楽笑会 つれづれのページ

このページでは、日頃感じたことや気づいたことなどを
特にテーマを決めずに
書いていこうと思います


  ようこそ 
 楽 笑 会
 


つれづれ 2020年

コロナ騒動鳥とピラカンサ神社巡り家でできたこと(1)家でできたこと(2)見回して質問する

この1年のこと







2020年12月
この1年のこと

今年、12月に入った時、いつものように小さなクリスマスツリーを玄関に飾りました。そして、冬至には、いつものようにゆず湯に入りました。この1年は、「いつものように」がなかなかできない1年でした。そうして、いつものようにできることのありがたさも感じた1年でした。

思えば、1月から2月の頃は、まだ、いつもの1年が始まった!と思っていました。いつもの年のように、
「パセージ」をしたり、自助会に行ったり、あるいは旅行に行ったり、・・・ランチにも行きたいし、ライブにも行きたいし、美味しいご飯を食べにも行きたいし、って、それができなくなるなんて考えてもみませんでした。(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です)

行動が制限された中で、気づいたことも沢山ありました。こんな時こそ、できることをしよう!と皆さんが前向きに、さまざまなことに取り組んでいられて、それを知ることで私はとても勇気づけられました。そして、仲間と会って話をすることで、どれだけ助けられていたのかにも気づくことができました。

今まで私たちは、日本中どころか世界中を移動し、あっちこっちで物を消費し、要る物だけでなく要らない物まで(笑)買いながら経済活動をしてきました。そんなに移動したり買い物したりしないと回っていかない経済って何なんだろ、というようなことを考えました。それに、経済活動がストップした緊急事態宣言中、空気が気持ちよく澄んで、空がすごく青かったことを覚えています。これが本来の空の色、本来の空気だと思うと、この地球にとって「人」はすごい害になってるんだなぁ、と思わざるを得ませんでした。

コロナ感染は、まだ収束が見えないですが、これを機会に今までの生活の仕方そのものを見直さないといけないかもしれません。今まで信じていた価値観の転換が必要なのかもしれないですね(自戒を込めて)。

さて、今年最後の月に入った3日未明、野田俊作先生が亡くなりました。アドラー心理学の世界で、私にとって「先生」と呼べるのは、ただ一人野田先生だけでした。先生と出会い、先生からアドラー心理学を教わったことは、本当にありがたいことでした。大嫌いだった自分のことを好きになれたのも、人との関係が楽になったのも、自分に自信ができたのも、アドラー心理学を教えて下さった先生のお蔭です。どんなに感謝しても感謝しきれません。

来月は野田先生の思い出をここに書いて残しておこうと思っています。

今年1年、楽笑会に参加くださった皆さんに、ありがとう!! 本当に感謝しています。皆さんにとって、世界中のみんなにとって、来年が良い年でありますように。 来年もよろしくお願いします。m(__)m









2020年9月
見回して質問する

7月に入ると、自助会を対面で始めたり(オンラインと対面を組み合わせてもやりました!)、延期していた
「パセージ」も再開しました。やはり、皆さんと実際に会って話せることは、とても嬉しいことでした。(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です)

そんな中、9月からは
「パセージ」の連続コースを始め、今までより忙しい日々になってきました。でも、今までよりは気持ちに余裕ができているような気がします。コロナ以前は、いつも「○○までに、これをやっておかないと…」と何となく追われているように感じていました。今から振り返ってみると、実際はそんなに追われてはいなかったのかもしれません。でも、気分的に、そんなふうに暮らしていたのだろうと思います。コロナ禍を経て、そんなに慌てなくてもいい、焦らなくてもいい、追われなくてもいいと、どこかで気づいたのかなぁと思います。

暮らしの中で余裕が感じられるようになって、さて、
「パセージ」や自助会に出かけるようになりました。そんな中で、失敗したなぁ、と思う出来事が3つ、続けさまに起きました。そのどれもが、私のしゃべり過ぎが原因でした。(トホホ・・・)

相手の話を聞かないままに、これはこうでしょ!と言ってしまったり、説明しなくていいコトを延々話し続けてみたりして、3つ目の出来事のあと、久しぶりに落ち込みました。何だか、自分の能力が無くなってしまったような、そんな私をみんなが呆れて見ているような・・・そんな気分でした。

そんな時、夫にちょっと愚痴ってみました、「私、しゃべり過ぎやわぁ。なんか、鈍ってきたというか、ポンコツになってきたというか、そんな気がする」と。

すると、夫が言いました、「あんな(あのね)、しゃべりたくなったらな、1周見回すねん。それから、もう1周見回すやろ。それから話し始めるとええで」と。~~~おぉー!なんと的確なアドバイス!!

