楽笑会の様子のページ
平日版・楽笑会の様子をお伝えしています。
例会で出されたお話や
皆さんから寄せられた感想などを載せています。


  ようこそ 
 楽 笑 会
 

楽笑会 2013年

1月2月3月4月5月6月7月(行動の目的を考える)8月9月10月11月12月





(この記事の中に出てくる「パセージ」、「パセージ・プラス」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。
青字は「パセージ」(野田俊作著)または「パセージ・プラス」(野田俊作著)からの引用です)




12月の楽笑会

12月の楽笑会には6人の方が参加して下さいました。滋賀県の栗東でお絵描きワークをした影響もあって、今日は何か絵を描いてみたいと思っていました。

で、今回は楽しかった思い出を描くことにしました。プラスの感情を持った早期回想ですね。

画用紙とクレパスを渡して、思い出の一場面を描き発表しました。

家族と一緒に楽しんだ話、友達と仲良くした話、物を大切にした話、きょうだいの可愛らしさに和んだ話……等々、皆さんの楽しかったお話は、聞いていても楽しく素敵でした。

次に、その思い出の「何が」「どんな風に」楽しく嬉しかったのか、「どの条件が不可欠なのか」について考えました。そこには、きっとその方の価値観(=大切にしている宝物)が現れるはずですから。

お一人ずつお話を伺って、その宝物にしていることは何かを探しました。そして、その使い道も考えていただきました。

最後にその思い出と現在抱えている問題との関連についても伺いました。早期回想には、今の自分の状態が表れると言います。きっと、現在の問題と関係があると思いましたし、ひょっとしたら解決のヒントが絵に描かれているかもしれないと思っていました。

実際に、意外なパーソナルストレンクスが描かれていて、それが今の問題の解決に役立ちそうだと気づいた方や、今の問題にちゃんと使われていることに気づいた方などがおられて、「なんか、すご~~~い!」とみんなで言い合いました。

マイナスの感情を持ったお話でも、プラスの感情を持ったお話でも、その人の大切にしている価値観が現れます。それは、その人のパーソナルストレンクスでもあります。ちゃんと意識して(貢献的に)それが使えるようになるといいなと思いました。

素敵なお話をありがとうございました。


感想

 早期回想で楽しかった事を書くのは意外だったし、他の人のを聞くのも楽しかったです。大切にしている事が今に活かされている事がわかりました。後から話してくれた事例で、わかりやすかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 私は子どもの頃に行く家族旅行が楽しみでした。日頃から家族は忙しくバラバラでした。休みになると家族が集まり一つになるし、旅行にも行けて、両親が私のことを見てくれるので、とてもとても楽しみで嬉し過ぎて帰りは泣いてしまうほど悲しかったです。だから家族旅行は楽しい思い出だけではなく辛い思い出でもありました。今ならそんなに帰りに悲しまなくて良いよって自分に優しく声をかけるでしょう。
私の中に家族は一緒にいることが素晴らしいという価値観があります。その思いで私は一生懸命自分の家族のことを考えてきました。でも今はバラバラでも家族は大丈夫だという事がわかります。家族旅行の絵は私にたくさんのことを教えてくれました。ありがとうございました。(大阪:U)













11月の楽笑会

11月の楽笑会には6人の方が来て下さいました。

先月から私は
「パセージ・プラス」のコースの見学に行っていました。そこで、やはり「パセージ」が大切だなぁと再認識しました。「パセージ」の土台があってこその「パセージ・プラス」なんだと痛感したので、楽笑会では久しぶりに「パセージ」のテキストを繰りながら事例を考えていって、「パセージ」の復習ができたらいいなと思っていました。

いつものように最近のエピソードを皆さんに書いていただいて発表してもらいました。その後、まずは自分でテキストを繰ってみようと提案して、どのページで解決できそうかを、お一人ずつ聞いていきました。

例えば、私の場合。夫と買い物に行って、帰りは私が車を運転することにしたのですが、駐車場で助手席側に行こうとしました。ちょっとした勘違いだったのですが、「どっちへ行ってんねん!」と厳しい声で言われてムカッときたというエピソードを書きました。テキストを繰っていって、まず目についたのが、
「ふたたび勇気づけ」(10-L)でした。まずは、「夫を信頼しよう、夫を尊敬しよう、夫に感謝しよう」だよなぁ。それから、私のこの「ムカッと来た」という感情について考えてみました。「感情的になったときは」(30-L)ですね。この感情の目的は?・・・謝ってほしい、目的は達成できるか?・・・できない、副作用は?・・・夫婦関係が悪くなる、そして、感情でない解決法は?・・・そうやなぁ、この場合、落ち着いてから「あ~、間違えてしもたぁ~~~、ハハハ」と明るくおちゃらけて言えたらよかったかな?と、そんな風に考えました。

メンバーさんたちも考えてくださいました。例えば、罰を恐れてでもなく賞を求めてでもなく、適切な信念にもとづいて適切な行動をするっていうのが大切だ
(6-L:どんな場合に子どもは適切な行動をするか)とおっしゃった方、相手が不適切な行動をしたと思って感情的になったけれどエピソードを書くことで適切な側面に気づけた(5-L:勇づけをはじめよう)とおっしゃった方々、自分は非難されたと思っていたけれどそれは共同の課題にしてねという依頼だったのでは?と思えるようになった(16-L:子どもの課題を共同の課題にする(1))とおっしゃった方、感情の目的について考えたらそれを相手に冷静に伝えることで解決しそうだ(30-L:感情的になったときは)とおっしゃった方々などなど・・・。

それぞれの方がそれぞれに必要なページを開いて(しかも複数のページ!!)、順番に解決法を考えていかれました。とても丁寧に考えて下さって、しかもピッタリの解決法に辿り着かれました。最初に「
「パセージ」の土台!」と考えていた私にとって、皆さんの中に土台がしっかりと築かれていたんだなぁと思えて、とてもとても嬉しかったです。「パセージ」のテキストもあちこち復習できて良かったです。ありがとうございました。


感想

 みんな「パセージ」から自己解決してすごいなあと思いました。感情的になったとき何が一番伝えたいかを肯定文で考えるようにしよう、適切な行動の時正の注目をしようと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 ありがとうございました。本当は取り扱いのない夫婦の問題について聞いていただいたのでよかったです。ずっと、私でなく、いつも怒鳴っている主人がアドラーやればいいのに、と思ってました。子どもを良くしようという目標が一緒ということは良かったのですが、方法は違うのはしょうがない…何とか主人にイラっとせずにこう言えばどうでしょうと穏やかに言えるよう、改めて自分が変わるしかないと再認識しました。イラっとした時にこの感情で主人にどうして欲しいのか考えるようになると冷静になりますね。また来月よろしくお願いします。(兵庫:M)


