそうです。お一人は海外に短期留学中、もうお一人はお気に入りのスポーツを頑張っているとのことでした。大好きなものが見つかったら、時間とか距離とかには関係なくまっしぐらにそこへと向かっていけるものなんですね。

もう一人のメンバーさんも、ご家族がそれぞれ前を向いて頑張っているお話をしてくださいました。学校や仕事でしんどいことがあっても、自分にできることがやれていて、また、リフレッシュする方法も持っているとのことでした。

そんな話を聞きながら考えていたのは居場所についてでした。どうやら最近の私のブームは「居場所」のようです。

メンバーさんの夫さんはお習字を習っていて、とてもお上手なんだそうです。先生からは、誰かに教えてもいいよ、とお墨付きをもらっているそうですが、まだそこまでは・・・と思ってらっしゃるとか。それでも、ご近所では夫さんに教えてもらいたいという方がちらほらと出ていると、メンバーさんはおっしゃいます。

今、夫さんは家庭と仕事以外の居場所としてお習字の練習に通ってらっしゃいます。それも、とても素敵なことだけれど、夫さんが自分の近くでそういうサークルを作れれば、ご近所さんの居場所にもなるし、夫さんの居場所にもなるかもしれないなー、などと私は思いました。

そんな話をすると、それはいいかも!とメンバーさんの目がキラリンと光りました。(というふうに私には見えました)このメンバーさんは、そういう居場所づくりが得意です。夫さんが一人でやるのはハードルが少し高いかもしれないけれど、メンバーさんがうまくサポートすれば背中を押せるかもしれません。「楽しそうなので考えてみますぅ~」と嬉しそうにおっしゃいました。

もう一人のメンバーさんにも居場所について伺いました。すると、小さなお子さんを持つお母さんたち(もちろん子連れ参加!)と一緒に、簡単にできるコーラス(歌の一部分でもハモって歌う)のサークルをされているとおっしゃいます。子育てをしていると、歌を歌う、ましてやハーモニーを付けて歌うことはなかなかできません。それでも、人と声を合わせて、心を合わせて歌うことが、とても気持ちいいことを私も知っています。そんなことができる時間が少しでもあれば、お母さん達もリフレッシュできるし、それが居場所になるなと思いました。素敵な試みですね。

アドラー心理学は「勇気づけ」が大切と言います。EOLECT(エオレクト)のテキストには、共同体感覚のある人の行動として、自分が好き/居場所がある/人を信じ任せる/人々の役に立つ/の4つが挙げられています(p.2)。今の私は「居場所がある」と感じられることで幸せも感じているんだなと改めて思いました。

次回の楽笑会も、皆さんのご参加を心からお待ちしています。











2月の楽笑会

初夏のような暖かさがあったと思ったら、急に寒さがぶり返すなど、変なお天気が続いています。皆さん体調はいかがでしょうか。

2月の楽笑会には3人のメンバーさんがいらしてくださいました。いろんな話題が出たのですが、印象に残ったことをお伝えします。

ひとつ目は、お習字の話です。2ヶ月前の楽笑会で筆で遊ぶのって楽しそう!という話をしました。筆文字はそれだけでも美しくて素敵ですが、例えば半紙に色を付けてから文字を書いたら楽しそうね、という提案でした。すると、持って来てくれたんですよー、色付きの半紙に文字を書いた素敵な作品を!

聞いてみると、半紙(半分の大きさ)を並べて、歯ブラシに絵の具をつけてピッピッと色を飛ばしたんだそうです。いくつかの色を飛ばして模様になった半紙に、素敵な言葉が筆で書いてありました。とても美しい文字です。書いている時のお話も伺いました。お子さんと一緒にできて楽しかった、自分も気分が上がった、・・・とおっしゃっていました。それに、一文字一文字、字の形だけでなく、文字間の空白のことも考えて、全体のバランスが取れるように書くんだ、と教えてもらいました。同じ文字でも、それぞれ微妙に違っています。それも意識してのことなんだそうです。・・うーん、奥が深いなぁ~、とみんなでその魅力に感じ入ったことでした。