そうや、それやわ♪と思いました。そして、「話し始める」よりも「質問する」やわ、と気づきました。つまり、「1周見回し、もう1周見回してから、質問(開いた質問ね)する」ということです。よし、やってみよう!と思えることができて、すっかり気分が元に戻りました。

皆さん、もし、私がしゃべり過ぎていたら、「1周、2周、質問!」って言って下さいね。よろしくぅ(笑)!!









2020年7月
家でできたこと(2)

6月に入ったころからようやく普通の生活が少しずつ戻ってきました。といっても、私の予定は今までの半分くらいでした。まだまだ時間に余裕がありました。

そんな生活の中で、やはり私は縫い針を持ってチクチクとやっていました。できた作品がこれです。

左はアップリケをしたカバン。A4サイズの書類が入る大きさです。細かい部品(山や木や家など)をちまちまと作って、はりつけていきます。キルティングも全部しました。いつもは、面倒だと感じるキルティングも、少しずつやれました。(アップリケ部分は『はぎれ布で描く絵模様のパッチワーク』、カバンのデザインは『パッチワークのかわいいギフト』を参考にしました。どちらも「株式会社パッチワーク通信社」発行です)

右のカバンは形が気に入って作り始めました。一枚布を切ってミシンをかけて・・・と本(『かたちがステキな和布のバッグ』ブティック社発行)には書いてありましたが、柄の部分は端切れを繋ぎ、全て手縫いで作ってみました。手芸屋さんも店を開け始めていたので、無地の布は柄に合わせて購入できました。持ち手の部分は、5cmのハト目(アイレットリング)を付けて、ひもを通して結んでいます。

今は、右のと同じ形のバッグを六角形のピースを繋ぎながら作っています。なかなかに時間がかかりそうですが、それもまた楽しい、と再発見できた自粛期間でした。

もうひとつ、できたことがあります。できたことというか、やってみた(やってみている)ことです。

1年半ほど前に、左の肩が痛くなり、鍼治療をしてもらっていました。先生のお蔭で、1年ほどですっかり良くなりましたが、その都度先生に肩や脇腹のストレッチを教えてもらっていました。鍼を打って可動域を広げ、あとは家でストレッチをしながら少しずつ動きをスムーズにしていく、ということなんですね。

鍼治療について、以前は、その時は楽になっても、また同じことの繰り返しになるような気がして、あまり気が進まなかったのですが、家でストレッチをすることで治療の効果も上がる、体も整っていくと言われて、これはいいかも!と認識が変わりました。

私がかかっている先生は、とても褒め上手(勇気づけ上手!ですね)で、「ストレッチの効果が出ていますよ」とか「前より随分と曲がるようになりましたね」などと言ってくださいます。それを励みに(つまり、賞を求めて・・・イエイエ勇気づけられて、ですよ(笑)・・・ホンマかいな?)、ストレッチを頑張りました。

さて、私は子どものころから体が硬くて(それについては悲しい(というかムゴい)早期回想があるのですが)、鍼の先生にも「体が硬いんです」とよく言ってました。ある時先生が「どんな年齢になっても、体は柔らかくなりますよ」とおっしゃいました。へぇ~、そうなのね、とやってみることにしました。

今年の1月ごろから、毎晩寝る前に前屈をしています。膝を延ばして立ち、前屈をして100数えます。それで終わりです。最初、指先から床まで10cm以上はありました。それが毎日やっているうちに、5cmぐらいまで行くようになり、そのうち右手の中指(右腕の方が少し長いので)が微かに床に触れるようになりました。前屈をして指が床に着くなんて、自分史上初めてのことです。わ~い! (^o^)/

それは、前屈を始めてから3ヶ月か、それくらい経った頃だったと思います。そうか、先生のおっしゃっていたことは本当なんだ!と思いました。先生に報告すると「毎日前屈の動画をアップしたらどうですか」などと勧められもして・・・。(これもまた、勇気づけです!・・・けど、そんな画像おもしろくも何ともないよね)

そして、半年の間、続けてやってきました。今も、すんなりと床に指先が着くわけではありません。が、今では「50!」と数える頃には、指先が床に擦れるようになっています。最近になって、先生に「立ったままではなく、床に座って壁に足の裏をくっつけた状態で前屈をやってみたら」と勧められて、それもやってみました。立ったままよりはつらいのですが、それでも壁に付けた足の先に手の指がふれると嬉しくなります。

というわけで、巣ごもりの間にできたこと、のつづきでした!