 課題シートを書いて
「パセージ」のテキストをめくって解決法をさぐりました。いつも不適切でいらっとする行為を見つけるのは上手いのですが、適切な行為はなかなか見つからず反省します。m(__)m でも23時間50分は適切な行為ですね。勇気づけることはたくさんあることを再発見出来ました。ありがとうございました! (大阪:U)












10月の楽笑会

少し暑いぐらいだった10月7日、良いお天気に恵まれた楽笑会の遠足(!)には、4名の大人と3名の子どもたちが参加してくださいました。

まずは、万博記念公園の西の方にあるソラード(森の空中観察路)の入り口付近まで行きました。去年と同じ場所です。ビニールシートを広げて座り、用意してきた箱を並べました。そして、ジャンケンをして順番を決め、勝った人から好きな箱を取っていくことにしました。私はたった2回やっただけで最下位が決定!本当に、ジャンケンに弱い私です (^_^;)。

いろいろな形や色の箱の中から、気に入った箱を順にとっていきました。最後に残ったのは、真っ白の四角い箱。お、なかなか良い箱が残ったぞ!と、私はちょっと嬉しくなりました。

今回も森の中に入って行って、木の葉、枝、木の実などを拾ってきました。それから、いよいよ箱を使ったコラージュを始めました。拾ってきたものだけでなく、色紙、布、雑誌の切り抜き、包装紙、毛糸なども一緒に箱に貼っていきました。箱の中にも外にも、貼っていきました。

子どもたち3人は、素敵な作品を短時間で仕上げてしまって、ザリガニ釣りに興じていました。それはそれでとても楽しそうでした。

大人たちの方は、お弁当を食べてからシェアリングをしました。このワークは、いつもの『はじめてのアートセラピー』(吉田エリ著、河出書房新社刊)を参考にしました。そこには、「表、裏、内側、箱の底。いろんな面を表現してみれば、自分の横顔が見えてきます。」と書いてありました。

箱の内側に貼ったもの、外側に貼ったもの、それらは今の(あるいは過去の、もしくは未来の)自分自身となにか関係がありますか、ありませんか。思いがけない自分が表れていませんか。作品にタイトルをつけるとしたら何ですか。・・・などなど話をしました。

そして、最後に自分の作品をお気に入りの場所に置いて、記念撮影をして終わりました。

私は、内側も外側も、パッと目についた好きなものを集めて何の脈絡もなく貼っていきました。そして、できあがったのが「お気に入りのごっちゃ煮」でした。部屋の壁に貼りつけて楽しんでいます。


感想

 
今日もありがとうございました。とても楽しい時間でした。早速玄関に飾っています \(^o^)/ (大阪:U)












9月の楽笑会

9月の楽笑会には5人の方が来て下さいました。

7月から8月にかけての
「パセージ」は、皆さんのご協力のお蔭で無事に終了できました。いつも「パセージ」の終了時には、「パセージ」カードを引いていただいて、テキストの文章をお土産にお渡しすることにしているのですが、今回は時間がなくてお渡しできなかったので、皆さんの代わりに(私が)引いたカードの文章をハガキに書き写して、楽笑会の時にお渡ししました。

10枚ほどのハガキを裏返してメンバーさん全員に1枚ずつ引いていただきました。そして、そこに書いてあった文章を読み、その文章の出てきているテキストのページを開きながら、お一人ずつお話をしていただきました。

いつもはそれぞれにエピソードを書いていただいてからお話しいただくのですが、今回は特にエピソードを伺っていませんでした。でも、皆さんそれぞれに具体的なお話を交えながら、今のご家族のことなどをお話し下さいました。

それぞれ、思い当たることがあったようでした。
もっと「話を聴く」必要を感じた方、「課題の分離」を思い出した方、たくさんの選択肢を考えるというヒントをもらえた方、AさんとBさんと私の三角形の関係の時AさんとBさんの関係には介入できないことを再確認された方、自分の感情に気づくには体に注意を向ければいいことを思い出した方などなど、ありました。
「パセージ」のテキストをざらっと復習できた気がして私も嬉しかったです。ありがとうございました。

来月は万博公園に遠足に行きます。向こうで、またコラージュをしたいなと思っています。参加される方は、ご連絡くださいね。


感想

 
先日はありがとうございました。とても丁寧に「パセージ」を振り返れました。「パセージ」カード早速冷蔵庫に貼りました。家族が一番目にするところです。素敵なプレゼントをありがとうございます。
私は不適切に注目しないということはだいぶ出来てきたなと思っていました。まだまだ足りませんが…(^_^;) でも今回の
「パセージ」では適切に注目して感謝することがなんとか出来てきています。\(^o^)/
今朝時間ギリギリでも歯磨きしてる息子には、ニコニコして「いいね~」と声かけして、写真も撮ったり(笑)  娘はバタバタしてる私に「今いいですか?髪をくくりたいのですが」と話かけてきてくれたりするので、「ありがとう!大丈夫だよ♪」とニコニコ。
感情、もちろんプラスの、がいっぱいの朝でした。これも楽笑会のおかげです。ありがとうございます。またよろしくお願いしますm(__)m  (大阪:U)



 北風さんのカードのプレゼントにぴったりだったのでびっくりしました。本当に感情は心のものでなく身体のものです。頭でその事ばかり思っても感情は出ているんですね。改めて納得しました(^_^;) 私の話も家族と丁寧に話し合おうと思います。ありがとうございました。(大阪:K)


 今月もありがとうございました。私が引いた「と:どんな場合にも、よく考えてみると、たったひとつの可能性しかないのではなくて、2つ以上の選択肢から選ぶことができるのです。」のカード、貼っておきます。(兵庫:M)


 カードのお告げ、パソコンラックの見えるところに貼ってます☆でも、なかなか「目標の一致を確認して必要なことだけ協力」への道は遠いです。地道にがんばります。(兵庫:N)













8月の楽笑会

今月は4人の参加者の方々と一緒に、簡単な「お絵かきワーク」をしてみました。「8月だしねぇ」とか「せっかく夏休みだから…」とか、ほとんど理由にならないようなことを言いながら、とりあえず、クレパスと画用紙を配りました。

まず、心を落ち着けて、今の自分ってどんなかな?どんなふうに暮らしているかな?困っていることはないかな?嬉しいことはないかな?・・・などなど、しばらく考えてみました。

次に目を閉じた状態で、クレパスを1本選びました。大好きな色を選んだ人、「えぇ~、こんな色?」と困ってしまった人、好きな色じゃないけれどこの色もいいなと思った人など、さまざまでした。

