楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。
ようこそ
楽 笑 会
楽笑会 2017年
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12月
(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)
12月の楽笑会
今月の楽笑会には9名の方が来て下さいました。遠く滋賀からも3名の方が参加してくださり、先月に続き、にぎやかな会となりました。ありがとう♪
「ミニ講座」では、
「パセージ」
のテキスト
19-R
を読みました。
「子どもから注文をとる」
です。テキストには
「課題を自力で解決することに失敗して、たいへん困っているみたいですから、なにかお手伝いできることがありそうな気がします。そういうときには、まず『なにかお手伝いできることはありますか?』と尋ねてみます。」
と書いてあります。
子どもの課題を共同の課題にできるのは、子どもが言葉で頼んできた時でしたね。でも、内気な子や勇気をくじかれた子は、なかなか言葉にしてくれないことがあります。そんな時に注文をとると、共同の課題にしやすくなります。
そのためには、子どもが協力を求めていることと求めていないことを、少しずつ明らかにしていくことが大切です。「なにかお手伝いできることはありますか?」と聞いてみたり、「お手伝いしてほしかったら言ってね」と言ってみたり、「○○をお手伝いしましょうか?それとも、◇◇をお手伝いしましょうか?」と尋ねてみたりするのがいいですね。
ここを読んでいる時に、メンバーさんが娘さんのことを話してくださいました。バイトで遅くなったときに、親は心配だから迎えに行くと言い、娘さんは大丈夫だから迎えは要らないと言う。こんな時、どうすればいいのだろう・・・。
娘だから心配だ、遅い時間に帰ってくるから心配だと親は思います。でも、こういう種類の危険は、男女にかかわらず、年齢にかかわらず、起こる時には起こります。また、遅い時間だから危険ということでもありません。真昼間に痴漢に遭ったことがある人もいるでしょう。
そういうことを考えると、親が子どもに付き添うことで危険を100%回避することは不可能です。だとすれば、子どもが自力で危険を回避する方法を持っていること、もし危険な目に遭った時にどうすればいいかを知っていることが大事だと分かります。
私は昔、家の近くで痴漢に遭ったことがあります。その時のことを思い出すと、もし、事前に考えておれば、どこか近所の家に飛び込んで助けてもらうことができたかもしれないと思います。そういう発想がなかったので、とりあえず早く家まで帰ろうとして、帰りきれずに遭遇してしまったのでした。
というわけで、子どもさんと事前に話し合っておくといいなと思うことについて、メンバーさんたちといろいろアイデアを出し合いました。どんな場所が危険だと思うか、どこだと安全そうか、時間的に危険なのはいつごろか、安全に帰るための工夫は何か、危険な目に遭いそうになったらどこへ逃げ込めそうか、どうしようと思うか、・・・などなど話ができるといいですね。また、行き帰りの道を子どもさんと一緒に歩いておくのもいいかもしれません。
そして、子どもさんが手伝ってほしいと言ったことだけについて、協力ができるといいですね。押売りにならないように・・・(^_-)-☆!
その後子どもさんのお小遣いやお金の使い方についての話も出て、皆さんのアイデアをたくさん頂きました。子どもと共同の課題を作るために、よく話し合う(=よく話を聴く)ことが大切なんだと、改めて思いました。ありがとうございました。
感想
初めて楽笑会に参加させていただきました。
「パセージ」
は三回くらいリーダーを変えて参加し、その後何回も単発でお世話になったり、フォロー会も時々行っておりました。
北風さんの
「パセージ」
に参加させていただいたのが、15年から20年前くらいになるのかも知れません。ここにずっと来ようと思っていたのに、子どもともしっかり向き合わずで、深く考えてやろうとずっとしておらず何年ももしかして何十年も経ってしまった気がします
今日、アドラーの集まりに行ったことを東京のむすめのところに先ず連絡しました。わたしは、アドラーに行くと子ども達に必ず、その日学んだこと等を言うことにしています。そこで、自分が間違っていたなぁと、ハタと気がついたら、自分が間違えてたと子どもに謝るのは直ぐ出来るようになりました。
今回、久々来たのは娘が進学に辺り、何回か仕事で東京に行った時にも、わたしとそれについてあまり話し合いをしようとしなかったからです。もうすぐ帰ってくるので、きちんと家で進学の話が出来たらと思いました。偶々ラッキーなことに、共同の課題でした。
ふと、昔昔北風さんに言われたことを思い出しました。
◎そんなにたくさん沢山喋らないで、もっともっと子どもの話しを聞くこと^ ^子どもの方を、ちゃんと向いてる?
今の私は、子どもの側に居なかったり、側にいても子どもの方をきちんと向いてなかったり、物分かり良さそうに意見を聞いていそうで、こころの中は実は言いたいことが沢山で、ボディーランゲージは、バリバリ色々なことを喋っているのだろうと思いました。
だから勘の良いむすめは、私に言いくるめられないように話しを途中でやめるか、どうせ反対なんでしょ?と言うのだろうと思いました。私の悪い癖が、無理矢理共同の課題にねじ込もうとすること、又すっかり忘れていました。
むすめは、きっと何があっても、皆に助けて貰えそうだから大丈夫!ほんとはそう思っているのに、その反面楽に進んで欲しい、回り道をして欲しくない、そんな気持ちが私にはあります。それは私の課題ですね。
今回偶々、8年くらい前にアドラー学会に海外の先生が来られた時に、小学五年だった娘も皆さんと一緒に異人館などに遊びに行ったのですが、そのお二人が来られておられたのも、何かのご縁でしょう!とても懐かしかったです。
又皆様にもお会い出来ますように。良いお年をお迎えください!(兵庫:W)
1年ぶりに参加させてもらって、久しぶりのお姉さまがたにも出会えてとってもホッとできる空間でした。
年齢も違い、内容も違ったけれど、どちらも子どもたちは自立をめざしてスタスタとあるいていってるんだなあと。母達が、不安だったり心配だったりが先になり、あれ?これ、押し付けって気づけるのは大事ですね。私も聞きながら、私も結局心配が勝つから目につくんだよねって。
でも、きちんと話をした上で、子どもたちの話を聞くだよねとつくづく感じました。
やっぱりいつもと違う場所へ行くことで新しいヒントがもらえる。先輩ママさんにそんなんあるあるって言われると何かホッとできます。
同じ世代だと経験ないとわからないとなることも、先輩おられると、通ってきた道だよーって言ってくださると、いいんだーと思えて、勇気づけされて帰れましたね。ありがとうございました。(滋賀:O)
今回の事例は、子どもの自立について考えさせられるものでした。
いつから・どんなことを子どもに任せるか、親は何を手離していくか、、、
親の不安や都合で子どもの自立を妨げることが無いよう、何が子どもの自立にとっていい事なのかを常に考えて、点検していきたいと思いました。ありがとうございました。(大阪:I)
どこでもありそうな子育ての悩みの事例が、自立のチャンスの話に代わりました。アドラー心理学は、すごいですね。それと、開いた質問で、丁寧に子どもの話を聞くのも、大切ですね。(大阪:K)
娘さんのバイトの帰り道の心配事やお金のこと、これから起こるかもしれない事例だっただけに興味深いお話でした。事前に知っているか知っていないとでは、事が起こった時の対応や心づもりが違ってくるので、機会がある時に子どもとお話出来たらなぁ~と思いました。
子どもや幅広い年齢層が集う楽笑会は、貴重な場ですね。改めて、有難い場を設けてくださるかぜさんに感謝です。有難うございます。(滋賀:K)
12月の楽笑会も、今まで見えていないものが、見えるようになった、そんな新しい体験の場になりました。娘のバイトでの深夜の帰宅に対する心配から、「徒歩の時には車で迎えに行きたい」という親心と、「一人で帰りたい、親の世話になりたくない」という娘の思いのギャップをどのように埋め合わせるか。この日に読んだPassage19-R「子どもから注文をとる」で、私の申し出が押し付けになっていると実感したことから、このような場合の対応の仕方、危険が潜む事例や考え方を、皆さんからたくさん聞くことができました。
その中でも、この問題に対する目標が、「親の意見に従わせる」ではなく、「娘自身で身の安全に配慮して帰宅する知識を身に付けてもらう」ことだということが、私にとっての大きな発見でした。彼女の問題一つ一つに私が対処するのではなく、彼女の問題は彼女自身で対応する、そのための手助けこそが必要だということです。夜道の安全を一緒に確認する、本人の危険に対する意識を喚起するなど、これから一緒に考えられるような声掛けをしたいと思いました。その声かけ自体も、押し付けにならないようにしたいと、まだ実行できていませんが。子どもの自立に向けてのサポートの在り方をこれから学んでいきたいと思います。(兵庫:S)
