楽笑会 つれづれのページ

このページでは、日頃感じたことや気づいたことなどを
特にテーマを決めずに
書いていこうと思います。


  ようこそ
 楽 笑 会
 

つれづれ 2008年
お母ちゃんのお雑煮雪の思い出桜の会棺おけリストハガキ絵教室
不思議な体験(ARW@和歌山)高校自慢25回目の学会テキストで点検する
チキンガーリックステーキ









12月
チキンガーリックステーキ

ステーキといっても料理の名前ではありません。アカペラのグループ(男性6人→のちに5人)の名前です。神戸国際会館こくさいホールでコンサートがあり、夫と2人で行ってきました。今、うちではちょっとしたチキガリブームです。

神戸出身のグループで、2~3年前からアルバムを買って聞いています。彼らのオリジナルの曲もありますが、他の歌手のカバー曲のアルバムも何枚か発売されています。

最近グループサウンズの歌をカバーしたアルバムが出ました。「亜麻色の髪の乙女」や「ブルー・シャトウ」、「花の首飾り」などが入っています。グループサウンズが流行り始めたのは、私は小学校の5~6年生のころでした。にぎやかなドラムやエレキギターの音、キャーキャー叫ぶお姉さんたちの声・・・。それほど熱狂的なファンではなかったけれど、それでもレコードを何枚か持っていました。

そんな音楽をアカペラでカバーするって、いったいどんなふうにアレンジできるのだろう。結構、興味津々で聞いてみました。原曲に近いアレンジもあれば(原曲をよく知らない歌もあったけど)、全く新しいアレンジで歌われているものもありました。ヴォイス・パーカッションが大活躍しています。改めて聞いてみると、当時は気づかなかった歌詞の意味に思い当たることもあり、懐かしく聞きました。

結成して20年目。コンサートはほぼ満席で、ようやくここまで(2000人規模のホールでライブができるまで)になったと話していました。(トークは当然関西弁です。それも身近に感じるひとつです)実力のある良いグループだと思いますが、売れるまでには時間がかかるのですねぇ。もし、興味があったら、みなさんも是非一度聞いてみてくださいね。












11月
テキストで点検する

10月末から始まった
「パセージ」をするに当たって、私も課題シートを書こうと決めました。こんなにきっちりと課題シートを書いたのは10年ぶりくらいでしょうか(まだあと2週間残っていますが)。さまざまな発見があって面白かったのですが、この間にちょうどリーダー養成講座があり、見学に行った時にメンバーとして参加させてもらいました。そして、課題シートに書いた事例を扱っていただく機会がありました。

夫が「手伝って」と頼んできたことを、「いいよ」と言って引き受けたのですが、途中でもういいかなと思って止めてしまい、あとで「手伝ってくれへんかったから、うまく行かんかった」と言われたという事例でした。

その時の感情や、思考や行為などをリーダーさんが詳しく尋ねてくださり、テキストで点検をしてもらったら、
「共同の課題にするにはどうすればよいか」(19-L)の3番目(どの部分を共同の課題にするか相談する)がすっぽり抜けていることが分かりました。

自分のやったことを頭で考えているだけではなくて課題シートに記録すること、それを
「パセージ」のテキストできっちりと点検することは、とても大事なことですね。改めてその大切さを痛感しました。ありがとうございました。(「パセージ」は一般財団法人野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japanの商標です。青字は「パセージ」(野田俊作著)からの引用です))












10月
25回目の学会

今年の日本アドラー心理学会は、10月17日から19日の3日間、仙台で行なわれました。25回目の学会です。

1日目はシンポジウム、地方区集会、自主参加の話し合い。2日目は、一般演題の研究発表、宿題発表、シンポジウム、懇親会、テーマ別話し合い。3日目は、教育講演、野田先生の還暦記念講演。とても中身の濃い充実した2泊3日でした。

また、これらのメニューの他に、食事の時、休み時間、あるいはそれぞれの部屋で、たくさんのことをいろいろな方々と話しました。久しぶりの方と話をするのも楽しいものですし、また、初めてお会いする方とも、アドラー心理学を学ぶ仲間たちですから、それだけで親しい感じがして違和感なく話ができます。