それからそのクレパスを利き手ではない方の手に持って、目を閉じたままで画用紙に何か描いていきます。線だけを描いた人、真ん丸な形を描いた人、雲のような形を描いた人などおられました。目を開けて眺めてみると、意外な形に見えてきたり、ちょっと付け足すと素敵な絵になりそうだったりします。絵をクルクルと回しながら、一番気に入った方向に画用紙を置いて、好きな色で塗ってみたり形を付け加えたりしました。(これは目を開けて描きました)

最後に、もう一度絵を眺めて、タイトルをつけ、感想や気づいたことをみんなで話し合いました。

私自身も楽しんで描いてみました。選んだのは水色のクレパス。左手でくねくねと線を描いてから眺めていると、人の顔に見えてきたので、目を描きいれてみました。すると恐ろしげな魔女の顔のようになってしまい、なんか違うなぁと、たくさんの色で塗ってみました。もう一度絵を回しているうちに、2人の人が大きく両手を挙げて踊っている姿が見えてきました。それがとても気に入ったので、絵をその向きに置き直して、もう少し色を塗っていきました。広い野原の上の方で、2人が踊っています。それが今の自分が求めていることのように感じて「はじける」というタイトルを付けました。

他の皆さんの作品も素敵な仕上がりでした。パッと見た感じも、説明を受けてからの感じも、やはりその人らしさが出ているような気がして嬉しかったです。また、機会があればやってみたいと思います。


感想

 目を閉じて選んだクレヨンで(私はピンク)持つ手は左手で…。今の自分の状況を思って自由に描いた絵は、意外にうまく円が6個プラス1(食卓)おさまっていました。いろいろな色を足して鮮やかなにぎやかな楽しそうな絵に仕上がり気に入りました\(^o^)/ 題は「マイファミリー」です、皆さんにも勇気づけてもらいました。キッチンに早速貼りました。元気になれるご飯を見ながら作ります。ありがとうございました。(大阪:U)


 今日は違う所の脳が働き、絵を描き楽しかったです。のんびりできました。(大阪:K)


 同じ条件で同じ情報をもらっても、その中で利用する部分や解釈は様々なのだなあと感じました。私は最近、どんより気持ちにひっかかっていることがあるけれど、それに引っ張られないようにしたいと思っています。
 クレヨンを選んで目を開けてみると、自分が好きで当たるといいなと思っていた色ではなく、よりにもよってその隣にあった、今の私の心境ぴったりの茶色を手にとっていました。たくさんの色の中で好きな色が当たるなんて本当はあるわけないと思っていたはずなのに、隣にあった好きな色を見たら、あとちょっとだったのになあと未練がでましたが、すぐ、何色が当たろうがそれを使って好きな絵を描こうと思いました。
 目をつぶって左手を使ってではありましたが、自分が描きたいと思った丸いもこもこしたイメージの線を描き、後は、好きな色だけ使って、明るく丸く模様を散らしました。出来上がった絵を見て今の自分ってこんなかなあと気づくというよりは、何がなんでも自分はこれで行くという決意表明のような絵になったと思います。私は何があっても明るく楽しくやっていきたいんだなあとおもいました。が、自分が望むようにやる、状況がどうであっても自分がやりたいようにやるというのは、アドレリアンとしてはどうなんだろうか・・・とちょっと居心地の悪い気持ちです。(大阪:T)













7月の楽笑会

7月の楽笑会は5名の方と一緒に行動の「目的」について考えてみました。いつものようにエピソードをシートに書いてから、まずは自分の行動の「目的」を考えました。

私のエピソードは、こうです。
パソコンで作業をしているところへ、母がやってきて隣りに座りました。テレビをつけて一緒に見ることもあれば、一人で新聞や本を読むこともある母です。私は作業を続けました(1)。ところが、この日の母はじっと座っているだけです。私は作業を続けます(2)。母は姿勢を変えたりしています。私は作業を続けています(3)。・・・(この後母は私に用を頼みました)

この時、私は「作業を続ける」という行動を3回しています。ところが、ひとつひとつの行動の「目的」を詳しく見ていくと、それぞれ違っていることが分かりました。

(1)の時は、早く作業を終えたいというのが「目的」でした。(2)になると、早く終えたいという「目的」に加えて、母に「何か用があるんなら、話してね」ということを分かってほしいという「目的」がありました。(3)になると、早く終えたいという「目的」は消えてしまって、母に分かってほしいという「目的」だけになっていました。

同じように、皆さんの行動の「目的」も、行動を細かく分けて、ひとつひとつについて考えていきました。例えば、最初は、相手にスーツ(相手が着るもの)を買ってもらいたいという「目的」で行動していたと思っていたけれど、その奥に自分のことは自分で決めてほしいという「目的」もあったことに気づいたメンバーさんもいらっしゃったし、仲間でいたいという「目的」があったのに、「そんなこと言わないで」という言葉をかけていて、本当の「目的」が上手く伝わっていない可能性に気づいた方もいらっしゃいました。

次に、相手の行動の「目的」を考えてみました。これは、相手が目の前にいないので、想像するよりほかはないのですが、いろいろな角度から「目的」を推測してみました。

例えば、「仕事がしんどくて毎日嫌やわぁ」と言ってきた仕事仲間さんの「目的」は何でしょうか?慰めてほしいのでしょうか?それとも、大丈夫!あなたなら頑張れるよと言ってほしいのでしょうか?あるいは、私も手伝うからねと言ってほしいのでしょうか?はたまた、その気持ちわかるよと共感してほしいのでしょうか?もしくは、ただ愚痴を聞いてほしいだけなのでしょうか?・・・もっと他にもあるかもしれませんね。

私たちは、「仕事がしんどくて…」という言葉を聞くと、励ましてあげないととか、何とかしてあげないととか、ついつい“前のめり”になって、さぁ勇気づけよう!って思いがちなのですが、このひと言を聞いただけでは、どうしてほしいのか良く分かりませんね。

こんな場合に活躍するのが「話を聴く」でした。
「パセージ」のテキスト9-Lには「勇気づけの第一歩は、子どもの話に耳を傾け、子どもの考えや感情や意思を理解しようとすることです。」と書いてあります。何も言葉をかけなくても「1.話を最後まで、2.相手の方を向いて、3.あいづちをうちながら、4.黙ってもせかさないで」聴く、それが何よりの勇気づけになるっていうことなんですね。改めて、確認できたことでした。ありがとうございました。


感想

 皆さんの事例は、自分にもあることなので、たくさん学ぶ事がありました。行動に対して目的を考えていくのは楽しかったです。言葉と目的がちぐはぐだったり。不適切な行動と思っていたのがその前に適切な行動に気づきびっくりしました。ありがとうございました。(大阪:K)


 今日も頭の中が活性化されました、ありがとうございました。自分の全ての行動には目的があり、相手にもあるということが再確認できました。話を聴くという勇気づけをどこでも誰にでも出来ると良いなと思いました。(大阪:U)