11月の楽笑会
11月の楽笑会には、初めての方お二人を含めて10人の方が参加してくださいました。ありがとうございます。久しぶりの方のご参加も嬉しかったです。
今回のテキスト・右ページは
18-R「家事は誰の課題?」
でした。みんなで読んだ後、あるメンバーさんが、子どもさんが日に何度も着替えをするので、洗濯物が多くなって大変、それを共同の課題にできたら…というお話をしてくださいました。
さて、洗濯をするのは、今誰の課題になっているのでしょうか。このメンバーさんのお家では、母の課題になっています。それを、共同の課題にするには、当事者が話し合って合意をしていないといけない、とテキストにあります。
メンバーさん(=母)にとっては、洗濯物が多くなったら、何度も洗濯機を回さなければならないとか、子どもの着るものが足りなっては困ると思い、優先的にその子の分を洗濯しなければならないとか、実際に時間を取られることが起こります。なので、子どもさんには天気の悪い時には着替えを減らすとかそういう配慮をしてほしいと思っておられます。
では、どの部分を共同の課題にすることができるでしょうか。時々(家族の分も)洗濯をしてもらう、自分の分は洗濯してもらう、干すことや取り入れることなど洗濯の一部を手伝ってもらう、洗濯はしなくてもいいけど乾かないこともあることを了解してもらう、・・・など考えられそうです。でも、着替えを減らしてね、ということは共同の課題にはしない方が良さそうですね。
また、子どもと共同の課題にできそうになければ、乾燥機を買うとか、もう一台洗濯機を買うとかの方法を考えてもいいかもしれません。
いろいろな代替案が出されましたが、メンバーさんは、とりあえず洗濯は自分がするけれど、自分のペースでするので、乾かないこともあることを了解してもらう話をしたい、とおっしゃいました。なるほど、それなら子どもさんもOKしてくれそうだなと思いました。
家事の問題は、そのご家庭ごとに事情が違います。ですから、これが正解!という解決策はないですよね。それぞれの家庭で話し合って、みんなで協力しながら、みんなで家庭を維持していけたらいいなと思いました。
「共同の課題として引き受けるっていうのは、いやなことをおしつけられる厄介な仕事じゃないんだ。ほんとうは楽しいことで、進んで引き受けたくなることなんだ。勇気づけさえあればね。」
とテキストにも書いてありますから!
次にお話を出してくださったのは、電車の中で親子のやり取りを聞いていて、イライラしてしまったというお話でした。私も時々あるのですが、親が子どもを叱っていて子どもが泣いているような場面に出くわすと、こう言えばうまく解決できるのになぁと思ってしまいます。
でも、ちょっと待ってください。これは、先月もありましたが、三角形の関係でしたよね。つまり、この親子の関係は、私との間で共同の課題にはできませんでした。で、残るのは、私のこの「イライラ」をどうすればいいか、でした。
そこで、テキストの
30-L「感情的になったときは」
を復習しました。この「イライラ」はある目的があって作りだされて使われているのですが、
「そもそも達成しなくてもいい目的の場合もあります。たとえば<子どもの課題>(=相手の課題)であることがはっきりしているとか。そういう場合にも、そのことがわかれば感情は消えてしまいます。」
と書いてありました。
三角形の関係で、共同の課題にできないことだと分かれば、ひょっとしたら「イライラ」も消えていくのかもしれませんね。
感情が、ある目的のために作りだされている、という考え方はアドラー心理学独特のものだと思います。なので、私も最初聞いた時には、良く分からない感じがしていました。でも、慣れてくれば、確かにそうだと思えるようになります。そして、それが実感として分かれば、感情のコントロールも少しずつ上手になっていく気がします。
仲間たちの力も借りながら、一緒に学びを進め、一緒に上手になっていけたらいいなと改めて思いました。
感想
家事の分担について我が家の歴史をふり返ることができました。
ずっと共働きで夫も子どもたちも家事をしないということはなかったのですがやはり不満はたくさんありました。解決策の一つは洗濯物は各自がする、というルールです。きっかけは子どもたちがサッカーチームに入りたいと言い出したことです。行くならサッカーのユニホームなどは自分で洗って管理してくださいね、という合意ができました。その延長で中学生になると体操服なども自分で洗ってもらいました。洗濯と脱水だけで乾かさずにそのまま着る子や、めったに洗濯せずに汚いまま着てる子がいましたが、その子なりの生活の知恵というか優先順位が違うんですね。
子どもが小さかったころ夫は一応なんでもしてくれたのですがどうも食器洗いをいつも後回しにしてることに気づいて(食器洗うの嫌いなんだな、と思いました。たぶん正面から聞いたら否定すると思いました)、食器洗い機を私が欲しいからと言って買いました。それも当時にしては珍しいビルトインの大型のです。これは大成功!食器洗い機にお皿やコップを入れてスイッチを入れるのは夫も子どももみんなが大好きな仕事になりました。今も重宝しています。
家族で家事を分担して楽しく暮らすための工夫はこれからも出来ることがあるんだと思います。(大阪:M)
課題の分離、共同の課題にするにはどうするか、感情は目的があって作り出され使われている、色々気づきがあり、とてもよかったです。感情の目的を意識して暮らして行こうとおもいました。ありがとうございました。(大阪:K)
家事は誰の課題か、、、。
今回もとても勉強になりました。
結婚して16年。テキストに書いてある、夫さんに家事を頼みたくなる頃には、すでに夫さんの勇気をくじいてるという内容を読むたびに、「いつも、やり方が悪い」だの、「出来上がりが悪い」だのと言って、勇気をくじいてきたなと思います。
今回、事例の中で、家事についてのメンバーさんの家庭の状況を聞いて、正解などはなくて、それぞれ家族が心地よく家事負担をすることが大切だなと思いました。
夫には16年分の勇気くじきがあるので難しいですが、子どもには親の期待とは切り離して、少しずつ分担してもらえたらと思います。(大阪:I)
10月の楽笑会
今月はお2人の方が、楽笑会に初めて参加してくださいました。ようこそ!楽笑会へ。新しい仲間が増えるのは、とても嬉しいです。そんな新しい仲間と、常連さん5人の方々と一緒に、今月もいろいろな話をすることができました。
まず、いつもの「ミニ講座」です。今日のページは
17-R「実体的な迷惑と心理的な迷惑」
。このページは、コースの中でもたいてい読むことにしています。ですから、私のコースで学んだ方は、知ってる!知ってる!と言ってくださいますよね。
子どもの課題を共同の課題にできる場合が3つあったのですが、その2つ目
「子どもの行為の結果、親が迷惑をこうむったとき」
の補足として、このページを読んでいます。親が迷惑だと思っていても、それが心理的迷惑の場合は、共同の課題にしない方がいいのでしたね。ちなみに、実体的迷惑というのは、身体的・金銭的・物質的な迷惑のことでした。
ここを読んで、あるメンバーさんがお孫さんのことを話してくださいました。このお孫さんは、虫が大好きなのですが、このメンバーさんは大嫌いです。ですから、虫を触ったら(特に念入りに)手を洗ってほしいのです。
さて、これは、実体的迷惑でしょうか、心理的迷惑でしょうか。皆さんはどう思われますか?・・・一生懸命に「実体的迷惑」になることはないかな?と、考えてみたのですが、残念ながら、どうやらこれは心理的迷惑のようでした。
「食事の前には手を洗う」というのは守ってほしいなと思いますが、「手を洗うこと」と「虫を触ったこと」とは、区別をしておいた方が安全そうです。
虫が結構好きな私は、可愛らしい事例だなと思いました。そして、そんな中でも迷惑について考えることができて良かったなと思いました。
例会では、あるメンバーさんが、きょうだい喧嘩のお話をしてくださいました。上の子が下の子に対して嫌がらせのようなことをしたのですが、それがすごく嫌で自分が介入してしまい、結局は夫さんまで巻き込んでの騒ぎになってしまったというのです。
さて、こういう場合、どうすればいいと
「パセージ」
では習ったでしょう。--はい、課題の分離でしたね。先輩メンバーさんが、「そうや、三角形や!」と言ってくださいました。
AさんとBさんと私と3人が登場人物の場合、Aさんと私、Bさんと私のそれぞれは、共同の課題にできますが、AさんとBさんの部分は共同の課題にはできませんでした。三角形の図がありましたよね。テキスト32-Rです。
また、17-Lには
「きょうだい関係については、誰かが有利になって誰かが不利になるような介入をしない方がいいと思います。」
とあります。
つまり、きょうだいのもめごとは2人で解決してもらうのがお勧めです。きょうだい関係だけでなく、夫と子どもとか、子どもと祖母とか、そういう関係にも介入しない方がいいと思います。その方が早く解決することもありますし、何より私が楽ですから(笑)!