初めて学会に参加してから、かれこれ17年が経ちます。1度も欠かさずに出席できたのは、泊りがけにもかかわらず夫が快く家を出してくれたからです。また、仕事を休ませてもらえたのもありがたいことでした。それに、家族たちが健康でいてくれたこと、私も健康であったこと等など、たくさんの人々とたくさんの縁に恵まれていたからだと思います。本当に感謝、感謝!!です。

さて、今回、とても嬉しいことがありました。3日目の最後の最後に、わざわざ私の所まで来て、「いつもホームページを読んでいます」と伝えてくださった方がありました。初めてお会いする方でした。なんだか、ものすごく嬉しくて、ほそぼそとでも書いてきて良かったなぁと思いました。Yさん、本当にありがとう!!今度、そちらに行った時に会えるといいな。












8月
高校自慢

今年の夏休みに、家族で能登半島に旅行しました。天気にも恵まれ、楽しい旅行になりました。

能登半島には何度か行ったことがありましたが、一番印象に残っているのは、なんと言っても、高校の修学旅行です。私たちの学年には旅行好きの先生が何人かおられました。各クラスの代表さんたち(修学旅行委員さんね)が、それぞれのクラスの話し合いの結果を持ち寄って、先生方とも何度も相談し、素敵な旅行プランを立てました。

最初の2日は2つのコースに別れました。富山県の立山登山コースと能登半島観光コースです。次の1日は5つのコースに分かれました。黒部ダムに行くコース、海岸で地引網を引くコース、・・・などなどです。私は能登半島観光コースと地引網コースを選びました。

私自身はクラスの代表でもなんでもなかったのですが、手作りの修学旅行をしたという印象が強く残っています。クラスで話し合いをし、その結果が旅行のプランに反映されました。また、全員が同じコースを体験するのではなく、選択肢がたくさんあったことも楽しいことでした。クラス単位ではなく、グループ単位、個人単位でコースを選択することができました。

今、大人になった目で、この時のことを思い出すと、この方法で修学旅行の計画を立てることが、先生方にとってどんなに大変なことだったかが想像されます。それでも、生徒の方は、自分たちで自分たちのやりたい修学旅行をしたんだと達成感があったし、自信も持てました。先生方との間に信頼関係があったのだなぁとも思います。

現在の考え方の基礎の部分を、この高校で作ってもらったと思っています。県立の高校です。「場のパーソナルストレンクス」がたくさんあったんですね。感謝!












7月
不思議な体験(ARW@和歌山)

和歌山で行なわれたARW(アドレリアン・リフレクティング・ワーク)に参加しました。ここで「かたり手」(相談者)をさせてもらいました。

2~3日前の夫との小さな出来事を話しました。普段どんな暮らしをしているのかとか、夫はどんな人なのかとか、質問が手渡されます。ある程度の質問に答えてから、エピソードを話しホワイトボードに書き取ってもらいました。

さて、そこに書かれたボードを真ん中に置いて(部屋は和室でした)、「たずね手」さんと「たすけ手」さん3人が、あれこれとカンファレンスをしています。「エピソードの中で一番感情が動いた所ってどこかな?」「ここじゃないのかな?」「いやあ、こっちかもしれないよ」「で、その感情ってどんなんかな?」「寂しいとかかしら?」「一人が嫌なんじゃない?」・・・・・・

私はそれらのカンファレンスを聞きながら、皆さんが口にされる質問や推量などに、頭の中で答えています。そうしているうちに不思議な感覚になってきました。これは、確かに私のエピソードなのですが、それは私の中にはなく、皆さんと作っているこの輪の中心にあります。まるで誰か他の人のエピソードを見ながら、私も「たすけ手」さんたちと一緒にあれこれと考えている、という気分になってきました。

そうやねぇ・・・、その感情って何かなぁ?・・・私にも良くわからないなぁ。・・・でも、その「謎」を何とか解き明かしたいなぁ、解き明かせたら嬉しいやろな、ワクワクしてきたぞ、・・・・・・などと思っていました。