 今回は行動の目的についてですが、とても面白かったです!そんな事が隠れてたのか!と。今回、相談させていただいた仕事の件ですが、じっくり
「パセージ」を見ながら解決していきたいです♪まずは話を聞くから始めたいと思います(^_^)☆(大阪:MM)


 目的は、いつも勇気づけ、だと改めて確認しました。(大阪:T)













6月の楽笑会

6月の楽笑会は7名の方が来て下さって、いつものようにエピソードについて、考えていきました。

今回は、
「パセージ」カードの「お告げ」を聞くことにしました。それぞれがエピソードを話した後、カードを引いて、「パセージ」のテキページも開いて、その後気づいたことなどを話します。

私はその日の朝の母とのやり取りを書きました。書いているうちに、自分がすごい思い込みで動いていて、その思い込みにイライラしていることに気づきました。何も言わないまま、母の行動に勝手に意味をつけて、勝手にイラついています。まるで我慢比べをしているような、そんなやりとりについて、皆さんがたくさん質問をしてくださって、私もたくさんしゃべって、心が軽くなりました。ありがとうございました。

そんな私が引いたカードが「の」のカード。「乗り越えて」というタイトルです。
「の:楽しいことも苦しいことも協力して乗り越えて、一緒に生きていくかけがえのない仲間としてつきあっていくことじゃないかな。(37-R子どもの居場所)」・・・(^_^;)

読んだとたんに笑ってしまいました。そうよねぇ、母に対して「一緒に生きていくかけがえのない仲間」って思ってないよねぇ、と思ったら、・・・今度は、自分自身に対してやれやれって感じです。

今すぐに「かけがえのない仲間」って思えないかもしれませんが、何かを感じた時に、これって自分の勝手な思い込みかも?って思ったら、少しは肩の力も抜けるかもしれません。そうやって少しずつでも関係が変わるよう、頑張ろうって思いました。みなさんのお蔭です。本当にありがとうございました。

他の皆さんが引いたカードは、例えば、
「ひ:平等で対等の仲間として、しかもお互いの違いを認め合いながら、協力しあって生きていくのが、アドラー心理学が提唱する新しい親子関係なのです。(10-Lみたび勇気づけ)」や、「む:(子どもは)無視されるよりは、負の注目をされてでも関心をひきたいのです。(3-L正の注目と負の注目)」、「め:めざしているのは、子どもが適切な信念、すなわち、1)わたしには能力ある。2)人々はわたしの仲間だ。ということを感じていて、その結果適切な行動をすることです。(6-Lどんな場合に子どもは適切な行動をするか)」、「を:子どもが話し始めたら、できるだけ子どもの方を見てあげましょう。(中略)見るといっても別に正面からのぞき込んで見つけることはありません。子どもの話に関心を持っていることが伝わればよいのです。(9-L子どもの話を聴く)」、「け:結末が主に子どもにふりかかるとき、その問題を『子どもの課題』といいます。(13-L子どもの課題と親の課題)」などでした。

いつものことながら、そのメンバーさんが出したエピソードにピッタリのカードが出て、みなさん、すごいなぁと感心しきりでした。つまりは、もう皆さんが自力解決できるっていうことなのかしら、と思いました。


感想

 今日も楽笑会楽しく勉強になりました。いつもお忙しい中時間を作って頂きありがとうございます。今日は北風さんのお話も聞く事が出来て、いつも聞いて頂くばかりなので北風さんのことが少しわかったような気持ちになりました。おこがましい!?ですね。皆さん一人一人のお話を丁寧に聞いていらっしゃる北風さんの姿にいつも感動します。聞いてもらえているだけで勇気づけてもらえます。また来月よろしくお願いしますm(__)m (大阪:U)


 みんなそれぞれピッタリの
「パセージ」カードが出て不思議で、面白かったです。ざわざわする時、謝るという発想がなかったので少しずつ練習して行こうと思いました。色々の気づきがあり楽しかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 いろいろ知識はあって、わかってても、実際は知識どおりにはいかないんだよなー、ってつくづく思いました。でもだから、こういう学びの場で話を出して、そのことについていろんな見方をしていくことが、次につながるんだなぁって思いました。
 北風さんとお母さんとのやりとりをうかがって、「言われる前に先さき考えてやるべきだ!」っていう考えが根底にあって、溜めててしまいに怒りだすの。あー、ウチも、もしも一緒に生活するとそういう感じになりそう・・・、って思いました。
 そういえば20年前、他にもいろいろ理由はありましたけど、そういうのもイヤで家を出たんだっけー (;・∀・)。相手の気持ちも大切にして、共に生きる、って、なんて難しいんでしょうね (;´Д`A ```(兵庫:N)


 今月もありがとうございました。
「パセージ」カードではみなさんによくあったカードが出てくるもんだな~と感心しました。私もちょうど先日のフォロー会で子どもの方を向いて話を聞いてみては?と言われたばかりでしたので、また同じカードを引いてびっくりしました。まずは次男から、そして家族に出来るようにしたいです。(兵庫:M)


 今回の
「パセージ」カードを引いてとても当たってたと思いました。ふだん父はどうでもいい事を聞いてくるのでたぶん話したいのだなぁと思いました。(大阪:MM)


 実は「る」のカードをひいたのは二回目でした。その時も、このことをつきつめた結果我が家にはルールがなくなったんだけど、それってアナーキーと指摘されたのかな?どういう意味かな?と思ったものの、ピンときませんでした。今回、ルールはないほうがいいのではなく、あったほうがいいこともあるということに気がつきました。ポイントは快適に暮らすということですね。(大阪:T)













5月の楽笑会

5月の楽笑会には、新しいメンバーさんととても懐かしいお久しぶりのメンバーさんをお迎えしました。6名の方が参加してくださいました。

ひと通り自己紹介などしてから、いつものようにエピソードをシートに書きました。3月に
「パセージ」の1章を復習してとても楽しかったので、今月は2章と3章の「話を聴く」の復習をすることにしました。とりあえず、2章の「話を聴く」(9-L)と3章「さらに話を聴く」(11-L)をみんなで読みました。

それから、お一人ずつエピソードを発表していただいて、それについての「開いた質問」を考えました。たくさん思いつく人はたくさん、思いつかない人も最低1つ、質問を考えて紙に書いていきました。それから、質問をしていきます。たくさん書いた方には、「これ!」というのを選んで一つだけ質問をしていただきました。

テキストに
「…開いた質問を続けて使うと、子どもを援助する効果が大きいことがあります。」(11-L)と書いてあります。私も「開いた質問」には、相手を勇気づける力があると思っています。というか、相手を勇気づける「開いた質問」ができたらいいなと思っています。

そこで、「開いた質問」を発表してもらいながら、どういう質問をすればエピソードを話してくださったメンバーさんをより勇気づけることができるかをみんなで考えていきました。