もし、どちらか一方から「解決を手伝って」と頼まれたら、お手伝いすることもできますが、それも当人同士が解決できるようにサポートする、という感じがいいと思います。決して、私が解決してあげるわ!と張り切らないでくださいね。
今日の事例を聞いていて、きょうだい二人きりにしたらうまく解決したことを思い出したとか、どうすればいいか迷っていたけれど二人の間には入らないことにします…などの意見も出していただき嬉しかったです。
最後に、きょうだい間の話は、年齢にかかわらず構造は同じだよねぇ、との感想をいただき、メンバー全員(私も含めて)深く納得したことでした。ありがとうございました。
感想
悩んでる事例の中で、その人のいいところを探していくと、メンバーさんの気持ちが楽になっていくのが、 よくわかりました。いいところと思えば対応の仕方もかわるんですね。とても素晴らしいです。小さな子どものけんかは二人にまかせて、うまく解決したのは、感動しました。親が入るとややこしくなります。肝に銘じときます。ありがとうございました。(大阪:K)
今月の事例は、不適切だと思っている行動の中にも、適切なことはたくさんあって、そんな風に見方を変えると、相手への怒りなどの感情も収まり、掛ける言葉、できることが変わってくるんだなぁと、実感した事例でした。
今回も、先輩がたのお話やアドバイスには、チカラがあるなぁと、すてきだなぁと思いながら聞かせてもらいました。ありがとうございました。(大阪:I)
今月もありがとうございました。
子どもさんに出ていけと言ったお話を聞きながら、うちのことを考えていました。子どもさんのいいところに、出ていけと言われても出ていかなかったことがあげられて、お母様もそうですねと納得されていました。すごいなぁと思いました。私の時はそうは思えなかったです。我が子に置き換えると出て行かない能力があるとはとても思えませんでした。その他のいいところも私には結構ハードルの高いものでした。
大先輩のお母さんは太陽でなくっちゃ、も私にはものすごく高いハードルなんで、薄暗い新月の月くらいにぼやっと光るくらいならできそうです。来月もよろしくお願いいたします。(兵庫:M)
子どもの言動の認めたくない部分ばかり肥大して、そこばかり目についていた日々でしたが、エピソードを通して子どもの良いところを、メンバーの皆さんがたくさん見つけてくださり、私自身の誤った言動にも、否定せず受け止めてもらったように感じ嬉しかったです。子育て精一杯、こんなに子どもに対して配慮もしているのに、自分の思うようにならない、という苦しい状態から一歩距離をおくと、心も自由になれるように感じました。トライアングルの関係を、早速家庭で実践して、その効果に驚いています。まだ、たった一ページ目を開いただけですが、この後どんな学びがあるのか楽しみにしています。(兵庫:S)
先日は楽笑会に参加させて頂きありがとうございました(^∇^) とっても楽しく学びの多い素敵な時間でした(^_^)/ 初めて楽笑会に参加させていただいたのに、みなさん温かく輪に入れてくださりとてもうれしかったです。20年以上通われているかたが何人もいてすばらしいと感動しました(^_^)/ でも先輩方は上から目線ではなくおちゃめに楽しくアドバイスしてくださり、終始笑顔のたえない時間でした(^_^)/
事例を出してくださった方の話を聞いて、兄弟喧嘩をなんとかしたいと言う気持ちがよくわかり共感できる気持ちがたくさんわいてきました。
その話の中で、うちの子だけなぜこんなにややこしいのか、他の子どもたちはあんなに素敵なのにみたいなことを、おっしゃられました。
その時、北風さんが、みんな同じですよ、自分の子どもはなぜこんなにややこしいのだろうかと思うと思うのですが、みんな自分の子どもはややこしいと思っている、同じ経験をしていますのような話をされ、自分もよくそう思っているなあと安心し、最近よいところ探しができてないなぁと反省もしました。
人は喧嘩するものだし、失敗もする、親だってみんなそう、失敗したらあやまれば良いのですよ、親がどんな失敗失言をしても子どもはたいがいゆるしてくれます、大人の方が許さない場合が多いと北風さんが言われた時、私の子どもが夫に怒られて子どもは謝りに行ったのに夫はまだ怒ったことを根に持っていて私に話をしてきたことを思いだし、相談しました。
うちの子は普段、子どもがごめんねと言ってるのにまだ怒るなんてひどいよ、中学ぐらいになったらお父さん殴って家出したんねん、とか冗談ぽく言ってるけど、かなり本気だなあと感じた私はショックを受けながらも、お父さんはこんな気持ちだったのではないかと言い気持ちをおさめようとしましたが、逆にお母さんはわかっていないと言われてしまいました。
その事をみなさんに相談すると、何かしてほしいことはありますか?と聞けば良かったのでは?とすぐ提案をしてくださり、あー自分は子どもの話もちゃんと聞けてなかっし、してほしいことはあるかも聞けていなかったなあと反省しました。
北風さんが言われたとおり、たぶん何かしてほしいかと聞いても、なにもないと子どもは言ったと思いますが、帰ったら話を聞いたり良いところを探して言ってあげよう、勇気づけしようと前向きになりました(^_^)/
帰ってから子どもの話を聞いたり様子を観察していたのですが、私に話をしてすっきりしたのか、夫と仲良くゲームの話をしたり、思いやりの言葉をお互いに発していたのでとても安心しました。
いつも思うのですが、
「パセージ」
や自助グループに参加した後は家族が素敵に見えるというか、仲良くなっているのでびっくりするのですが、私が心が軽くなり笑顔だから家族が変わるのかなと思います。
本当に参加させていただき感謝しています(^∇^) またぜひぜひ参加させてください(^∇^) (兵庫:O)
9月の楽笑会
今月の楽笑会には、5人の方が参加してくださいました。
まずは、「ミニ講座」でテキストの右ページを読みました。今月は
16-R「過保護と放任」
です。ここに
「愛情不足の親なんて、ほとんどいないと思う。でも、技術不足の親ならいくらでもいるよ。つまり、悪い親はいないけれど、下手な親はたくさんいるってことです。」
と書いてあります。
「パセージ」
を学びに来る親御さんたちは、有り余るほどの愛情があるんですよね。そのベースがまずあって、それから「課題の分離」をして、最後に「共同の課題」を作る、という3つの段階があるのだと、改めて思いました。
楽笑会には、そういう有り余る愛を持った親御さんたちがたくさんたくさん集まって来て下さったんだ、集まって来て下さっている、と思うと、それはすごく嬉しいことだと思います。そんな親御さんたちが少しでも楽になれるよう、ちょっとしたコツややり方を、これからも、みんなで一緒に考えて行こうって思います。
さて、このページの中に
「日本の親は、過保護・過干渉で、子どもの不適切な行動に正の注目や負の注目をたっぷりと与えるので、それで子どもが不適切な行動を続けていることが多いんだ。」
という文章が出てきます。あるメンバーさんが「不適切な行動に正の注目?」と疑問を出してくれました。
「不適切な行動に負の注目」というのは、良く知っている気がするけれど、「不適切な行動に正の注目」なんて出てきたっけ?--はい。実はちゃんと出てきています。
4-L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」
のページの2番に、
「不適切な行動に、正であれ負であれ注目を与えると、必ずその行動は続きます。」
と書いてあります。
初めてこのページを習った時には、何の疑問も持たずにスル~っと読んでしまうところです。でも、再受講のメンバーさんの中に、時々この文章に引っかかる方がいらっしゃいます。そして、質問が出ると、コースの中で話し合うことにしています。
「不適切な行動に正の注目」って具体的にはどんな場合でしょうね。・・・楽笑会でも考えてみました。例えば、子どもがソファーでぴょんぴょん跳ねている時、不適切だと思うので注目しないでいて、ソファーから降りた時に注目して声をかけたとします(=適切な行動に正の注目、のつもり)。子どもは注目してくれたのが嬉しくて、またソファーでぴょんぴょんし始めます。これは、ぴょんぴょんを止めるために、まずぴょんぴょんするのですね。これって、結局は不適切な行動に正の注目をしていることになるのかもしれません。
あるいは、おもちゃを買って~と泣きわめいた時に、「もう、しょうがないなぁ」とプラスの感情で注目をし、おもちゃを買ってあげる、というような場合も、この例になるかもしれません。
そして、大事なことは、不適切な行動に注目を与えると(正であれ負であれ)、その行動は必ず続く、というところです。相手がしている、もっと別の適切な行動を探さなければなりませんね。楽笑会に来ているメンバーさんたちは、適切な行動を探すのはとても上手だと思います、得意だと思います。皆なで考えると、いろいろたくさん見つかります。それが、家でも生かせるといいなと思っています。
さて、例会では、子どもさんが身体的に、あるいは精神的に、あまり良くない状態の時のことが出されました。
例えば、悪夢を見て辛いというような時、悪夢を見ないようにする、というのは、とても難しいことです。でも、悪夢を楽しむとか、悪夢を見たけれどその日を楽しく暮らしてみるとか、悪夢と友だちになるとか、そういうことならできそうな気がします。しかも、ちょっと楽しそう・・・な気がしませんか?