実際に出てきた答えは、私自身でさえ、全く予想もしなかったものでした。(やっぱりワクワク!!でした)・・・へぇ~、ARWって、こんな力があるんや。「たずね手」さん、「たすけ手」さん、ありがとうございました。グループの力、場の力を強く感じた1日でした。本当に感謝、感謝です。<m(__)m>












6月
ハガキ絵教室

月に1回ハガキ絵教室に通っています。友人でもあり、アドレリアンでもある“先生”が、季節の花や野菜、果物などを用意して待ってくれています。時には、彼女自身が描いた絵のお手本なども置いてあったりします。その中から自分が描きたいものを選んで、ハガキに描いていきます。2時間の間に、1枚か2枚描き上げるでしょうか。

絵を描くというのは、立体のものを平面の紙に写し取ることなのですが、どう描けば立体に見えるのか。まずは、光が当たっている部分と影の部分を、細かく見られるようになることがポイントのようです。窓から入る光の様子が良く分かるように、教室では電灯を消してもらったりもするのですが・・・。

時々、「ちょっと見ます」と言って、彼女が私の席に座って絵を見てくれます。「ここのところに光が当たってるでしょう?」「ここは、あっちと比べると暗いでしょ?」などと、教えてもらうのですが、そう言われてもはっきりと分からないこともあります。

色の濃淡はすぐに分かっても、光の当たり具合を見分けるのは、とても難しく感じます。それでも、「ここはもう少し濃くても大丈夫」とか、「ここを白くすると、もっと立体感が出るよ」などと教えてもらって描いていくと、段々とそう見えてきますし、そう見えるように描けてくると嬉しい気持ちにもなります。

絵のプロに、細かく絵の描き方を教わるのは、新しい“物の見方”を教わっていることでもあり、毎回とても新鮮です。また、ひとつの花にしろ、果物にしろ、こんなに細かく丁寧に観ることは、普段の生活の中にはありませんから、「へぇ~!ここは、こんなふうになっているのかぁ」と驚くこともしばしばです。毎日の生活は、絵よりも文字を書くことが多いので、月に1回のこの時間は、私にとっては嬉しく貴重な時間です。












5月
棺おけリスト

先日、「最高の人生の見つけ方」という映画を見に行きました。癌のため余命6ヶ月と宣告されたオジサン2人が、「棺おけリスト」を作って、ひとつずつ実行していく、というお話です。「棺おけリスト」というのは、死ぬまでにしたいことのリストです。映画を見ながら、もし自分だったら、6ヶ月の間に何をしたいかなぁ、と考えていました。

以前、アドラー心理学のワークの中で、「3週間(2週間だったかもしれないし、1か月だったかもしれない)で死ぬとしたらどうするか?」という質問をされたことがありました。その時は、「たぶん、今までと変わらない暮らしをして、ありがとうと言って死んでいくかなぁ?」と答えたような気がします。

だけど、6ヶ月という時間と、映画の中のようにお金に糸目をつけないという条件だったらどうだろうか。今までしたくてもできなかったことをするのもアリでしょうか?

是非してみたいのは、空を飛ぶことかなぁ?映画のようにスカイダイビングはちょっと激しすぎるので、パラグライダーで飛んでみるのはいいかもしれません。それから、・・・・・・えーっと、そうですね、・・・お世話になった方々に会いに行くでしょうか。アドラー心理学のおかげで、お世話になった方々が全国各地にいらっしゃいます。間に合うかなぁ?・・・・・・で、・・・あとは、家族と一緒にゆっくり過ごしましょうか。

こうやって考えてみると、あんまりしてみたいこともなさそうです。今を大切にしなさいってことかもしれませんね。












4月
桜の会

大阪市ゆとりとみどり振興局が「桜の会・平成の通り抜け」という事業を2004年12月に始めました。建築家の安藤忠雄さんたちが募金を呼びかけているのをたまたま知りました。募金をすると桜の木につけるプレートに名前を刻んでくれると言うのです。05年2月に両親の名前で、同年夏に義母(はは)と夫と私の名前で募金をしました。(募金は08年4月末で終了)