例えば、家族でテレビを見ていた時のエピソードを出してくださったメンバーさんに、家族みんなでテレビを見るなんて楽しそうで素敵だなと感じて「家族でテレビを楽しく見るみるようにされてるんですね」と言いたかったとします。でも、これは「閉じた質問」ですよね。同じ内容を伝えるために「開いた質問」を使うとすればどう言えるかな、と考えます。う~ん、…ちょっと難しい……。

こういう場合、グループって良いですね。みんなで考えていると、「家族でテレビを見るときに大切にしていることはどんなことですか?」とか、「家族でテレビを見ているとき、あなたはどう感じていますか?」とか、「家族のみんなはどんなふうにテレビを見ていますか?」などのような「開いた質問」が出されました。

閉じた質問になってしまった場合や、一人ではうまく質問を考えられなかった場合には、みんなで開いた質問に変えたり工夫したりしながら、ひとりひとつずつ「開いた質問」をして、それに答えていただきました。そして、エピソードを話してくださったメンバーさんに、気づいたことや感想を伺いました。

質問をしてもらうことで、自分では気づかなかったところに光が当たり、勇気づけられることもありました。また、代替案を思いついたり、自分の“仕事”がどこにあるかはっきりした方もありました。

「パセージ」のコースの中で練習するのとは、少し違うやり方での「開いた質問」の練習でした。時間の関係で、全員のエピソードをお聞きできなかったのが残念でしたが、楽しく練習ができたのではないかと、思いました。ありがとうございました。


感想

 今日もたくさんお土産持ち帰りました。ありがとうございました。皆さんの温かい雰囲気がとても心地好くて、いつ参加しても受け入れて下さる楽笑会は素敵ですね。いつも心機一転できる場所です。「パセージ」楽しみにしています。(大阪:U)


 開いた質問の練習をしました。閉じた質問を開いた質問に直せるのは、面白かったです。相手が気づくことばを発してもらうよう質問をするのは、なかなか難しいです。ただ開いた質問を考えて先の事を考えてなかったです。少しずつ練習して行こうと思いました。ありがとうございました。(大阪:K)


 先日はありがとうございました。継続して勉強しないとつい
「パセージ」の心構えを忘れてしまうのでいい機会になりました。当日息子の同級生がトライやるウィークしてるのを見て動揺してしまい、感情が乱れたまま参加となったので泣いてばかりですみませんでした。よくやってると言ってもらいましたが、私が変わらないから息子は依然引きこもりなんです。皆さんに勇気づけしていただき、またなんとか見守らなければと思ったところです。慰められる場でなく、しっかり事例研究して自分の身につくようまた参加させていただきます。
 開いた質問練習は下の息子に実践してみました。何か楽しいことあった?って、考えたら毎日主人にも言われてました。いつも別に、、、と返していましたが。息子にも別に、、、と言われてしまいました。でも言われたら確かに一日を振り返るな~と。しつこく毎日聞いて見たいと思います。ありがとうございました。(兵庫:M)













4月の楽笑会

今月は、お花見を兼ねて大阪の万博記念公園で楽笑会をしました。今年の桜は早かったので、半分以上散っていましたが、それでも、桜の木の下に居ると、はらはらと花びらが散ってきて良い雰囲気でした。そんな中、5人の方が参加してくださいました。

まずは、せっかく良いお天気の公園に来たので、「私のお気に入り」と題して、一人1枚ずつ写真を撮りに行きました。それぞれの思いのこもった素敵な1枚が撮れました。

それから、小さいころの思い出をシートに書きました。これは、あとで使うことにします。

次に、シンデレラの物語のあらすじを書いたプリントをお渡ししました。継母や姉たちにいじめられていたシンデレラが、魔法で美しいドレスなどを用意してもらい、お城の舞踏会に行きます。帰りにガラスの靴を落としてしまいます。その靴を頼りに、王子がシンデレラを捜し、妃として迎えるという話です。

ここで、まずは、あらすじを「シンデレラは…」という主語をつけて(あるいは、主語を変えて)書き直します。例えば、「舞踏会に行きたがるシンデレラを、不可思議な力が助け、準備を整える」という文章は、「シンデレラは舞踏会に行きたかった」「シンデレラは不可思議な力に助けられ準備を整えた」というふうになります。

そうしてから、そういうシンデレラってどんな人(どんな子)かな?と考えてみました。

継母や姉たちにいじめられるシンデレラってどんな子?舞踏会に行きたがるシンデレラってどんな子?不可思議な力に助けられ準備を整えるシンデレラってどんな子?・・・という具合です。みんなで、「働き者」とか「反抗しない子」とか「運のいい子」などと思いついたことを言っていきました。

あらすじの最後までどんな子かな?と考えていくと、なんとなくシンデレラの性格が浮かび上がってきます。次は、そのイメージを参考にして、もしシンデレラが○○の職業についていたらどんな行動をとるかな?と考えて新しい物語を作ってみました。この時に選んだのは、「コールセンターで働くシンデレラ」です。

例えば、「お客様からクレームの電話があった。周りのスタッフはお客の悪口を言うが、シンデレラは言わなかった」とか、「怒りが収まらないお客様もいるが、シンデレラは笑顔を忘れず誠実な対応を心がけて頑張っている」とか、「クレーム対応のコンクールに出ることになり、実力を発揮したシンデレラは社長の片腕となる」とか、おもしろい物語ができました。

昼から飛び入り参加してくださったのは、福岡からのメンバーさん。ちょうど関西に来ていたそうで、万博公園まで駆けつけてくださいました。ありがとうございます。久しぶりに会えてとても嬉しかったです。

午後からは、自分の小さいころの思い出について、自分ってどんな子かな?と考えていきました。そうすることで、今の自分のやり方のパターンが見えたメンバーさんもおられました。

その後、まだ少し時間があったので、今度は浦島太郎が長距離トラックの運転手だったら?と考えて、物語を作りました。

3月に参加した四国地方会で、早期回想からおおまかにライフスタイルをつかむ練習をしたのですが、その時のワークをヒントにして、今回楽笑会で物語作りをしてみました。

私自身、楽しかったのは確かなのですが、最初に意図したことがうまくいったのかどうか・・・。皆さんは、いかがだったでしょうか。


感想

 
みんなでシンデレラや浦島太郎のライフスタイルをザックリ考えて物語を作るのは想像がわかなくて苦労しました。みんながスラスラ物語が出来てるのに驚きました。そして自分の早期回想でライフスタイルの探し方を教わりました。今の自分と少し繋がった気がします。福岡からのメンバーさんにも会えてよかったです。ありがとうございました。(大阪:K)