あるいは、「何かしてほしいことない?」と聞くのは、調子の悪い時ではなくて、調子の良い時の方が、良さそうに思います。調子の悪い時には、何を言われても何をされてもあまり嬉しくないような気がするし、ひょっとしたら考えるのもしんどいかもしれません。でも、調子の良い時なら、あれが欲しいな、これをしたいなと、考えるのも楽しそうな気がします。
親子で、一緒に楽しいことができるといいなと思うし、一緒にはできなくても、楽しかったことの話ができたり、楽しめそうなことの話ができるといいなと思いました。
感想
不適切な行動に正の注目や負の注目を与えるのでそれで子どもが不適切な行動を続けていることが多い。正の注目?と疑問に思い、みんなで話し合い、学びました。色んなお話があり、楽しかったです。子どもの調子のいいときに、なにかしてほしいことある?と聞いてみようと思いました。アドラー心理学は螺旋のように少しずつ身に付いていけばいいのかな。(大阪:K)
今月もありがとうございました。
今月は
「パセージ」
テキストの私が勝手に好きな部分、愛情が足りないことはないという文章が出てきました。
元々怒らないし爆発もしないし子どもの話をゆっくり聞いていました。最初に
「パセージ」
受けたときも、私がやってることやんと思っていました。
子どもが不登校になり暴れるようになると、お母さんの愛情が足りないせいですと人に言われたり、本に書かれていたりして、やっぱり愛情か、それなら無理やなって思っていました。
Kさん、Mさんの揺るがない母の愛に毎月圧倒されてますが、ここを勝手にいいように解釈して自分に大丈夫と勇気づけています。
大学合格おめでとうという美談で終わらせたくないという子ども、どうするのかなぁと思いながら今日は学校に行ったから、私の気持ちはよしとします。
ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。(兵庫:M)
「不適切な行動に、正の注目もしない。」負の注目をしないことは理解したつもりでしたが、正の注目もしないことには全然気がついていませんでした。かぜさんの話がなければ、ずっと見落としていたところです。他にもテキストをちゃんと理解していないところがきっとあると思います。また、テキストを丁寧に読み返したいと思います。
今回も先輩のみなさんのお話は、とても興味深く聞かせていただきました。ありがとうございました。(大阪:I)
例会で 私事の件を聞いてもらった時、あるもの(不適切だと思うもの)を排除せず、ある中で どうしていくか、を考えるというのを 提案してもらい はっとしました。そうなんですよね♪
なんと心暖まるいい文章と私は 感じました。
今月は いろんな場面で この文章と付き合ってみようと思います。ありがとうございました。(大阪:M)
8月の楽笑会
「台風接近!」の中、3名の方+カワイイ幼稚園BOY(♪)が参加してくださって、今月も楽笑会が始まりました。長い時間お母さんに付き添い、楽笑会に協力してくれてありがとう! 私も含め、みんな彼を見ているだけで、ニコニコしてしまっていました。 \(^o^)/
さて、今月のテキスト右ページは、
15-R「感情は身体にあらわれる」
です。
「人は自分の感情に気がついていないことがよくあるんです。」
と書いてあります。確かにそうですよね。「私は怒っていませんよ」という相手が、怒ってるみたいに感じることもあれば、相手から「怒ってるでしょ?」と言われて驚いた経験もあります。
「怒っていることに気づかないのに、感情は、ちゃんとそのはたらきをしている」
とも書いてあります。つまり、怒りなどのマイナスの感情は人と人を切り離すはたらきがある、だから困るのだと、テキストは言います。
そういう時に便利なのが、身体の感じに目を向けることでしたね。
「パセージ」
でもメンバーさんたちに必ず「身体の感じはどうですか?」と聞いています。マイナスの感情があれば、身体のどこかに力が入っているし、プラスの感情がある時は身体全体が緩んでいます。
自分が今どんな感情を持っているかに気づいているというのは、とても大切なことだと改めて思いました。気づいていれば、ちゃんと言葉で相手に伝えたり、こんな風にしてほしいとお願いしたりすることができます。相手との距離も遠くならなくて済みますね。
その流れから、メンバーさんたちがご自分のエピソードを話してくださいました。子どもに「お母さん、怒ってる?」と聞かれて初めて怒っていることに気づいた話や、家族に怒りを使ってしまった話などなど……。
アドラー心理学を学び始めたころ私は「これを学んでいけばきっと怒らなくなるだろう」とのんきに考えていました。でも、長く学んできて分かったのは、怒らなくなるなんてことは全くないなぁということでした。(もちろん、これは私の場合です)
ただ、怒った後に「ごめんね」と謝れるようになったり、何について怒ったかを落ち着いてから説明できるようになっりなど、遠くなった相手との距離を縮める努力ができるようになったと感じています。それは、私にとってすごく大きな変化だと思います。アドラー心理学を学んで、本当に良かったです。ありがとうございました。
感想
感情は身体にあらわれる 。 気がつかないままでマイナスの感情があると、相手の距離が遠くなってしまって、仲よくなれない。娘に「怒ってる?」と言われて、「気づかしてくれてありがとう」ですね。怒りで、何をしたかったのか考える、ですね。娘に、今からの暮らし方をどうしたいか聞いてみます。家がくつろげる場所であってほしいです。色々ありがとうございました。(大阪:K)
今回のお話から自分自身を振り返ってみました。
日々の中で、気にはかけていても、なかなか相手の気持ちや考えをきちんと聞いていないなぁと思いました。
まずは、「相手の話を聞く→自分の意見を言う」と
「パセージ」
では習いましたが、「自分の意見を話す→相手の話を聞く」のが常になってしまっています。
メンバーさんが話すのを聞いていて、自分の意見を先に言うと、『相談や提案』するつもりの話でも、こうしますの『宣言』に聞こえなくもないなぁと感じました。
今までしてきた家族とのやり取りのなかで、私の話に家族がどう考えていたのかなぁとちょっと気になりました。
これから、もう少し気にかけてコミュニケーションをして行きたいです。
今月もありがとうございました。(大阪:I)
7月の楽笑会
今月は3名の皆さんと一緒の楽笑会でした。
まずは、いつもの「ミニ講座」!今月のページは
14-R「親の課題を子どもに肩代わりさせない」
です。ここは<自己欺瞞>について書いてあって、
「なんだっていいのさ。『この子のために』って言えば、みんなこれ(=自己欺瞞)だと思っていい。…(略)…親の期待はみんな危ないよ。」
とありました。
そうでした、そうでした。(この子のためだからって)美しい言い訳をして、自分の課題を子どもに肩代わりさせちゃうんでしたね。
「それ(=肩代わりさせるのをやめること)が新しい子育ての入口なんだよ。」
と、テキストが教えてくれています。私も、改めて自分を振り返ったことでした。
次に、今日の例会では、ちょっといつもと違うことをしてみました。新聞に載っていた4コマ漫画の最初の2コマを使いました。親子の会話なのですが、2コマ目で親が子どもに怒っています。
もし私がこの親だとしたら、何に腹を立てるだろうか、何が具合が悪いと思うのだろうか、どの部分が嫌だなぁと思うのだろうか、…などについて考えました。
3人のメンバーさんたちは、それぞれ考えて答えてくれたのですが、みんな見事に違っていました。そりゃあ、そうだよね、と頭では分かっていますが、実際の意見を聞いてみると、その違いにビックリです。
私の話を理解していないことが嫌と言うメンバーさんもいれば、言ったらすぐに動いてほしいのにと言うメンバーさんもいれば、こちらが言わなくても空気を読んで行動してほしいとおっしゃったメンバーさんもいました。
これらの答えの中に、それぞれのメンバーさんが大切にしていることが表れているのですね。こんなふうに、みんな違っていることが、本当に素敵だなぁと思います。ですから、それをこれからもずっと大切にしてほしいなと思います。
