楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。


  ようこそ 
 楽 笑 会
 


楽笑会 2023年


1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月







12月の楽笑会

今年もあと10日ほどになりました。1年経つのは早いですね。寒さも厳しくなってきて風邪などもはやっているようです。いかがお過ごしでしょうか。

12月の楽笑会には3名のメンバーさんがいらしてくださいました。ありがとう。
入試を控えたお子さんとのやり取りをお聞きしたり、明るくなったご家族それぞれの様子を伺ったり、「今、こんなふうでねー」「こんなことがあって・・・」「あれは、こんなふうに変わったよ」など何となく雑談のように、皆さんが話したいことを話したいように話してくださいました。私も話したいことを話しました!(^^♪

そんな中で「居場所を作ること」について話が移っていきました。3人の方々がそれぞれ考えておられる「居場所」について、とても印象深いお話を聞くことができました。それは、まだまだ夢のような話、あと一歩踏み出せば実現しそうな話、既に居場所を作っておられる話・・・でした。

一人目のメンバーさんは過去に書道をしておられました。ブランクがあるので書道教室をするのはちょっとハードルが高いとおっしゃいます。でも、以前に自助グループの仲間を勇気づける言葉を筆で書いていて、それをこの日ご本人に渡そうと持って来てらしたんです。それはそれは素敵な言葉と美しい筆文字!!

「半紙に色を付けてから文字を書こうと思ったんだけれどね・・・」とおっしゃったのを聞いて、皆さんからアイデアがたくさん出されました。例えば、色付きの半紙に書くのは楽しそう、半紙は大きいから4分の1くらいの大きさに切ってそこに文字をひとつとか、丸や四角をかくとか、それだと簡単に書けそうね、墨を磨る時間も良い時間になるかも、絵の具で字を書くのも良いね、半紙に色を付けたら乾かさないとねー、じゃあ乾かしている時間はおしゃべりしようよ、筆で遊ぶんなら小さい子どもからお年寄りまで誰でも来れるよね、そこで文字や絵を描いて遊んでると癒しの場所になりそう、・・・。

二人目のメンバーさんは音楽教室をしたい、とおっしゃいます。既にいろいろアイデアを考えておられるようで、それを伺いました。支払いは月ごとではなくて1回払いにする、それで満足したらそれ以降来なくてもいいし、もうちょっとしたかったら続けてきてもいい。中学生くらいだと、今さらバイエルから習うのは嫌だけれど、お気に入りの曲をピアノで弾いてみたいという子もいるから来てほしい。教室の名前はもう決まってるんだ!ーじゃあ、看板を出せばすぐに始められるね。(ご自宅には教室にできるような部屋もあるそうです)また、発表会も自宅でできるかも?・・・なんていう話までしてくださいました。聞いているだけで楽しかったです。

最後のメンバーさんは、お子さんが学校に行きにくくなったのをきっかけに、「不登校の子どもを持つ親の茶話会」というのをはじめたというお話をしてくださいました。今、学校には多くの不登校のお子さんがいます。きっと各クラスに最低1人はいるんじゃないかなと私は思います。でも、学校ではそんなお子さんを持つ親御さんたちの横のつながりがないとこのメンバーさんはおっしゃいます。それで、そんな親御さん達の居場所が作れればいいなと思って会を立ち上げたんだそうです。集まっておしゃべりするだけだそうですが、それだけでお母さん方は少し安心されるそうです。きっと他の方の話を聞くことで、自分だけじゃないって思える、それで安心できるんだと思います。誰でも来れて、何でも話せる、そして誰もそれを非難したりしない場所、そういう場所があることは素敵だと思うし、それを作ろうと行動できるメンバーさんに感動していました。

それぞれのメンバーさんの居場所づくりのお話を聞いていて、どの居場所もととても居心地が良さそうで、私も是非参加してみたい!と思いました。また、私も楽笑会という居場所を作ってるなーと改めて思いました。みなさんにとっても居心地のいい居場所になっていると嬉しいですし、私自身にとってもすごく元気をもらえる居場所です。

今年1年楽笑会に来てくださってありがとうございました。また、楽笑会だよりを読んでくださってありがとうございました。来年もまたこんな感じでゆるゆるとやっていきます。どうぞよろしくお願いします。

来年の楽笑会は、
平日版は、1月15日(月)、2月13日(火)、3月11日(月)、4月15日(月)の午前中、
土曜日版は、1月20日(土)、3月16日(土)の午後、に予定しています。
(土曜日版の2月は3月3日(日)に萩昌子さんのオープンカウンセリングを行なうのでそれで楽笑会の代わりとします)

皆さんのご参加をお待ちしています。


感想


今日も、一日、たくさん元気をいただき、ありがとうございました😭
 久々にMちゃんとお会いできて、すごく懐かしくて嬉しくなりました!
そして、とても軽やかでスッキリされている姿が印象的でした♪
夫さんやご家族みんなで仲良く楽しく過ごされている事、ご自分の経験を活かして貢献されている事、
色々あっても、明るく軸がブレない感じ!!本当に皆さん、凄いなぁ〜!!って思いました。
 将来の夢の話、楽しかったです!アート的な筆は、やった事なかったので、楽しそう〜!って、、昔を引きずるより方向転換するのも良さそうだと思えました。 
 同じ出来事でも、全て、自分の捉え方次第なんだよなぁ〜って改めて感じました。
なるべく、私も心の断捨離していきながら、明るく生きたいなぁ〜って思いました。
 Mさんと娘さんのお話も、愛しかない娘さんへの温かな想いが、きっと届いているからこそ、関係は壊れない安心感があるからこそ、娘さんは、伝えたくなったそのタイミングのままお母さんにお伝えされたのかなぁ〜って思いました。
 もう、帰らなきゃって思いながらも、…私の魂が「もうちょい、いたいわぁー」って言ってました。笑
最後まで、みんなと楽しい時間を過ごさせてもらえて幸せでした〜!
 ありがとうございました♪元気貯金いただきました!(大阪:Yちゃん)













11月の楽笑会

いよいよ冬本番ですね。朝晩の寒暖差が大きくなってきたせいなのでしょう、近所にあるカエデの赤が鮮やかになってきた気がします。いかがお過ごしでしょうか。

11月の楽笑会には常連さんがお一人来てくださいました。前回お子さんのことでお話を出してくださっていたので、その後のことを伺いました。ところが、「どんな話でしたっけ?」とおっしゃいます。いいですねぇ~。(^o^)/

子どもさんが怒ったりした時に、代わりに心が落ち着くようなことをやれるといいね、と「お守りを握る」などの代替案をみんなで考えたよねー、と言うと、そうでした!と思い出されました。つまり、その代替案は不要だった=お子さんが怒ったりすることが余りなかった、ということだったのですね。それは何よりでした!!と、私も嬉しくなりました。

あれから約1ヶ月、お子さんもメンバーさんも落ち着いて過ごしていたのだそうです。夫さんが変わってくれたことも大きかったとおっしゃいます。素敵ですね。家族みんなが協力し合っている感じが伝わってきました。

そんな中、お子さんと少しだけ言い合いになったことがあって、その時のお話を伺いました。言い合いになった時、これ以上言うとマズいと思いトイレにこもったとか、お子さんも自分の部屋に行ってくれたとか、お互いにクールダウンされてて素敵だなと思いました。

また、夜寝る前に寝室に入ってきたお子さんに声を掛けることもできたとおっしゃいました。言い合いのことには特に触れず「パパにお休みを言ってきたら?」と勧めると素直にパパのところに行って、「お休みと言ったら、は~いと返事してくれた」と報告してくれたんだそうです。

それ以前にお子さんからは「ごめんなさい」のメール(LINE?)が届いてたそうですが、それに対してまだ何も返事してない・・・とおっしゃるメンバーさんでしたが、夜の時点で仲直りできているようなので、特に話をしなくてもいいかもしれないね、など話しました。

今後も、言い合いをしたり喧嘩になったりすることもあるかもしれませんが、この日のように、お互いにクールダウンもできるし、仲直りをすることもできているので、心配いらないんじゃないかな、と私は思いました。きっと、クールダウンまでの時間や仲直りまでの時間が、今までよりもずっと短くなっているでしょうしね。

とても丁寧にお子さんと付き合おうとしてらっしゃるメンバーさん。その頑張りがすごく伝わってきて感動しました。素敵なお話を聞かせてくださってありがとうございました。私もいっぱい話を聞いてもらいました(阪神タイガース日本一の話、とかね 笑)。それも、ありがとう!