 万博記念公園の桜吹雪の中 お天気もよく 楽しいワークもし、めずらしい方のお顔も見れました。ライフスタイルの練習に シンデレラ、浦島太郎で 、とてもわかりやすかったです。私の早期回想でやってみて、 自分勝手で傲慢で なんて嫌な性格なんやろうて 討ちひしがれてます。討ちひしがれてるだけでは進歩がないので、自分が変われる所、出来る事を前向きに行動して行こう。と反省しております。また写真を撮ったのが 来月楽しみにしてます。楽しかったです。(大阪:MY)


 小さい頃の出来事からどんな子か推測するのはとても面白かったです、そういえば小さい頃はよく泣いていたなぁと思いだしました。なんで泣かなくなったのかなぁと少し不思議です。福岡のメンバーさんにも会えて楽しかったです( ´ ▽ ` )ノ もっと自分の事よく知りたくなりました!それでは次回も宜しくお願いします(`_´)ゞ (大阪:MM)


 前回の写真は、人はそれぞれみんな違うということを見事に表していたと思います。みんな一緒に入り口から入って、同じ道を歩いて同じ時間を過ごしていたのに、目に入っていたものが こんなにバラエティー豊かとは!(大阪:T)













3月の楽笑会

3月の楽笑会にも、新しいメンバーさんをお迎えしました。それも、おそらくは今までで一番若い参加者(?)の方です。というのも、メンバーさんがお子さんを連れて参加してくださったのです \(^o^)/ 2歳のTちゃんと、10ヶ月のRちゃんです。(しばらくは、この記録、破られないだろうなぁ…なんて・・・)二人のお子さんを含めて、10人の方が来て下さり、大いに盛り上がりました。(お子さんたちは、お二人ともとても協力的で、初めての場所で知らないおばさん達に囲まれていたのに、ぐずらずに居てくださいました!アリガト♪)

初参加のメンバーさんは、まだ
「パセージ」を受けていなかったので、とりあえずは「パセージ」のテキスト第1章の1「子育ての二種類の目標」(1-L)を読みました。そして、子どもが「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」と感じるように声をかけたり対応したりすることが目標であることを確認しました。

日常生活の中で、子どもを大きな声で怒ったり、イライラして子どもに当たったりすることがありますよね。良くないことだと分かっていても、ついついしてしまいがちです。それに、怒ってはいけないと分かっていても怒りは収まらないし、代わりにどうすればいいのかも良く分かりません。そこで、
「パセージ」でもよく提案する方法をお伝えしました。

怒りが出てきたときに「体の力を抜く」というやり方です。同じセリフでも、力を入れて言うと、かなり迫力が出ますが(もちろん、マイナスの迫力ね (^_-)-☆ )、力を抜いて言うと、フニャフニャした感じになってしまいます。
「パセージ」のコースでも、この方法を実際にやってもらうと、気に入ってくださる方が多いです。

それから、もうちょっと余裕のある時には、このことを言う方が
「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」と感じるか、言わない方がそう感じるかを点検してみると、言ったらいいか言わなくていいか分かりやすいということもお伝えしました。また、「○○しなさい」と言う代わりに「○○できる?」と聞いてみるのもいいかもしれないというお話もしました。先輩お母さんたち(いつものメンバーさんたち)もアドバイスを下ったり、一緒に体験してくださったりしました。ご協力ありがとうございました。

新しいメンバーさんは、幼稚園のお迎えのため先に帰られたので、そのあと残ったメンバーさんたちとエピソードの点検をしました。ご自身のエピソードについて、1)一番嫌だった相手のセリフは何か? 2)その時の感情は何か? 3)相手のセリフの前に自分は何か言っていないか、していないか? 4)気づいたことは? 5)代替案は?・・・の5つです。

半分のメンバーさんは、相手のセリフの前に、自分が相手に何か言っており、その内容や言い方などが、相手にマイナスの感情を起こさせたようでした。そして、こちらもマイナスの感情が出てきて、・・・悪循環ですね。そこで、セリフはそのままで言い方を変えてみるとか、少しセリフの内容を変えてみるとかして、実際に言ってもらいました。簡単なロールプレイでしたが、言われた側の感じが分かり易いと思いました。そして、みんなで、「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」と思えるかどうかを確認しました。

残りのメンバーさんのエピソードは、相手が言ったことに自分でいろいろな意味(相手が含めたかどうかわからない意味)をくっつけて受け取っていたり、相手が1人でイライラしている感情に勝手に巻き込まれていたりということでした。相手のセリフをそのまま受け取るとか、課題を分離するとかが解決のヒントになりそうでした。

今回も
「パセージ」のテキストで点検を行い、代替案を試すことができました。ありがとうございました。

さて、来月は万博記念公園にお花見に行きます。お弁当を持って行きましょう。向こうで、楽笑会(例会)もしたいなと思っています。参加ご希望の方は前もってご連絡くださいね。

また、ワイワイ祭りを6月9日(日)に行います。10時~16時30分の予定です。午前中に例会と一つ、午後から例会かミニワークを一つ行うつもりです。今回は、皆さんの自助グループでやっている例会を、みんなで体験できたらいいなと思っています。「うちのグループのをやりたい」とおっしゃる方を募集しています。ご検討をお願いしますね、よろしくぅ <m(__)m>


感想

 
新しいメンバーも加わり、楽笑会もフレッシュな風が吹いてきました。春です。 子育て真っ最中のお母さんに、生きた学びの場があるってすごく社会に貢献してるなぁと思いました。子どもに二つの信念を意識して伝え、その子どもがまた社会に貢献する…。 アドラーの学習をし、練習、実践できて、学びが深まるなんて、羨ましい限りですよ。(大阪:m子)


 参加できてとても楽しかったです!皆さん素敵な方で雰囲気が良くて、幸せな空間でした。子連れなので、大丈夫かなぁ…と思いつつ皆さんが温かく迎えてくださり、ありがたかったです。
 この日は参加できての嬉しさからか、力が入るコトもなく(笑)なので、力を緩めるコトも無かったです☆声掛けを問い掛けにに変えてみると、普段どれだけ仲間とは思えない言葉を使っているのか再確認出来ました!来月参加出来ないのが、残念ですが、二ヶ月間の課題として力を緩める意識をして過ごしてみます。テキストも読んで目から鱗です…(笑)
 五月におやつを持って参加するのを今から楽しみにしています♪駐車場からの道のりはお散歩にちょうどよくて気持ち良い時間になりました(^ ^)
 北風さんにお会いできて嬉しいです。ご縁に感謝しています☆ありがとうございますm(_ _)m (兵庫:H)


 みんなの事例は自分にもある事でとても勉強になります。負の感情になる時ってその前に自分がアクションおこしてるんですね。わかりやすかったです。私は課題の分離をして違うパターンでやってみます。ありがとうございました。(大阪:K)