ただ、自分はその部分で腹を立てやすいのだ、と分かっていると、相手との付き合いが、少しやりやすくなるかもしれません。
例会では、もう一つ違う場面についても、何が嫌なのか、何を一番理解してほしいのか、などについて話し合いました。本当に、それぞれ違っていて、面白かったです。
また、機会があったらやってみたいと思います。
感想
約一年ぶりの参加でした。
私は
「パセージ」
しか学んでいませんが、
「パセージ・プラス」
の内容を一部教えてもらいました。プラスのほうが奥が深いなあと思い、早くプラスも学びたいと思いました。
同じ「怒る」という感情でも、詳しく分けていくと一人一人違っていてその違いに驚きました。今まで「気持ち」の部分を突き詰めて考えたことがあまりなかったので、次回 何かに腹が立ったとき「私は何に怒っているのか」と、ゆっくり考えてみたいと思いました。
また、私はかぜさんにいつも同じような内容を相談しているのですが、結局、私が子どもを心から信頼し、任せられるかにつきるのだと思いました。その気持ちが足りないから不安に思い、ついつい口出ししたくなるのだと。
「ママはあなたを信頼しているよ?」のオーラを出して、言葉にも出して、子どもと良い親子関係を築いていきたいです。
小3の長男が私の変化に気づいて、それを言葉に出してくれるので、私も子どもから勇気づけられています。
どんどん練習して、上達していきたいです。(大阪:K)
6月の楽笑会
今月の楽笑会には、すごーく久しぶりの方を含めて7名の方が来て下さいました。
まずは、いつもの「ミニ講座」。今日のページは、
13-R「子どもはなにを学ぶか」
です。ページの最後に、「
ともあれ、いつでも、『このことから子どもはなにを学びとっただろうか』と点検してみてください。」
と書かれています。
私たちは、いつも子どもに正しいこと、良いことを学んでほしいと思っています。そのために、叱ってみたり、なだめてみたり、どなってみたり、甘やかしてみたり、話をしてみたりしています。でも、私自身、
「パセージ」
を学ぶ前は、その対応から何を学ぶかということを考えたことがありませんでした。正しいことを教えたのだから、それを学んだはず!と思っていたのですね。
でも、ロールプレイをすると分かりますが、教える方法によっては、こちらが思ってもみないことを学んでいることがあります。テキストには、「力が強ければ、人に言うことを聞かすことができるんだ」と学ぶかもしれない、という例が書かれていました。まさかねぇ……とビックリです。
そして、あるメンバーさんが事例を出してくださったお蔭で、子どもに学んでほしいのは、「適切な行動」ではなくて「適切な信念」だと思い出すことができました。親から見て適切な行動をしている時でも、その行動が適切な信念にもとづいているかどうかを点検することが大切でしたね。(6-Lに書いてありますよ~)ありがとうございました。
さて、例会では、会社に入ったばかりの子どもさんが悩んでいるというお話を出してくださいました。
「パセージ・プラス」
のテキストを読むと
「中学校を卒業すると、『しつけ』としての育児は終わったと思う方がいいと思います。それからは、共同生活をする大人として接するようにする方が、トラブルがおこらないでしょう。もちろん、大人としての責任を子どもにとってもらいましょう。」
と
24-L「年齢別の育児」
に書いてあります。
ですから、社会人になった子どもさんには、もう「しつけ」はしなくていいですね。子どもさんが悩んでいることについて「共同生活をする大人として接する」ことが、大切なんだと思います。
だとすれば、子どもさんが親にしてほしいこと、言ってほしいこと、助けてほしいことを言葉にしてくれたら、それを精いっぱいすることが親にできることなのでしょう。頼まれないことはしないことですね。でも、頼まれたことはする。話したくないことは無理に聞こうとしません。でも、話したいことがあれば一生懸命に聴く。こちらの意見を聞きたくなさそうな時には言わないでおきます。でも、聞きたいと言えば言う。
話を出してくださったメンバーさんは、そのことを既に実行されていました。ただ、それで本当にいいのだろうかとか、他にもっとしなければならないことがあるのではないかとか、子どもが少しは楽になっているのだろうかとか、心配されていました。
子どもさんの年齢がどうであれ、親は親として心配し、悩み、迷います。そういう経験をされている他のメンバーさん達からの勇気づけも、たくさんありました。「生きるか死ぬかを決めるのは、結局は本人だ」というちょっと厳しい話も出ました。それは、確かにそうだと思いますが、それを分かった上で、子どもを心の底から信じ切る、と言い切ったメンバーさんもいらっしゃって、親の愛の深さに感動しました。
後半には、お話を出してくださったメンバーさんの顔が少し明るくなってきました。子どもさんには、たくさんの仲間や協力してくれる家族がついているんだということも分かりました。メンバーさん自身が少しでも勇気づけられて、そうしてそれが、少しでも子どもさんを勇気づける力になればいいなと思いました。
ありがとうございました。
感想
私は能力がある、人々は私の仲間だという信念が育つように対応していく。今更ながら、つい忘れてしまいます。そのための勇気づけですね。奥が深いなぁ。事例はとても参考になり、同感することも多々ありました。子どもを信頼して、援助して行こうと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)
今月もありがとうございました。土曜日は下の子の部活参観なので平日版に行けてよかったです。
ちょうど前日ずっと調子の悪かった上の子が家を出たまま帰らず、今まで無かったことなので主人は探しに行こうとしました。でも私が何もしないので、おかしいんじゃないかと言われれました。結局本人は朝方帰って来てさっさと寝てました。
昨日Uさんのお話を聞いて、前からですが私が憧れるお母さんだなぁと圧倒されました。もちろんMさんの骨の髄までも子どもを愛している姿にも圧倒されて帰ってきました。Kさんを含めやはりこのお三方は私にとってすごい人です。
私は野田先生の「結局生きるか死ぬかは本人が決めることなんです」に救われました。もちろんそこに至るまで野田先生は様々な援助をされての発言だと今ならわかりますが、最初に言われたとき、他の方みたいに「ひどいっ!!」とは思わず、「ですよねっ!!」と思いました。
今回は鍵を持たずに出ていったので朝方起こされるという迷惑を被りました。その事だけ次の日「これからは鍵をもって行ってね」とだけ伝えました。お話を聞きながら上の子は何を学んだかなぁと考えてました。鍵を持っていくこと、出ていっても特に怒られないことかなぁ…。
ありがとうございました。また来月お願いいたします。(兵庫:M)
アドラーの育児を学び始めて2年半、、
目の前の出来事をどうにかしたくて、子どもに対応し、うまく行く(親の思うように子どもが行動する)ことも多くなりましたが、どこか子どもを操作しているんじゃないかという気持ちが抜けませんでした。
かぜさんから、「子どもに学んで欲しいことは、どの場面でどの行動をするかではなく、信念(私には能力がある・人々は仲間だ)の部分だ」と言われ、うまく対応できたと思っても、それは表面的であって、信念の部分まで考えた対応ではなかったことに気づかせてもらえました。
今回の気づきで、また新たに自分の対応を考え、点検していきたいと思いました。
いつも、的確に軌道修正して下さるかぜさん!ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!(大阪:I)
5月の楽笑会
今月の楽笑会は、メンバーさんのUさんのお誘いで、Uさん宅で行ないました。長い長い楽笑会の歴史の中で、「うちで楽笑会をしませんか」というお誘いは初めてのことで、本当に嬉しくて、いそいそと出かけていきました!