10月の楽笑会

庭のキンモクセイ、今年は2週間ほど遅れて咲きました。今年も良い香りを楽しむことができました。爽やかな季節になりました。

10月の楽笑会には3名の方が来てくださいました。久しぶりのメンバーさんからは、ご家族の近況など伺いました。それぞれに元気で過ごされているようです。メンバーさんはPTAの役員や自治会などで目いっぱい(もう限界!と言いつつも)頑張っておられるようで、さすがやわぁ~と嬉しく思いながら聞かせてもらいました。

それから、小学校高学年のお子さんのお話を出してくださったメンバーさん。外では絶対にしないのに、メンバーさんが
相手だと暴言を吐いたり、時には叩いてきたりするのだそうです。時に嫌な言い方をしたりもするので、ついそれに反応すると、さらに激しくなってどう対応すればいいのか困っているというお話です。

最初にもめたのは、お子さんと友だちのやり取りだったそうです。まだ自分のスマホを持っていない友だち同士です。連絡を取りたい時には、それぞれのお母さんのスマホ(LINE)を借りているのだそうです。LINEには、可愛らしいスタンプがあったりして、使うのは楽しいですよね。お子さんも、よくやり取りをしているみたいです。

ここで、困るのは、そのやり取りをお母さんたちも見ることができるという所です。以前なら、子どもが電話で話しているのを全部聞くことはできなかったし、音声は残らないので流れていきます。(もっと昔なら、連絡など取り合わないで「○○ちゃん、あそぼー」と家まで行ったものでしたが 笑)

今は、LINEの文字として残ってしまうので、親が全部のやり取りを知ることになります。それにずっと残るので見直すこともできます。また、文字のやり取りなので、本人にそのつもりがなくてもキツイ言い方や言葉遣いになってしまうこともあります。それらを全部知ってしまう親たちは苦労するなぁ、と私は思いました。(知らなければそれで済む話も多いはずです)

そんなLINE上で、メンバーさんのお子さんと友だちがちょっとした行き違いになって、お子さんの怒りが爆発。「お母さん電話して!」となってしまいました。とても感情的になっていたので、この状態で電話すると友だちとの関係が壊れるかもしれないと思ったメンバーさんは、落ち着いてからがいいとなだめますが、なかなか興奮が収まらず、その時に叩かれたりしたのだそうです。

それでも、スマホを貸すことはせず、落ち着くまで粘り強く説得したメンバーさん。いやぁ、大変だったろうなと思いますが、お子さんもお母さんの意見を聞いてくださいました。落ち着いてから電話で話した時には、楽しそうに話ができたのだそうです。

メンバーさんは、思い通りに行かなくなった時に暴言を吐いたり叩いたりしてほしくないと何度もお子さんと話をするのだけれど、その時は「分かった」と言うのに、翌日にはまた同じことの繰り返しになる。お子さんは、自分もやめたいし変わりたいけどやめられない、とおっしゃるのだそうです。怒りや感情を抑える訓練があるなら、それを一緒に受けてみたい、ともおっしゃるとのこと。

そこで、ひとつ提案しました。
「○○をしてはいけない」「○○をしないようにしよう」というのは、とても難しくなかなかできることではありません。アドラー心理学では、「○○をする代わりに□□をしよう」と提案することをお勧めしています。

そこで、お子さんがイライラしてきた時に、それ以上怒りが大きくならないようにする何かがないかな、とみんなで考えてみました。

「お守りを作るのはどう?」と提案してくださったメンバーさんがいました。お子さんと一緒に、片手で握れるくらいのお守りを作って携帯しておき、イライラしたらそれを握るとか。

他にも、「絵を描くのはどうだろう?」「音楽聞くのは好きかな?」「人形を抱きしめるのは?」などなど、アイデアを出してくださいました。簡単にできて、お子さんが一人でできて、親子共に負担が少なくて、楽しそうなものがいいですね。親子でそんな相談をするのも楽しそうです。

お話くださったメンバーさんは、小学生なのに女の子なのにすごい暴言を吐く、と気にしておられましたが、別のメンバーさんが「うちの子も、そのくらいの時すごかったよ」とおっしゃいました。「でも、今(高校生)は全然そんなことないよ」ともおっしゃって、全員が「え~、そうなのぉ~」と笑い合ってほっとした空気になりました。ありがとう。

生まれてからまだ10年余りしかたたないお子さんです。感情のコントロールもまだまだ練習途中ですね。大人でもなかなかコントロールが難しいこともあります。また、頭では理解してもすぐにはできないことも多々あります(私自身のことです)。

子ども達もきっと少しずつ理解が進んで、少しずつうまくなっていくんだと思います。その成長を楽しみに見守れるといいなと思いました。(私も、大目に見て見守ってほしいな、と思うので 笑)

他には、お孫ちゃんと二人で映画を見に行った時のほっこりエピソードを話してくださったメンバーさんもいらっしゃいました。

今月もありがとうございました。













9月の楽笑会


9月の楽笑会には、いつも来てくださるメンバーさんがお一人参加してくださいました。楽笑会の前日に日本アドラー心理学会の近畿地方会がありました。メンバーさんも私もそこに参加していたので、その話をして盛り上がりました。

というわけで、今回は地方会の話をしようと思います。

今年の地方会は、午前中は「勇気づけの輪」についてのシンポジウムでした。3人のシンポジストの方々が体験をお話されました。シンポジストのうちのお一人の方は、私が推薦した方でした。今年の1月から始まったEOLECTのコースに参加されたメンバーさんです。彼女はEOLECTで初めてアドラー心理学を学んだメンバーさんでしたから、推薦した私はシンポジウムのチームに入れてもらって見守り役をすることになりました。

1ヶ月に1回くらい集まって打ち合わせをしました。シンポジウムの司会の方とシンポジストのお三方と私、5人のチームです。打ち合わせは主にオンライン、うち2回だけ一ヶ所に集まって行ないました。

勇気づけって何やろう?ーーということから話し合いました。アドラー心理学で大切なのは何はともあれ「勇気づけ」です。それは知識として知っています。とはいえ、じゃあ、それは具体的にどういうことなのか・・・。EOLECTのテキストでは、「なかま」と「できる」をみつけて知らせること、と学びます。さらにテキストは「
そのこと(「なかま」と「できる」をみつけて知らせること)で子どもは、さらに勇気をもって行動することができます。勇気づけられた子どもの姿を見ることは、あなた自身が「なかま」と「できる」を感じる機会にもなるでしょう。そのことに勇気を得て、あなたは、さらに子どもの「なかま」と「できる」をみつけるでしょう。親子の間にそんな循環ができると、家族にとって勇気づけは、日常のことになるでしょう。」と続きます。(EOLECT レッスン1-3の(3)勇気づけの輪 p.4より引用)