2020年6月
家でできたこと(1)

「巣ごもり生活」は3月半ばから5月の末まで続きました。その間、散歩はしていましたが、それ以外はずっと家に居ました。そして、家でできたことがたくさんありました。

一つ目は「編み物」です。

昔から編み物は大好きでした。帽子やマフラー、セーターも編みました。模様編みもしましたし、複雑な編み込みもしました。が、夢中になってしまって、やらなければならないことが滞ることがあるのでやめていました。1年前の冬に自助会のメンバーさんから「こんなのがあるよ」と教えてもらったのが、帽子にもできるネックウォーマーです。色とりどりの縞模様が美しく、どうやって編むのだろうと思ったら、そういう段染めの毛糸があると言います。だったら、輪針でひたすら編むだけでいいんだわ、と毛糸を買いに走りました。

そして、編んだうちのひとつがこれ↓です。左端の写真のように、腹巻のように編んでいき、半分のところで毛糸を変えます。このままネックウォーマーとして首に巻いて使うこともできるし(出す色を変えて楽しめます)、真ん中でねじって半分裏返すと、帽子にもなります(右の2つ)。二重になるので暖かいし、半分ずつ色が違うので、気分や着る物に合わせてどちらでも使えて便利です。



それから、次々と毛糸を買っては編みました。時間だけはたっぷりあるこの時期にするのにピッタリ!出来上がったものは、自分で使ったりプレゼントしたり、また、譲ってほしいと言われて材料費だけ頂いてお渡ししたものもあります。そのうちスヌードも編みました。要領は全く同じで、輪針でひたすら編みます。こちらは太い毛糸を使ったので、あっという間に仕上がりました。「暇があったら編んでるなぁ」と夫に呆れられながら、楽しくてずっと手を動かしていました。

二つ目は「縫い物」。編み物は楽しかったけれど、さすがに暑くなってきたので縫い物に変えました。まず作ったのは、マスクです。最初は3月のコロナ騒動のところに挙げた真っ白のマスクを作ったのですが、そのうち白ばっかりじゃ面白くないし、服に合わせてマスクもいろいろ楽しもう!とばかりに、いろいろな布を使って作りました。はじめのうち品切れだったガーゼも段々店に並ぶようになったので、楽しんで作りました。

それから、パッチワークもたくさんしました。ポシェットを2つ、壁掛け用のミニタペストリーを4つ、そして、今はかばんを作っている最中です。編み針と同様、縫い針を動かしている間も、ぼーっとできて良い時間です。作品が仕上がった時の達成感も嬉しいものです。

三つ目には「読書」。もともと本を読むのは好きですが、久々にゆっくりと本の世界に浸ることができました。いつも行っていた本屋さんも閉まっていたので、新しい本は買えません。それで、今まで読んだ中から、なるべく長いものを選んで読みました。一度読んだことがあっても、ありがたいことに忘れていることが多いので(笑)何度でも楽しめます。いつものように、登場人物に俳優さんをあてて、セリフ回しも楽しみました。今は、ようやく店が開いてきたので、新しい本もいくつか買い、手に取るのを楽しみにしているところです。

四つ目は「オンライン自助会」です。zoomやLINEのビデオを使っての自助会はとても楽しく「文明の利器やねぇ」と感心しまくりでした。自分からはできなかったことですが、メンバーさん達が誘ってくれたお蔭で私も参加することができました。リアルな会よりは、少し配慮が必要なこともありましたが、代替のツールとして充分使えると感じました。また、オンラインならではの良さもたくさんあり、これからは、その特徴を生かして何か新しいことができたら嬉しいと思います。

最後に、家でできたことではありませんが、この時期に買ったものがあります。それは、ソープディスペンサーです。手をかざすとブ~という音とともに泡になった石鹸が出てくるあれ!です。コロナで手洗いが推奨され、買ってみてもいいなと思うようになりました。ネットであれこれ見てみて、一目で気に入ったのがこれ←。普通のは縦長なのですが、これは横に長いタイプで、うちの狭い洗面所にピッタリでした!是非、これで手を洗いに来てくださいね。(^_-)-☆お待ちしてます。