 今回はロールプレーが入ってて 目をつぶり ターゲットの方になり 台詞を聞くととてもわかりやすいです。今回ヒットしたのは 親の影を消すという成人男子を持つお母さんの言葉です。 なんと深~いいい話だなぁと思います。 私も成人男女を見守っていかなあかんなぁ~と教えて頂きました。ありがとうございます(^^) (大阪:MY)


 今回の感想ですが、言い方を変えるだけでイライラしなくなったり肩の荷が下りる感じがしたりとすごい発見でした(^ ^) 日常生活て使ってみようと思いました( ´ ▽ ` )ノ  
 また、自分の思い込みなどでイライラしたり不安になったりとするのであれば、逆にワクワクしたり安心したりといったことも可能だなと思いました(^ ^)  (大阪:MM)


 常連同士もいいけれど、新しい方が来られるのは、新鮮だし、アドラーが広がっていると思えて、とても嬉しいです。エピソードを書き取ってみんなで点検するだけで解決したり、解決法が見つかったりするって、不思議だなあと改めて感じます。(大阪:H)


 自分ではいろいろ工夫しているつもりなのに、うまくいかなかったわけがわかりました。これだからフォローアップはやめられません。ありがとうがざいました。(大阪:T)













2月の楽笑会

今月の楽笑会には、初参加のメンバーさんを加えて6名の方が来て下さいました。初参加のメンバーさんは、数年前に福岡で
「パセージ」をした時に来て下さった方で、この度大阪に越して来られたのだそうです。楽笑会を探して参加してくださり、とても嬉しく思いました。ありがとうございます & これからもよろしくお願いします。<m(__)m>

さて、今
「パセージ」をしている私は、楽笑会でも「パセージ」のテキストを使ってみようと考えていました。いつものように、メンバーさんたち全員にエピソードを書いて発表してもらってから、「パセージ」の1章を復習しました。

まず
「子育ての二種類の目標」を確認してから(1-L)、「どんな場合に子どもは不適切な行動をするか」を思い出しました(2-L)。それに対する私たちの側の対応には「正の注目と負の注目」がありました(3-L)。

ここまで簡単に見直してから、それぞれのエピソードを
4-L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」の1「不適切な行動の文脈をよく観察しよう」に従って点検していきました。
「どんな状況のときにその行動をするのか?」「私は今までにどんな対応をしていたのか?」「私の対応の効果はどうだったか?」についてです。

②と③は簡単に分かるのですが、案外①が分かりにくいなと思いました。きっと何かパターンがあるのでしょう。あるいは、相手がその行動をする前に私の方が何かしたり何か言ったりしていることがあるかもしれません。それらのことが分かると解決のヒントになりそうです。

それから、
4-Lの2「不適切な行動に注目を与えない」3「適切な行動をしたとき、正の注目を与える」に進みました。まず不適切な行動には注目しないで、気分が良くなる工夫をします。それから、相手の適切な行動を探しました。見つかったら、そこに正の注目ですね。

最後に
5-L「勇気づけを始めよう」を開いて、その中から自分が気に入ったフレーズをポストカードに写しました。しばらくはそのフレーズを意識しながら暮らしてみるのもいいかもしれません。

やってみて分かったのは
「パセージ」ってすごい!!ってことでした。何を今さら…なんですが、でも、1章だけで点検もできて、代替案まで考えられるって、やっぱりすごいです。それも、メンバーさんがご自身で全て考えることができるのです、もちろん、他のメンバーさんたちの力もたくさんお借りしましたよ (^_-)-☆ 

改めて
「パセージ」の魅力を感じた楽笑会でした。ありがとうございました。

来月からは2週目の月曜日に行います。3月は11日です。皆さんのお越しをお待ちしています。

また、これからの予定ですが、4月にはお花見を兼ねた楽笑会を、6月9日(日)にはワイワイ祭りをしたいと考えています。また、夏休みには、
「パセージ」のコース、秋には「パセージ・プラス」のコースができたらいいなと思っています。こちらの方もよろしくお願いしま~す。


感想

 アットホームな空間で、皆さんそれぞれが子育ての目標を確認しながらお話をするのがいいですね。いつ参加しても楽しくホッとします。ありがとうございました。
 悩み事は日々変化して、今はだんだんと大人になる子供達と共同生活する難しさを感じています。お互いを干渉せず傷つけず尊重しあって仲良く暮らしたいです。家族は仲間でありたいです。(大阪:U)


 みんなの事例が1章で解決できて
「パセージ」はすごいなあと思いました。リーダーもすごいです。不適切な行動ばかり注目すると自分の思いが伝わってない事に気づきました。とても勉強になりました。ありがとうございました。(大阪:K)


 「今回は、エピソードで、あのお正月のできごとを話せたらいいな」って思いながら行きました。実際にシートに書いて、話をして、見ていくことで、やっぱり私は、
・私の要求を快く受け入れて欲しい
・私の話をちゃんと聴いてほしい
と、強く思ってるんだなぁと改めて感じました。
 そして、あの人(母)は、自分の都合の悪いことはききたくないし認めたくないし、自分は「ノー」とは言いたくないけど、言わなくても察するべきだと思ってるし、なにかと自分を守ろうと必死なんだなぁ、それが今までの人生の中で、あの人が身につけてきたものなんだなぁ、ということも、再認識しました。
 とりあえず、これじゃずっと平行線なのは当然だなと思ったのと、「距離を置いている今の状態も、それはそれでいいと思うよ」という意見もいただけたので、引き続き、自分のこの「ムカツク」とどうつきあっていくか考えたいと思います。
 また、このエピソード出すかもしれません(汗
 他人には、比較的「対等」という意識を持てるのに対して、親に対しては、無意識に「自分が下」みたいな意識になって、なんであーしてくれないの、こーしてくれないの、みたいに下からわめいてるよーな感じになるのかもしれないなぁー。
 いや、それか、子どもの頃に、あーするべきだ、こーするべきだ言われたから、今、仕返しをしようとして、言うこと聞けやコラみたいな?、とかも思いました。
 私が、あの人たちに本当に本当に伝えたいことは何だろう?
 それがはっきりして、いわゆるアサーティブな(主張的な)伝え方ができたら、解決するんですかね・・・・。そんなキレイにはいかないんでしょうか。
 思い切って伝えて、それをまた切り返されたり、バカにされたりしたら、もー、みじめでくやしくて悲しくて、とても冷静じゃいられないだろうと思うと、怖くて、絶対まだ当分はあそこへは行く気にはならないです。
(楽笑会から)帰る間際にした質問(次男の宿題のこと)、きいてみてよかったです。できなかったときのことをあれこれ心配しなくてもいいんですよね。できてることに注目していくようにがんばります~。(兵庫:N)