その「相手との間にできる循環」(=勇気づけの輪)について、シンポジストの方々の体験を語ってもらえば、きっと興味深いシンポジウムになるだろう、と話し合いました。

さて、私自身は見守り役としてチームに参加していましたので、ほとんどのことは皆さんにお任せして、余り意見を言わないようにしていたつもりです。ですが、シンポジウムのやり方について(とても個人的な好みですが)希望がありました。ひとつは「ライブ感」を大切にしたいということ、もうひとつは参加された皆さんにグループで話し合って学びを深めてもらいたいということ、そして最後は参加された皆さんが「勇気づけ」について考えるきっかけにしたいということ、の3つでした。そのことについてみなさんに提案すると、快く賛同してくださいました。

「ライブ感」については、発表の形式をインタビューにすることになりました。それぞれのシンポジストさんが発表したい内容を、まず文章にし、それを参考にして司会の方が質問しながら話してもらう、という形です。司会の方にはとても負担をかけることになりましたが、話の流れの構成図を独自に作ってくださって、二人でその図を見ながら対話した結果、とても自然な発表になりました。

お話は、ご家族の話、ご自身のライフスタイルの話、学校の先生と同僚の先生たちとのお話、とバラエティーに富む内容で、参加された皆さんには、ご自身を振り返ったり経験を思い出したりしながら聞いてもらえたと思います。

シンポジウムの後、グループに分かれて話し合う時間も設けることができました。最後に全体シェアリングをして午前の部は終わりました。皆さんのアンケートでは、ライブ感が良かった、勇気づけについて考えられた、など嬉しい感想がたくさんありました。

午後は「体を動かしながらアドラー心理学を理解しよう!」というボディーワークでした。会場の椅子や机を取り払って、講師の先生の指示に従って体を動かしました。

体と心(頭)は、別々のものではなくて繋がっていること、体を整えると心も整っていくこと、権力闘争をしている時に二人の間に起こっていること、支えてもらうことの大切さ、目標が一致すると体も動くこと、・・・などが、理屈でなくて体を通して実感できる体験でした。

その中で、とてもびっくりしたことをお伝えします。

講師の先生が「体がかたい人いませんか」とおっしゃったので、私はは~い!と手を挙げました。みんなの前に出て行ったら、前屈をするように言われました。毎日の前屈の練習で以前より少しは柔らかくなっているとはいえ、まだまだ体がかたい私です。床から10cmくらいのところまでしか、手が下がりませんでした。

すると、先生が手を出して「片手をここに置いて、同じように前屈してもらえますか」とおっしゃいます。左手を先生の手に乗せた状態で前屈すると、不思議なことに右手の先がほとんど床に付きそうなほど下がりました。おぉー!と参加者の声も聞こえます。私は、何が起こったか分からずポカンとしてしまいましたが、手を支えてもらっていると確かに前に曲がりやすくなります。

先生の話では、前に体を曲げる時に支えがないと、体を支えることも一人でしなくてはいけないけれど、手を支えてもらうと、曲げることだけすればいいので、体の力が抜けて曲がりやすくなるのだそうです。なんか、理屈は余りよく分かりませんでしたが、確かに体が曲がりやすい、というのは実感できました。支えてもらっていると言っても、先生の手にも私の手にも特に力は入っていませんでした。それも不思議でした。

これは、誰かが支えてくれると、体の力も抜けて、自分の力が発揮できるということなのかなと思いました。しかも、特に何かをしてもらわなくても、支えているという存在だけでも大丈夫だと思えそうです。支えてもらう時もそうだけれど、自分が支える側になった時にも、きっと同じことが言えるんじゃないか、それこそが「勇気づけの輪」と言えるんじゃないか、・・・そんなことを考えていました。

私が個人的に望んでいたことはみんな達成できただろうと感じました。また、出演したシンポジストの皆さんや講師の先生だけでなく、地方会の開催にあたってテーマの設定や会場選びなどお世話くださったり、ハイブリッド開催のために尽力下さったりしたスタッフの方々と、参加してくださった皆さんとの間に、確かに「勇気づけの輪」が感じられたことがとても嬉しかったです。皆さんが温かくて勇気づけに満ちた雰囲気を作ってくださったんだなと思いました。ありがとうございました。














8月の楽笑会

8月の楽笑会にはお二人の方が来てくださいました。暑い中ありがとう~♪

まずお話してくださったのは、夏休みに旅行に行けた!というお話でした。旅行に「行った」ではなくて「行けた!」です。

去年は、「せっかく夏休みだから」というので、メンバーさんが一人で頑張って計画を立てて準備をし、何とか出かけられたものの、とっても疲れたとおっしゃっていました。

今年は、どしようかな?と思いながら、旅行の計画段階から、少しずつご家族と話し合いながら(時には全員で、時には個別で)の旅行で、ひょっとしたら行けないかもしれない、行けなくてもいいか、くらいの軽い気持ちで計画していたのだそうです。

お子さんの様子、夫さんの体調(もちろんメンバーさんご自身の体調も)などを、良く観ながら、その都度相談をしていったそうです。

例えば、行き先については、お子さんのうちの一人が「あまり長く車に乗りたくない」との希望があったので、よく出掛けていた場所ではなくて近場に決めた、とか、海で泳ぎたいというお子さんと泳ぎたくないというお子さんが居たので、どうしたらいいかと話し合った、などです。話し合った結果、みんなで海に行って、泳ぎたい人は泳ぐ、泳ぎたくない人は浜で待っていることになったのだそうです。

その時々に、細かく細かく話し合っている様子を伺いました。家族の間で意見が違った時には、それぞれと個別に話をしたそうです。メンバーさんがそれぞれの家族の橋渡し役になったのですね。とても印象深かったのは、話し合ってみると、それぞれが少しずつ折り合えるところを探して最後にまとまってくることが分かった、というお話でした。

最終的に家族みんなで出かけて、家族みんなで楽しんで、家族みんなで帰ってくることができた!・・・だから、旅行に「行けた!」だったんですね。ステキなお話をありがとうございました。

もう一つのお話は、夫さんのことでした。もう、お孫さんもいらっしゃるメンバーさんですから、夫婦はそれなりにお互いが分かっていて、楽しく暮らしてらっしゃることが、言葉の端々から感じられます。

ですが、分かているつもりになっていると、たまにうまく行かないことがある、というお話でした。(詳しくはMさんの「感想」をお読みください)

伺いながら、夫との暮らしについて私も振り返っていました。うちでは、家事はほとんど二人でやっています。私たちにとっては、その方が早いし楽チンだからです。夫が完全退職してから、少しずつ時間をかけて、どの部分をどちらがするかが決まってきたような気がします。家事のやり方にはそれぞれに「こだわり」があり、相手の「こだわり」には触らないようにしているなぁ、と私は思います。

メンバーさんがおっしゃったのは、自分には入ってきてほしくない場所(実際の場所の場合もあるし、そこで自分がしている作業全体を含む場合もある)があって、そこは絶対に守りたい、それ以外は大丈夫。夫さんにもそういうところがあると思うが、それを知っておくことは大切だと思う、・・・というお話でした。

自分の「こだわり」も相手の「こだわり」も知っておくことが大切だということね、と私は自分に置きかえて理解していました。それを知るには、相手を良く観ることだよね、とも思いました。そうそう、EOLECTにもそう書いてありました!