私たちの名前は、靱公園(うつぼこうえん)に植えられた桜の木のプレートに刻まれました。今年の4月12日、義母を連れて桜を見に行きました。この桜は、周りの桜たちより少し気の早い木のようで、行った時には花はすっかり散っていました。周りには、まだ名残の花びらをつけた木がいくつかあったのですが。

プレートには30名の名前が刻まれていますから、別に「私たちの桜」というわけでもないのですが、名前があるだけで、他の桜とは違って見えます。不思議ですね。私たちは、この桜をなでてみたり、プレートの名前の所を触ってみたりして、一緒に写真を撮りました。そして、「来年は花の咲いている時に来ようね」と義母と約束したのでした。

ゆとりとみどり振興局のホームページによると3000本の桜が植樹されるそうです。全ての桜が植えられ、大きく育ったら、きっと素敵な桜並木ができるのでしょうね。 (両親の名前は、京橋駅近くの寝屋川沿いの桜の木のプレートに刻まれました)












2月
雪の思い出

今年はよく雪が降ります。“降る”といっても、こちらではちらつく程度ですが、それでも2月上旬には、大阪で11年ぶりの積雪がありました。5cm程度ですから、かわいいものですが。・・・それで、思い出したことがあります。

小学校の高学年の頃だったと思います。朝起きて見ると、10cmほど雪が積もっていました。こんなに積もることは珍しかったので、学校へ行くと大騒ぎです。担任の先生が、授業の1コマをつぶして、近くの公園へ連れて行ってくれました。

先生は雪国生まれの方でした。それまでの授業の中で、先生が子どもの頃、深く積もったまっさらの雪の上に、顔を押しつけて遊んだという話を聞いていました。

友達と一緒に公園に向かいながら、私もやってみよう!と考えていました。公園の中に入ると、みんな、思い思いに雪で遊び始めましたが、私は、まず「まっさらの雪」を探しました。公園の周りは花壇になっており、人が入れないように小さな柵で囲ってあるところがありました。そこの雪は、まさに「まっさら」。・・・ここだ!

私がしゃがみ込んで、雪の上に顔を押しつけていると、仲の良かった友達も押しつけにきました。わーい!顔の形が3つ、雪の上にいました。思っていたより、凸凹が少ないような気がしました。

雪合戦をする子どもたち、雪だるまを作る子どもたち、・・・きっと、他の事なんかもして、楽しく過ごしたのだろうと思うのですが、私の思い出はたったこれだけです。でも、とても楽しい、雪の思い出です。












1月
お母ちゃんのお雑煮

今年のお正月は大阪のホテルで迎えました。朝食はおせち料理を頼みました。かずのこやゴマメ、黒豆など、おせち料理には欠かせないものが、ひと通り出てきて、とてもおいしく頂きました。

もちろんお雑煮も出ました。ここのお雑煮は、澄まし汁の中に焼いたお餅と紅白の白玉、人参、大根、みずななどの野菜が入っていました。おつゆをいただいた時、突然、実家のお雑煮の味を思い出しました。

お正月の食卓は、いつも母の「お餅はいくつ?」という声で始まりました。「私は2個!」などと言いながら、お餅が焼けるのを待ちます。お澄ましの中に、焼いたお餅とみずなを入れただけの、とてもシンプルなお雑煮でした。このお雑煮は、父方の実家に伝わるお雑煮でした。

ホテルで頂いたお澄ましの味が、母のお雑煮を思い出させてくれました。もちろん、ホテルのシェフが作ったお雑煮ですから、素人の母の味とは違うでしょうが、私にとっては、正に「お母ちゃんのお雑煮の味」でした。

最近何年かは、暮れからお正月にかけて旅行していることが多く、母もおせち料理を作らなくなり、お雑煮もしなくなりました。そういう中で、懐かしい味に出会えて、とても温かい気持ちになったお正月でした。