2020年5月
神社巡り

4月に入ると、「緊急事態宣言」が出されました。東京、大阪、兵庫の感染者が増え続けています。3月はまだ気持ちに余裕もあり、「無闇に怖がらなくてもいいよねぇ」などとのんびり構えていたのですが、本当に「巣ごもり」が必要になってきました。学校は始まらないし、不要不急の外出はしないようにと言われるし、三密(密集、密閉、密接)を避けましょう、手洗いをしっかりしましょう、人との接触を8割減らしましょう・・・などなど、これはエライことになりました。

私も残念だけれど、楽笑会を中止しました。他の自助会も全部キャンセルです。ゴスペルのレッスンもライブも3月から中止でしたし、とうとうテニススクールも休止になってしまいました。テニスは大丈夫よね、と思っていたので、この休止は結構ショックでした。

夫と「運動不足になるのは嫌よねぇ」と、散歩に行くことにしました。最初は週に3回くらい行けるといいね、と市内にある公園に桜の写真を撮りに出かけました。そのうち、1回に7km前後歩けるといいな、ただ歩くのではなくて何か目標がある方が嬉しいな、・・・と話し合った結果、市内の神社を巡ることにしました。こういう計画を立てるのが得意な夫のこと、毎回どこの神社に参るかのコース設定をしてくれます。

市内には29の神社があるそうで、4月の半ばから1ヶ月余りかけて巡りました。最初にお参りしたのは健速(たけはや)神社、そして最後29社目は臂岡(ひじおか)神社でした。手を合わせてお願いするのは、コロナ感染の収束、感染者の方々の回復、そして医療従事者の方々の心身の健康です。稲荷神社では、商売をされている方々がこの難局を乗り切れるように、とお願いしました。

ちょうど花の時期だったので、花の写真もたくさん撮りました。桜、山桜、ハナミズキ、つつじ、アヤメ、シャクナゲ、バラ・・・最後はアジサイが咲く時期に合わせて歩きに行きました。また、住宅街ではきれいに花を咲かせてらっしゃる家々もあり、こっそり撮らせてもらいました。

散歩をする中で発見もいろいろありました。テレビのニュースに登場するような「○○大社」とか「◇◇神宮」というような立派な神社ではなく、小さな鳥居とお社だけの神社もたくさんありました。春日神社、須佐男神社(or素戔嗚神社=すさのおじんじゃ)という名の神社が複数あることや、比較的大きな神社の中には、愛宕(あたご)神社などのお社が複数並んでいることも、参ってみて初めて分かりました。きっと昔からこの地に住む人たちの生活に密着して、神社があったのだろうと思いました。

歩いていると、大きな木が何本か立っているのが見えます。すると、たいていそこに神社があります。2階建て、3階建ての家屋が増えた現在でも、そういう木々が目印になってくれました。

だいたい市内の神社を巡った後は、隣の市にも足を延ばしました。そこは、私が生まれてから高校まで過ごした街です。歩きながら目にする地名にある種の「懐かしさ」を感じたことは、不思議な感覚でした。たった数キロ離れただけの街なのに・・・、車ではいつも通っているのに・・・、ふと目に留まる地名が「あたたかい」と感じるなんて!

生まれてから生活の場所をほとんど変えなかった私です(多分これからも変わらない)。「ふるさと」という言葉が持つ独特の温もりのようなものにも無縁でした。でも、今回歩くことでその一端を感じられて、何となく嬉しい気がしました。

20回ほど続いた「神社巡り」もひと段落です。5月の下旬には緊急事態宣言も解除され、そろそろっと普通の生活が戻りつつあります。このまま収束に向かってくれることを願っています。









2020年4月
鳥とピラカンサ

コロナの影響で自宅に居ることが多くなった3月。ふと見ると、庭のフェンスの上にちょこんと鳥がとまっています。そうっと近づいてみると、ハトよりは小さくスズメよりは大きい茶色っぽい鳥です。また次の日にも、その次の日にも鳥が来ています。昨日と同じのでしょうか。庭の隅でたわわになっているピラカンサの実が目当てのようです。そのうちスズメほどの大きさで胸のところがオレンジ色の鳥も来るようになりました。

鳥の名前はハトとスズメとカラスくらいしか分かりません。写真を撮って調べてみると、茶色い方はヒヨドリ、オレンジの方はジョウビタキらしいと分かりました。(違ってたら教えてね)