最後に私が、あるお子さんのことを相談しました。学校には、クラスになじみにくいお子さんが居ます。例えばそれは、学習面でついていきづらいとか、友だちとの関係を作るのが苦手とか、身体の発達がゆっくりだとか、いろいろあると思います。みんなと比べてゆっくりなお子さんについて、最近は手厚くフォローしてもらえる体制がぼちぼち整いつつあります。ところが、みんなより早く成長していてクラスになじめないお子さんについては、まだまだ具体的な対応がない気がします。

そんな場合にはどうしたらいいのかなと相談しました。なるほど!と思ったのは、ゆっくりであっても早くであっても、クラスになじみにくいことには変わりがない、とおっしゃったことでした。何も特別に考えなくても、お子さんが困っていればお子さんを、親御さんが困っていれば親御さんを勇気づけることですね。そして、親御さんができることとしては、お子さんの特徴をさまざまな形で担任の先生達に知ってもらうことかな、とアドバイスをもらいました。ありがとうございました。


感想


 今回も夫の話をしました。

20数年前子どもたちが巣立ち始めたころ、このままの関係では老後2人の生活は成り立たない、と思ってアドラー心理学の講座をいくつも受けて様々な努力を積み重ねてきました。その甲斐あって(?)楽しく平穏な毎日を過ごすことができています。その中で、久しぶりに起こった「決裂寸前!」の事態を話しました。

うちが主催するホームパーティーの数日前に中学生の孫娘が発熱しました。熱はすぐに下がったのですが「コロナの疑いもあるから、参加しないほうがいいとは思うけど、ちょっとはパーティーを味わいたいから、ベランダ越しに参加してもいいか?」と本人から相談を受けました。「ベランダ越しはあまりにもかわいそう」と思い、そこまでは夫と意見は一致したのですが、夫は「パーテーションで仕切ったテーブルを作る」私は「それはおおげさだから2メートルほど離れた洗面所からの参加」で意見が分かれました。そこでケンカになりそうになったけど、「これって私たちがケンカすることじゃないよね、本人に決めてもらえばいいんだから」と言って一旦は収まりました。(休戦?)その後、孫娘に「どうなった?」と聞かれたので「パーテーションと洗面所って案が出てる」というと「洗面所でいいやん」と言ったので夫にそのように伝えると、それでもパーテーションを主張して「作るからそれを見てもらって本人に決めてもらう」と言いました。私はちょこっとむかつきました。が、決裂しない程度に修正案をいくつか出して(私のテリトリーを侵すことは変更してもらって)しぶしぶ承知しました。出来上がったパーテーションを見て孫娘は大喜びでした。(夫の勝ち! 私の負け?)

「どう?」という夫に「なんか暑苦しそうやな」と私。 夫は「その言い方ちょっとケンあるなぁ」で 争い? は収まりました。 

パーテーション越しに乾杯するのが面白くて、パーティーは大いに盛り上がりました。(大阪:♪Mさん)

                                           











7月の楽笑会


楽笑会だより

7月の楽笑会です。3名の方がいらしてくださいました。夫さんとのお話、お子さんとのお話など伺いました。

ひとつは、ベテランのメンバーさんのお話。
今まで夫さんとのやり取りでは、頼まなくてもちょっと気遣ってほしいなとか、頼む前に少し動いてほしいなとか、そんな風に思っていたのに、ある日、自分からその「美学」を破ったんだよね~というお話でした。

アドラー心理学では「(私の気持ちを)察して動いてね」ではなくて、「ちゃんと言葉で頼むのがいいよ」とお勧めするのですが、夫婦の間では、ちょっと甘えさせてもらって、言わなくてもやってほしいなと思うこともあります。このメンバーさんは、今まで夫婦間でいろいろなことを話し合ったり相談し合ったりしてきて、その上にこの「美学」があるからうまく行くんじゃないかな、とベテランらしく教えてくださいました。さすがだなぁ、と聞かせてもらいました。

ところで、この時メンバーさんが自分の「美学」を破ったには、何か理由があるに違いない!それを知りたい!と私は思いました。いろいろ伺う中で、私が思ったのは、きっとメンバーさんにとってささいなことだったから、また、ここで「美学」にこだわらなくても日常の暮らしの中で夫さんから大切にされていることが、もう充分に伝わってきているから、・・・だろうなぁ、と思いました。何だかほっこりしました。

もう一人のメンバーさんのお話も夫さんのことでした。体調が悪くて休職を決断された夫さん。今年は、夫さんだけでなく家族みんなでゆっくりできているのだそうです。聞いていると、夫さんはとてもまじめな方で、職場に迷惑をかけたらその分頑張らないといけないとか、仕事を休んでいるなら家族のために家事をこなさないといけないとか、そんなふうに考えて、いろいろなことに一生懸命になる方のようです。それは、とても素敵な考え方だと思いますが、時に、しんどくなってしまうこともありますね。

せっかくお休みするのだから、本当にゆっくりしてもらえたらなと思います。そして、家事が好きな夫さんだそうなので、好きな時に好きな家事を好きなようにしてもらうと、それが体も心も癒すことになりそうだなと思いました。

また、これからお子さんも夏休みに入るので、何か無理のない範囲で、家族みんなでできるちょっとしたイベントがあると楽しいかもね、という話もしました。例えば、ちょっと豪華な外食に出かけるとか、花火を見に行くとか、水族館に行くとか・・・。

最後のメンバーさんはお子さんとのやり取りをお話してくださいました。お子さんが困ったなと思う行動をした時にお勧めなのが、“「なかま」と「できる」をみつけて知らせる”なのですが、これもなかなか難しい時があります。

他のメンバーさん達もいろいろな意見を出してくださって分かったことがあります。それは、メンバーさん以外の家族(夫さんと弟ちゃん)の存在を、お子さんも意識していたし、メンバーさんも意識していたんだということでした。

そこで、メンバーさんの口から出た代替案は、お子さんの「できる」を夫さんに伝えるのがいいかもしれない、ということでした。もちろん、お子さんにも聞こえる声で言います。それができれば、メンバーさんの動きもお子さんの動きも変わりそうな気がする、とおっしゃいました。

このお子さんが、自分の居場所を確保するために、さまざまな行動をしているんだということが、私自身にもすごく伝わってきて、健気だなぁと感じました。メンバーさん達のお話のお蔭です。ありがとうございました。















6月の楽笑会

今年は米原の天の川でホタルを見ることができました。「天の川ほたるまつり」が開催されていることを思い出して寄ってみました。ほたるまつりはすでに終了していたのですが、午後8時を過ぎたころからあちこち飛ぶ姿(光?)を見ることができました。「まだ居るねぇ~」「結構飛んでるねぇ~」と言いながら、しばらく楽しむことができました。

6月の楽笑会はお二人が参加してくださいました。

まずは、勇気づけについての話をしました。一人のメンバーさんが「ネガティブの箱」の話をしてくださいました。これは、あるEOLECTコースの中で出てきた(流行った?笑)のですが、受講中のメンバーさんがネガティブな感情になった時のイメージとして、自分が四角で囲われているような感じになると絵を描いて話してくださったのです。それ以来、そのコースでは「ネガティブになった時にはその箱に入ろう!おー!」というような感じで「ネガティブの箱」をみんなで楽しみました。

自分がネガティブになった時にはその箱に自ら入ろう、自分で入ったら自分のタイミングで出てくればいいのだし、箱の隙間からこそっと外を見ることもできるし、時にはひょこっと顔だけ出して様子を伺ってもいい、もちろん、ずっと箱の中に居ることもできる・・・、すてきな箱だよねぇ~と、私はこの箱がとても気に入りました。

このメンバーさんも、ネガティブになった時には箱に入る、そうすると何か自分が守らているような気になって落ち着く、しばらくすると気持ちが整理されてきて、相手の「なかま」や「できる」に気がつきやすくなる、というようなお話を聞かせてくださいました。

それを聞いていたもう一人のメンバーさんが、また別の素敵なお話をしてくださいました。どうすればいいか分からなかったり迷ったりした時に水の底(海の底だったっけ?)にブクブクと沈んでいく・・・どんどん沈んでいって底に着いたら「お告げ」が降ってくるというワークをしたことがある、というお話でした。