ふたつ目は、お義母さまの誕生会をしたというお話です。お子さん達、お孫さん達、曾孫さん達、総勢17名が集まったんだそうです。メンバーさんのご家族はみんな仲が良くて、いつも和やかなステキな雰囲気のお話をしてくださいます。今回のお話を聴きながら、おばあちゃん/おじいちゃんの役割のようなことについて、私は考えていました。歳を取ると、少しずつできることが減っていきます。忘れっぽくなったり力が弱くなったりします(私もそうだなぁ~)。“何にもでけへんなー”と思うこともあるかもしれません。でも、たとえ何もできなくなったとしても、おばあちゃん/おじいちゃんが居るだけで、このメンバーさんのご家族のように、みんな「誕生会」に集まることができます。

私の義母(はは)は今入院していて、ほとんどベッドに寝ている状態なのですが、先週姪っ子と一緒にお見舞いに行きました。義母がいるお蔭で、私たちは姪っ子と会うことができました。もし、病院の許可が出るようになれば、姪っ子の子どもも一緒に行けるでしょう。“病院で寝ているだけなんて悲しい”と言う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。そこに居る(存在している)というだけで、そこに「なかま」&「できる」があるんですね。メンバーさんのお話を聞いて、そのことに改めて気づきました。ありがとう。

三つ目は、メンバーさんの夫さんが習っている書道の先生が「とても素敵な先生なんですぅ~」というお話です。それで、ひとつ目のお話をしてくださったメンバーさんに、その先生を是非紹介したい、とおっしゃいます。あぁ、それはとても素敵だなぁ、と私は思いました。なので、私も強くお勧めしました(ごめんね、圧が強くて・・・笑)。こんなふうに、メンバーさん同士のつながりだけじゃなく、メンバーさんの周りの人たち同士が繋がっていくことは、本当に嬉しいことだと思います。

最後に、EOLECT(エオレクト)のホームワークについてのお話です。EOLECTでは、レッスン毎にホームワークが出ます。レッスン2とレッスン3はエピソードシートを書きます。このシートは、「相手のしたこと言ったこと」と「私のしたこと言ったこと」を順に書いていって、そのあとで「私が考えたこと感じたこと」を書くようになっています。ここで、自分のことを客観的に観ることができます。相手のことも冷静に観られるようになります。そうして、最後に気づきや感想を書くのですが、これを書くだけで「完成するね」とメンバーさんのお一人がおっしゃいました。確かにそうです。

私がEOLECTを受講した時は、ファシリテーターさんのコメントが嬉しくて、ホームワークを書きました。それはそれで、良いことだと思います。ですが、自分で書いて自分で振り返って、自分の行動を見直すことができるとしたら、自力解決できて素敵です。

既にEOLECTを終了したメンバーさんも、「今でも時々エピソードシートを書いています」とおっしゃっていました。それで、自分の行動のクセを見つけたお話もしてくださいました。いやぁ、嬉しかったなぁ~。ありがとうございました。

次回も皆さんのご参加をお待ちしています。


感想

 先日は、本当に最高の癒しタイムありがとうございました😊パワーを沢山いただき、充電完了ー!! 毎回、少し軽くなって、前向きな舵を取れそうな、根拠のない自信を持って帰らせてもらっています。
 そんな居場所作りをされているのが、本当に素晴らしいなぁ〜と、思いながら、かぜさんに感謝です。ありがとうございます。ワークシートも、ありがとぅございます^ ^
 ふと、思ったのです!
人と繋がれているから、色々な感情が出てくるんだなぁ〜!それこそ、なかまやなぁ〜っ✨
色々な色のハート❤️塗れるのも、「できる」やなぁ〜今更ー!笑。
でも、しばらく忘れてました。
 このワークさせてもらうだけで、それが視覚的にもわかりやすく、勇気づけられますよね。コレを作られたかぜさん、素晴らしい〜(^^)
 先日「こんな先生と出会えたら、、」「こんなお祖母ちゃんだったら良いなぁ〜」って思える、あったかい良いお話や、あれだけの困難から更に開花されて、行動力で目の前の人生を切り拓かれている、明るいMちゃんの姿とパワー、沢山の勇気づけシャワー。
 そんな素敵な方たちと一緒に過ごさせてもらって、出会いって、ありがたいことだなぁと思いながら帰りました。
 私も負のエネルギーを撒き散らさない自分になりたいし、自然に、人を勇気づけられる人になりたいし、自分を整えて、自分を強く柔らかくしたいです。
 自分を整える大切さ!! 実感中ーです! ありがとうございます♪ (大阪:Yちゃん)


