1月半ばの1週間、私は夫と一緒にオーストラリアに行きました。
主な目的はテニスの全豪オープンを見ることでした。大会会場はメルボルンにあります。私たちは観光は1日だけにしてテニス会場に3日間通いました。プロの選手たちの素早い動き、時速200kmを超えるような球のスピード、サーブを打つ前にボールをバウンドさせるときの音、諦めずに球を追う姿、感情を大きく出したり、ぐっと抑えたりする表情、勝利者インタビューで見せる晴れやかな笑顔、・・・などなど、素晴らしいパフォーマンスを堪能しました。
もちろん、テニス以外に印象に残ったことも沢山ありました。
とにもかくにも、人々はとても親切でした。トラム(市内を走る路面電車)に乗ると、「座りますか?」とよく声をかけてくれました。ありがたいことです。日本では、声をかけたとたんに席を立つ人が多いのですが、メルボルンでは、とりあえず聞いてくれます。私たちも、ありがとうと言って譲ってもらう時もあれば、ノーサンキューと断ることもありました。相手は、あぁそうなんだ、という感じで普通にそこに座っています。そんなふうにしてもらうと、こちらも気が楽です。こちらの意思を確認してくれるのは嬉しいものです。私も真似をしたいなと思ったことでした。
また、たくさんの人種が集まっているメルボルンでは、こちらの顔がどんなであろうと、ごく普通のスピードの英語でペラペラと話しかけてきます。その「普通」は、私たちにとってはメチャ速くて、1つ単語が聞き取れたらいい方でした。最初のうちは、「エクスキューズミー?」とか「ワンスアゲン?」すら言えず、?マークをいっぱいためた顔で見返すことしかできませんでした。でも、その顔で充分伝わったようで(笑)、身振り手振りを加えたり、時にはスマホの翻訳機能を駆使して、理解できるようにしてくれました。だから、何だかよく分からんなー、という英語だらけの街で、私たちは無事に過ごせたのでした。
それから、メルボルンでは現金を全く使いませんでした。どんなお店でも全てカード(それもタッチ決済)で支払えます。日本のように、カード支払いの控えなども、もらえる所の方が少なかったです。なので、何にどれだけ使ったのか、あんまりよく分かりませんでした。帰国してからのお楽しみということで、決済は全部オーストラリアドルでしました(日本円での支払いも選べるところもあったけど)。オーストラリアドルは、1ドルがだいたい100円前後でしたが、決済した日(店がカード会社に知らせた日)によって、微妙に違っていておもしろかったです。(100.07円から100.34円の間でした)
メルボルンの街は、古い建物と近代的な(少し変わった形の)建物が共存しています。また、レストランなども、中華、タイ料理、メキシコ料理、日本料理などなど、たくさん見かけました。カフェやレストランでは、日本人の店員さんに「日本人?」と聞かれました。私たちの話す英語で分かるのでしょう。そんな時は、本当にホッとして「良かったー!」と思わず声に出していました。旅行会社のガイドさんに教えてもらったレストランで、カンガルーのお肉を食べたことも良い思い出になりました。とても美味しかったです。願わくば、もう少しお肉の量が少なければ、牛肉も食べられたのですが。一人前が300gだったので、ビーフは泣く泣く断念したのでした。
たった4泊6日の旅でしたが、濃密で楽しく過ごすことができました。安全な街だったこと、時差もほとんどなかったこともありがたかったです(夏時間だったので2時間の時差)。メルボルン、大好きな街の一つになりました。