当時仕事のことでとても悩んでいたメンバーさんに降ってきたのは「消える」というお告げだったそうです。そのお告げの意味をじっくり考えて選んだのが異動を願い出るという方法だったそうです。仕事の性質上、その時期に異動することは普通はないことだったのだそうですが、願いは聞き届けられ、次の場所でのそれはそれは素敵な実践のお話も聞かせてもらうことができました。(具体的には、何かの折にご本人に尋ねてみてくださいね)

ネガティブの箱に入ることも、ブクブクと沈んでお告げを待つことも、どちらも「勇気づけ」になってるよね、自分が勇気づけられるためには良い方法かもしれないね、など話をしました。

次の話題は9歳のお子さんの能力についてでした。たまたま、お二人のメンバーさんのところには、どちらにも9歳のお子さんがおられます。お二人が話してくださった合計3つのエピソードは、9歳という年齢の子どもの能力の素敵さを表すお話でした。

彼らはもう、大人と同じだけの能力を持っているようです。例えば、時間がないから少し休憩したらすぐに出発するよと言われた時、小学校低学年までの子どもだと、大人の言うとおりにするか、大人の言うことは聞かずに遊び続けてしまうかのどちらかになるような気がします。ですが、9歳になると、このくらいの時間なら遊べるんじゃないか、これ以上は無理そうだなどと周りの状況を判断してから自分の行動を決めることができそうです。

あるいは、「○○をしたら自分はこうなる」という未来の予測が立つようになるので「こうなった時には□□をしよう」「それでもだめなら△△をすることにする」などと、自分の行動を決め、その通りに行なうことができるようです。

ただ、ようやく判断や予測が立つようになったものの、まだ経験が少ないですから、少し予測と違うことが起こってしまう可能性もあります。(ま、大人でも予測が外れてしまうことがありますけどね)つまり「いけると思った」んだけれど、ちょっとずれちゃった~!という感じです。

大人は、この「ずれ」の方に注目しがちですが、そっちよりも「いけると思った」という判断の方が、うんと素敵だなぁと改めて思いました。つまりそれはEOLECTで言うところの「できる」ですね。もちろん、その判断の中には周りにいる人たちへの配慮も含まれていますから「なかま」もあります。

最後に、パートナーさんのお話もしてくださいました。体調が少し下降気味になってきたパートナーさん。そばにいると、このままどんどん下がり続けるんじゃないかと心配になる気持ちはすごく良く分かります。ですが、以前に体調が悪くなった時にパートナーさんがどんなふうに行動されたか(つまりはパートナーさんの「なかま」と「できる」ね)を考えてみると、そこに勇気づけのヒントがあるかもしれないというような話をしました。パートナーさんの「なかま」と「できる」に気づけたことでメンバーさん自身の気持ちが軽くなったようでした。良かったです。

今回はいろいろな「勇気づけ」(自分を勇気づけることも含めて)について話ができて嬉しかったです。こんなふうに「勇気づけ」とエピソードが結びついていると、何かの折にとても役に立ちそうだなと思えました。ありがとうございました。


感想

今回学んだのは「未来の出来事を予想して行動できる能力」です。

9歳の孫が最近同じような失敗をやらかした事例を話しました。
ひとつは私と年下の従弟たちとお風呂に入ってるとき、はしゃぎすぎて私の頭にお湯をバサッとかけてしまいました。 私は頭が濡れた不快感で怒りが収まらず、何度も「ごめんね…」と謝ってるのに「今怒ってるから5分たってから言って」と冷たく突き放しました。彼はだまって一人で風呂場から退場し、その後ちゃんと5分後に私の前に現れました。

もうひとつは同じく年下の従弟とお出かけの帰り道の公園で「時間がないのでお茶だけの休憩でいい?」「うん!」と約束したのに勝手にブランコに乗りました。私はお茶を飲み終わった年下の従弟だけ連れてさっさと公園を出ました。「待ってー ブランコ止めるのに、ちょっとかかるからーそれくらい待ってくれてもいいやんかー」と叫んでるのに応えずに歩き続けました。するとしばらくして走って追いかけてきて、何も言わずに私たちを追い越してニチャッと笑い、3人で仲良く帰りました。

私にはどちらもそれなりに陰性感情があったけど、彼の行動はけっこう冷静でいい判断をしてるような気がします。どう感じて、どう考えて行動したんだろう? と不思議でした。

みなさんからは「9歳くらいでこうやったらどうなる、という未来予想がかなりできるようになり、自分で予想して判断して行動する。きっと彼はお湯はかからないと思った。ブランコに乗っても間に合うと思った。そう判断して行動したから、失敗してもすぐに自分で取り戻そうと思えたし、その能力もある。」…そんな意見をもらいました。 
メンバーさんの「いけると思ったんじゃないかな?」の言葉がヒットしました。
これから彼が何かやらかした時は私の方から「いけると思った?」って聞いてみようかな? と思いました。(大阪:Mさん)


仕事の事、息子の事、夫の事、色々とアドバイスや気づきを頂き、すっきりして帰りました。

シンポジウムの話から、アドラーが開かれた心理学であること。自助会を通して継続することの大切さ、後続に譲っていく大切さなど。

自分の仕事のヒントになるお話でした。また、アドラーを長く学ぶ仕事仲間が、仲間たちの共同体感覚を育ててくれたことに気づき感動しました。

9歳男の子お孫さんの気持ちが分からないというお話から、9歳男子は思ったよりしっかりしている。でも、まだ予測できない部分もあることに気づきました。キーワードは「いけると思った!」でした。

個人的に、このお話からMさんがお孫さんに怒った気持ちを伝えたことや、その後に、お孫さんと素敵な時間を持てたことに感激しました。私は、怒りの感情を抑え込む癖があるので。。。(怒るとうまくコントロールできず傷つけてしまうかも、、、と思いつつ、やっぱり怒ってるから不機嫌が続く悪循環)

今後は、このように怒っている気持ちを伝えて、その後ゆっくり話してみようと思いました。(兵庫:Mちゃん















5月の楽笑会


5月の楽笑会、4人の方が参加してくださいました。あちこちに話題が飛びながら、いろいろなお話を伺うことができました。印象に残っていることをお話します。

まず、お料理のお話。あるメンバーさんが、退職してからお料理に時間をかけられるようになった、と楽しそうにお話してくださいました。お子さん達、お孫さん達みんなが集まると10人になるそうです。結構頻繁にお子さん達が来られるとおっしゃるメンバーさんのご自宅は、きっと居心地の良い温かい場所なんだろうなと想像します。

大人数分を作るために色々と工夫をされています。例えば、ハンバーグの増量には高野豆腐を削って入れるとか、鶏のフライを作るのにむね肉を半解凍して薄切りにして揚げるとか・・・。参加メンバーたちは「今日、早速やってみよう!」と興味津々で聞かせてもらいました。

このメンバーさん曰く「私は料理で(家族たちを)支配しているのよね」と。ーーいえいえ、これってライススタイルを貢献的に使ってるってことだよね!! ステキですぅ~♪ さすがアドラー心理学を長年やってらっしゃるメンバーさんです。メンバーさんが料理を作ることで、お子さん達、お孫さん達も幸せになって喜んでおられる様子が目に浮かびます。料理が苦手な私としては、ただただうらやましい限りでした。

次に(私が)とても共感したお話です。そのメンバーさんのお子さんは、強い雨や風の音、雷などをとても怖がるんだそうです。小学校の高学年になっているのに音が怖くて眠れず、メンバーさんに怖いと訴えてきます。メンバーさんも眠いのを我慢して付き合うこともあるそうです。

私は、すっごく分かるなぁ~~~と思いながら話を聞きました。ところが、そのメンバーさんも、他のメンバーさん達もそんな音が怖いと思ったこと、余りないなぁとおっしゃいます。え~、そうなの!