いつものメンバーさんに加えて、Uさんのお友だちも参加してくださり、全部で8名。静かで素敵なお宅のリビングで楽笑会を始めました。Uさんは、お茶の用意をしてケーキまで焼いて、もてなしてくださいました。
まずは、初めての方がいらっしゃったので、自己紹介をしました。ついでに、近況などを話してくださるメンバーさんもいて、それについて思い出したことを話したり、ご自分の体験を披露してくださったり、最初から話が盛り上がりました。
続いて、
「パセージ」
のテキスト
1-L「子育ての二種類の目標」
のページを読ん、
「パセージ」
育児の目標を一致させてから、「ミニ講座」に入りました。今月は
12-R「問題を取り除くのではなくて解決を作りだす」
です。
「不適切な行動であれ失敗であれ、具合の悪いことがあると、『悪い行動をどうしたらやめさせられるだろうか』って考えるでしょう。それが間違いのはじまりなんだ。そうではなくて、『よい行動をどうしたら増やせるだろうか』って考えてほしいんです。」
のところで、メンバーさんたちは(私も含めて)、なるほどぉ~、とうなってしまいました。
子どもであれ大人であれ、持ち時間は決まっているのですから(1日24時間)、適切な行動が増えれば、その分不適切な行動(失敗)は減るわけですよね。例えば、乱暴な言葉を使っている子どもがいたとして、その言葉を言うのをやめさせようとしないで、どうやったら美しい言葉を話す場面を増やせるかな?と考えれば、なんとなく解決の糸口が見えてきそうです。
最後に、今困っている問題を出していただきました。今回は、年齢の高い子どもさんをお持ちのメンバーさんが多かったので、例えば、就職先で子どもが苦労しているようだとか、大学生になっているのに片づけをなかなかしないとか、弁当箱を自分で洗わないとか、そんな話が出されました。
リビングなど家族がみんなで使う部屋の片づけについては、個人用の箱や袋を用意しておいてとりあえず何でもそこへ放り込むようにするとか、家族で外食に出る前30分ぐらいでリビングだけをみんなで一斉に片づけるとか、掃除機をかける時に邪魔になる床の上だけは何も置かないでとお願いしてみるとか、さまざまなアイデアが出されました。
もちろん、自分の課題として自分が全部引き受けて片づけるのも一つの方法です。それでストレスがないのなら良い方法だと思います。でも、「なんで私ばっかり!」と文句のひとつも言いたくなるのなら、みんなが面倒でなく、簡単に片づけられる工夫をするのがいいなと思います。あるいは、「片づける」というハードルを下げて、「片づいている感じになる」でOKにするのもどうかしら?と思います。
それぞれの家庭で、これなら「片づいている感じ」がするというポイントを決めて、そこだけはきちんとやろうというのなら、案外協力してくれるのかもしれませんね。
今回は、Uさん宅でいつもとちょっと違った雰囲気の楽笑会をすることができました。いつもメンバーさんたちに来ていただいている私にとって、出かけて行っての楽笑会もとても楽しかったです。Uさん、本当にありがとうございました。また、機会があったらお邪魔させてください。よろしくお願いします。
感想
今日は、違う場所で、雰囲気も変わって、楽しかったです。小さなお子さんの話で、不適切な行動した時、どうしたかったのか、あなたがそうしてみて思うようになったか、を聞いてると言われて、感動しました。大きな子だけど、聞いてみようと思いました。家が、居づらいと言われて悲しくなってましたが、そう思う人もいるんだと聞き安心しました。ありがとうございました。(大阪:K)
初めて家で北風さんやメンバーさんをお招きしての楽笑会、緊張しました。でもやっぱりメンバーさんに助けてもらいました。こどもたちの山あり谷ありの新生活を、たとえどんな風になっても大丈夫と思えたので、自分のやるべきことがはっきりして良かったです。ありがとうございました。またぜひ第二回がありますように!よろしくお願いします。(大阪:U)
今回は、4歳になるこどもがしている行動を見て、「自分には能力があるか」「人々は仲間だ」と思っているかを、みなさんに検証してもらいました。
うちの子どもは、見知らぬ人にも話しかけたりするのですが、単なる人見知りがないだけなんじゃないかと思って不安に思っていました。
でも、みなさんにいろんな状況を聞いていただき、みなさんから「能力や仲間」を思っているからこその行動だと言われ、私自身がホッとし、このままで大丈夫なんだと背中を押してもらえた気分になりました。ありがとうございました。(大阪:I)
4月の楽笑会
4月の楽笑会には、岡山からいらしたお二人をはじめ、久しぶりのメンバーさん、
「パセージ」
終了直後のメンバーさんも含めて6人の方が来て下さいました。
まず、「ミニ講座」で
「パセージ」
のテキスト右ページを読みました。今月は
11-R「閉じた質問と開いた質問の違い」
です。開いた質問の会話と閉じた質問の会話の例があって、
「開いた質問で聞いていると、子どもは自由にしゃべります。」
と書いてあります。
ところが、そのあとに
「でも、ほんとうは、そんなに自由でもないんです。だって、聞かれたことに答えているわけですから、聞く側が次の話題を決めているわけですよね。」
と……。確かにそうですね。
そして、メンバーさんから出た話題は、「開いた質問をして、相手をコントロールしていることがあるかもしれない」ということでした。
例えば、子どもに「この服とあの服とどっちを着る?」と聞く時、実は「服を着ない」という選択肢がないのだということが、上手に隠されています。あるいは、忙しい時に、「テレビ、何を見る?」と聞いて、子どもがテレビを見ている間にこちらの用を済ませてしまおうとすると、これって相手の行動をコントロールしているような気がするけどどうだろう?……。なるほどなぁ~。
「パセージ」
を習い始めのころは、とにかく質問を「開こう」と意識して練習をします。そうすると、今まで「○○をしなさい」と言われていた子どもは、自分で選んでいいんだと分かって喜びます。親の方も、子どもが選んだことを「じゃあ、それをしてね」と言えばいいので、トラブルがうんと減って、親子関係も改善されます。
ところが、しばらくすると「これとあれとどっち?」と聞くと、子どもが「(どっちも)イヤッ!」と言い始めたりします。これは、実はとてもありがたいことなのですね。子どもは、親の下心をちゃんと見抜いてくれます。
「パセージ」
に出てくる方法は、時にとても有効だけれど、気をつけていないと、相手を巧妙にコントロールすることになってしまうんだと、改めて思い出しました。いつも「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」を点検しないといけませんね。そして、本当の意味で相手を勇気づけられるように、開いた質問も閉じた質問もうまく使えるように練習していきたいと思いました。
例会では、エピソードを出していただいて、
「パセージ」
のテキストのどのページを使えば解決できそうか、みんなで考えました。3人の方のエピソードを伺うことができました。家の共有スペースについてどんなふうに使っていくかパートナーさんと話し合いたいというお話、子どもさんが父親に「嫌い」だの[ムカつく]だのと言うのを聞くとどうしようと思ってしまうというお話、子どもが不適切な行動をしたときにすぐに落ち着いて対応するための方法が知りたいというお話、の3つでした。
「パセージ」
のテキストを繰りながら、あるいは、事例を出していただいたメンバーさんに質問しながら(開いた質問も閉じた質問も!)、または自分の経験を思い出しながら、たくさん話し合いをして解決策を探していきました。
皆さんが真剣に、しかも温かく、丁寧に話を聴いてくださって、それぞれに解決策も見つかって、とても嬉しく思いました。ありがとうございました。
感想
久しぶりに参加しました。11ーRの閉じた質問と開いた質問の違いのページで私が注目したのは「じょうずに開いた質問を使うと、とても自然に話題の方向性を制御できるようになります」でした。長年の練習の成果で方向性の制御はある程度できるようになりました。たとえば孫が来た時に今は一緒に遊べないからおとなしくテレビでも見てほしいな、と考えたときに「ねえ、テレビ何見る?」と聞いたり、食べた後の食器を自分で片づけられるようになったのに「ばぁばがして!」と頼まれたときに「いいよ。これはばぁばが運ぶね。○○くんは何を運ぶ?」とかです。じょうずにできるようになったなあと思う反面、これって支配欲に満ち溢れてるかも?と後ろめたく感じていました。でもいろんな方のさまざまな事例を検討させてもらってるうちに、モヤモヤが晴れていきました。
そのうち同じ質問をしても「テレビはイヤ」とか「何も運ばない!」と答えるかもしれない、と気づきました。そしたらそこでもう少し開いて質問してみれば子どもの考えが聞けるし勇気づけになるのかな、と思います。この方向に乗ってくれなかったらどうしよう(不安)・・と思いながらしていた質問を「イヤ」と拒否したら次の展開に進めるぞ(期待)に変わっていきそうです。
この「じょうずに」というのがクセモノで、かなりの練習がいるのですが。と(テキストに)書いてあります。もっともっと練習ですね。(大阪:M)
自分の事例からテキストのどこで解決できるかを色々言ってもらいました。私は、すぐ不適切な面ばかり探して、負の注目している。身体の力を抜くようにしてみよう。相手を勇気づけるには自分も+(プラス)に持って行く。自分も気晴らしをする。子どもと夫の仲が悪いのが気になってたけど、お父さんの事好きなんだよと言われて納得した。夫に伝えるようにしよう。色々勇気づけられました。ありがとうございました。(大阪:K)
何年かぶりの楽笑会でした。お一人の方は
「パセージ」