 改めて、
「パセージ」、すごいですね。「適切なところ探し」も、やり方は身についても、陰性感情がある状態ではなかなか見つけられないので、事例に出してみんなでやるといいですね。(大阪:H)


 場の力なのか、北風さんがさすがなのかわかりませんが、1章だけで解決に導かれることに瞠目しました。
これまで見学を含めて3回
「パセージ」を受け、1回目で子どもを尊敬すること、2回目(リーダー北風さん)で子どもはいつも(または大抵)適切に行動していること、3回目で1章と2章の大切さ、1章と2章は土台で、そこをしっかり固めない限りその先はないこと、を学びましたが、今回改めて1章の偉大さを確認しました。」(大阪:T)












1月の楽笑会

皆さま、新年あけましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いします。

新年早々の1月7日、今年初めての楽笑会、7名の参加で始まりました。今回は、久しぶりにマグネットを用いて、エピソードを話していただきました。エピソードは、子どもの頃の思い出(早期回想)です。

そして、一人ずつお話を聞きながら、他のメンバーはその場面に出てくるパーソナルストレンクスをメモ用紙に書いていきました。全員が回ったところで、今度はそのパーソナルストレンクスを発表し、代替案を考えていきました。子どもの頃には思いつかなかったけれど、今なら、もっと良いアイデアがあるかもしれません。エピソードを話してくださったご本人にも考えてもらいましたが、他のメンバーさんたちのアイデアも参考にしました。メモ用紙は、皆さんへのお土産です。

そのあと、現在何か困っていることがないか、それとこの思い出との関連はどうか、などについても話していただきました。当たり前と言えば当たり前ですが、みなさん、それぞれに今抱えている問題があり、その解決法のヒントが、見つかった方もありました。

私の思い出は、←これ。 
小学校4年生の時のこと。画面の下半分が教室で、上は廊下です。雨が降り始めて、お母さん方(上の青や紫のマグネット)が傘を持って迎えに来ているところです。右端のオレンジが私、左上の黄色いのが祖母です。

私は、母が勤めを持っていたので、急に雨が降り始めても困らないように、いつも学校に置き傘をしていました。なので、困ってはいませんでした。ところが、この日は母の帰宅が遅くなるので、夕飯の支度が出来ないということで、祖母に家に来てもらっていたのだったと思います。祖母も傘を持って迎えに来てくれたのです。全く予想していなかったので、とても嬉しかった、という思い出です。

皆さんから、私のパーソナルストレンクスもいただきました。「傘を持ってきてもらうことを当てにしていなかったこと」「素直に嬉しいと感じられたこと」「自分で常にできるように配慮しているところ」「人の温かさを感じる力がある」など、たくさん書いてくださいました。

私が意外だったのは、「私は迎えに来てもらわなくても大丈夫なのに」と思うこともあるかもしれないとおっしゃってくださった方がいたことでした。そんな風に思う可能性もあったことには気づきませんでした。なんか、甘えているような気がして、ちょっと後ろめたい気持ちが入っている思い出でもあったからです。

また、祖母に何を話したか、記憶になかったので、もっとちゃんと祖母に嬉しい気持ちや感謝を伝えておけばよかったなぁと思いました。

そして、「今、自分が抱えている問題と、何かつながりがある?」と問われて考えてみました。家族に何かをしてもらいたいと思っているのかな?と思います。あるいは、どなたかが言ってくださったように、「今は気づいていないけれど、何かをしてもらっていて、それに感謝するといいかも?」ということもあるだろうと、気づかせてもらいました。ありがとうございました。

さて、第2回の「ワイワイ祭り」は、今年6月初旬の予定です。(3ヶ月前に会場予約します)こちらの方も皆さんのご参加をお待ちしています。


感想

 早期回想からストレンクスを探すのは、たくさんあるのにびっくりしました。早期回想と現在の出来事で呪縛がわかり意外でした。とても楽しかったです。(大阪:K)


 今回も、楽しい時間を過ごせました☆ 実は、朝起きるときにけっこうどよーんとしてて、行くのどーしようか・・・・って思ったりしたんです (^-^;
 でも、やっぱ行こう!行ったらきっと元気になる!と思って、お弁当詰めて行きました。忘れ物いっぱいしたけど、行ってよかったです。お留守番しててくれたチビーズにもいっぱいありがとうを言いました。
 「これからは、最近の話ではなく過去の話をエピソードに書いてみよう」と思っていた矢先に、今回のワークでした。いろいろあるはずなのに、選んだのは、小学校のときのプール入口でのエピソード。
 今回も、「思ってることを(投げつけるようにでも)言ってしまえるのは強みだよ」って皆さんに言ってもらえて、マイナス(と思えること)も、使いようでプラス(強み)にできるんだ、きっと。って思えました。子どもの頃の自分をヨシヨシしてあげる許可がまた一つ出たような、うれしこそばゆい気持ちがしました。
 野田先生のサインをいただいた、「続・アドラー心理学トーキングセミナー」の上手な自己主張についての説明を読んだとき、うわーっ、そうかーっ (@_@;)、私の親は母は「復讐的」父は「攻撃的」だった。私は、長いこと、それしか知らなかった。
 今は、適切な自己主張の仕方を少しずつ身に着けて、数年前とは比べ物にならないくらいリラックスして多くの人とコミュニケーションできてる。そう思うと、やっぱり子どもの頃の私をヨシヨシしてあげたくなりました。言い方を知らなかっただけなんだよねー、仲良くしたかったのにねー、って。
 北風さんの子どもの頃の話の中で出てきた「なんでも自分でちゃんとやってもらわなければ困る」「そうでないと、うちはまわって行かないから」私もよく言われました。胸がぎゅっとなりました。
 私は、もしもおばーちゃんが傘を持って来てくれたら、「そんなん持って来てくれんでも大丈夫やったのに」って言うタイプだったんじゃないかなーって思います。母がそういうタイプだったから、そういうふうに言うものだと長いこと思ってた。だから、北風さんが「すごくうれしかった」って感じたことが、すごいなー、キレイ(ピュア)だなぁー、って思いました。
 参加するたびに、心のどこかがゆるんでいく感じがしています。また来月もよろしくお願いします。(兵庫:N)


 今回、小さい頃の思い出から良い所を見付け出す事で、幸せな気持ちになり、びっくりしました。みんなに勇気づけられて嬉しかったです(^-^
 次は、私が勇気づける立場に立って恩返ししたいです(`_´)ゞ (大阪:MM)


 早期回想の中で、自分がどの位置にいたら落ち着くか、人形の形をしたマグネットを動かしました。 そして今の自分が、過去の自分に解決法を教えてあげました。仲間からたくさんのストレンクスを見つけてもらい、ありのままの自分を否定せず、そのままの自分を大切にして、明るく前向きに解決してあげれたのは、すごいお手柄でした。 ありがとうございました♪(大阪:m子)