で、私の、雷が怖いというエピソードをいくつかお話しました。本当に怖くて手足が冷たくなり、時には気持ち悪くなるほどだったんですけど、・・・(泣)。 今度はメンバーさん達が、え~、そうなの!となりました。おもしろいですね。

怖いものって、人それぞれです。そう言えば、若い頃、夜にバス停から家までの道を歩いていたら、同じような年ごろの女性に「怖いので一緒に歩いてもらえますか」と頼まれたことがありました。「いいですよ」と一緒に歩き始めると、彼女は「ここは病院でしょ。病院って怖いんですよね」と言います。確かにその道はずっと病院の裏側の塀に沿っていましたが、、、。彼女は何が怖かったんでしょうね。今でも分かりません。

というわけで、メンバーさんには、お子さんの怖い気持ちを受け止めてあげてほしいこと、他にも(私のように)雷が怖い人がいることを知らせてあげてほしいこと、そして、怖くなった時のために、安心できるものを用意しておくのはどうかななどお話しました。例えば、ぎゅっと抱きしめられるようなぬいぐるみとか、頭からかぶれるパーカーのようなものとか、体全部をくるめるタオルケット・・・などなど。楽笑会では「怖いものボックス」に入れておくといいねと話したのですが、「安心ボックス」の方が名前としては良さそうです。「安心ボックス」に入れておくものは、お子さんと相談すると楽しそうです。

それにしても、夜の間ずっと、怖がるお子さんに付き合ってらっしゃるメンバーさんが、本当に温かくて素敵なお母さんだな、と私はとてもうらやましい気持ちになりました。私は、雷が怖いなんて、親に言えなかったもので・・・。

さて、次のお話は夫さんの親御さんや親せきの方がお正月に泊まりに来るかもしれない、気が重い~・・・というお話でした。それは、大変ですねーー断れないの?ーーいやぁ、夫さんは長子さんだから断らないだろうし、私はしんどいなと思っても受け入れてしまうだろうし・・・もやもや・・・。

では、どうすればいいのでしょう。~~~、そうだ! これって、家族全員で乗り越える「大イベント」と考えればいいんじゃない? このイベントを通じて家族が協力することを学べたら素敵だね。夫さんだけじゃなく、子ども達も巻き込んで、どうやったら楽しくおもてなしができるか相談すのはどうかしら? それに、手を抜ける所は大いに抜いちゃおう! ・・・って、皆さんからたくさんアイデアが出されました。メンバーさんは、ちょっと気持ちが軽くなった~とおっしゃってくださいました。良かったわ。

メンバーさん達と一緒にわいわいとおしゃべりする中でも、やっぱりアドラー心理学の要素がそこここに現れます。なんといっても、皆さんがお互いを勇気づけたいという気持ちにあふれていることがよく伝わってきて嬉しくなりました。今月もありがとうございました。

次回は6月5日(月)です。第1週目の月曜日なのでご注意くださいね。
皆さんのお越しを心からお待ちしています。


感想

 今日もありがとうございました♪

 とっても温かくリラックスした楽しい時間を過ごさせていただきながら、新しい刺激を沢山いただきました。帰宅してから、少し身軽に動ける自分がいました。本当にありがとうございました!!

 やっぱり、何でもない事でも1人だけでは、悶々としてしまったり自分で自分を追い詰めたりしがちな事も、、ここでお話を聞いていただく事で、解決の糸口が見つかっていくように思います。肩の力が抜けるのが自分でも分かりました。

 夫さん手作りのアップルパイに感動!!やっぱり手作りを食べると、人って、あったかい気持ちになって元気になるんだなぁ〜って実感しました。私も、家族へ「心を込めて作る」気持ちで、お料理してみようって思いました。ありがとうございました!!

  素敵なメンバーさん達のお話を聞かせていただきながら、、そして沢山、お話聞いていただきながら、風さんや、風さんの夫さん、メンバーさんお一人お一人が、皆さん、本当に愛情深い方たちばかりで、心温まる時間、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

 常に自分と向き合っておられたり、ご自分や周りの人達にとってどちらも幸せになる方法で、あったかくてみんなの事を大切に想い合う素敵なファミリーを築いておられたり。とても大変な状況からメンバーさんの学びを通して、ご家族皆さんを勇気づけられた結果、ご家族みなさんがのびのびと、過ごされている素敵なご家族のご様子のお話‥。どれも心地よい風景が目に浮かび、始終ホッコリさせていただきました。また、とりとめないお話を聞いていただくん中で、勇気づけに溢れた空間、とても心が前向きになれる時間で今日過ごさせて頂いて、素敵な風さんや、メンバーさん方と共に時間を過ごさせていただいている私は幸せだなぁ〜と感じながら過ごさせていただきました。

 モヤモヤも溶けた今夜は、やっと、ゆっくり眠れそうです。
 
もっともっと、自分を楽しませる事を探して明るく過ごしていけたらいいなぁと思いました。ピンチをチャンスに変えるパワーを蓄えるために、もっと自分も周りも楽しめる事を探していきたいです。

 そして、心地良い空間となるように自分の事も周りの人にも、緩やかに見つめていけたら良いなぁと思えました。ありがとうございました。(大阪:Yちゃん)


 Mさんの「家族を食で支配している」話。支配とおっしゃっていましたが笑。食を提供するのは、お腹を満たし、居場所も提供し、心も満たして、本当に素晴らしいことだと思います。楽しそうにご家族に貢献する姿に、あこがれや勇気を頂きました。家族に貢献する、自分も周りも幸せにする。私に出来ることは何かなーと思います。早速、月曜の夜に高野豆腐ハンバーグを作りました。みんな高野豆腐と気付かずに美味しいと食べてくれました。鶏むね肉も冷凍したので、薄く切ってカツにします。

 Yちゃんは、お子さんのこと、まだまだしんどい時期かと思うけど、すごく前向きにとらえていて感動しました。お正月の話も、視点を変えるとどんどん前向きな話になって驚きました。

 Jちゃんの、お子さんに怒ってしまう話。人それぞれ、怖いものが違う話。私も「なんでそんなん怖いんー!?お母さんなんか子供の頃…」みたいな勢いで話していたので、大反省です。まずは共感ですね。お仕事に子育てに大忙しの毎日だと思いますが、さらに栄養の資格も取られたとの事。頑張る姿を尊敬します。

 Mさんのおっしゃった、イライラ=向上心。 「さらに良い母になろうとしてるのね~」というお言葉にハッとしました。私は目下、夫とのコミュニケーション.が上手く取れずにイライラしていて、「あっこれも向上心ともとれるのかぁ」とハッとしました。

 私は、「自分がアドラーで変わった」と言われて、正直、客観的に見られなくて分からない部分もあります。確実にわかることは、めっちゃげんきになりました。そして家の空気もめっちゃ楽になりました。

 1月から訪れた風さんのご自宅のあの部屋の、誰もが安心できる居心地のよさ、心がほっと温かくなる空気で、どんどん元気になっていったと思われます。あの空気感を日々の生活の中でも再現したいなーと思っています。(兵庫:Mちゃん)


 工夫してうまくいってることって印象に残らないんですね
 メンバーさんの「子どもへの対応でイライラしてまた失敗した!」みたいな話を聴いてみると、ていねいな対応や努力があって子どもさんの成長する姿も見えてきます。「子育ての現場」っていいなぁ~と思いました。(大阪:Mさん)