を受けられたばかりとのことでしたが、メンバーさんがみなさんとても落ち着かれておられるなというのが第一印象です。これはグループの歴史でもあり力でもあるのだろうと思います。
内容については
「パセージ」
テキストの右のページを読んでの話し合いで、
「パセージ」
のコースとは違った視点からの意見や感想が自由にできてよかったですし、そのことによってテキストの左のページの理解も深まったように思います。自分たちの会でもやってみたいです。
そして、ちょっと困ったことをシートに書き出して事例提供してもらい、そのことについてメンバーさん全員で理解を深めながら、
「パセージ」
のテキストの使えるところを探すことの中では、リーダーのファシリテートに沿って、事例提供者さんも他のメンバーさんもとても積極的に発言されていたのが、印象的でした。
これは、事例提供者さんが他のメンバーさんからの発言を前向きに受け止めること、また、他のメンバーさんが事例提供者さんに貢献しようと一生懸命考えているからのことだろうと、改めてグループの力というか雰囲気の良さを感じました。
今回、体験した前向きなグループの雰囲気を意識して、日々を送れればと思います。(岡山:S)
先日はありがとうございました。
同じような年代、子ども達がいらっしゃる方々と学ばせてもらうときもとっても勉強になりますが、違う年代の方々と参加させていただくのもまたいい学びになりました。
イライラした際の呪文を決めておく、事実の部分を繰り返す等イライラを和らげる工夫を帰ったら早速!と思っていたのに、また失念して、2日連続でイライラ爆発してしまいました。
今日こそは意識して取り組もうと思います。
振り返りのためにまた参加させてください。よろしくお願いします。(兵庫:H)
今回久しぶりに楽笑会へお邪魔して、自分自身を振り返るよい機会が持てて有り難かったです。
まず、私にとってとても嬉しかったのは、「メンバーとして自由に話せる」ということでした。自分達が主催するグループだと、記録を取りながら、リーダーの動きを見ながら、発言するタイミングを図り…となると、正直かなり大変なんです!(笑)ですから、メンバーとして、自由に流れのままに話せるって、こんなに楽しいんだな!というのが実感でした。
会の進め方として、最初に
「パセージ」
の右ページを読む、というのがとても新鮮でした。ちょうど、次女と冷戦中だった事例があって、そこドンピシャの内容だったのも、ちょっと笑えました。ああ、やっぱり今の私には、このページが必要だったんだ!と素直に思えたんです。
簡単な代替案を自分で言いましたが、北風リーダーに「そう言ってみたら、どうなりそうですか?」と尋ねられて、多分次女の返事は変わらないだろうけど、自分の構えが違うので受け止め方もかなり変わってくるだろう、ということに気がつきました。
代替案を考えた時には、その後のことはあまり考えてなかったこと、尋ねられて初めて考え始めること、そうして考えてみると自分の変化が予想できたこと、全て初めての体験ではありませんでしたが、「新鮮」でした。日々新しく学ぶということでしょうか。
仲間がいて、アドラー心理学で一緒に考えて行ける温かい雰囲気がある、そういう楽笑会の円熟した力を改めて感じた半日でした。また、機会を作ってお邪魔したい!と思いました。温かく受け入れて下さった楽笑会の皆さま、有り難うございました。(岡山:Y)
3月の楽笑会
今月はお二人の方が来て下さいました。人数も少なかったので、なんとなくおしゃべりから始めました。
私は、姑とのやり取りを聞いてもらいました。90歳になった姑を連れて、お祝いの旅行に出かけた時の話です。とても元気な姑は、すごく喜んでくれて、美味しいものを食べ(私と同じくらいの食欲もあります!!)、きれいな景色を楽しみ、温泉にゆっくりと浸かって、素敵な時間を過ごすことができました。
でも、やはり年を取っているだけのことはあり、帰ってきてから、お土産のことでのやり取りがありました。美術館に行った時に、ハンカチを買ってきました。姑の希望で5枚のハンカチを買いました。
ところが、帰ってからお土産を開けていると、自分が頼んだものと柄が違うと言います。5枚のハンカチの封を全部取ってしまって、これじゃなかった、もっと違うのを買ったはずだ、と言い出しました。
美術館のやり取りがどうだったかを説明しましたが、納得してくれません。納得してもしなくても、もう取り換えに行くわけにはいかないのですが、次の日の朝まで「やっぱり○○の柄のを買ったと思う」と言われると、ハンカチを買った私としては、なんとなくモヤモヤします。
でも今、このやり取りを思い返してみると、あれこれ迷った挙句に買おうと決めたハンカチだったので、買ったものと買わなかったものとが、姑の頭の中でごちゃまぜになってしまったんだろうと思えます。それに、事実がどうだったかということは、大したことではなかったような気がしてきて、「笑ってしまえばよかったなぁ」とも思います。でも、その現場にいると「本当はそうじゃなくて…」と言いたくなってしまうんですね。
幼い子どもが「今ここ」に生きているように、お年寄りもきっと「今ここ」を生きているんだろうなと思いました。私も、だんだんとそうなっていくんだろうと思います。そして、そうなっていくことは、きっととても幸せなことなんだと思います。そんなことに思い至った例会でした。ありがとうございました。
その後、高校生の子どもさんにスマホを持たせるのが少し心配、というお話も出て、
「パセージ」
のテキスト(課題の分離…など)や
「パセージ・プラス」
のテキスト(育児は中学卒業まで…など)などを読みながら、考えることができました。
感想
娘にスマホを持たせるのに不安がいっぱいでしたが、いろいろお聞きしてだいぶ心落ち着きました。生活できている範囲ならOKというのは新鮮でびっくりしました。高校生の娘と親、は初めてなのでおっかなびっくりですが、今までより少し離れて見守りたいと思います。ありがとうございました。(兵庫:T)
3月の楽笑会は少人数でしたが、
「パセージ」
の継続していく大切さを改めて実感しました。なかなか実践するのは難しいですが、冷静になれる時間も増えたように思います。
また メンバーさんの春休みの子どもさんの過ごし方のお話は時代と共に悩み事が変わってきたようですが、基本は 同じなんやなぁと思いました。
次の楽笑会まで 日々 冷静なきじで過ごせるよう意識してみます。ありがとうございました。(大阪:M)
2月の楽笑会
今月は5名の方々と一緒に楽笑会を行ないました。
まずは「ミニ講座」です。
10-R「勇気づけと勇気くじき」
のページには、
「勇気づけるメッセージ」
と
「勇気をくじくメッセージ」
の表が載っています。全体を読んでから、皆さんの感想を伺いました。
例えば、「えらいね、という言葉をつい使ってしまっている」とか、「すごい!という言葉を使うけれど、それは、勇気づけになるのかな?」とか、あるいは、「『あなたは正しいわ』と言うのと、『あなたは正しいと思うわ』と言うのとでは、どう違うのだろうか?」など、普段の自分の言い方を振り返って、相手の反応についての質問などが出されました。
その言葉が勇気づけになるかならないかは分からないので、とにかくいろいろ試してみるのがいいなと思います。結局、それが勇気づけになったか、勇気くじきになったかを決めるのは相手ですから、実際にどう感じたかを知るには、相手に聞いてみるほかありません。そのために、そういうことを気軽に聞けるような関係を作っておきたいな、というところに話は落ち着きました。
さて、今月の例会では、その日の朝に、突然思いついたワークを試させてもらうことにしました。前の日に「桃太郎ワーク(イメージ編)」をしていたこともあって、そのワークのことなどをつらつらと考えていた時、もう少し「関係」ということに焦点を当てたワークができたらおもしろいかもしれないと思ったのです。
桃太郎の昔話をみんなで語ってから、皆さんが抱えている現在のエピソードをワークシートに書いていただきました。次に、桃太郎の登場人物について、桃太郎との距離や位置関係などを、ホワイトボードに書きました。
次に、エピソードを話していただいてから、その中の自分のセリフ一つを選び、それは相手(=桃太郎)に対して、何の役で言っていると思うかを尋ねました。
例えば、言うことを聞かない子どもに対して「もう!やめなさい」と言った、というようなエピソードの場合です。子どもが桃太郎だとすれば、そのセリフは鬼として言っているなと感じます。それを、おばあさんとして言うとどうなるか、おじいさんならどうか、また、家来である犬ならどうか?サルなら?あるいは、キジなら?・・・と役を変えながら、セリフを言い換えていきます。
5人のメンバーさんたち全員に試してもらいました。ワークを思いついた私も予想外だったのですが、もう、おもしろ過ぎて、爆笑に次ぐ爆笑のワークでした。
役柄が、おばあさんになったとたんに、体の雰囲気も変わり、出てくるセリフも変わります。優しくなったり、丁寧になったり、とがめる調子がなくなったり、こちらから近づいていくような感じになったり・・・。それも、一瞬にして変わるので、何とも不思議だったし、おかしくて素敵でした。
「人生はドラマだ!」と野田先生はおっしゃいました。本当にそうだなと思います。誰もが役者の素質を持っているんだなと感じます。きっと、私たちは、家庭でも職場でも、その時その場に応じて、ある役柄を演じているんだろうと思います。ですから、家族にはいつも同じ役柄で対応してしまうんですね。でも、それは、一瞬で変えることができるのです。それを、実際に感じてもらえるワークだったのだろうと思いました。
楽笑会に参加してくださった皆さん、ご協力ありがとうございました。もう少し手直しをして、他の皆さんにも体験してもらおうと思います。「桃太郎ワーク お芝居編」誕生の一日でした!