 先日はありがとうございました。
 YちゃんがS先生に書道を習うかも、、、の展開にワクワクしています^^
 Mさんのバレンタインのお話。 「ここから何を学べるか」という視点も勉強になりました。
 勇気付けのシートありがとうございます! 次回の茶話会に持っていきます。 たぶん、お話で時間が過ぎると思うけど、、、 時間があればやってみます^^
 時間が無くても 自分の中で、「なかま」や「できる」を見つけて コメントできたらいいなと思っています。
 来月もよろしくお願いします^^(兵庫:Mちゃん)













1月の楽笑会

新しい年が明けたとたんに災害のニュースが届き、動揺したり不安になったりした方もいらっしゃると思います。被害にあわれた方々が一日も早く日常を取り戻せるようにと願うばかりです。

さて、1月の楽笑会ですが、誰も来ないかな~と本を読んだりして待っていると、お一人のメンバーさんが来てくださいました!ありがとうございます。嬉しかったです(^^♪

ご家族の近況など伺いました。それぞれ少しずつ前に向かってできることを始めているようで、明るく「元気ですよ~」と笑顔で話してくださいました。子どもさんが今年小学校を卒業されるそうで、卒業式に着る洋服を一緒に買いに行ったんだそうです。試着している時の写真を見せてもらいました。とてもかわいらしくて、でもちょっぴり大人っぽい様子で、いいな~、うらやましいな~と思って私も思わず笑顔になりました。

そのあと話題はあっちへこっちへ行きました。そして、お話を聞きながら、また話をしながら、アドラー心理学を広めていくことの大切さについて考えていました。

私は30年以上前から、楽笑会をやっています。最初は、子育てプログラムを一緒に受けたメンバーさん達とこのまま離れたくない!という思いから、自助グループ(=楽笑会)を立ち上げました。それは、ひとえに自分のためだったと思います(我欲ですね 笑)。そのうち、大好きなアドラー心理学のことを、少しずつでも皆さんに知ってもらえるといいなと思うようになっていきました。

子育てプログラムを自分がやるようになってからも、受講してくださったメンバーさん達に、自助グループに参加してくださるようお誘いしてきました。あるいは、自助グループをやってみませんかとお勧めもしてきました。

今回楽笑会に来てくださったメンバーさんは、親御さんのための「茶話会」を立ち上げて、不登校のお子さんを持つ方々の居場所づくりをされています。振り返ってみれば、彼女が子育てプログラムのEOLECT(エオレクト)を受講したのは、たった1年前のことでした。その行動力はとても素敵だと思います。そして、何より私が嬉しいのは、アドラー心理学を学んで良かったと思ってくださって、次は自分がアドラー心理学を伝えようと動いておられることです。

アドラー心理学が生まれてから100年以上が経ちます。アドラーは「争いのない、協力的な社会の実現と人々の幸せを願いました。」(EOLECTのテキストより引用)。実際には、世界にはまだまだ争いは絶えませんし、協力的な社会が実現しているようには見えません。ですが、アドラーが願ったように、私もまた争いのない世の中と協力的な社会の実現を願っています。そのためにできることは、やはりアドラー心理学を広めていくことしかないとも思います。

私一人でできることはとても少ないし限られています。ですが、私がお伝えしたアドラー心理学の考え方を、今日来てくださったメンバーさんのように、誰かに伝えていきたいと行動してくだされば、私一人でやるより、もっと早くもっと多くの人たちに広がっていくでしょう。そして、もしかしたら、彼女から伝えてもらった方が、また次へ伝えていってくださつとすれば、どんどん広がっていきますね。

そんなふうに広がっていけば、そのうちアドラーが願った社会に近づいていくでしょう。そんな「新年の夢」を見ていた私です。今年もどうぞよろしくお願いします。