4月の楽笑会

4月の楽笑会にはお二人のメンバーさんが来てくださいました。

4月になってお子さんたちの学年もひとつずつ上がり、お仕事などにも変化があったかしら、など伺いました。いろいろお話を聞くなかで、印象に残ったことが2つあります。

ひとつは、「人生のポイント」のお話です。ひとりのメンバーさんは、最近夫さん、息子さんのこれまでの人生について聞く機会に恵まれたそうです。お二人ともご自分の第一希望ではなかったそうですが、今はそれなりに成功していて幸せだとか。メンバーさんはそのこと(第一希望ではなかったこと)を初めて知った!とおっしゃいます。家族のことでも知らないことってあるんですね(当たり前!)。そして、メンバーさんご自身の事も含めて、それぞれにここが人生のポイントだったな、と思える部分のお話を楽しく聞かせてもらいました。

私たちには、例えば、どの学校に行くか、どういう職業を選ぶか、誰と結婚するか、あるいは転職するかしないか、・・・などなど人生の転機がいろいろあります。絶対にこっちが良い!と強く希望して選んだ場合もあるでしょうし、何となく流れでこっちに来たという場合もあるでしょう。それでも、その時々にそれぞれ自分で判断して決心して、それで今の自分がここにいるのですね。

さらに、このメンバーさんが10年余り前に受けたアドラー心理学をベースにしたワークに参加した時の話もしてくださいました。その時に書いた「これからこんなふうに生きていく」という宣言のようなものを見せてくださったのですが、「今は、その宣言通りに暮らしているなぁ」としみじみおっしゃいました。その宣言通りにずっと生きてこられたということなんだなと思うと、それだけで素敵な人生です。

そして、これから10年経って人生を振り返った時にも、きっと「こんなふうに生きていたいな」と思った通りに生きてきたんだと気づけるような気がする、ともおっしゃって、それを聞いた時、なんて幸せなことなんだろう、と私は感動しました。そんなふうな「未来に対する信頼」のようなお話も聞くことができて嬉しかったです。

もうひとつは、お子さんの成長についてでした。小学校の高学年になってきたお子さん。友だちや家族など周りの人たちを思いやる言葉をよく口にするようになったとか、ケンカした後に自分の方から謝れるようになったとか、ファッションやお化粧などにとても興味を持っていることとか、迷っていたけれどダンスのレッスンに通う決心ができたこと(メンバーさんが少し背中を押してあげたそうです)とか、・・・。

就学前から知っているお子さんなので、その成長ぶりに私まで嬉しくなりました。また、メンバーさんがお子さんの興味について話しながら、「これがあるなら(将来も)大丈夫かなと思える」とおっしゃったことが印象的でした。まだ心配なところもあるかもしれませんが、社会に出て行くために必要なこと(例えば、友だちや家族との素敵な付き合い方など)を既に身に着けてらっしゃるようで、素敵だなぁと思って聞かせてもらいました。

メンバーさん達のお話を聞きながら、私自身も自分を振り返って考えていました。私は、どちらかというと、何となく流れに任せてきたような気がします。でも、今、そこそこ幸せに暮らしていると感じることができるのも、周りの人たちのお蔭だなぁと改めて思ったことでした。

今月もありがとうございました。














3月の楽笑会

今月はEOLECTのコースを終えたばかりのメンバーさんお二人が来てくださいました。何となくEOLECTの同窓会みたいで楽しくおしゃべりをしました。改めてEOLECTの感想などを聞いたり、その後の様子を伺ったりしました。

その他話題になったのは、お子さんの勉強のことです。お子さんが小学校に入ると心配のタネがひとつ増えるのですね。どの学年になっても、それなりの心配があります。少し勉強に困っている様子が見えると、塾に通うことを考えてみようかしら?と親は思ったりします。

以前塾講師をしていた私の経験では、塾に通うことを考えるのは、お子さん自身が塾に行きたいと言い出したタイミングがベストかなと思います。何も言わないうちからあれこれ準備しない方が良いでしょう。

かといって、そのまま見守っているだけでは、やはり心配です。気づいた時に手遅れになっていたらどうしよう・・・と不安になります。まあ、学習に関しては手遅れになることはないと、私は思っていますけれど・・・(*^^)v

とはいえ、親としてできることはしたいなと思います。もし、お子さんが小学生なら、本の読み聞かせ、というか、本を一緒に読むのがお勧めです。昔、新聞記事で読んだことがあるのですが、ある小学2年のクラスで、毎日朝の会の時間に先生が本を読み聞かせたところ、1年の間にそのクラスの読解力がぐんと上がったというのです。ただ読み聞かせただけで、感想を聞くわけでもなく、それについて話し合うわけでもなかったそうです。

よく聞くのは、本が大好きで子どもが生まれた時から熱心に読み聞かせをしていた親御さんも、子どもが小学校に上がるとやめてしまうという話です。それは、とてももったいないと思います。小学生になれば字を習いますから自分で読めるようになります。自分で読むのももちろん楽しいですが、誰かに読んでもらうと、また違った楽しさ嬉しさがあります。ですから、私は、子どもが大きくなっても嫌がらない限り読み聞かせをしてほしいと思っています。

今は、子ども向けの素敵な物語がたくさんあります。夜寝る前の5~10分を親子の本読みタイムにするのはいかがでしょうか。

友だちに勧められて私が大好きになった本があります。安房直子さんの物語です。『きつねの窓』というお話は教科書にも載せられています。動物や花などがたくさん出てきますし、ちょっと不思議な世界の話が多いです。

「お母さんが読みたい本があるので付き合ってほしい」などとお子さんにお願いをして、親子のほっこりタイムにするのはどうでしょう。そのうち、お子さんの方から読んでほしい本のリクエストがあるかもしれません。

そして半年も経てば、きっとお子さんの読解力も上がっていることでしょう。読解力さえつけば、学校の勉強もおもしろくなると思います。塾へ行くよりは安上がりだし(笑)、効果もあると思うのでお勧めです。

あとの話題は、マメな夫さんの話、のんびりタイプの夫さんの話、きょうだい順位によってタイプが違うという話、相手の行動を変える前に環境を変えるのがお勧めという話、・・・などなど盛り上がりました。今月もありがとうございました。

楽笑会の今後の予定です。
4月10日(月)、5月8日(月)、6月は
第1月曜日の6月5日(月)に開催予定です。
以降は7月10日(月)にしようと思っています。
みなさんのお越しを心からお待ちしています。


感想

月曜日はありがとうございました!風さんがせっかくテーマを用意して頂いていたのに、色々話したいことがあってあっという間の2時間でした笑
 風さんご夫婦のお話を通して、私は夫に対して、グレーのメガネを掛けがちなので、自分も夫も信じて、気を付けようと思いました。
 Yちゃんのお子さんA君の京都お出かけの話では元気をもらい、Bちゃんの話では、うちの子どもの5年後を想像したりしました。私の中学校へのモヤモヤとした不安もほぼ軽減されて、どっしりと構えられそうです。
 安房直子さんの『白いおうむの森』ですが、あれから2日間読み聞かせをしています。鳥好きな子供たちはタイトルで食いつき、風さんに言われたとおりに「母が読みたいから聞いてね」というとスムーズに聞いてくれて、「もっと読んで」とか感想を言いながら読み進めていて、めちゃくちゃ幸せな気分で眠りについています。物語や雰囲気も大好きです。
 アイデア次第で、できることや幸せな気分になれることがたくさんあるんだなぁと実感しました。
 風さん、幸せな時間をありがとうございます。改めて今回も「楽笑会、ほんまにすごい!」と思っております。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。(兵庫:Mちゃん)