ピラカンサの実は真っ赤で、房のようにびっしりとついていました。そういえば、以前に「鳥は赤い実には目がないはずなのに、うちの庭のピラカンサには来ないなぁ、あんまり美味しくないのかな」と思ったことがありました。今年は、誰か(どの鳥か)が見つけて、みんなに教えたのか(笑)、毎日毎日鳥が集まるようになりました。そうして、3月の末ごろにはひとつ残らず食べられてしまいました。

私たちは、鳥がやってくるのが嬉しくて、「また来てるで!」とささやきながら見ていたのですが、当然のことながら、ピラカンサの実がなくなると同時に、鳥たちの訪問もなくなってしまいました。

さて、4月も終わりに近づいたある日、ピラカンサの先に小さな小さな白いものがついているのに気づきました。「あれ?これって何?」「花とちゃう?」「そうかなぁ?」「花やろ?」「でも、実がなってたんは3月やで。今頃花が咲くって、変やん」・・・・・・???

調べてみると、このごま粒のような白いのは確かにピラカンサの花(左はつぼみ、右は花)でした。そして、秋になると、あの真っ赤な実がなります。しかも、その実は、年を越した春先まで長く楽しめるのだそうです。へぇ~、そうなのねぇ~~。毎年毎年花を咲かせ、実をつけていた庭のピラカンサなのに、何も知らなかった私でした(トホホ)。
そういうわけで、「巣ごもり」をしていたおかげで、鳥にも会えたし、ピラカンサのことも知ることができました。ちょっと嬉しい「発見」です。










2020年3月
コロナ騒動

昨年(2019年)中国で発生した新型コロナウイルス。今年に入ってから日本でも、また世界中でも感染が広がっています。毎日毎日「今日新たに○○人の感染者が確認されました」と報道され、3月の始めからは全国の学校が休みになり、イベントなども中止になっています。

私も
「パセージ」(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です)を延期し、自助会も会場の都合などで中止になり、ゴスペルのレッスンやライブも中止になってしまいました。急に時間がたっぷりになり、ここぞ!とばかりに編み物をして、ゆっくりと過ごしています。

2月の終わりごろのことです。急に「どこに行ってもマスクがない」という噂が流れてきました。ある所で耳にしたのが「ドラッグストアなんかを5軒も回って、やっと1箱手に入れた」という会話でした。聞いていると、その人の家にはまだ何箱かのストックがあるというのです。(なのに、買いに走るんだぁ~、と心の中で思いました)

そのうち、トイレットペーパーもなくなる、という噂(=こちらはデマでしたが)が広まり、3月の始めには店からトイレットペーパーやティッシュペーパーが消えました。テレビでは「デマやって言うてるけど、実際店に行って少なくなってたら、買っておかないと、って思うでしょ!」と言う人もいました。テレビで、そういう報道をするんですね。で、余計にみんなが不安になって、買いに走るわけです。

私は花粉症で、特に今年は口の周りがチクチクするので、マスクが必要でした。去年に買ってあったマスクが残っていたので、それを使いまわしながら過ごしています。そのうちテレビでマスクの作り方をやっていたので、作ろうと思ったのですが、その時には既にガーゼやゴム紐などが店頭からなくなっていました。(やれやれ…)

そこで、家の中を捜索しました。使っていなかったガーゼのハンカチをひとつ発見!・・・そういえば、昔々、丸くて細いゴム紐を買ったことがあったなぁと思い出したので、あちこちの引き出しを探ってみると・・・・・・!ありました! そうして、作ったのがこちら↓ 外側に普通の木綿の布、内側にはガーゼを使っています。

これは、テレビ(NHK)で放送されていた作り方を少し変更して作ったものです。白い外側の布とガーゼ(3枚重ね)を、別々に縫ってから切り、合わせるだけでできる簡単な方法です。(型紙も不要)これで、花粉も防げるそうですし、咳エチケットのためにも大丈夫だと言っていました。

マスクは感染予防のために、どのくらい役立つものなのか疑問を口にする専門家の方もいらっしゃいます。マスクをしていても、そのやり方によっては予防効果はないというお医者さんもいます。

「新型」と言われるだけあって、このウイルスについては、まだまだ分からないことだらけです。全世界がいろいろな対策をしながら、治療法やワクチンができるまでをうまく乗り切ろうとしています。きっと世界の偉い先生方が今必死に取り組んでくださっているのでしょう。

こんな時こそ「これはみんなにとってどういうことだろう。みんながしあわせになるために私はなにをすればいいだろう」と考えることが大切だろうと思います。余り怖がり過ぎずに、自分にできることをやって行くんですね。今の状況を前向きにとらえて、普段できなことをしていこうって思います。