感想
今回のワークは、かぜさんが当日早朝思いついたお試しワークとのことでしたが、、、大爆笑の中、とても面白かったです^ - ^
相手は変わらないのに、自分の設定キャラ(身分や関係性)を変えるだけで、相手へかける言葉が、オニのようにキツい言葉から全く違う優しいものなったり、相手への感情も穏やかになったり、自分から出てる殺気がふんわりとした柔らかいものに変わったりと、自分自身がコロコロと変わっていくのが面白い体験でした。
また、いつもは言われたことに反射的に対応して、相手にキツい言葉を返すことも多かったのですが、自分次第でいろんな返答の仕方ができるんだと、アタマの中で言葉をあれこれと選ぶのではなく、感覚的にいろんなバージョンの作り出し方を教えてもらえたように思います。
今回はお試しとのことでしたが、また定期的にやってみたいなと思ったワークでした。
今月も、参加されているみなさんから、たくさん勇気づけていただき、ありがとうございました。(大阪:I)
桃太郎ワークを基にリーダーが考えたバージョンでやりました。とても面白かったです。感情が変えられるのが、よくわかりました。夫に鬼のように言ってたので、桃太郎のおじいさんを思って行きます。みんなの聞いてると、きじもなかなか良かったです。ありがとうございました。(大阪:K)
久しぶりの楽笑会とても楽しかったです。しばらく離れてみると感じることも多かったですね。やはりアドレリアンの先輩方は素敵だなと感じました。ますますはまりそうです。
桃太郎ワークも立場を変えるだけで出す言葉も変わるというのは、頭でわかっていたものの、やってみると体感できて、腑に落ちやすいですね。今までの価値観では、持っていない言葉が出てきて、使える言葉も増えますね。
私事ですが、結構一般的にはネガティブだと思われることが続いているのですが、素敵な仲間がいるおかげで、ずいぶんと心穏やかに毎日を過ごすことができています。感情と幸せ感というのは認識と対人関係でずいぶんと変えることができるのだなと実感中です。
いいことも当然あり、次男が滑り止めの学校に合格したことやスピリチュアルな世界の方々とも多くつながり始めていて、その人たちの言う見えない存在からは新規事業や私の未来は相当に良くなるそうです。とっても楽しみです!
いいこともあり悪いことも起きるけどどちらにフォーカスするかですよね。
アドラー心理学まだまだ学び始めですが、これからも深く学びと実践を積みかさねて行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございます。?(兵庫:O)
1月の楽笑会
明けましておめでとうございます。
さて、今月は4人の方が集まってくださいました。まずは「ミニ講座」で
「パセージ」
のテキストを読みました。今月は
9-R「相手の言うことをくり返すのは」
でした。日本語の特性(「事実→感情」の順番でしゃべることが多い)があるので、相手の言うことをくり返していると、話がだんだん感情的な方向へ流れていってしまう、とあります。
なるほど、そうですね。テキストに書いてある会話の例で考えてみると、自分が「学校でいじめられちゃったの。とっても悲しかった」と言った時に、相手に「まあ、悲しかったの」とくり返されるのと、「まあ、いじめられたの」とくり返されるのとでは、次の展開がかなり違ってきそうです。
9-R
の最後に
「相手の話をくり返すのがいけないわけではないのですが、機械的にそればかりしていたのでは、子どもは援助できません。」
と書いてあります。そうか!私たちが子どもの話を聴くのは、子どもを援助するためなんですよね。(今さら…ですが (^_^;) )
これに加えて、あるメンバーさんが
4-Lの4
に書いてあることにも触れてくださいました。
「まずあなたが成長して、マイナスの感情をもたないで子どもと話し合えるようにならなければなりません。」
ーーはい。少しずつでも、成長していきましょう!
次に、例会で事例を出してくださったのは、受験生のお母さんです。入試もそのための勉強も「子どもの課題」だと、充分に分かっています。今の時期は、受ける学校もほぼ決まって来ていて、あとは本人が頑張るのみです。それはそうなんだけれど、母として何かできる事があればしてあげたいなと思いますよね。それは、何だろう?と話し合いました。
美味しいご飯(栄養のあるご飯、バランスのとれたご飯、消化の良いご飯、あたたかいご飯、などなど)を作ること、笑うこと、買い物などの息抜きに誘うこと、雑談すること、母やその他の家族は今までと変わらない暮らしをすること、(家にいると気になるので)なるべく外出すること、・・・などの意見が出ました。
受験生の皆さんへ!
お母さんだけでなく、家族みんな、心から応援しています。今まで勉強したことが充分に発揮できるよう祈っています。だから、リラックスして頑張ってね。
それから、成人した子どもさんのお話も出ました。例えば、自分のきょうだいが、自分より先に就職したり結婚したりした場合、残った方の気持ちは複雑ですよね。もちろん、自分のきょうだいですから、就職だって結婚だって、心から喜んでいます。その気持ちに全くウソはないけれど、でもちょっと寂しかったり、遅れをとったなと感じたりするかもしれません。(結婚の場合は、きょうだいだけではなくて、父親もそんなふうになったりしますね)
そういう時に、少し感情の波が出てきたり、今までしたことがないような行動をしてみたりすることもあるでしょう。親の方は、つい、おめでたいことがあるのに、などと、不適切な行動として見てしまいがちですが、少し落ち着いて彼らの気持ちを見てみると、案外寄り添える部分に気づくかもしれません。
子どもが小さい時にはそれなりの、大きくなればなったでそれなりの「課題」が出てきます。その時その時は、困ったなぁ、と思うかもしれませんが、過ぎてみると愛おしい思い出になっていることもあります。
仲間たちの力を借りながら、仲間たちに支えてもらいながら、実践を続けていければと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。
感想
「勇気気づけの一歩は、子どもの話を聴く」が、なかなか難しいです。娘の気持ちに寄りそう様にしようと思いました。メンバーさん達に、勇気づけてもらいました。ありがとうございました。それと、私が思ってもない発想があり、びっくりしました。思い込みに気付くことができました。(大阪:K)
今月もありがとうございました。平日の方に久しぶりにお会いできて本当にうれしかったです。またアドラーを自然に生活されている姿にまたまた感動しました。
お二人の言葉で、命あってのもの。いてるだけでありがたい。入院しているよりは家にいてほしい。以前から言われていましたが、改めてすごいと思いました。
私は全く反対のままで、自分の思いが変えられません。変えられないのではなく変える気がないからと言われています。
でも楽笑会に参加することが唯一できることなので、また来月もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(兵庫:M)