月曜日は、Mちゃんにお声掛けて頂いてとっても嬉しくて!ウキウキで参加させて頂きました。Mちゃん、誘ってくれた勇気に感謝!本当にありがとうございました♪
 かぜさん、今回も、ホッコリと楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。あっという間の時間の速さに驚きです!
 今回、Mちゃんのお話の中で、Cちゃんと、Dくんの姉弟愛があったかくて、とても印象的でした。
 お姉ちゃんが、弟を見守ってあげながら、彼にとっての、より良いタイミングを考えてくれている姿が、とても優しくて頼もしいなぁ〜って思いました。
 また、小学生のうちから、今の現状よりも更に良くしていきたい意識の高さに、とてもかっこいいなぁ〜って思いました。
 EOLECTテキストの33.34を読んで復習させてもらって、、「あ、そっかぁ〜」と肩の力が抜けて、「何だか(BもAも)なんとかうまくやっていける気がするなぁ〜」と思えました。
 すると、たまたまかもしれませんが、その日の夜、姉と弟がとても仲良く、寝るまで語り合っていたり‥。私が、体調を崩して動けなかった時には、長女と長男が協力分担しながら、私の代わりになって末っ子のフォローをしてくれていたり‥。家の事をやってくれたり‥。頼もしい姿を発揮してくれて、あれだけ学校へ行かない生活から逆転した今週です。
 何だかさっぱり分からないですが、やっぱり、こちらの心の内が、知らないうちに表に出ているのかなぁ〜と、感じる出来事でした。
 そして、わたしは、本当に周りの人たちに恵まれて、幸せに生かしてもらっているんだなぁーって思いました。
 楽笑会へ今月参加させてもらって、心が春色になり、幸せがいっぱいで、本当に良かったです。ありがとうございました♪(大阪:Yちゃん)













2月の楽笑会

「やっぱり1ヶ月に1回は来ないとダメみたいですぅ~」といらしてくださったメンバーさん。ありがとう、嬉しかったです。

子どもさんのお話をしてくださいました。小学生のお子さんです。

ある休日、朝ご飯を前にして、食べるでもなく食べないでもなく、じっと座っているお子さん。あまりにも長い時間座っているので、マイナスの声をかけてしまって、結局食べないままになってしまったというお話です。やってしまったーと思ったメンバーさんでしたが、だからといって、どう切り替えればいいのか分からなかったとおっしゃいました。

そんな時のお勧めは、EOLECTの“「なかま」と「できる」をみつけて知らせる”です。
「なかま」=ほかの人との間の肯定的なつながりのこと
「できる」=自分の能力や得意なことなどの強み(有用な側面)のこと

メンバーさんと一緒に考えてみました。私もあとからもう一度考えて付け加えてみました。
(皆さんも是非考えてみてください)

食欲はないけれど、せっかく作ってもらったんだし、食べた方が良いと思っていた。(なかま)
今日は休日なのでゆっくりしても大丈夫と判断していた。(できる)
食べることができたらお母さんは喜ぶだろうなと思っていた。(なかま)
時間をかければ食べられると思っていた。(できる)
自分のペースで食べようと思っていた。(できる)
食べたら片づけようと思っていた。(なかま・できる)
ひとりで食べるのは寂しいと思っていた。(なかま・できる)
お母さんに(食べるのを)手伝ってもらおうと思っていた。(なかま・できる)
もう少し時間が経ったら食べられるかもしれないと思っていた。(できる)
・・・・・・

もっといろいろあるかもしれません。

メンバーさんがお子さんの「なかま」と「できる」をみつけたところで、今ならどんなふうに声をかけられそうですか、と聞きました。そしたら、「単純に、少し(食べるのを)手伝おうかとか、少し減らそうかって言えば良かった」とおっしゃいました。普段、「手伝って」とか「減らして」と頼んでくれることもあるのだそうです。素敵な代替案がメンバーさんご自身の口から出されて嬉しかったし、温かい代替案だなと思いました。

こうやって、あとからゆっくりと考えると「なかま」も「できる」もみつかるし、それで気持ちも切り替わります。ですが、そのやり取りの最中はなかなか難しいです。でも、難しい時には、無理をしなくてもいいと私は思っています。ゆっくり考えれば切り替えられるのなら、あとでゆっくり考えればいいですね。そして、代替案を思いついたら、次は試せるかな、試せるといいな、・・・ぐらいのことで充分だと思います。

また、お子さんの他の行動について、「なかま」や「できる」がみつからなかったり、みつかったとしてもそれを認めたくなかったりすることがあるかもしれません。そんな時も無理は禁物です。とりあえず、その行動については横に置いておくのがお勧めです。そして、日常生活の中にあるお子さんの「なかま」と「できる」をみつけていくのが良いなと思っています。つまりは、二段構えですね。

第一段階! ネガティブな感情が起こったエピソードの中で「なかま」と「できる」をみつける。
それが難しいなら、
第二段階! 何気ない日常生活の中で「なかま」と「できる」をみつける。
ということです。

え?それも難しいと感じたらどうするか、ですか。

それにも答えはあります。
そういう時には、自分の行動の中に「なかま」と「できる」をみつけましょう。きっとあります。それがみつかってくれば、少し気持ちも上向きになってくるかもしれません。(もし、みつけにくかったら、ここでも無理せず、しばらくぶら下げて暮らすのもアリです)

「何回も穴にはまる」と感想に書いてくださったメンバーさんですが、「穴にはまれば出てくればいいです。必ず出られますから、安心してはまってください」って言いたいです。穴にはまるのにも、きっと良い意図があるはずですからね。

今月もありがとうございました。ステキなエピソードを聞かせてもらって、その中の「なかま」「できる」を考えることができて、楽しかったし嬉しかったです。



感想

今日もありがとうございました。
どんどんマイナス思考になって、自分ではなかなかリセット出来ない時も、風さんにアドバイスをもらうことでリセット出来るなと本当に思います。
子どもに良いところいっぱいあるってわかってても、普通に話しかけられてるだけなのに、抱きついて来てるのに、、、嫌な態度をとってしまう私はなんか欠陥があって、どっか治さないといけないんじゃないか とか 子どもとうまくいかない根本は母と私の関係が影響してるんじゃないか みたいな考えがグルグルしてる状態から、また前向きになれる感じです。 何回もその穴にはまるんですが、またはまった時はアドバイスよろしくお願いします。(兵庫:Jちゃん)












1月の楽笑会

今年初めての楽笑会への参加者はありませんでした。1989年に始めた楽笑会、(コロナでお休みした月を除いて)毎月開催してきた楽笑会で、参加者がいなかったのは初めてのことでした。これはすごいことだったなぁ、と改めて思いました。メンバーさん達が足を運んでくださったからこそ続けてこられたわけで、そのお蔭で私はアドラー心理学を学べてこれたんだと思います。ありがとうございました。

さて、どなたも来られない部屋で、ぽっかりと空いた時間をどうしよう?と考えて・・・そうだ!EOLECTの予習をしようと思い立ちました。1月24日からコースが始まります。1月初めに改訂されたテキストをもう一度読んでおこう、と思いました。テキストは声に出して読み、ファシリテーションガイドとテキストを照らし合わせながら、テキストを繰りました。また、改訂前のテキストも一緒に開いて、改訂箇所を丁寧に読むこともできました。受講者の皆さんのご意見、ファシリテーターたちの意見を参考にして改訂されています。流れがスムーズになったり、理解しやすい言葉に変更されていたり、もっと理解できるように参考資料が加えられたりしていました。

昨年3つのコースを開催し、その後受講されたメンバーさんと話をしたりして、私のEOLECT理解もその都度深まってきたように思います。(まだまだ拙いコース進行だったと思いますm(__)m) “「なかま」と「できる」をみつけて知らせる”という勇気づけが、とても力強いことも実感してきています。

そんなことをしたり考えたりしながら2時間を過ごしました。とても良い時間になりました。

来月は是非皆さんいらしてください。心からお待ちしています。